従事するとは?類語や仕事/業務/作業での使い方や例文10選も

あなたは、ビジネスシーンでも良く耳にする「従事する」という言葉の意味や使い方を知っていますか?この記事では、仕事や業務、作業に従事するなどの例文や「携わる」ちう言葉との違いについても詳しくお伝えしていきます。ぜひ参考にしてみてください。

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従事するとは?

従事するとは「常にその仕事や業務に携わること」を意味する言葉

図書館

まず、従事するとは「常にその仕事や業務に携わること」を意味します。ニュアンスとしては多大な労力と時間をかけ、集中して仕事や業務に携わるという意味を持つ言葉です。ビジネスシーンでも良く使われるので一度は耳にしたことがある人も多いと思います。

「従事する」は仕事や作業・研究に携わることに関して使われることが多い

男性と図書館

この「従事する」という言葉は、仕事や作業・研究に携わることに関して使われることが多いとされています。ビジネスで使われることが多いことはすでにお伝えしましたが、他のも何かの作業、あるいは研究に従事するという言い回しをすることが多くあります。

この点から考えると、この「従事する」という言葉は仕事以外の分野でも使われるので汎用性の高い言葉であると言うことができます。これを機会に意味や使い方をマスターできれば日常生活にも積極的に生かせそうですね。

従事するの類語や反対語は?

従事するの類語①尽くす

本

従事するの類語の1つ目は、「尽くす」です。この「尽くす」という言葉には「極める、出来る限りのことをする」という意味があります。この意味が冒頭でもお伝えした「従事する」という言葉の「多大な労力と時間をかけ、集中して仕事や業務に携わる」のニュアンスに重なっていることが分かります。

「尽くす」を使った具体的な例文を挙げると、例えば「この企画には自分のできる限りの力を尽くした。」などの形で使用することができます。「何かをやり切る」というニュアンスを上手く伝えられます。

従事するの類語②遂行する

意味調べ

従事するの類語の2つ目は、「遂行する」です。この「遂行する」には「仕事や任務をやり遂げること」という意味があります。少し堅い言葉ですが、この言葉もビジネスシーンで使用されることがあります。

具体的な例文を挙げると、例えば「彼女は上司の指示通りにプロジェクトを遂行した。」などの形で使用します。何かをきっちりとした形でやり終えるという意味を強調したい場合はこの言葉を使用しましょう。

従事するの反対語①放棄する


勉強

従事するの反対語の1つ目は、「放棄する」です。この「放棄する」という言葉は、「何かを途中で止める、投げ出す」という意味があります。状況にもよりますが、たいていネガティブな意味で使われる言葉です。

具体的な例文を挙げると、「彼は自分の責任を放棄した。」などの形で使用できます。意味や例文の内容を見ていくと、この言葉が「従事する」の反対語となっていることが分かりやすいと思います。

従事するの反対語②怠ける

怠ける

従事するの反対語の2つ目は、「怠ける」です。「怠ける」とは「何かをおろそかにすること、やらなければならないことをやらないこと」と定義されています。この言葉は日常生活でも良く耳にするものですよね。

具体的な例文を挙げると、例えば「彼女は業務時間中、いつも怠けている。」という意味で使用できます。1つ目の例と同様、この言葉もしばしばネガティブな意味を持つ言葉として使用されます。

従事すると携わるの違いは?

従事すると携わるの違い①携わるには「手を取り合う」という意味もある

握手

従事すると携わるの違いの1つ目は、携わるには「手を取り合う」という意味もあるという点です。従事するという言葉には「誰かと協力する」という意味の「手を取り合う」という意味は基本的にはありませんが、携わるにはこの意味があります。

従事すると携わるの違い②ほぼ同義語だが仕事の進め方によって使い分ける

意味まとめ

従事すると携わるの違いの2つ目は、ほぼ従事すると同義語だが、仕事の進め方によって言葉を使い分ける必要があるです。1つ目の違いで解説した通り、「携わる」には誰かと手を取り合うという意味があります。したがって、例えばその仕事を自分一人ではなく誰かと協力して行う場合は「携わる」と表現するのが適切です。

逆に、自分一人で黙々とこなすものである場合は、「従事する」を使用した方が良いでしょう。このように、自分が表したい状況に合わせて「携わる」という言葉を使い分けていくことができます。

従事するの使い方や例文10選

従事するの使い方や例文①当プロジェクトに責任者として従事しております


責任者

従事するの使い方や例文の1つ目は、「当プロジェクトに責任者として従事しております木村と申します。」です。これは、会議の際などにまだ面識のない人に対して自分の自己紹介を行うのにも活用できる例文です。

この例文を例えば「当プロジェクトの責任者をやっております」と表現するよりも、例文で「従事しております」と言った方が丁寧かつ、言葉に重みがあることが分かると思います。

従事するの使い方や例文②前職では営業業務に従事しておりました

営業

従事するの使い方や例文の2つ目は、「前職では営業業務に従事しておりました。」です。これは、例えば転職活動での面接の際にも使用できる表現です。ただ単に「営業業務をしておりました。」と伝えるよりもしっかり仕事をこなしていたことを強調できます。

