不惑、還暦…【年齢】を表す言葉21選!読み方や由来を知ってちょっと知的に!

年齢を表す言葉を知りたいと思いませんか?この記事ではよく耳にする年齢を表す言葉を、孔子が説いた「論語」や漢数字が元になったものなどに分けてご紹介します。長寿のお祝いなどの際には、年齢を表す言葉の読み方や由来を理解しておくと便利です。

【論語編】年齢を表す言葉6選

①志学

本と少女

志学とは数え年の15歳を表す言葉です。論語の「吾十有五にして学に志し」という一節に由来しています。この一節は、孔子が15歳で学問の道を志したことを示しています。この前後の年代が自分の将来を見据える年齢に当たるのは、現代にも通じます。

②而立

自立した男

而立とは数え年の30歳を表す言葉で、「じりつ」と読みます。論語の「三十にして立ち」という一節に由来しています。この一節は、孔子が30歳で自分の考えが確立できたことを示しています。

経済的な面などを含めて独立するという意味で言われることもありますが、本来は精神的に独立することを意味しています。また、読み方が同じ「自立」や「自律」と混同しないように注意しましょう。

③不惑

頭をかかえる女性

不惑とは数え年の40歳を表す言葉です。論語の「四十にして惑わず」という一節に由来しています。この一節は、孔子が40歳で心に惑いがなくなったことを示しています。不惑の意味を詳しく知りたい方は、以下の関連記事をご覧ください。

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④知命

使命を持って走る

知命とは数え年の50歳を表す言葉です。論語の「五十にして天命を知る」という一節に由来しています。この一節は、孔子が50歳で自らの使命がわかったことを示しています。

⑤耳順

60代のカップル

耳順とは数え年の60歳を表す言葉です。論語の「六十にして耳順(みみしたが)い」という一節に由来しています。この一節は、孔子が60歳で人の言葉を全て素直に聞けるようになったことを示しています。

⑥従心

心のままに

従心とは、数え年の70歳を表す言葉です。論語の「七十にして心の欲する所に従いて矩(のり)を踰(こ)えず」という一節に由来しています。この一節は、孔子が70歳で心のままに行動しても、道徳から外れないようになったことを示しています。

従心の読み方は、「じゅうしん」または「しょうしん」です。「矩を踰えず」の部分を取った「踰矩」という呼び名もあり、読み方は「ゆく」です。

【暦編】年齢を表す言葉3選

①還暦

還暦の夫婦

還暦は、数え年で61歳を表す言葉です。自分が生まれた年の干支に戻ること、つまり暦が還ることを意味しています。生まれた年の干支を「本卦(ほんけ)」と言うので、「本卦還り」とも呼ばれます。満年齢では60歳にあたり定年退職に近い方も多いので、盛大に祝われます。

昔から赤子に戻ることや魔除けの意味を込めて、赤いちゃんちゃんこや頭巾などをお祝いとして贈ることが習慣になっています。しかし、現代では赤を基調にした実用的なギフトも好まれています。

②大還暦

おばあちゃん

大還暦とは数え年で121歳を表す言葉です。人生において2回目の還暦であることに由来した呼び名です。満年齢では120歳にあたりますが、日本ではまだ達成した人はいないとされています。

③半還暦

カレンダー

半還暦とは数え年で31歳を表し、文字通り還暦の半分まで生きた言葉を意味する呼び名です。満年齢では30歳にあたりますが、現代の30歳は寿命が長くて人生まだまだこれからと思われがちです。そのため別の呼び名でお祝いされることがほとんどです。

【漢数字編】年齢を表す言葉10選

①華寿

花束

華寿とは数え年の61歳を表す言葉で、読み方は「かじゅ」です。これは「華」という字が6つの「十」と「一」で構成されていることに由来しています。満年齢60歳にあたる還暦同様、生まれた年の干支に戻ることを意味した「華甲」という呼び名もあります。

②緑寿

緑のキウイ

緑寿とは数え年の66歳を表す言葉です。「緑」という字が「6」と読めることに由来しています。「77歳」「88歳」「99歳」のお祝いはあるのに「66歳」のお祝いがなかったことから、百貨店協会が提唱するようになりました。

