「感謝しております」の類語と敬語と英語|ビジネスメールの使い方も
「感謝しております」「大変感謝いたしております」「感謝申し上げます」といった言葉が自然と出てくるようなビジネスパーソンは誰からも好印象です。ここではそんなビジネスにおける御礼の敬語表現やメールでの使い方について紹介していきたいと思います。
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目次
「感謝しております」の例文5選!敬語やビジネスメールの使い方は?
「感謝しております」の敬語やメールの使い方①感謝しております
「感謝しております」の敬語やメールの使い方の1つ目として「感謝しております」という表現を紹介します。この表現は非常にオーソドックスな表現であり、フォーマルなシーンに限らずカジュアルなシーンにおいて目上の人に対して使っても違和感のない表現になっています。
「ありがとうございます」と伝えることもできるのですが「感謝しております」という表現を使った方が、相手に落ち着いた印象を与えることができます。また、より丁寧な言葉で感謝を伝えたい時には「感謝しております」を選択すると良いでしょう。
親切に道案内をしていただきまして感謝しております。
「感謝しております」の敬語やメールの使い方②大変感謝いたしております
「感謝しております」の敬語やメールの使い方の2つ目として「大変感謝いたしております」という表現を紹介します。「大変感謝いたしております」という言い回しについては、感謝の気持ちが強い時に使います。「大変」という言葉は「非常に」と同義になりますので強い感謝の気持ちを表します。
また「感謝いたしております」という表現には、現在進行形で感謝の気持ちを抱いているニュアンスを強く言い表す効果もあります。そのため「感謝しております」よりもはるかに強い感謝の念を相手に伝えることができる表現になっています。
こんなにも迅速にご対応いただきまして大変感謝いたしております。
「感謝しております」の敬語やメールの使い方③感謝申し上げます
「感謝しております」の敬語やメールの使い方の使い方として「感謝申し上げます」という表現を紹介します。「感謝しております」という表現は「感謝している状態」を相手に伝えたい時に使う表現になります。
それに対して「感謝申し上げます」という表現は「感謝の気持ちを伝える」ということを相手に伝えたい時に使う言い回しになります。同じことを言っているように見えるのですが、少しだけニュアンスが違いますので、状況に応じて「感謝申し上げます」と「感謝いたします」は使い分けると良いでしょう。
先日お取り計らいいただきました件につきまして感謝申し上げます。
「感謝しております」の敬語やメールの使い方④いつも感謝いたしております
「感謝しております」の敬語やメールの使い方の4つ目として「いつも感謝いたしております」という表現が挙げられます。この表現は「感謝の気持ちを長い間持ち続けている」という状況を相手に強く発信したい時に使う言い回しになります。ほかの表現を使うよりも感謝の気持ちを持ち続ける継続性が強く出ている表現です。
こんなに素晴らしい学習環境を用意していただきいつも感謝いたしております。
「感謝しております」の敬語やメールの使い方⑤心から感謝申し上げます
「感謝しております」の敬語やメールの使い方の5つ目として「心から感謝申し上げます」という表現が挙げられます。この表現は「心からのお礼を言いたい」という意味合いの表現になります。心底感謝している時に伝える表現になります。
また、この表現は「お礼を言いたい」というニュアンスを直接相手に伝える言い回しになりますので、感謝の気持ちを伝える相手がその場にいる状況で使います。
最大級の感謝を相手に伝えたい時に「心から感謝申し上げます」と伝えれば、相手に深い感謝の気持ちがあることをしっかりと表現することができるでしょう。深々と頭を下げたい、そんな大きな感謝の念がある時に使いたい表現です。
私のような者がこんなにも素敵な賞をいただけますことに心から感謝申し上げます。
「感謝しております」の類語の例文や敬語の使い方は?
「感謝しております」の類語や敬語の使い方①誠にありがとうございます
「感謝しております」の類語や敬語の使い方の1つ目として「誠にありがとうございます」という表現が挙げられます。この表現は非常に大きな感謝の気持ちを使う際に使われる表現です。「誠に」という表現がビジネスで非常に好まれる表現であり、特にフォーマルなシーンで使っていきたい表現になります。
ただし、「誠にありがとうございます」が大袈裟に聞こえてしまうと相手がネガティブに感じてしまうこともあります。特にメールで使用する場合には注意が必要です。会話では「本日もご来店誠にありがとうございます」というような、大勢に向けて発信する状況ではちょうどいい表現であると言えるでしょう。
お忙しい中お越しいただき誠にありがとうございます。
「感謝しております」の類語や敬語の使い方②厚く御礼申し上げます
「感謝しております」の類語や敬語の使い方の2つ目として「厚く御礼申し上げます」という表現が挙げられます。この表現は会話で使われることもありますが、会話で使われるのは大勢に向けて感謝を示す場合であり、通常対個人に向けて発信をする場合にはメールで使用すると効果的な表現になります。
「誠にありがとうございます」という表現よりもフォーマルな要素が強い表現になりますので親しい間柄で使用すると相手との間に壁を作ってしまう場合もあります。使うシーンには十分に気を付けましょう。
ご無理を聞いていただき厚く御礼申し上げます。
「感謝しております」の類語や敬語の使い方③感謝の念に堪えません
「感謝しております」の類語や敬語の使い方の3つ目として「感謝の念に堪えません」という表現が挙げられます。この表現は大勢に向けて発信する場合にも使われる表現ですが、個人に向けて感謝の気持ちを発信する際に積極的に使いたい表現です。「感謝の気持ちがあふれ出ている」という意味合いの表現です。
こんなにも親切にしていただきまして、感謝の念に堪えません。
「感謝しております」の英語の使い方例文は?
