意外と知らない手袋の数え方・単位を解説!英語での数え方もご紹介!

手袋の数え方をご存知でしょうか。靴下の数え方は知られていますが、手袋の数え方は意外と知られていません。この記事では、手袋の正しい数え方とその読み方をご紹介しています。英語での数え方もご紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

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【両手の場合】手袋の数え方・単位は?

①双(読み方:そう)

一双の手袋

手袋を数える時の単位に「双」があります。「双」は、2つで1セットになるものを表す漢字です。手袋も左右で1セットなので、この漢字を使って単位を表します。同じ様に、左右で1セットのイヤリングにも使われています。この単位は、あくまでも両手が揃っているときに使うもので、片手のものには使いません。

「双」は、普段聞き慣れない単位ではありますが、手袋を数える時に一番適切な単位でもあります。自分で使うことはあまりないかもしれませんが、せっかくなので、知識として身につけておくのも良いでしょう。

「双」を使った数え方

書き方 読み方
一双 いっそう
二双 にそう
三双 さんそう

②対(読み方:つい)

粉雪と手袋

両手が揃った手袋の数え方に「対」があります。「対」は、2つで1セットという意味です。「双」とは少し異なり、1つだけでは使えないものを指します。例えば、竹馬や門松の様に、1つでは意味をなさない物を数える時に使われます。また、「双」に比べると汎用性が高いので、使い勝手の良い、便利な単位とも言えます。

「対」を使った数え方

書き方 読み方
一対 いっつい
二対 につい
三対 さんつい

③組(読み方:くみ)

青空にかざした手袋

手袋を数える単位には「組」もあります。「組」は、同じ種類の物が1つの束になっている場合に広く使われます。「双」や「対」は2つを一纏めにしたものを表す言葉ですが、「組」は2つ以上の物を纏めた場合にも使われます。よって、「双」と「対」とはやや異なる意味合いを持つ単位です。

また、3つの単位の中では、一番日常的に使われる単位とも言えます。お店などでは、手袋を「1組」と表記していることが多い様です。手袋の他には、靴下や、左右の区別がない物にも使うことができます。相手にも伝わりやすいので、日常使いにおすすめの単位です。

「組」を使った数え方

書き方 読み方
一組 ひとくみ
二組 ふたくみ
三組 さんくみ

④揃い(読み方:そろい)

木の机とベージュの手袋

一般的ではありませんが、手袋を「一揃い(読み方:ひとそろい)」と呼ぶこともあります。「揃い」とは、いくつかが集まって1組となる物を表し、「一式」と同じ様に使われます。「美人揃い」の様に、名詞の後ろにくっつけた言い方でよく使われます。手袋の左右がきちんと揃っている時に使ってみたい言い方です。

「揃い」を使った数え方

書き方 読み方
一揃い ひとそろい
二揃い ふたそろい

【片手の場合】手袋の数え方は?

枚(読み方:まい)

かまくらと女の子

手袋の片手だけを指す場合「枚」を使うのが一般的です。「枚」は、片手だけの手袋を数える単位なので、左右が揃っている場合には使いません。つまり、両手が揃っている手袋を「2枚」とは数えられないのです。また、「枚」は手袋の様に、薄い物を数える時にも使うので、紙や鏡も「枚」と数えます。


片方(読み方:かたほう)

雪の中の男女

手袋の左、もしくは右だけを指す場合、「片方」とも言います。これは、2つのうちの一方という意味です。単位ではありませんが、本来ペアで使うものの、どちらか一方を指す場合に使われます。「一枚」に比べると、元々は対だった物という意味合いが強く出るので、手袋にはよく使われる言い方です。

【手袋の仲間】手袋の数え方・単位は?

①軍手の場合

コンソールの軍手

軍手の数え方は、手袋と同様に「双」や「対」、「組」が使われます。また、軍手は左右の区別がなく、片方だけで使われることもあります。そこで、「1枚、2枚」と数えることも多い様です。軍手は、手袋ほど両手で1セットというくくりが強くないので、数え方の幅が広いのも特徴です。

さらに、軍手には「打(読み方:だ)」という単位もあります。これは、単位の「ダース」を表す日本語です。12個を1セットにまとめる時に使えます。軍手では、12双の軍手をひとまとめにして1打とします。つまり、1打は軍手24枚分を表します。

②グローブの場合

少年野球の試合

野球で使うグローブは「1個、2個」と数えます。グローブは片手にしかつけず、対となるものがありません。また、形状も立体的なので、単位は「個」を使うのが一般的です。一方で、ゴルフのグローブは「1枚、2枚」と数えます。野球のグローブに比べると薄いので、「枚」を使います。


野球のグローブも、ゴルフのグローブも手につけるものですが、手袋の数え方とは全く異なります。両手につけるのか、片方だけかによっても違いがあります。さらに、形状にも左右されるので、分からないものは、一度調べてみるのも良いでしょう。

③ミトンの場合

ミトンと雪の結晶

ミトンの単位は「双」や「対」、「組」です。ミトンは、普通の手袋とは形が異なりますが手袋の一種です。そこで、単位も同じものを使います。防寒具のミトンも、赤ちゃん用のミトンも数える単数は同じです。つまり、左右がセットになっていて、手につける物は、手袋と同じ数え方をするということです。

④靴下の場合

シーツと靴下

靴下は「足(読み方:そく)」を使って数えます。「足」は足に身に着ける物に使われる単位です。靴下の他に、靴や足袋も「足」を使って数えます。「足」は「双」の様に、左右のセットをひとつの纏まりとして数える単位です。つまり、「靴下1足」とは、靴下の左右が1セットという意味になります。

「足」の他にも、手袋の様に「組」や「枚」を使うこともあります。靴下では、手袋の「双」と「対」に対応する単位が「足」ですが、それ以外は手袋と同じ様に考えて良いでしょう。物の数え方には、たくさんの種類があります。下記の記事で、花の数え方をご紹介しています。この機会に、様々な数え方を覚えてみましょう。

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【英語の場合】手袋の数え方は?

両手の場合

赤い手袋とココア

英語で手袋を数えるときは、"pair of ~"を使います。1組のときは"a pair of gloves"、2組のときは"two pairs of gloves"の様に数えます。手袋は2枚で1セットなので、手袋を表す英語"glove"は、複数形の"gloves"にしましょう。

英語で手袋のペアを数えるときは、具体的な数字を使って"a pair of ~"や"two pairs of ~"としてください。2組以上のときは、組みを意味する"pair"も複数形にします。"two gloves"とはしないので注意しましょう。

日本語とは異なり、英語では手袋の数え方が1つしかありません。"pair of ~"の正しい使い方をマスターして、英語でも手袋の数を言い表しましょう。

片手の場合

雪玉と手袋

片方の手袋は、英語で"a glove(一枚の手袋)"や"an odd glove(片方の手袋)"と言います。具体的に、右手の手袋を表す時は"a right-hand glove"、左手の手袋は"a left-hand glove"と言います。

片方のときは"glove"も単数形にするのがポイントです。両手の時は"gloves"、片手の時は"glove"というように、単数形と複数形にも注意しましょう。

手袋の数え方を正しく使おう

手袋にはたくさんの数え方があります。聞き慣れないものもありますが、まずは、単位の持つ意味を正しく理解して覚えてみましょう。そして、両手が揃っている時や片方の時など、状況に応じて正しく使い分けてみてください。

普段使うことがない数え方も、大人の嗜みとして身につけておくのも素敵ですね。関連記事では、日常で使われることは少ないけれど、覚えておきたいかっこいい日本語をご紹介しています。ぜひ、参考にしてみてください。

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