縦横無尽(じゅうおうむじん)に活躍するの意味とは?類語・英語表現も
縦横無尽(じゅうおうむじん)は、スポーツ記事でよくみかけますが、ビジネスの世界でも使われる言葉です。四方八方あらゆる方面で活躍できたら素敵ですよね。縦横無尽の意味や類語、英語表現をご紹介すると共に、縦横無尽に活躍するコツなども探ってみます。
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目次
縦横無尽(じゅうおうむじん)の意味・使い方とは?
縦横無尽(じゅうおうむじん)の意味・使い方①縦と横は四方八方を表す
縦横無尽(じゅうおうむじん)の意味と使い方についてご説明していきます。まずこの縦と横は「東西」、または「南北」、さらには「四方八方」を表しています。「無尽」を合わせることによって、その全域に渡ってという意味で使われる言葉です。
例文をあげると、「ヨーロッパ大陸には縦横無尽に流れる河川が数多くあり」や「この街は、市電が縦横無尽に走っている」などがあります。
縦横無尽(じゅうおうむじん)の意味・使い方②全方面に動きが自由
縦横無尽(じゅうおうむじん)の意味と使い方について、その2です。「縦横無尽」は、全方面に動きが自由なことを表現する言葉です。守備範囲の広さと、四方八方に駆けるフットワークの軽快さを表しています。「彼は異業界とも縦横無尽のネットワークを構築している」などの使い方ができます。
縦横無尽(じゅうおうむじん)の意味・使い方③スポーツの躍動感を表す
縦横無尽(じゅうおうむじん)の意味・使い方その3では、四方八方に動き回る軽快なフットワークや多彩な能力、躍動感を表す言葉としてスポーツでの使用例をご紹介します。
まずサッカーでは、ドリブル突破して広いピッチをゴールに向かう場面に最適の言葉です。「相手ディフェンスを何枚もかわしながら縦横無尽に走り抜けて、ゴール!」のように使われます。
テニスの場合は、「彼はコートを縦横無尽に駆け回り、鉄壁のディフェンスからカウンターショットを放った」などの使い方ができます。野球でも、「レフトスタンドに放り込んだかと思えば流し打ちも得意、三遊間を抜くライナー性のヒットまで縦横無尽に打ち分けることができる」などの表現が一例です。
縦横無尽(じゅうおうむじん)の意味・使い方④限界がない
縦横無尽(じゅうおうむじん)の意味・使い方その4は、限界がないことです。「無尽」は、尽きることがない、限りがないことを表す言葉です。限界がなく、いかなる壁も感じさせないシステムや活動ぶりを表します。物を利用したり何かを追及したりする際の半端ない量や種類を表現する時に使う場合もあります。
例をあげると、「夏休みに、図書館の本を縦横無尽に読みあさりました。」「彼は里山の生き物からアフリカの動物まで縦横無尽に撮影した。」などです。
縦横無尽(じゅうおうむじん)の意味・使い方⑤活躍ぶりを誉める言葉
縦横無尽(じゅうおうむじん)の意味・使い方の5つ目は、広範囲の活躍ぶりを誉める言葉として使えることです。縦横無尽は肯定的な言葉です。「自由奔放」や「傍若無人」なども、制限のない活動やあり方を表す言葉ですが、自分勝手さや無責任なニュアンスが多少なりとも含まれています。
それに比べて縦横無尽には、人に使う場合、否定的要素はほぼありません。ビジネスで「縦横無尽の活躍」という時の語感から漂うイメージは、とてもスマートです。
四方八方を飛び回ってる印象がありますが、汗臭さよりも颯爽としたセンスの良さを感じさせます。「縦横無尽の働きをなさっていますね」と安心して使える誉め言葉です。
縦横無尽(じゅうおうむじん)の意味・使い方⑥製品の説明に使う
縦横無尽(じゅうおうむじん)の意味・使い方の6つ目です。縦横無尽は、製品の構造の説明や機能の優位性を強調するために使われることがあります。「新開発の犬型AIロボットは縦横無尽に庭を駆け回ります。」のように使います。
縦横無尽(じゅうおうむじん)の類語は?
縦横無尽(じゅうおうむじん)の類語①自由自在
次に縦横無尽(じゅうおうむじん)の類語を見ていきます。1つ目は「自由自在」(じゆうじざい)です。自由自在は自分の思うままにできる状態を表す言葉で、縦横無尽に似ていると言えます。仏教由来の言葉で、他の何かに由(よ)らず、自分自身に由る自己の在り方を説く言葉です。
縦横無尽(じゅうおうむじん)の類語②八面六臂
縦横無尽(じゅうおうむじん)の類語2つ目は、「八面六臂」(はちめんろっぴ)です。8つの顔を持ち、6つの腕を持つ意味で、広範囲に首尾よく活躍できることを表現する言葉です。また、1人で数多くの仕事ができることを比喩的に言います。「まさに八面六臂の活躍ですね」のように使われます。
もとは興福寺の阿修羅像のような三面六臂が、顔の数が8つに増えた形に発展した言葉だと言われています。「三面六臂」も「八面六臂」と同じ意味を持つ類語です。
縦横無尽(じゅうおうむじん)の類語③如意自在
縦横無尽(じゅうおうむじん)の類語3つ目は、「如意自在」(にょいじざい)です。思うがままという意味です。「如意」は意のままにとの意味で、僧侶のもつ孫の手のような道具の名前でもあります。孫悟空が持っていた如意棒の如意と同じ意味です。
縦横無尽(じゅうおうむじん)の類語④縦横無碍
縦横無尽(じゅうおうむじん)の類語4つ目は、「縦横無碍」(じゅうおうむげ)です。妨げるものがなく、物事がスムーズにいくこと、またはその様子を表す言葉です。「無碍」は、妨げるものがない状態を意味します。
縦横無尽(じゅうおうむじん)の類語⑤獅子奮迅
縦横無尽(じゅうおうむじん)の類語5つ目は、「獅子奮迅」(ししふんじん)です。獅子のように猛烈な勢いで活躍するさまを表す熟語です。意欲的な面における類語として挙げておきます。獅子奮迅はワイルドな勢いを感じさせ、縦横無尽はスマートに活躍するイメージがあります。
縦横無尽(じゅうおうむじん)の類語⑥自由闊達
縦横無尽(じゅうおうむじん)の類語6つ目は、「自由闊達」(じゆうかったつ)です。おおらかで、物事にこだわらないことを意味します。闊達は、小さいことにこだわらない度量の大きさを表す言葉です。
縦横無尽のように広範囲の動きを感じさせる言葉ではありませんが、遮るものがなく伸び伸びしている点においては類語と言えるでしょう。
縦横無尽(じゅうおうむじん)の英語表現は?
