スタンスの意味とは?使い方や例文7選!類語や英語表記は?立ち位置も

「安定のスタンス」など、スタンスという言葉がビジネスシーンや日常会話で頻繁に使われることが増えてきました。あなたはスタンスの意味を正しく知った上で使っていますか?ここでは、姿勢や立ち位置などの意味を持つスタンスについて類語や使い方を踏まえて解説していきます。

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スタンスの意味は?

スタンスの意味とは①姿勢・立ち位置

仕事に意欲的な男性

スタンスの意味1つ目は「姿勢・立ち位置」です。日常会話やビジネスシーンで使われる際は、一般的にこの意味で使われています。物事に取り組む姿勢や、物事に取り組む上での立ち位置を表しています。たとえば『上司としてのスタンスは崩さない』は、上司としての立場や上司らしい姿勢を崩さないという意味になります。

スタンスの意味とは②足の置き方

野球

スタンスの意味2つ目は「足の置き方」です。ゴルフや野球のような球を打つ競技で使われます。ゴルフの球を打つ時や野球のバッターがボールを打つ時の、開いた足の幅や位置、足の構えなど足の置き方を表しているのがスタンスです。『オープンスタンス』のように、スタンスに特徴的な言葉をつけた言葉があります。

他にも、ダーツやスノーボードなどでも足の置き方を意味するスタンスが使われます。『スタンスが安定していないと上達しない』と言われることがあるほど、足のポジションが重要視されているスポーツには欠かせない言葉と言えますね。

スタンスの意味とは③足場

山登り

スタンスの意味3つ目は「足場」です。クライミングなどのような足場を必要とするスポーツなどでは、足場の意味でスタンスを使います。正しくは足場はフットホールドと言い、スタンスは足の置き場を意味するのですが、足場という意味でスタンスと使われることの方が主流になっています。

スタンスの英語表記は?

スタンスの英語表記|stance

会議中の人

スタンスの英語表記は「stance」です。stanceはそのまま『スタンス』と読みます。カタカナ語のスタンスは、英語のstanceが語源です。stanceは日本語のスタンスと同様、立ち位置や姿勢という意味があります。


stanceは「立つ」から派生した言葉

立ち姿

スタンスの英語表記stanceは「立つ」から派生した言葉です。stanceの『sta』と同じように、stand up(立ち上がる)などでもstaが付いています。このstaは「立つ」の語根です。staが使われているstanceは、立つから派生した言葉になり、立っている姿勢を表す意味を持ちます。

スタンスの使い方は?

スタンスの使い方①物事への態度を表すとき

打合せ

スタンスの使い方1つ目は「物事への態度を表すとき」です。物事に取り組む態度をスタンスを使って表します。前向きな態度や強気の態度など、『○○な(の)態度』を表すときに『○○な(の)スタンス』という使い方をします。自分の物事への態度はもちろん、他者の態度を表すときにも使うことができます。

態度をスタンスで表すときには、どんな態度であるかをスタンスの前に説明するのが一般的です。物事に取り組む態度がそのときの気分などで変わってしまう人には『気分次第でスタンスが変わる』『スタンスがコロコロ変わる』という使い方をすることがあります。

気をつけるべきなのは、スタンスには大きいや小さいなどは付けません。態度が大きい人を「態度が大きい」と表現するからと言って、『スタンスが大きい』とは言いません。スタンスには態度という意味が含まれてはいますが、態度とは使い方が異なりますので注意しましょう。

スタンスの使い方②立ち位置を表すとき

友達の輪

スタンスの使い方2つ目は「立ち位置を表すとき」です。自分や他者の立ち位置を明確に伝えるときにスタンスを使うことができます。ビジネスシーンはもちろんですが、友達や家族間でも立ち位置を表す場面がありますよね。どの立場から物事を見たり聞いたり意見をしているのかを明確に伝えるときに使えるのがスタンスです。

誰かに味方することなく中立的な立ち位置を貫くときは『中立的なスタンスを貫く』という使い方をします。同僚に同僚としてではなく友人として意見するときには『友人のスタンスで言うけど~』というように使います。

スタンスの使い方③安定した姿勢を表すとき


仕事のやり方を変えない人

スタンスの使い方3つ目は「安定した姿勢を表すとき」です。誰に何を言われても変わらない安定した姿勢を表すときにもスタンスを使うことができます。つまり、周りに左右されず変わらない姿勢をスタンスで表す使い方です。考え方が変わらなければ、物事に取り組む姿勢は良くも悪くも変わりません。

変わらない姿勢を褒めるとき、変わらない姿勢を否定するとき、どちらでもスタンスを使うことができます。たとえば『君のブレないスタンスは素晴らしい』は変わらない姿勢を褒めている使い方です。反対に頑固過ぎて手に負えないときは『君のそのスタンスじゃ誰もついてこないよ』というような使い方をします。

