「浅学非才」の意味と使い方!ビジネスで使う際に気をつけたい注意点も!

自分を謙遜する表現として、「浅学非才」という四字熟語があります。今回は、「浅学非才」の意味や使い方を詳しく解説しています。注意点や例文も紹介しているので、是非最後までご覧ください。「浅学非才」の類義語や対義語も、併せてチェックすることができますよ。

「浅学非才」の意味や使い方

意味:知識が乏しく才能が掛けている

頭

「浅学非才」は知識が乏しく未熟で、才能が掛けているという意味を持っています。正しい読み方は「せんがくひさい」となっています。かつて「浅学非才」は「浅学菲才」と表記されていましたが、「菲」という漢字が常用漢字でないため記載が変わりました。

「菲」という漢字には、「うすい」「粗末である」という意味も含まれています。したがって、「浅学非才」には知識が乏しく才能が無いという意味の他にも、知識が浅くて粗末という解説もありますよ。

使い方①自分を謙遜するときに使う

ビジネス

「浅学非才」という四字熟語は、基本的には自分自身を謙遜し、へりくだった使い方をします。自分自身を「浅学非才」とする用法を使えば、もらった言葉や役職が自分の身には余ると謙遜することができるのです。ビジネスにおける挨拶や、スピーチなどでも良く使われる言葉となっています。

使い方②自分が劣っていることを伝える

仕事

「浅学非才」の用法には自分の知識が乏しかったり、劣っていたりすることを伝える用法があります。あらかじめ自分が不出来であると伝える用法で、今後起こり得る出来事への予防線を張ることができます。この用法は、目上の人に教えを乞う時などに使うと良いです。

「浅学非才」を使う時の注意点

①実際に知識が無い場合は使わない

悩む

「浅学非才」は「知識が乏しい」という意味ではありますが、実際に知識が足りない人が使うことはできない言葉です。自分を謙遜する時に使う言葉なので、裏を返せば本当は才能があるということを意味します。本当に知識が浅い場合や、特定の学問を学び始めたばかりの人が使うと、失礼にあたるので注意してください。

②目上の人には使用しない

上司

「浅学非才」は自分にある程度の能力があることを前提に使う言葉なので、目上の人に使用すると失礼に当たる場合があります。謙遜したつもりが、嫌味や無礼として捉えられてしまうことがあるので注意してください。

基本的には社長などのある程度の地位の人が使ったり、役職に就任した際に用いたりすることが多い言葉です。営業などのビジネスシーンで謙遜する場合は、「未熟者」や「不束者」などの熟語やことわざの方が良く使われます。

こちらの記事では、自分を謙遜したい時に使える「不束者」について詳しく解説しています。意味だけでなく、正しい使い方もしっかりと把握することができるので、気になる方は是非併せてお読みください。「不束者」の類語や英語表現など、役立つ知識がも紹介されています。

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③他人には使用しない

男性

「浅学非才」という言葉の意味には「知識が乏しい」という解説がありますが、他人を卑下する言葉として使うことはできません。他人に使ってしまうと失礼にあたりますし、自分に知識がなく常識知らずと思われかねないので注意してください。基本的には、自分を謙遜したい時に使う言葉と覚えておくと良いです。

「浅学非才」の類義語

類義語①勉強不足

勉強

「浅学非才」の類義語の中で、最も使われやすいのが「勉強不足」です。「勉強不足」という言葉は読んで字のごとく、物事や学問に関する勉強が不足していることを意味します。「浅学非才」のようなへりくだる意味は持っておらず、自他共に使える言葉です。

類義語②浅知短才

作業

「浅知短才」は「浅学非才」と同じ使い方をする四字熟語で、読み方は「せんちたんさい」です。「浅学非才」とほぼ意味が同じですが、謙遜の内容にやや異なりがあります。

浅学非才の「学」に対して、浅知短才には「知」という文字が含まれています。このことから学問や仕事のスキルだけでなく、知恵に関しても劣っている点があるという意味を持っていますよ。