縦横無尽の英語表現①「right and left」を使う
次に、縦横無尽を英語で表現するときに使う単語をご紹介します。まず、「right and left」を使う場合です。縦横を右と左で表現します。こちらも、単に左右だけでなく、四方八方、広範囲を表しますので、縦横無尽の訳語として適切と言えます。下に、辞書からの例文を引用しておきます。
He fought his enemies right and left.(彼は縦横無尽の大奮戦をした。)
引用元: 「小学館 プログレッシブ和英中辞典」
縦横無尽(じゅうおうむじん)の英語表現②「freely」を使う
縦横無尽を英語で表現するときに使う単語2つ目は、「freely」です。「自由に」「思い通りに」という意味の副詞ですね。縦横無尽の動きを表現する場合に使います。「彼は縦横無尽に動いているように見えた」は、英語では「He appeared to be moving freely.」となります。
縦横無尽(じゅうおうむじん)の英語表現③「remarkable」を使う
縦横無尽(じゅうおうむじん)の英語表現3つ目は、「remarkable」や「active」を使って活躍ぶりを表す方法です。「remarkable」の意味は「目覚ましい」です。「active」は、「アクティブな」「活発な」の意味があります。
「彼女は地域のイベントで縦横無尽の活躍をした。」は、英語にすると「She played a remarkable part in community events.」となります。「part」 には「役割」や「責任」の意味があります。
あるいは「active」と「role」(役割、任務)を使って「She played an active role in community events.」と言うこともできます。
縦横無尽(じゅうおうむじん)に活躍する方法・コツは?
縦横無尽(じゅうおうむじん)に活躍する方法・コツ①情報を集める
次に、縦横無尽に活躍する方法やコツをご紹介します。1つ目は、情報収集です。何事においても差がつくのは情報の量と質です。取引先の動向からマーケティング、トレンド、人材に至るまで情報がものをいう時代です。情報収集力だけでなく、正しい情報か必要な情報なのかを見極める力、分析力や先を読む力が必要です。
縦横無尽に活躍する方法・コツ②四方八方に人脈を広げる
縦横無尽に活躍する方法・コツの2つ目は、人脈です。もう少し広い意味での人とのつながりです。信頼関係と言ってもいいかもしれません。情報を得るにも生かすにも人の力が必要で、信頼が伴っていないと活躍につながりません。四方八方に目をそそぎ、他者を理解し能力を認めて、ネットワークを広げていきましょう。
チームスポーツの場合、一匹狼のように見える選手でも、チームメイトに信頼されているからこそボールが回って来ます。また個人競技も、一人の選手の周りにはコーチやフィジオなどが付いています。最近では栄養士やデータ集中専門のスタッフがいたりします。
そして、活躍している選手の背後には多くのファンがいて、支えてくれています。ビジネスにおいても同様です。大物との繋がりだけでなく、回りの人を大切にすることで生まれる日頃の信頼関係が、縦横無尽の活躍への基礎となります。
縦横無尽(じゅうおうむじん)に活躍する方法・コツ③言葉の研鑽
縦横無尽(じゅうおうむじん)に活躍する方法・コツの3つ目は、言葉を培うことです。人間関係を築くにあたって、言葉の役割は大きいものです。基本的な挨拶はもちろん、文書の作成や手紙の書き方においても、語彙を増やし言葉の意味を熟知しておかなければなりません。
その場に合った言葉が使えるように、日々新たに生まれるカタカナ語まで、定義を的確に把握しておくことです。英語など外国語のスキルもあった方がいいですね。仕事で使えるほどでなくても、挨拶言葉を知っているだけでもずいぶん違ってきます。言葉の勉強に終わりはありませんが、楽しいことでもあります。
縦横無尽(じゅうおうむじん)に活躍する方法・コツ③心身を鍛える
縦横無尽に活躍する方法・コツ、3つ目はパワーです。体力と根気です。軽やかに活躍しているように見えても、表に現れない地道な努力と東奔西走の成果である場合がほとんどです。軽快なフットワークを保つには体力と、諦めない力が肝心です。バランスのいい食事をしっかり取り、ポジティブ思考で脳を鍛えましょう。
縦横無尽(じゅうおうむじん)に活躍してみたいですね!
「縦横無尽」はスマートな活動をイメージさせる言葉です。縦横無尽に活躍できるように、身近なことから日々精進していきたいですね。
下記のリンク記事には、「精進する」の意味や英語表現、ビジネスでの使い方例文などについてご紹介しています。よろしかったらこちらもご覧ください。
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