垂涎の意味は?使い方や例文5選!読み方や類語は?もの/貴重/逸品

「垂涎」とは「あるものを手に入れたいと熱望すること」「貴重」という意味を持っていますが、以外と読み方や正しい意味、使い方があやふやということはありませんか?そこで今回は「垂涎」の読み方はもちろん、正しい使い方や例文を交えてお伝えします。類語や対義語もご紹介しますので、ぜひチェックしてみてください。

垂涎の意味は?

垂涎の意味①涎を垂らすこと

魚

垂涎の意味の1つ目は、「涎を垂らすこと」です。「涎を垂らす」からひらがなを抜き取った意味そのままですね。これはもちろん食事の際に「涎を垂らすほど食べたい」という意味で使われる場合も多くありますが、どちらかというと食べ物よりは下記の「特定の物を熱望する場合」に使用されることが多い言葉です。

垂涎の意味②貴重なものを手に入れたいと熱望すること

金貨

垂涎の2つ目の意味は「ある特定のものを入手したいと熱望する」です。「涎が垂れるほど欲している」という状態を表しており、こちらの意味の方がよく使われているのを目にするかもしれません。特定の層に対して希少性をアピールする際によく使われています。

垂涎の読み方は?

垂涎の読み方①普通の読み方

調べもの

「垂涎」の普通の読み方は「すいぜん」です。また他にも「すいせん」と読まれることもあります。一見、漢字から何となく意味はわかるものの、正しい読み方は知らなかったという人もいるのではないでしょうか。ですが、ビジネスシーンでは意外と使われることが多いので、覚えておいて損はありません。

垂涎の読み方②慣用読み

疑問に思っている女性

また、その他の読み方には「すいえん」というのもあります。これは慣用読みとなっていて、正しい読み方は前述の通り「すいぜん」なのですが、「すいえん」という読み方も慣用読みとして辞書に載っています。

すいえん【垂涎】( 名 )スル「すいぜん(垂涎)」の慣用読み。
引用元:三省堂

垂涎の英語表現は?

垂涎の英語表現①Watering at the mouth

シズル感のある食事

垂涎の英語表現の1つ目は「Watering at the mouth」です。こちらは意味の1つ目の「食べたくて涎を垂らす」を英語表現にした場合の英訳となります。口の中が涎でいっぱいになる様子ですので、食べ物を見た時の表現としては、こちらがお勧めです。

垂涎の英語表現②covetousness

宝石付きの指輪

続いて意味の2つ目「あるものを手に入れたいと熱望する」は、「covetousness」となります。ですが、「欲張り」「むやみに欲しがる」という意味合いも含まれますので、より意訳に近づけるのであれば「the object of envy」(垂涎の的)とする方が意味が伝わりやすいかもしれません。

そのほか、単純な名詞の変換ではなく、文章で英訳することもできます。例えば、「プレミアチケットを垂涎の思いで見つめる。」を「I really want the premiere ticket.」のように、文章全体で英訳する方が意味が伝わりやすい場合もあります。

垂涎に限らず、英訳をする際には、前後の文脈を考えて使用するフレーズを選んだ方が良いと思われます。単純に変換すると、思わぬ誤解を与えるケースがあるので気を付けてくださいね。

垂涎の使い方は?

垂涎の使い方①日常会話

驚いている会話風景

1つ目の垂涎の使い方は「垂涎の的」です。特定の人たちにとっては、喉から手が出るほどに欲しいと熱望するものを指すときに使います。ですので、例えばすぐに手に入る食品や日常の消耗品に対し、「垂涎の的」という使い方はしません。あくまでもなかなか手に入らない貴重な物である必要があるので注意してください。

また、とても貴重で素晴らしいものを表すときに使われる言い回しとして「垂涎の逸品」という言葉があります。例えば、「この絵画は垂涎の逸品だ」や「このディナーは垂涎の逸品だ」など、普段の日常会話でも使用することができる言葉です。

また、どうしても欲しくてたまらないという物に対する気持ちを表すときには「垂涎の思い」という使い方もします。例えば他の人が手にしている貴重なものを「垂涎の思い」で眺める場合などに使われます。有名なブランドバックを「垂涎の思い」で見つめることなど、あるのではないでしょうか。

垂涎の使い方②仕事

優秀なビジネスマン

2つ目の仕事の場合の垂涎の使い方は、「今や垂涎の的となる商品を扱っている」などです。また、「新人のAさんはまさに垂涎ものの人材だ」と人物にも使われることがあり、単に「優秀」というよりもより価値を感じることができます。このようにビジネスシーンではあらゆるシーンで垂涎という言葉が使われることがあります。

そのほか、美食の雑誌などで見かける表現として「垂涎ものの最高級ステーキ」など具体的な料理名に付随させ、その美味しさだけでなく希少性までも匂わせている場合があります。非常に魅力的な食べ物に感じられますので、食べてみたいという気持ちにさせる表現ですね。商品アピールにお勧めの方法です。

垂涎の使い方③その他の使い方

瓶に入ったドル紙幣

3つ目の垂涎の使い方は四字熟語で、「垂涎三尺」という言葉があります。これは「美味しそうな食べ物(貴重なもの)をみて涎を三尺も流す」という意味で、「三尺」とはこの場合、「程度がはなはだしいこと」という意味なので、「垂涎」よりもより強い意味合いを持つ四字熟語となります。食べ物以外にも使うことができます。

由来 / 語源:「垂涎」は、食物を欲しがりよだれを垂らすこと。「三尺」は、ここでは、程度がはなはだしいことを表す。「尺」は、昔の長さの単位。
引用元:四字熟語データバンク