満年齢では65歳にあたるので、定年退職などで高齢者になることを意識する年齢と言えます。お祝いのギフトは緑色のものを選びます。

③喜寿

喜んだ顔の女性

喜寿は数え年の77歳を表す言葉で、読み方は「きじゅ」です。これは「喜」という字の草書体が「七十七」と読めることに由来した呼び名です。お祝いのギフトに使われる色は高貴さを表す紫です。

④傘寿

傘

傘寿は数え年の80歳を表す言葉で、読み方は「さんじゅ」です。これは「傘」という字の草書体が「八十」と読めることに由来した呼び名です。お祝いのギフトは黄色、金茶色が選ばれます。また、末広がりで縁起が良い傘もおすすめのギフトです。

⑤半寿

半分に切ったココナッツ

半寿は数え年の81歳を表す言葉で、「はんじゅ」と読みます。これは「半」という字を分解すると「八十一」になることに由来した呼び名です。お祝いのギフトに使われる色は黄色や金茶色です。「半」という字に抵抗を感じる場合は、将棋盤の目の数に由来した「盤寿」という呼び名もあります。

⑥米寿

お米

米寿は数え年の88歳を表す言葉で、読み方は「べいじゅ」です。これは「米」という字の草書体が「八十八」と読めることに由来した呼び名です。お祝いのギフトに使われる色は実った稲穂が連想できる黄色や金茶色です。

⑦卒寿

卒業式

卒寿とは数え年の90歳を表す言葉です。これは「卒」の草書体が「九十」と読めることに由来した呼び名です。お祝いのギフトに使われる色は白または紫です。

⑧白寿

白

白寿とは数え年で99歳を表す言葉です。これは「百」という漢字から「一」を取ると「白」になることに由来した呼び名です。お祝いのギフトに使われる色は白です。

⑨百寿

長寿のカップル

百寿とは数え年の100歳を表す言葉で、読み方は「ひゃくじゅ」または「ももじゅ」です。100年生きたことを意味するので、1世紀の「紀」を使って「紀寿」という言い方もあります。お祝いのギフトに使われる色は白または桃色です。

⑩茶寿

茶色いぬいぐるみ

茶寿は数え年の108歳を意味しています。これは、「茶」という字が「十」「十」「八十八」に分解できることに由来する呼び名です。お祝いのギフトは白または金茶色と言われています。

【こんな言葉も】年齢を表す言葉4選

①弱冠

スーツの若い男性

弱冠とは数え年の20歳を表す言葉で、読み方は「じゃっかん」です。これは古代中国で20歳になった男子は「弱」と呼ばれ、成人して冠をかぶるようになったことに由来しています。

弱冠は20歳男子に限らず年が若いことを強調したい時に使われるようにもなりました。しかし、読みが同じでわずかであることを意味する「若干」と混同しないように注意しましょう。

②笄年

若い女性

笄年とは数え年の15歳を表す言葉で、読み方は「けいねん」です。これは古代中国で15歳になった女子が初めて「笄(かんざし)」を挿し、成人したことに由来します。

②初老

老と向き合う

初老は、もともと40歳前後の人を表していました。しかし現代において40代はまだまだ仕事や子育て盛りの方が多い年代となっており、老いをまだあまり意識しない傾向にあります。

また初老には「老人になり始めた人」という意味もあり、転じて現代では還暦を迎える60歳前後の人に使うことが無難とも言われています。使うシーンが難しい、デリケートな表現であることも覚えておきたいものです。

③古稀

紫の花

古稀は数え年の70歳を意味する言葉で、読み方は「こき」です。これは古代中国の詩人、杜甫の「人生七十古来稀なり」という一節に由来しています。昔は70歳まで生きることが難しかったことがうかがえる一節です。

お祝いのギフトに使われる色は、古来、高貴さや神秘性を連想させられてきた紫です。また、「古稀」は「古希」と書いても構いません。

年齢を表す言葉を覚えよう!

家族みんなで

年齢を表す言葉には孔子が説いた「論語」に由来するものや、漢字の構成に由来するものをはじめとしてさまざまな呼び名があります。

なお、本記事では生まれ年を1歳とする数え年を基準に年齢を表す言葉をご紹介しましたが、ほとんどの長寿のお祝いは現代で定着している満年齢を踏まえてお祝いしても問題ありません。大切なのは数え年か満年齢かではなく、祝う気持ちであることを忘れないようにしてくださいね。

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