「感謝しております」の英語の使い方例文①thank
「感謝しております」の英語の使い方例文の1つ目として「thank」を使った例文を紹介します。「thank」は「サンキュー」をはじめとして英文で使われている感謝を表す単語になり、英語で「感謝しております」という表現をする際には欠かせない言葉です。「for~ing」を使うことで内容も説明できます。
Thank you so much for cleaning my room.(私の部屋を掃除していただき感謝しております)
「感謝しております」の英語の使い方例文②grateful
「感謝しております」の英語の使い方例文の2つ目として「grateful」を使った例文を紹介します。「grateful」についても「thank」と同じように感謝を表す単語になりますが、この単語は「恩を感じている」というような、より深い感謝を表す言葉になっています。
I‘m grateful to you for giving me nice clothes.(素敵な洋服をいただき感謝しております)
「感謝しております」の英語の使い方例文③appreciate
「感謝しております」の英語の使い方例文の3つ目として「appreciate」を使った例文を紹介します。「appreciate」は「感謝する」という動詞であり、英文翻訳で「感謝している」という表現をする場合には一番使いやすい言葉かもしれません。
特に一番よく使われる「サンキュー」の構文と比較すると、「Thankyou+for」を直訳するなら「~をしてくれてありがとう」になるのですが、「appreciate」については「感謝している」と直訳ができる表現になります。
感謝を示す相手が目の前にいるなら「サンキュー」でいいのですが、感謝している状態を示すのであれば「appreciate」の方がしっくりくる翻訳ができることでしょう。
I always appreciate his kindness.(彼の優しさにはいつも感謝しています)
「感謝しております」の誤用や使い方の注意点は?
「感謝しております」の誤用や使い方の注意点①ビジネスでの使い分け
「感謝しております」の誤用や使い方の注意点の1つ目として、社内と取引先への使い分けが挙げられます。例えば目上の人に対しての「感謝しております」というニュアンスでも、社内の直属の上司に対して「心より感謝申し上げます」という言葉を選ぶと距離を感じてしまうかもしれません。もっとフランクでいいでしょう。
逆に取引先であれば、どのくらいの関係値かによって言葉を選ぶ必要があります。社外ということで、少し改まり過ぎている表現を最初は使うようにして「そんなに堅苦しくしないでよ」と言われたら表現を崩すくらいでちょうどいいかもしれません。社内と社外のニュアンスはしっかり使い分けるようにしましょう。
「感謝しております」の誤用や使い方の注意点②目上に「感謝感激」はアウト
「感謝しております」の誤用や使い方の注意点として、基本的に目上の人に対して「感謝感激」はアウトです。何故なら「感謝感激」という響きにフォーマルな要素がほとんど見受けられないからです。あまりにも距離を感じるような堅い表現も避けるべきですが、フランク過ぎる表現で上司の癇に障ることもあるかもしれません。
上司に対しては基本的に目上に対する礼儀や、ビジネス上の言葉遣いをしっかり守りつつも、上司の方が雰囲気を和らげてきたらその雰囲気に乗って少しフランクな表現を使っていくくらいでちょうどいいかと思われます。最初から距離を縮めようとフランク過ぎる表現を使うのは控えた方がいいかもしれません。
「感謝しております」の誤用や使い方の注意点③TPOを意識する
「感謝しております」の誤用や使い方の注意点の3つ目として、TPOを意識することが挙げられます。TPOとは 時(time)と、所(place)と、場合(occasion)になります。これらを意識して、どのような表現が一番相手方に喜ばれるのかを考えて言葉を選ぶ必要があります。
例えばちょっとしたことに対して「大変感謝いたしております。誠にありがとうございます」と深々と頭を下げるようなことがあれば不愉快に感じる人もいるかもしれません。大袈裟過ぎるのも、そっけないのも良くないので、どのくらいがちょうどいいのかを、状況に応じてしっかり判断するようにしましょう。
「感謝しております」が自然に出てくるようになりたい!
「感謝しております」「大変感謝いたしております」「心から感謝申し上げます」といった、御礼の言葉が意識せずとも自然と出てくるようになるとビジネスにおけるコミュニケーションはより円滑になることでしょう。お礼の言葉を伝えるということは、ビジネスにおいて非常に重要な礼儀作法です。
「感謝しております」をはじめとした御礼の言葉がスムーズに、そして自然と出てくるように日ごろから意識しておくといいでしょう。それは会話のシーンももちろんなのですが、まずはメールにおいて意識すると会話でも自然と出てくるようになります。ここで紹介したことを役立ててもらえたら本当にうれしいです!
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