また、「垂涎」は、「涎を垂らすこと」「あるものが欲しいと熱望すること」という意味なので、「垂涎する」という動詞的な使い方をすることもできますが、こちらはあまり見かけることはありません。通常は「垂涎の的」や「垂涎ものの」といった使われ方が圧倒的に多いです。

また、ある一定の人にとってはとても貴重であり、喉から手が出るほど欲しいというものに対して使われることが多いため、単に手に取ってみたいとか、無くなったものを買い足すという程度の場合に使われることはありません。あくまでも希少性があることが必要になってきます。詳しくは次の例文を参考にしてみてください。

垂涎の使い方例文5選

垂涎の使い方例文①垂涎の的

お金で喜ぶ男

1つ目の「垂涎の的」を使った例文は、「このプレミアムチケットは、ファンの中では垂涎の的となっている。」「マニアにとっては垂涎の的になるであろう、古びた紙幣を祖父の持ち物から発見した。」などです。とても貴重で欲しがる人がいる物を指す場合に使うことができます。

垂涎の使い方例文②垂涎の逸品

ステーキ

2つ目の「垂涎の逸品」の例文は、「有名シェフがいるこのレストランのメインディッシュは、美食家たちの間ではまさに垂涎の逸品だ。」「このヴァイオリンは音楽家にとっては垂涎の逸品として知られている。」などです。喉から手が出るほど欲しいような逸品に対して使われる言い回しです。

垂涎の使い方例文③垂涎もの

偉人

3つ目の「垂涎もの」の例文は、「長年発見されていなかった偉人の作品がもし見つかるのであれば、歴史家によってはまさに垂涎ものである。」「野球ファンには垂涎ものの有名選手のバットが、オークションで売られていた。」などになります。より希少性を表す形容詞として使われることが多いですね。

垂涎の使い方例文④垂涎の思い

ダイヤの指輪

4つ目「垂涎の思い」の場合の例文は、「友人と憧れのスターとの2ショット写真を、垂涎の思いで見つめる。」「とうてい手が出ないダイヤモンドの指輪を、垂涎の思いで眺めていた。」などです。「本日限り、限定10食のメニューを目前で逃してしまい、垂涎の思いで見つめた。」など食事の場合も考えられます。

垂涎の使い方例文⑤垂涎三尺

彫刻

5つ目の四字熟語「垂涎三尺」の例文は、「中世時代の貴重な彫刻が、美術館の地下から発見されたそうだ。もし本物なら、垂涎三尺ものの発見だ!」などです。代わりが効かないほどの物の場合に使用してみてはいかがでしょうか。

その他、垂涎の例文がたくさん掲載されているWEBページを見つけたので、こちらも併せて確認してみてください。使用するときのイメージが付きやすくなるのでお勧めです。正しい意味や使い方を知っていれば、「垂涎」という言葉も使いやすくなるのではないでしょうか。

用例.JP

垂涎の類語は?

垂涎の類語①涎が出る

ロールケーキ

まずは意味の1つ目「食べたくて涎を垂らす場合」の類語は、「涎が出る」です。そのほか、「涎が出るような」「涎が落ちそう」「喉がなる」「生唾を飲み込む」「生唾ものの」などの、涎がでる様をストレートに表した言葉が類語として考えられます。

垂涎の類語②喉から手が出るほど欲しい

ドル紙幣

2つ目の場合の類語は「喉から手が出るほど欲しい」です。そのほか、「待望の」「熱望の」「待ち望んだ」「なんとしてでも欲しい」「欲しくてたまらない」「なかなか手に入らない」「貴重」「逸品」「希少」「憧れの的」「高嶺の花」などの類語が考えられます。前後の文脈に合わせて、使い分けることができます。

いずれにせよ、食事に限らず欲しいものがある場合には「涎」や「喉」、「唾」など、「口」に関係する類語が多いということはとても興味深く、面白いですね。たくさんの類語を知ることで語彙力もアップしますので、ぜひ合わせて覚えてみてください。

垂涎の対義語は?

垂涎の対義語①不要

お花を断る女性

垂涎の1つ目の対義語としては、「不要」や「必要がない」という言葉が考えられます。例えば「この廃盤のCDはマニアにとっては垂涎の逸品だ」の反対の意味は、「このアーティストのCDは既に聞き飽きているから、もう必要がない」などになります。

垂涎の対義語②無関心

無関心な女性

2つ目に考えられる垂涎の対義語は「無関心」「興味がない」です。必要がないというより、そもそも関心がないという場合も「垂涎」の反対の意味を持つと思われます。「この水彩画はマニアにとっては垂涎の的だ」の反対の意味は、「絵画はよくわからないので、この水彩画には全く興味がない」という具合です。

「垂涎」の明確な対義語や反対語は非常に難しいところです。ですが、文脈によって反対の意味を表す言葉が考えられますので、上記を参考にしてみてくださいね。

垂涎の意味を知ってお仕事シーンなどでぜひ使ってみて!

男性のビジネスマン

「垂涎」という言葉について、読み方や使い方などはご理解いただけたでしょうか?今さら人には聞きにくいけれど、意外と読み方を知らなかったり、意味があやふやだった方もいるのではないでしょうか。

お仕事シーンでも以外と出てくることが多いので、これを機にぜひ使ってみてください。また、マニア向けの商材を扱っている場合などは特に使い勝手の良い言葉なのでお勧めです。普通の言い回しよりも「できる感」を醸し出すこと請け合いの言い回しです。

また、ビジネスシーンでよく使われる「ご査収」という言葉はご存知でしょうか?こちらも何となく雰囲気で使用している人もいるのではないでしょうか。これを機に併せて確認してみてくださいね。

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