メールにて失礼いたしますの使い方は?目上に送るメールに使える文末も
メールにて失礼いたします、用件のみにて失礼いたしますといったメールの表現を丁寧にする言い回しを紹介します。また、拝啓・敬具といった、目上の人に使う文章上の表現や目上の人に使える文末の表現についても併せて紹介していきます。
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目次
メールにて失礼いたしますとは?
メールにて失礼いたしますとは①本来は直接尋ねた方がいい場合に使う表現
メールにて失礼いたしますの意味の1つ目は、本来は直接尋ねた方がいい場合に使う表現です。ビジネスにおいては本来は直接顔を合わせて話をしたり、挨拶をしなければならない場面が少なくありません。しかしながら業務に対して避ける時間は限られており、そのケースすべてにおいて直接伺うことができません。
そのような場合、相手に対して直接伺えない申し訳なさがありますし、また相手に対してそれを表現する必要が出てきます。そのような場合においてメールにて失礼いたしますという表現を使うことで相手もその状況を理解してくれますし、また送られた方としては相手が自分を大切に考えてくれていると感じることができるのです。
メールにて失礼いたしますとは②送るメールをより丁寧な印象にする表現
メールにて失礼いたしますの意味の2つ目は、送るメールをより丁寧な印象にする表現です。メールにて失礼いたしますという表現は、ビジネスにおいて用件のみにて失礼いたしますといった表現同様、メールをより丁寧な印象にする場合にも使われる表現です。
本来メールは要件を端的に伝えるために存在するツールなのですが、そのメールにおいてあえて「用件のみにて失礼いたします」と伝えることで、そのメールは丁寧さを増しますし、また本来メールでも間に合うことに対して「メールにて失礼いたします」と伝えることで、より丁寧な印象を相手に与えることができるのです。
そのため、本来はメールで済ませても構わないような内容であっても「メールにて失礼いたします」と付け足すことで、メールの送り手が誠実で、相手のことを大切に思っているというニュアンスを付け足すことができるのです。相手に対しての丁寧さを求めるなら、使うことを一考したい表現と言えます。
メールにて失礼いたしますを使う場面は?
メールにて失礼いたしますを使う場面①本来は直接挨拶すべき場面
メールにて失礼いたしますを使う場面の1つ目は、本来は直接挨拶すべき場面です。本来は直接挨拶すべきであっても、どうしても時間の都合で挨拶に行けない場合や、特定の人にだけ挨拶をしてしまうと他の人に対して失礼にあたり、対面で挨拶をする相手が絞り切れないといった場面がビジネスにおいては少なくありません。
そのため、このように本来は直接挨拶すべき状況において「メールにて失礼いたします」という表現を使うことで、直接挨拶できなかった相手が失礼だと感じない空気感を作り出すことができるのです。特に年配の方や目上の方に対してはそのような配慮はビジネスにおいて非常に重要な要素であると言えます。
メールにて失礼いたしますを使う場面②退職の挨拶
メールにて失礼いたしますを使う場面の2つ目は、退職の挨拶です。退職の挨拶に関してはどのような退職になるのかにより変わってきますし、また挨拶をする相手も非常に気を遣う場面でもあります。そのため、挨拶に行く行かないは別にして、一旦全員に送信するメールにはこのような表現を使いメールを送るのが一般的です。
また、退職のメールに関しては一括送信するような内容の場合はBCCで送るのが一般的であり、その上でその内容には盛り込めないような挨拶がある人に対しては別途メールを送ったり、あるいは直接挨拶に行ったりします。退職メールのマナーを意識すると「メールにて失礼いたします」という表現を使うこととなるのです。
ちなみに下記の関連記事は退職メールへの返信を中心に紹介しているのですが、退職メールのやり取りやマナーを理解する上で非常に参考になる内容です。メールにて失礼いたしますをよく使う場面を理解する手がかりになる記事ですので、こちらも時間がある時にチェックすると良いでしょう。
メールにて失礼いたしますを使う場面③拝啓・敬具を使うべき丁寧な挨拶
メールにて失礼いたしますを使う場面の3つ目は、拝啓・敬具を使うべき丁寧な挨拶です。特にあまりコミュニケーションを取らない目上の人に対してメールを送る場合は、送るメールについてフォーマルな色を濃くしたい場合には拝啓・敬具といった表現を使うとともに、メールにて失礼いたしますといった表現を使います。
また、拝啓・敬具といった表現とメールにて失礼いたしますという表現は両方とも併用する場合もあります。また、拝啓・敬具という表現はメールにて失礼いたしますという表現以上に様々な場面で使いこなすことができますので、どちらの表現を使いメールの丁寧さを演出するのかを状況ごとに考えるといいでしょう。
そして意識しておきたいのは拝啓・敬具は様々な場面で使える反面、非常に改まった印象になります。そういった意味ではメールにて失礼いたしますという表現の方が拝啓・敬具よりはライトなニュアンスで使うことができるとも言えます。相手や状況により拝啓・敬具とメールにて失礼いたしますを使い分けるようにしましょう!
