【解説】公務員の年収はどれくらい?年齢・職種別や公務員になる方法も紹介!
「公務員」と一言で言っても、仕事内容は多岐に渡ります。また、仕事によって年収も異なります。今回は、そんな公務員の職種別の平均年収や年齢ごとの年収の違いをご紹介します。また公務員になる方法についてもまとめていますので、公務員志望の方は参考にしてみてください。
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目次
【平均】公務員の年収は?収入額の決まりや年収をあげる方法は?
公務員全体の平均年収は680万円
公務員全体の平均年収は、約680万円です。月収の平均が40万円、ボーナスの平均額が180万円ほどだと言われています。この680万円という数字に対して「高い」と思いませんか?平成29年分の民間給与実態統計調査では給与所得者の年収は432万円とされているので、高いと感じるのは当然かもしれません。
しかし、これはあくまで「平均年収」です。医師や専門職など、年収がかなり高い公務員の収入も合わせてこの額です。公務員全員がこの額の給料をもらっているわけではありません。
公務員の年収は年齢や職種で異なる
公務員の年収は年齢や職種で異なります。公務員の給料は年功序列型で上がっていきます。長く勤めれば年収がどんどん高い額になっていく仕組みです。これは逆に言うと、若いうちの年収は低いという意味になります。どれだけ優秀な人材でも、新人の頃は給料を多くもらうことができません。
一方、長期間働き続ければ続けるほど給料額は上がります。仕事ができなくても関係なく、勤続年数で給料が決まってしまうのです。公務員は、自分の実力が給料に反映されない職業といってもいいでしょう。
また、専門性の高い職種や種類の仕事に就くと、給料が上がります。同じ職種でも、専門性の低い部署と専門性の高い部署では給料が異なるのです。自分の配属先によって給料が変わるという点では、民間企業と同じだと言えますね。
公務員の給料は国の平均をもとに作られている
公務員の給料は国の平均をもとに作られています。民間企業のサラリーマンの給料などをもとにして、国民の平均年収を超過しすぎないように決められているのです。公務員の給料が安いと人手が足りず国の業務がまわらなくなることや、高すぎると国の財源が圧迫されることから、このような決まりができたと言われています。
【年齢別】公務員の平均年収は?
【年齢別】20代の公務員の平均年収:300~450万円
20代の公務員の平均年収は、300~450万円です。20代の人は、公務員になってまだ日が浅いです。年功序列型の公務員では、新人のうちは給料はあがりません。働きはじめて数年程度しか経過していない20代の年収はそこまで高くありません。
特に地方公務員は、周りの大手企業に勤め始めた同僚などと比べると給料の安さが気になるかもしれません。また、仕事内容も専門性が低いものが割り当てられる事が多く、あまりやりがいを感じられないことが大半です。このような現状に不満を抱き、退職を決意する人も少なくありません。
【年齢別】30代の公務員の平均年収:450~600万円
30代の公務員の平均年収は、450~600万円です。30代後半程度になってくると、公務員全体の平均年収に近づいてきます。専門性の高い職種や国家公務員の場合は、30代前半で年収600万円に届く人もいます。部下もでき、仕事内容も難しく専門的なものになるので、やりがいを感じる人が多い年代です。
20代で給料の低さに悩んでいても、その悩みは30代で解決します。周りの大手企業勤めの人と比べても、年収が同じかそれ以上になるでしょう。
【年齢別】40代の公務員の平均年収:600~800万円
40代の公務員の平均年収は、600~800万円です。専門的な職種で出世してきた人は700万円以上の年収が確保できます。そうではない人でも650万円以上は固いでしょう。生活の裕福度に差は生じるものの、困窮する心配は全くありません。企業づとめの人と比べて裕福であることのほうが多い年代です。
この年代になると、現場に出てバリバリ働くというよりも、部下や業務を管理する立場になっていきます。部下の育成やマネジメントなど、責任感が大きくなります。重圧を感じる場面が大きくなり、仕事が大変だと感じることが多くなるでしょう。しかし、苦労の分だけ年収は高いです。
【年齢別】50代の公務員の平均年収:800~950万円
50代の公務員の平均年収は、800~950万円です。どんな職種、地位でも最低800万円の収入は確保できます。ただし、どんなに地位を高めても一千万円の大台には届きません。しかし、十分すぎるほど豊かな暮らしが約束されます。老後の貯金も十分できる収入額です。
【職種別】公務員の平均年収は?
