インタラクティブの意味や対義語とは?インタラクティブ性/双方向
インタラクティブ(interactive)という言葉を知っていますか?インタラクティブなコミュニケーションやインタラクティブ性を持ったビジネスなど、様々なところで聞くようになりましたが、どんなものかわからない人もいるのが現状です。今回はインタラクティブの意味だけでなく対義語や英語も紹介します。
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目次
インタラクティブの意味とは?
インタラクティブの意味とは「双方向でやりとりできる状態」のこと
インタラクティブの意味とは、双方向(対話式)でやりとりできる状態を指します。一例としては、パソコンを操作する際に、キーボードのキーを押したら文字が入力できたりマウスを動かしたらカーソルが動くことが挙げられます。また、このようなやりとりを「インタラクティブなやりとり」と言います。
この言葉はIT界隈だけでなく、ビジネスやマーケティング用語としても使われており、こちらは「お互いにコミュニケーションをとる」という意味で使用しています。つまり、発信する側が情報提供したら受け取る側が反応する状態を表します。
インタラクティブの語源は英語の「interactive」から
インタラクティブという言葉は英語の「interactive」からきています。直訳すると「対話」や「相互作用の」という意味になり、そこからIT界隈では人が操作したときに機会が反応する状態を表すようになりました。
「interactive」という英語には、「間の」を意味する「inter」、「行為」を意味する「act」、「性質」を意味する「ive」という3つの言葉が含まれています。これらの言葉が組み合わさることで「お互いに作用し合う」という意味になるため、相互作用になるものを指す言葉になりました。
インタラクティブの使い方や例文は?
インタラクティブの使い方や例文①インタラクティブなビジネスをする場合
インタラクティブの使い方や例文1つ目は、インタラクティブなビジネスをする場合です。ビジネスシーンでは会社側と消費者の間でやりとりをするときに使われています。
昔は動き出してからの影響や反応を知るには時間がかかる上に正確なデータを獲得するのは難しいと言われていましたが、現代ではダイレクトに構築できるようになったので、消費者の動向を知るために重要視されています。
- ・新しい時代に進むためにインタラクティブコミュニティを構築した。
- ・インタラクティブ性はマーケティングに重要な要素だ。
- ・会社と消費者のやりとりをインタラクティブコミュニケーションと言います。
インタラクティブなビジネスをする場合の使い方や例文
こちらの記事では、質問する際のビジネスメールの例文についてまとめられています。双方的にやりとりをする場合はまず敬意を持って対応する必要がありますが、そのためにはきちんとした敬語を扱わなければなりません。お互いに気持ち良いコミュニケーションを取るためにもこちらの記事を読んで、丁寧な質問を送りましょう。
インタラクティブの使い方や例文②インタラクティブ性のある広告を出す場合
インタラクティブの使い方や例文2つ目は、インタラクティブ性のある広告を出す場合です。web上に表示される広告の中には、こちらから操作することでゲームや動画が楽しめるものが存在します。これらを「インタラクティブアド」と言います。
それは、こちらが一方的に宣伝を受け取るのではなく、操作を加えることで楽しみながら宣伝している商品のコンセプトを理解できるように作られています。
- 1ブログに設置できる広告として、インタラクティブアドを設置した。
- 2このインタラクティブアドは性格占いができる。
- 3このインタラクティブアドは、クリックすると動画が再生される仕組みだ。
インタラクティブ性のある広告を出す場合の使い方や例文
インタラクティブの使い方や例文③「interactive」を使う場合
インタラクティブの使い方や例文3つ目は、「interactive」を使う場合です。「interactive」という単語を使うことで、英語圏の人にも相互作用のある対応ができると伝えられます。メールでやりとりする際に「interactive」を使ってみましょう。
- ・Interactive response is important.(インタラクティブな対応が重要だ。)
- ・The site incorporates interactive ads.(このサイトにはインタラクティブアドが組み込まれている。)
- ・It can be said that input to a personal computer is interactive.(パソコンへの入力はインタラクティブ性があると言える。)
英語で表現する場合の使い方や例文
インタラクティブが使われる具体例は?