もちろん他者だけではなく、自分の変わらない姿勢を表すときにもスタンスが使えます。『何を言われても私のスタンスは変わらない』というような使い方ができます。

スタンスの使い方例文7選

スタンスの使い方例文①積極的に発言するスタンスで打ち合わせに臨む

打ち合わせ中

スタンスの使い方例文1つ目は「積極的に発言するスタンスで打ち合わせに臨む」です。特にビジネスシーンでは、積極的な態度は必要とされることが多々あります。例文のように、積極的な発言で意欲的な態度を相手に示したい場面も多く訪れます。そのため、やる気ある態度という意味で例文のようにスタンスが使われます。

スタンスの使い方例文②どういうスタンスで意見しているのか

理由を聞く上司

スタンスの使い方例文2つ目は「どういうスタンスで意見しているのか」です。この例文でのスタンスは、立場・立ち位置という意味です。簡単に言ってしまうと、この例文は『何様のつもりで意見しているのか』という意味になります。上司や取引先に言われた場合は、相手を怒らせたと考えることができます。

例文の場合は、相手がどんな立場で物を言っているのかという質問になります。反対に自分がどの立場・立ち位置にいればいいのかを聞きたいときには「どういうスタンスで○○すればいいですか?」という質問をすることができます。『どういうスタンス』という一言で、立場や立ち位置という意味として使えます。

ビジネスシーンにおいて、上司の指示を仰ぎたい瞬間ってありますよね。下の記事には、指示を仰ぐことの正しい意味や、判断を仰ぐビジネスメールの例文も紹介しています。どういうスタンスで作業すればいいのか指示を仰ぎたいときにも役立つはずですので、ぜひ参考にしてみてください。

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スタンスの使い方例文③中立的なスタンスで考えてください

上司と部下

スタンスの使い方例文3つ目は「中立的なスタンスで考えてください」です。この例文のスタンスは、立ち位置・立場という意味です。つまり例文は『中立的な立場からの見て考えてください』という意味になります。ビジネスシーンはもちろんですが、友達や家族に相談したときにも使える例文です。

スタンスの使い方例文④安定のスタンスだね

夫婦の幸せな時間

スタンスの使い方例文4つ目は「安定のスタンスだね」です。この例文の場合、スタンスは何があっても安定している変わらない姿勢を指しています。日常会話でも例文のように「安定のスタンス」と使われることが多くあります。周りに左右されない姿勢を褒めるときに使われるのが一般的です。

スタンスの使い方例文⑤家庭に仕事を持ち込まないスタンス

家族の時間

スタンスの使い方例文5つ目は「家庭に仕事を持ち込まないスタンス」です。家庭と仕事をきちんと区別する姿勢を貫く人にはぴったり当てはまる例文です。例文の場合は、仕事をする上での姿勢が家庭に仕事を持ち込まないというものです。仕事に対する姿勢や考え方を「仕事のスタンスは○○」で表す使い方もあります。

スタンスの使い方例文⑥どういうスタンスで仕事に臨みますか?

面接官

スタンスの使い方例文6つ目は「どういうスタンスで仕事に臨みますか?」です。就職の面接で例文のような質問をされた経験がある人もいるかもしれません。この例文は「どういう姿勢で仕事に取り組むか」という意味になります。仕事に対する姿勢という意味でスタンスは広く使われています。

使い方例文2つ目と文章的には似ていますが、スタンスのニュアンスが違っています。スタンスを使って質問された時には、姿勢を聞かれているのか立ち位置を聞かれているのか、きちんと把握する必要がありますね。

スタンスの使い方例文⑦会社のスタンスに不満がある

悩む人

スタンスの使い方例文7つ目は「会社のスタンスに不満がある」です。意味は、会社のやり方に不満があるです。スタンスの姿勢という意味が、やり方という意味に派生したものと解釈すると良いかもしれません。他にも「営業の基本スタンス」のように、基本的な方針ややり方という意味でもスタンスが使われます。

スタンスの類語は?

スタンスの類語①観点・見方・見解

合意する

スタンスの類語1つ目は「観点・見方・見解」です。それぞれが、各々の立場から見て考えるという意味を持っています。スタンスの意味である立ち位置や物事に取り組む姿勢に当てはまるものがあります。その他にも、視点・考え方・態度などもスタンスの類語です。

スタンスの類語②ポイントオブビュー・スタンドポイント

上を見る人

スタンスの類語2つ目は「ポイントオブビュー・スタンドポイント」です。カタカナ語であるスタンスのカタカナ語の類語はこの二つです。どちらも、観点・見地を意味する英語が語源の言葉です。

スタンスのようなカタカナ語は、ビジネスシーンで多く使われます。下の記事では、ビジネスシーンで使われるマッチポンプの意味を解説しています。類語や使い方も紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

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ビジネスシーンはもちろん、日常会話の中にも「スタンス」は広く使われています。一般的に広く使われている言葉だからこそ、間違った意味で使うと恥ずかしい思いをしてしまいます。日常会話でもビジネスシーンでも正しくスタンスを使いましょう!精神的にも正しいスタンスが見につくかもしれませんよ。


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