もちろん、「営業業務」の部分は例えば「事務業務」「会計業務」など自分が専門として行ってきたものと入れ替えて応用することが可能です。

従事するの使い方や例文③彼は長年商品開発の仕事に従事しています

会議

従事するの使い方や例文の3つ目は、「彼は長年商品開発の仕事に従事しています。」です。これは、自分ではなく第三者の仕事について描写する例文です。「従事している」という言葉が彼が比較的長い間その仕事をしているということを伝えています。

特に商品を開発するなどのゼロから何かを作り上げる仕事というのは長い時間と労力が要求されるものが多いですよね。この点から考えると「従事する」という言葉とも相性が良い職種ともいえるかもしれません。

従事するの使い方や例文④来春より新たに会計の仕事に従事する予定です

会計

従事するの使い方や例文の4つ目は、「来春より新たに会計の仕事に従事する予定です。」です。これは、次の年度から自分が担当する仕事の内容について相手に簡潔に伝える表現となります。

相手から今後の仕事の予定や変更事項などについて尋ねられた場合にその回答として使用すると便利です。もちろん、先の例のように仕事内容のタイトルを自分のものに応用して使用可能です。

従事するの使い方や例文⑤今回の企画に従事してくれる若手社員を募集します

若手社員

従事するの使い方や例文の5つ目は、「今回の企画に従事してくれる若手社員を募集します。」です。これは、例えば社内で新しい企画が立ち上がった際に会社としてそれに協力してくれる若い社員を募集したい際などに使用できます。

会社としても「従事してくれる」という言葉を入れることで「しっかり時間と労力をかけて取り組むつもりのある社員」を求めていることを伝えられます。

従事するの使い方や例文⑥今回賞を受賞した研究者は長年この研究に従事

研究

従事するの使い方や例文の6つ目は、「今回賞を受賞した研究者は長年この研究に従事していた。」です。これは、「従事する」を仕事内容ではなく研究について述べる内容に使用したものです。

当記事冒頭でも述べたように、「従事する」という言葉は仕事以外の内容で特に研究という言葉とも相性の良い言葉であると言えます。

従事するの使い方や例文⑦真摯な姿勢でこの仕事に従事していきたいと考えて

契約

従事するの使い方や例文の7つ目は、「真摯な姿勢でこの仕事に従事していきたいと考えています。」です。この例文は、例えば転職または新卒での面接の場面で企業側から仕事に取り組む姿勢について尋ねられた際などに使用できます。

「真摯な姿勢」とは「真面目できっちりした態度」という意味があります。この言葉と「従事する」という言葉が重なると、相手にもきっちり仕事をこなせそうだな、というイメージを効果的に伝えることも可能でしょう。

従事するの使い方や例文⑧技術職に従事してもらえる社員を求めています

技術者

従事するの使い方や例文の8つ目は、「技術職に従事してもらえる社員を求めています。」です。これは、会社として主に物づくりを担う技術職の社員を新たに募集したい際などに使用できるものです。

技術職という職種は、その内容によっては資格やある一定期間での学びが必須となるものであり、会社として一から育てるのにもかなり時間がかかります。このような例文を効果的に使用して良い人材を獲得したいものです。

従事するの使い方や例文⑨近年研究に従事したいという学生が増えている

学生

従事するの使い方や例文の9つ目は、「近年研究に従事したいという学生が増えている。」です。これは、例えば最近の学生の進路事情などを説明する例文として使用できます。

従事するの使い方や例文⑩彼は忙しい中当作業に従事してくれた

忙しい人

従事するの使い方や例文の10個目は、「彼は忙しい中当作業に従事してくれた。」です。これは、例えば自分の部下が忙しいところある作業に従事してくれたという事実について労いの気持ちを持って表現する例文です。

従事するの英語や中国語は?

従事するの英語は「engage」

英語

従事するの英語は、「engage」です。これは、直訳すると日本語で文字通り「従事する」という意味になる動詞です。具体的な例文としては、「I'm engaging to this project right now.」「今当プロジェクトに従事しています。」などの形で使用できます。

この英語の「engage」は日本語と同様、ビジネスシーンとも相性が良い言葉なので、ビジネス英語でも良く使われる単語でもあります。ぜひこれを機会に意味と使い方をマスターして活用してみましょう。

従事するの中国語は「从事」

中国

従事するの中国語は、「从事」です。読み方は、「cóngshì」となり、日本語に直訳するとそのまま「従事する」という意味となります。具体的な例文を挙げると、例えば「他从事[于]科学研究工作。」となり、「彼は科学研究に従事している。」という意味になります。

「従事する」という言葉の意味をしっかり理解して活用していこう!

国際会議

当記事では、「従事する」という言葉の意味や使い方について詳しくお伝えしてきました。その例文を見ていくと、「仕事や作業に従事する」「研究に従事する」など様々な形で活用可能な言葉だということが分かりました。「遂行する」や「放棄する」などの類語や反対語についても解説してきました。

当記事でご紹介した内容からも分かるように、この「従事する」という言葉は自分が関わる仕事や作業などの内容や取り組む姿勢について丁寧に、そして言葉に重みを持って表現できる言葉です。あたもぜひこの意味と使い方をマスターし、日々の生活にしっかり活用してみてください。

下記関連記事内では、「業務にあたる」という意味と漢字について分かりやすくまとめています。この言葉の類語や言い換え表現や「仕事に励む」などの表現についての解説もあります。気になる方は参考になると思いますので下記記事内容も合わせてぜひチェックしてみてください。

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