類義語③浅識非才

悩ましい

「浅識非才」という熟語は「浅学非才」とほぼ同じ意味を持っています。どちらも「知識が乏しく、才能が劣っている」という意味です。

ほぼ同じ字面の2つの単語ですが、唯一の違いは「識」と「学」です。「識」には学問だけでなく、思慮に関する意味を持ちます。同じ謙遜の言葉としての使い方で問題はありませんが、思慮、学問のどちらが乏しいかによって使い分けられます。

「浅学非才」の対義語

対義語①博学多才

優秀

知識が優れていて、才能に恵まれていることを意味する「博学多才」は、浅学非才の対義語として使われます。謙遜表現である浅学非才に対し、「博学多才」は敬語表現です。つまり「博学多才」は敬語表現を用いる場面で、知識や才能に溢れている相手に対して使う言葉ですよ。

対義語②博覧強記

キャリアウーマン

「博覧強記」という熟語は、「広い知識を身に付けており、物事を良く記憶していること」を意味します。相手をほめたたえたい時に使える言葉で、営業職の人はビジネスシーンで用いることがありますよ。「浅学非才」で自分を謙遜してから「博覧強記」で相手を高めるというような、対での使い方もされます。

対義語③生き字引

辞書

「生き字引」とは「辞書のように問えば何でも知っている人」という意味を持つ言葉で、読み方は「いきじびき」です。広い知識を持ち、博識な人を指す言葉なので、「浅学非才」の対義語として扱われます。特定の人の物知りであるという特徴を、一言で言い表すことができる慣用句です。

「浅学非才」を使った例文

①発表の挨拶

発表

「浅学非才」は発表の冒頭で用例のように使用すると、自分を謙遜した挨拶をすることができます。発表前から自分を謙遜しすぎるのは良くありませんが、「浅学非才」を使えば博識な印象を与えられますよ。

「未熟者」や「若輩者」などと合わせて使用すると、更にへりくだった表現ができます。しかし、あまり謙遜しすぎると媚びている印象を与えてしまうので注意してください。

    発表の挨拶の用例

  • この度は、浅学非才の私に発表の時間をいただきありがとうございます。

②昇進・任命の時

昇進

昇進や任命の際の挨拶で使用すれば、未熟者ではあるが精一杯努力していくという所存を伝えることができます。少し硬い印象にはなるので、ビジネスシーンやメールの文章で使用すると良いです。

自分を謙遜する慣用句として、用例のように「浅学非才の身」と表現することが多いので覚えておいてください。知識が乏しいということを気に留めずに、奮闘していく気持ちを伝えたい時には、「浅学非才に顧みず」という慣用句が最適です。

    昇進・任命の時の用例

  • 浅学非才の身はありますが、社業発展のために精一杯努めて参ります。
  • 任命されたからには浅学非才を顧みず、皆様のご期待に応えられるように努めて参ります。

「浅学非才」の意味と使い方をマスターしよう

「浅学非才」は、「知識が乏しく才能が欠けている」ということを意味する四字熟語です。挨拶やビジネスでの昇進のシーンで、自分を謙遜できる言葉ですよ。

丁寧な言い回しなので、自分を謙遜しながらも才能をアピールすることができるのが特徴です。「浅学非才」には注意点もあるので、言葉の解説をしっかりと確認して正しい使い方を身に付けてください。「浅学非才」を用いた慣用句もあるので、用例を参考にして使い方をマスターしましょう。

日本語には、自分を謙遜する表現が「浅学非才」の他にもたくさん存在します。こちらの記事では、謙遜表現である「至らぬ点」の使い方を詳しく解説しています。例文や類語もご紹介しているので、是非併せてお読みください。「浅学非才」と合わせて使うことで、より丁寧な文章が完成します。

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