足元の悪い中の意味は?使い方5選!敬語や類語に反対語や言い換えも
「足元の悪い中」という表現は天気が悪い中来てもらったことを表します。ここではその類語表現や言い換え表現、および意味や使い方、そして反対語表現まで紹介していきます。ビジネスにおける来社の際や、接客業で雨天の際には相手への気遣いを表現することができますので、しっかり押さえておきましょう。
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足元の悪い中の意味は?
足元の悪い中の意味①悪天候の中来ていただいている状況を示す敬語表現

足元の悪い中の意味の1つ目は、悪天候の中来ていただいている状況を示す敬語表現です。足元が悪いというのは、地面がぬかるんでいたり、滑りやすかったりする状況を指しており、それは天気の悪さに起因しています。そのため、例えば水道管の破裂で地面がぬかるんだり、水が大量に出ていて歩きづらい状況は指していません。
逆に悪天候でも屋根のある場所を中心に移動しているので、特に足元の悪さを感じてはいないだろうと思っても、こういった言葉は使えます。足元の悪い中という言葉は、決して字面通りの意味ではないことを認識して使う必要があり、まずは悪天候の中来ていただいてる状況について示していることを覚えておきましょう。
足元の悪い中の意味②悪天候は雨だけではなく雪も含まれる

足元の悪い中の意味の2つ目は、悪天候は雨だけではなく雪も含まれることです。悪天候に付いては必ずしも雨だけではなく、雪や雹、そしてあられ等についても意味しています。それらが溶けることで、水となり地面の状況を悪くすることになるからです。
そのため、実際に地面がぬかるんでいるか、すべりやすくなっているかということには関係なく、悪天候の際に相手のことを気遣って使う言葉となります。天候が悪い時限定で使えるこういった表現をここぞという時に使うことで、相手への気遣いをしっかり表すことができますので、使えるシーンをしっかり認識しておきましょう。
ただし、悪天候と言っても例えば強風や竜巻については当てはまりません。あくまでも地面が濡れたりぬかるんだりすることを想定した言い回しとなるので、路面のコンディションに関係しないもの、あるいは水分を含むものが降り注ぐような悪天候でない場合、足元の悪い中は使いませんので注意が必要です。
足元の悪い中の意味③交通手段は問わず悪天候の中の移動を指して使う

足元の悪い中の意味の3つ目は交通手段は問わず悪天候の中の移動を指して使うことです。足元の悪い中はあくまでも歩いてそう感じることを意味していますが車や飛行機で移動をしている際にも使うことができます。本来の意味は歩くことを想定した意味合いになっていますが言葉そのものは悪天候の移動への気遣いを意味します。
また、どのような移動手段を使ってもどこかで歩いたりすることもありますし、またその人自身が路面コンディションが悪い中歩くことを意味するだけでなく、足元の悪い中ではいつもより交通渋滞や事故も起こりやすくなっています。そのため、そのような大変な状況に移動していただいた感謝も意味する言い回しであるのです。
足元の悪い中の使い方は?
足元の悪い中の使い方①悪天候の中の来社等の移動に感謝を示す

足元の悪い中の使い方の1つ目は、悪天候の中の来社等の移動に感謝を示します。足元の悪い中という言葉は、基本的には来社等ビジネスのシーンで使う、非常にフォーマルな響きのある言葉となります。そんな状況の中を移動し、わざわざ来社や来店をしてもらった感謝の気持ちを込めて使うことになります。
例えば「足元の悪い中のご来社に感謝申し上げます」といった形でシンプルに使うこともできます。このような例文を押さえておくと、相手の来社に対して短く、心のこもったビジネス感のあるお礼の言葉として、相手に感謝を届けることができます。
「本日は足元の悪い中ご来社いただきありがとうございます。本日が月末となりますので、何としても本日中にご相談したい件があり、ご連絡いたしました。わざわざご来社いただく形となり、申し訳ございません」といった形で使うこともできます。
足元の悪い中の使い方②悪天候の中の来社に申し訳なさを示す