メールにて失礼いたしますの使い方や例文4選
メールにて失礼いたしますの使い方や例文①用件のみにて失礼いたします
メールにて失礼いたしますの使い方や例文の1つ目は「用件のみにて失礼いたします」という表現との併用を紹介します。「用件のみにて失礼いたします」という表現はメールにて失礼いたしますと別の場面で使うこともできますが、2つを併用することで非常に丁寧な表現を実現させることができます。
例えば「本来は直接説明に伺うべきところではございますが、取り急ぎメールにて失礼いたします。また、日頃お世話になっている感謝もお伝えしたいところではございますが、ここでは一旦用件のみにて失礼いたします。諸々のお話は次回お伺いした際にできましたら幸いでございます」といった形になります。
例文のような「用件のみにて失礼いたします」を使った表現は少し回りくどい場合もありますが、丁寧さには事欠かない内容にはなっていますので相手に対して丁寧さを欠いてはいけない場面ではこのくらいの文章を意識して作成してみましょう。メールの場合、このくらい丁寧に書いて好印象を得られる場合が少なくありません。
メールにて失礼いたしますの使い方や例文②簡単ではございますが
メールにて失礼いたしますの使い方や例文の2つ目は「簡単ではございますが」という表現を紹介します。この表現は「以上、添付資料の内容についての要点をまとめましたのでご査収の程お願いいたします。簡単ではございますがメールにて失礼いたします」といった形で使います。
本来はもっと詳細な説明があった方がいいかもしれませんが、メールで説明すると相手に伝わりづらくなる場合、このような表現を使い簡単な説明に終始しつつ相手を訪問した場合、分かりづらい部分については顔を突き合わせながら説明すると相手に伝わりやすくなりますし、印象も良くなります。
メールにて失礼いたしますの使い方や例文③恐縮ですが
メールにて失礼いたしますの使い方や例文の3つ目は「恐縮ですが」という表現を紹介します。「恐縮ですが」という表現については「恐縮ではございますが」というより丁寧な表現も存在します。
例えば「本来はお伺いしてご挨拶すべきと考えております。しかしながら業務中ご迷惑になりますので恐縮ですがメールにて失礼いたします」といった使い方をします。このような言い回しを使うと、相手を非常に上に見て、リスペクトしているといったニュアンスが伝わりやすくなります。
メールにて失礼いたしますの使い方や例文④取り急ぎ
メールにて失礼いたしますの使い方や例文の4つ目は「取り急ぎ」という表現を紹介します。「取り急ぎ」という表現については、目上の人に対して文末等で使ってしまうと失礼にあたる場合があるので、状況と相手を考えて使う必要があります。
「取り急ぎ」という表現については「以上が要件でございます。取り急ぎメールにて失礼いたします」といった形で文末に使います。内容が簡単になっていることについて触れる場合に使用することが多い表現です。
目上の人にメールを送る時に使える文末は?