【職種別】教師の平均年収:650~730万円
教師の平均年収は、約650~730万円ほどだと言われています。小学校、中学校、高校の順に年収が上がっていきます。教師は仕事量も多く、責任感も強いことから、公務員の中でも給料が高いです。ただし教員になるためには多くの実習を積み、採用試験を突破しないといけません。非常に狭き門なのです。
また仕事内容も多岐に渡ります。小学校の教師は体育や図工などを含めた全教科を教えなくてはいけません。中学校や高校教師は、性との生活指導や部活動の顧問などをこなす必要があります。給料は高いですがその分ハードな仕事です。
またこちらに、教員免許の正式名称や免許の種類、履歴書の書き方などをまとめた記事を載せておきます。今後教員になりたい、教員免許取得を目指しているという人は、是非こちらの記事にも目を通してみてください。
【職種別】行政職の平均年収:620万円
行政職の平均年収は、620万円です。行政職とは、市役所や県庁などの窓口で働いている人たちのことです。一口に「行政職」と言っても仕事内容は部署や科によって異なります。住民対応や年金などの手続き、健康保険証の交付など、仕事内容は様々です。どの部署になるかで業務の過酷さや労働時間も違うと言われています。
【職種別】警察官の平均年収:700万円
警察官の平均年収は、約700万円ほどです。警察官の仕事は住民の安全を守ることです。警察学校に行って特殊な訓練を受けたり、危険な任務につくことも多い職業です。守秘義務なども多く、突如呼び出されることも少なくありません。業務の内容が過酷であるがゆえに、年収も高くなります。
【種類別】国家公務員と地方公務員の平均年収や違いは?
国家公務員と地方公務員の違い①年収額
国家公務員と地方公務員の違い1つ目は、年収額です。基本的に地方公務員よりも国家公務員のほうが平均年収が上がります。ただしこれは、国家公務員には年収がかなり高い議員などが含まれるからです。こういった地位の高い人を除くと、地方公務員と国家公務員の年収の差はそこまでありません。
国家公務員と地方公務員の違い②業務の過酷さ
国家公務員と地方公務員の違い2つ目は、業務の過酷さです。国家公務員は業務上過酷なものが多く、残業も増えます。一方地方公務員は基本残業はあまりないと言われています。ただしこれは配属される部署や地域などによってかなり事情が異なりますので注意しましょう。
国家公務員の平均年収:700万円
国家公務員の平均年収は、約700万円ほどです。国家公務員とは、簡単に言うと国全体を統括する官庁で働く人を指します。有名な官庁としては、農林水産省や文部科学省、外務省などがあります。国全体が勤務地ですので転勤も多く、激務なところが多いのが特徴です。
地方公務員の平均年収:640万円
地方公務員の平均年収は、640万円です。地方公務員には大きく分けて都道府県庁で働く人と、市役所で働く人の2種類がいます。県職員は、産業廃棄物の処理や中小企業への金銭的融資などの業務を行います。また、警察も県庁所属の公務員です。
市役所職員の仕事内容は、家庭ごみの収集や児童福祉や生活保護など、その地域の住民に関わることです。消防も市役所職員の一つです。県庁の職員と比較すると業務の幅が狭まり、年収も少し安くなります。
公務員になる方法は?
公務員になる方法①専門的な勉強をする
公務員になる方法1つ目は、専門的な勉強をすることです。公務員の試験では、一般教養や専門科目、論文試験など様々な試験が行われます。これらの事柄を勉強しないと公務員にはなれません。独学で勉強するのが難しい場合は、公務員の専門学校に行くのも一つの手です。
公務員になる方法②公務員試験を受ける
公務員になる方法2つ目は、公務員試験を受けることです。公務員採用試験を受けて合格しないと、公務員にはなれません。採用試験は大きく分けて1次試験と2次試験に分かれています。1次試験では教養試験と専門試験の2つを行います。教養試験では数的処理や社会などが出題され専門試験では民法や法律などが出題されます。
2次試験では面接が行われます。なぜ公務員を志したのか、公務員になったらどんなことを成し遂げたいか、自分の長所や短所などが質問されます。大体1次試験の3~4ヶ月後に行う自治体が多いようです。しっかりと対策をし、自分の熱意をアピールする必要があります。
またこちらに、公務員の自己PRの書き方についてまとめた記事を載せておきます。面接でどのようなことをアピールすればよいのか、どういった内容を履歴書に書けばいいのか悩んでいる方は、是非こちらの記事を参考にしてみてください。履歴書や面接が上手くいけば、合格率は上昇しますよ。
公務員を目指すときの注意点:年齢制限
公務員を目指すときの注意点は、年齢制限です。県庁や地方自治体、省庁では、それぞれ年齢制限が設けられています。その年齢以下であれば基本誰でも受験することができますが、年齢を超えてしまうと受験資格を失います。受験したい自治体や職種の年齢制限をしっかり確認し、勉強に励むようにしましょう。
公務員の年収や仕事内容を知って公務員を目指しましょう!
「公務員」と一口に言っても、職種や年代、種類で仕事内容や年収は大きく変わります。自分がしたい公務員の仕事内容や目指したい年収額などを考えて、公務員試験を受けることをおすすめします。
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