足元の悪い中の使い方の2つ目は、悪天候の中の来社に申し訳なさを示します。足元の悪い中という表現は「足元の悪い中お呼び立てして誠に申し訳ありません」といった形で謝罪も交えながら使うこともできます。お礼を伝えるのか謝罪を伝えるのかは状況次第となりますが、両方を伝えるのがベターと言えます。
足元の悪い中の使い方③足に障害がある人には配慮し別の言葉を使う

足元の悪い中の使い方の3つ目は、足に障害がある人には配慮し別の言葉を使います。足元の悪い中という言葉には差別的な言い合いは含まれていないのですが、相手が足に障害がある人の場合、差別的な意味でその言葉を受け止めてしまう可能性があるので注意が必要です。
そのため、相手方が足に障害がある方の場合は後に紹介する類語や言い換えの表現を使った方が無難ですし、気持ちも伝わることでしょう。滅多にあるシチュエーションではないかもしれませんが、相手に誤解されるシチュエーションもあると認識して、足元の悪いという言い回しは使う必要があることを覚えておきましょう。
足元の悪い中の使い方④ビジネスにおいては基本的な配慮として使う

足元の悪い中の使い方の4つ目は、ビジネスにおいては基本的な配慮として使います。天気が悪い時に来ていただいたら足元の悪いという表現や、その類語や言い換えにあたる表現を使うと、相手に対して自分自身の配慮がしっかり伝わります。
足元が悪いと言い切れないような小雨の時であっても、悪天候だと感じるような状況であればこのような表現は相手にも気配りとして伝わることになります。そのため、足元が悪いという言葉は閊える状況であれば、基本的な配慮を表す表現として進んで使うと良いでしょう。
ちなみに下記の関連記事は、事故報告書について紹介しているものであり、足元の悪い中という表現とともに、ビジネスパーソンであれば覚えておいた方がいい内容となっています。特に天候が悪い日に事故は起こりやすいものです。作成不要であることを祈りますが、いざという時には役立つ内容ですので参考にしてください。
足元の悪い中の使い方⑤大勢を相手にしても使うことができる

足元の悪い中の使い方の5つ目は、大勢を相手にしても使うことができます。基本的に対面で、相手の顔がしっかり見える状況の中で使う言葉ではありますが、大勢を相手にして使うこともできます。特にメールで相手に対するお礼を伝えるような場面では、相手に気遣いと礼儀正しさを伝えることができます。
例えば「本日はお足元の悪い中ご来社いただきまして誠にありがとうございました。皆様のご足労の甲斐があり、無事にプロジェクトのキックオフが決まりましたことに厚くお礼を申し上げます。私たちのプロジェクトのキックオフを、今では晴れ空が祝福してくれているようでございます」などと送ることができます。
最後の一文のような、気の利いた表現は毎回必要はないかもしれませんが、このような足元の悪い中という言い回しで相手への気配りができると、相手からビジネスにおける信頼が増すことでしょう。
足元の悪い中の類語は?
足元の悪い中の類語や言い換え表現①ご足労いただく

足元の悪い中の類語や言い換え表現の1つ目は「ご足労いただく」という表現です。「ご足労いただく」という表現は天気に関わらず「わざわざ来ていただいた」「来ていただくというご苦労をおかけした」といった意味合いで使われる言葉であり、ビジネス以外でも相手への気遣いを示す言い回しとして広く使われています。
例えば「ご多忙の折にご足労いただく形となり申し訳ありませんでした」といった形で使うこともできますし、また「本日は雨天にも関わらずご足労いただくこととなり申し訳ありませんでした」といった形で使うこともできます。天気が悪いことを表す言葉を使うと、足元の悪い中の類語や言い換え表現として使えます。
足元の悪い中の類語や言い換え表現②ご足労をおかけする