インタラクティブが使われる具体例①検索エンジン
インタラクティブが使われる具体例1つ目は、検索エンジンです。GoogleやYahoo!といった検索エンジンにキーワードを入力すると、それを元に適した情報サイトを表示してくれます。
つまり、検索する人がキーワードを送ることで、キーワードを受け取った検索エンジンが情報サイトという結果を返しています。これは、身近なところにインタラクティブ性があるという一例と言えるでしょう。
インタラクティブが使われる具体例②視聴者参加型テレビ番組
インタラクティブが使われる具体例2つ目は、視聴者参加型テレビ番組です。昔のテレビ番組は一本的に情報が与えられるだけでしたが、現代では進化を遂げており、視聴者もグイズやアンケートに参加できるようになっています。
例えば、クイズ番組を視聴しているときに、放送側から視聴者へ問題を出題した場合、視聴者がリモコンのボタンを押して回答すればインタラクティブなやりとりをしていることになります。
インタラクティブが使われる具体例③おすすめ商品の一覧
インタラクティブが使われる具体例3つ目は、おすすめ商品の一覧です。Amazonや楽天といった通販サイトなどでは、閲覧したページなどを分析してユーザーに合いそうな商品を紹介してくれます。
例えば、Amazonでゲームを探すときに「アクション 3DS」と検索して複数の商品ページに飛ぶと、Amazon側から目的にあった商品を紹介してくれます。これは、リアルタイムで提供側が消費者のニーズを把握・紹介しているため、インタラクティブ性が働いていると言えます。
インタラクティブが使われる具体例④インタラクティブ性を追加したライブ
インタラクティブが使われる具体例4つ目は、インタラクティブ性を追加したライブです。ライブやコンサートでは、観客は出演者の音楽を聴き入ることしかできませんが、それをストーリー仕立てにすることで、インタラクティブ性が追加されて観客側にゲームをしているような楽しさを与えています。
それは曲の合間に分岐点を加えており、観客のリアクションによってどちらか一方へ進行し、それによって演奏される楽曲やストーリー展開も違います。そのため、ファンや参加者の間ではどちらに進むかSNS上で会議を繰り広げることもあります。
このように、出演者が与える選択肢を観客が選んだ結果ストーリーが展開されたり楽曲を発表されるライブを「インタラクティブライブ」といいます。これを作り上げたのは日本のミュージシャン「平沢進」で、彼は1994年から2015年にかけて12回も開催しています。
インタラクティブが使われる具体例⑤PCに直接書き込める機能
インタラクティブが使われる具体例5つ目は、パソコンに直接書き込める機能です。パソコンに入力するにはキーボードなどを使わなければなりませんが、画面にタッチセンサーを搭載することで直接書き込めるようになっています。それを「電子黒板」と呼びます。
電子黒板は表示された情報に直接手書きできるだけでなく、映し出された内容をそのまま保存できます。また、インターネットで複数の電子黒板と繋げれば、離れていても書き込んだ情報などを共有できるため、インタラクティブな行為ができる代物と言えるでしょう。
インタラクティブの類語・対義語は?
インタラクティブの類語①送受信
インタラクティブの類語1つ目は、送受信です、送信と受信をまとめた言葉で、主にメールなどの無線通信の際に使われています。場合によっては「双方向通信」と呼ばれることもあります。どちらも送ったり受け取ったりする要素が入っているため、お互いに類語関係にあると言えます。
インタラクティブの類語②対話
インタラクティブの類語2つ目は、対話です。向かい合って話す様子を指す言葉で、2人でないと成立しない状況となります。例えば、「兄弟の会話」と表現すると日常生活的なやりとりを表しますが、「兄弟の対話」にするときちんと向き合ってやりとりすることを表します。
どちらも送り手と受け手が向き合ってやりとりすることを意味するので、お互いに類語関係にあると言えます。しかし、インタラクティブは機械を通じてやりとりする一面が強いのに対し、対話は人と人が対面している様子が強いので、使い分けには注意しましょう。
インタラクティブの対義語①one-way(一方通行)
インタラクティブの対義語1つ目は、one-way(一方通行)です。「一方向の」や「片道の」という意味の英語で、規制などの理由で進行を位方向に限定している状態を表しています。
インタラクティブは双方向で進んでいるイメージがあるのに対してone-wayは一方的に与えられているイメージがあるので、お互いに対義語関係にあると言えます。
インタラクティブの対義語②unilateral
インタラクティブの対義語2つ目は、unilateralです。「一方的な」という意味の英語で、相手のことを考えずに自分のことばかり考えている様子を表します。この対義語は、一見するとネガティブな印象がありますが、面接や懸賞といったものにも使われているので、言葉自体にそういった意味合いはありません。
インタラクティブは双方向にやりとりができることを指すのに対してunilateralは一方的に送られてくることを指すので、お互いに対義語関係にあると言えます。
インタラクティブに物事を進めていきましょう!
様々な物事に対して一方的に与えるのではなく、情報を受け取ったら返すといったやりとりを行うことで、情報共有がスムーズにできたり正確なデータが取れます。今後の未来のためにも取引先とインタラクティブな関係を持って、お互いに良い結果をもたらしましょう。
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