目上の人にメールを送る時に使える文末①何卒よろしくお願いいたします
目上の人にメールを送る時に使える文末の1つ目は「何卒よろしくお願いいたします」という表現です。「何卒よろしくお願いいたします」という表現はメールを送る場合、幅広く使うことができます。ビジネスメールにおいて「よろしくお願いします」と文末を締めることは多いのですが「何卒」を付けるとより丁寧になります。
目上の人に対するメールは失礼がないようにすることと、相手への敬意がしっかり伝わるという要素が大切になってきます。普段使いできる「何卒よろしくお願いいたします」という表現はこれまでに使っていないのであれば、今後文末を締める表現のバリエーションとして積極的に取り入れていきたい表現です。
目上の人にメールを送る時に使える文末②ご指導ご鞭撻お願いいたします
目上の人にメールを送る時に使える文末の2つ目は「ご指導ご鞭撻お願いいたします」という表現です。この表現は、相手に対して指導やアドバイスを今後も求める場合、積極的に使っていきたい表現です。またそのような思いが強くなくても目上の相手に使うと、相手の自尊心をしっかりくすぐることができる表現になっています。
例えば「本日の研修会では非常に分かりやすい講演をいただき感謝の気持ちで一杯です。今後ともご指導ご鞭撻の程よろしくお願い申し上げます」などと送れます。相手に対してこのようにメールを送ると丁寧さに好印象を持たれますし、頼りにされていると相手はモチベーションを上げる可能性が高くなりおすすめの表現です。
目上の人にメールを送る時に使える文末③謹んでお詫び申し上げます
目上の人にメールを送る時に使える文末の3つ目は「謹んでお詫び申し上げます」という表現です。この表現は相手に対して何か謝罪すべき場合の文末の締めに使いたい表現です。
例えば何かに対してお詫びをして途中申し訳ありませんと謝罪しつつ、最後に「この度の一件につきましては謹んでお詫び申し上げます」といったメールを送ると、相手に対して深く反省している気持ちが伝わりやすくなります。
目上の人にメールを送る時に使える文末④敬具(文頭には拝啓を付ける)
目上の人にメールを送る時に使える文末の4つ目は「敬具」です。文末に敬具を使う場合には文頭には拝啓を付ける必要があります。
目上の人に対してメールを送る場合に拝啓・敬具を付けて送ると非常に丁寧な印象を持たれます。また、拝啓の後の挨拶文に気の利いた時効の挨拶を持ってくると季節感のある、非常にさわやかな印象の挨拶になります。フォーマルなニュアンスや丁寧な印象を強めたい場合に拝啓・敬具は非常におすすめの表現と言えます。
メールにて失礼いたしますの英語や中国語は?
メールにて失礼いたしますの英語はsorryを使う
メールにて失礼いたしますの英語はsorryを使います。例文のような形になるのですが、すみませんを意味する英語の「アイムソーリー」を基軸に伝えることとなります。日本語でのメールにて失礼いたしますにも相手に謝罪する要素が入っていますので、非常に日本語のニュアンスとリンクした英語表現となっています。
I am sorry by email.(メールで申し訳ありません)
メールにて失礼いたしますの中国語は丁寧な表現になる
メールにて失礼いたしますの中国語は丁寧な表現になります。例文は「本来は直接伺うところなのですが、メールでの挨拶となり失礼いたします」という中国語表現になります。中国語では例文のような丁寧な表現でメールにて失礼いたしますを表現するのが一般的です。何故ならどうして失礼なのかを説明する必要があるからです。
本来要亲自去拜访您的,很抱歉再次用书信表达问候
メールにて失礼いたしますという表現を使いこなそう!
メールにて失礼いたしますや用件のみにて失礼いたします、あるいは拝啓・敬具といった言い回しがビジネスメールで使えるようになることでビジネスにおけるコミュニケーションがスムーズになります。ここではメールにて失礼いたしますを中心に紹介しましたが目上に自信を持って使える丁寧な表現をしっかり身に付けましょう!
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