足元の悪い中の類語や言い換え表現の2つ目は「ご足労をおかけする」という表現です。この表現は「ご足労いただく」という表現同様に、悪天候である旨を付け加えることで足元の悪い中来ていただいたという言葉の類語や言い換え表現として使うことが出来ます。この表現は「ご足労いただく」との使い分けが重要です。
例えば「会場が弊社大会議室に決定いたしました。ご足労をおかけすることとなりますが、何卒よろしくお願いいたします」といった形で使います。基本的に目上の相手に使う言葉ですが、反論を許さない状態でのみ使える表現と言えます。分かりやすく言うと、来ていただくことが決まっているような状況です。
そのため、例えば会議の場所が決まっておらず、こちら側が訪問するのか相手が来社するのかわからない段階で「ご足労をおかけすることとなりますが」と言ってしまうと、相手に対して非常に押しつけがましい表現になってしまいます。この言い換え表現については、相手が失礼に感じないよう気を付けて使いましょう。
足元の悪い中の類語や言い換え表現③足をお運びいただき

足元の悪い中の類語や言い換え表現の3つ目は「足をお運びいただき」という表現です。この表現は他の類語や言い換え表現と同じように、わざわざきていただいたことを示す言い回しです。「ご足労」という表現を使う場合に比べると、来ていただいた手間や時間が軽いと思われる時に使う表現となります。
例えば「お忙しい中足をお運びいただき感謝しております。本日は要点を簡潔にお伝えいたしますので、是非よろしくお願いいたします」といった使い方をします。来ていただいたことに対してお礼や感謝を伝える表現として幅広く使うことができます。
ちなみに「足をお運びいただき」という表現が「ご足労」という言葉を使った表現と比較されて、相手に印象が軽いと言われ失礼にあたるようなことはありませんし、お礼の言葉も謝罪の言葉も添えることができ「雨天の中足をお運びいただき」といった形でも使えますので、非常に使い勝手のいい表現だと言えます。
足元の悪い中の類語や言い換え表現④悪天候の中わざわざお越しいただき

足元の悪い中の類語や言い換え表現の4つ目は「悪天候の中わざわざお越しいただき」という表現です。「わざわざお越しいただき」という表現は、相手がこちらに来ることが簡単ではないことを指し示し、相手の苦労を察して相手に感謝や謝罪を伝えることができる表現となります。
またここまで紹介した類語や言い換えの表現は「足元が悪い中ご足労いただく」「足元が悪い中ご足労をおかけする」「足元が悪い中足をお運びいただき」「足元が悪い中わざわざお越しいただき」と、足元が悪い中という表現と一緒に使うことができます。
足元が悪い中という表現は、来てもらうことに対してのお詫びや感謝を示している表現であり、わざわざ来ていただくというニュアンスが込められているので単独で「足元が悪い中本当にありがとうございます」という言い方は「天気が悪い中お越しいただきありがとうございます」と同じ意味を表しているのです。
足元の悪い中の反対語は?
足元の悪い中の反対語①晴天に恵まれ

足元の悪い中の反対語の1つ目は「晴天に恵まれ」という言い回しです。足元が悪い中という言い回しの反対語は、基本的に天気がいい状態を表す言い回しになります。そのため来てくれた人に対して「晴天に恵まれ」と伝えると、足元が悪い中の反対語のニュアンスを表すことができるのです。
足元の悪い中の反対語②気持ち良い秋晴れの中

足元の悪い中の反対語の2つ目は「気持ち良い秋晴れの中」です。この反対語表現は、秋にしか使えませんが、秋独特の気持ちのいい青空を表すことができる反対語表現です。この反対語表現は「気持ちの良い秋晴れの中、よくぞお越しいただきました」といった形で使うことができます。
足元の悪い中の反対語③晴れの日にお越しいただき

足元の悪い中の反対語の3つ目は「晴れの日にお越しいただき」という表現です。この反対語表現は晴れている場合にも使いますが、結婚式の場合、めでたいという晴れと天気の晴れの2つを掛け合わせて使います。「このような晴れの日にお越しいただき、若い2人の門出にふさわしく感激しております」といった形で使います。
足元の悪い中という言い回しを使いこなそう!
足元の悪い中という表現の使い方と、類語や言い換え表現、そして反対語まで幅広く紹介してきました。ここで紹介したことを、ビジネスや日常生活における相手方への気遣いとして活用してもらえたらうれしいです!
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