物見遊山の読み方や類語に使い方は?例文10選!由緒ある景色の意味も

物見遊山という言葉の意味や由緒について知っているでしょうか。景色を見ることや散歩にちなんだ言葉です。あまり見聞きしない言葉かもしれませんが、旅行やお出かけの言い換えとしても使えます。そんな物見遊山の使い方や例文もまとめていますので、ぜひご覧ください。

物見遊山の読み方は?

物見遊山の「物見」の読み方は「ものみ」

物見

物見遊山の「物見」の読み方は「ものみ」です。何かを見ることを表した言葉で、特に見物を表します。例えば、景色を見る・観光することを物見と言います。そのほかには物見やぐらという、敵を観察する建物のことを表したり、窓や隙間から見ることを物見と言ったりします。

「物見」の例文を挙げてみましょう。例えば「物見台から壮大な自然の景色を眺めた」「旅行先の風景の物見に出かける」「物見やぐらから敵の動向をうかがった」などです。何かを見物することを表しています。

物見遊山の「遊山」の読み方は「ゆさん」

遊山

物見遊山の「遊山」の読み方は「ゆさん」です。遊ぶ山と書くので、山で遊ぶという意味もありますが、気分転換や気晴らしに他所へ遊び歩いたり、散歩することも指します。使い方は、遊山客・遊山に出かける・遊山気分、遊山保養、遊山人などの表現があります。

「遊山」の例文を挙げてみましょう。例えば「紅葉を楽しむために遊山客がそこらじゅうにあふれかえっていた」「考えが煮詰まってきたので気晴らしに遊山に出かけた」などです。遊びに行くことを表した言葉です。

物見遊山の意味は?

物見遊山の意味は景色や観光を楽しむ・見るために散歩すること

観光を楽しむ

物見遊山の意味は景色や観光を楽しむ・見るために散歩することです。例えば、旅行に行ったときにさまざまな景色やお店などを見て回ると思います。周囲を見物しながら散歩して遊び歩くという感じの意味を持ちます。

物見遊山は楽しむイメージの強い言葉ですが、反面で悪い意味も持ちます。本来のやるべきことをやらずに遊び歩いていることを揶揄する場合に使います。例えば、出張という名目の~、海外視察という名前の~などです。

物見遊山の由緒①もともと他の寺へ修行へ行くという意味だった

寺へ修行

物見遊山の由緒1つ目は、もともと他の寺へ修行へ行くという意味だったことです。物見遊山はもともと禅宗に由緒のある言葉です。お寺のお坊さんが他山の山、つまり他所の寺へ修行に行くことを遊山と言っていました。遊は自由に歩き回ること、山は寺のことを指しています。

さらに言葉の意味は変化して、寺で修業を積んだお坊さんが、独自の悟りを開くべく、山の奥へ山ごもりして修行しに行くことを、遊山と呼んでいました。現代の意味と違い、由緒正しい禅宗の思想にはまったく楽しむ要素はありませんね。

物見遊山の由緒②山の景色を散歩して楽しむ・見るという意味に変化

山の景色

物見遊山の由緒2つ目は、山の景色を散歩して楽しむ・見るという意味に変化したことです。時が流れ、江戸時代ごろになると、遊山の意味は何がどうなったのか、山へ遊びにいく、遊びまわるという意味合いに変化しました。そのため、現代で使われている物見遊山の意味の由緒は、江戸時代からとなります。

物見遊山の使い方は?

物見遊山の使い方①遊びに行くとき

遊びに行く

物見遊山の使い方1つ目は、遊びに行くときです。見物しにどこかへ遊び歩く・散歩するという意味があります。どこか遊びで歩き回るときに使える言葉です。例えば、お出かけ・旅行・観光・散策などが当てはまります。

物見遊山の使い方②自分の真剣度を伝えるとき

真剣度を伝える

物見遊山の使い方2つ目は、自分の真剣度を伝えるときです。遊んでばかりいるという悪い意味でも使います。その意味合いを活用して「物見遊山で行くんじゃないですよ」という、否定形だと遊びでどこかに出かけるのではない、という意思表示ができます。

物見遊山の使い方の例文10選

物見遊山の使い方の例文①物見遊山の気分

物見遊山の気分

物見遊山の使い方の例文1つ目は、物見遊山の気分です。気分が観光・旅行気分だということを示しています。使い方は、どこかに外出して、楽しい気分で何かを見る・見に行くときに使えるでしょう。

「物見遊山の気分」の例文を挙げてみましょう。例えば「半分、物見遊山の気分で遠方へ取材に行った」「旅行から帰ってきたが、まだ物見遊山の気分が抜けなかった」などです。楽しい気分であることを表しています。

物見遊山の使い方の例文②物見遊山に出かける

物見遊山に出かける

物見遊山の使い方の例文2つ目は「物見遊山に出かける」です。遊びに出かける・何か楽しいものの見物に行くことを表しています。使い方は、ふとした気分転換やちょっとしたお出かけのときに使えるでしょう。

「物見遊山に出かける」の例文を挙げてみましょう。例えば「落ち込んだ気分を変えるために、物見遊山に出かける」「秋の紅葉を見るために物見遊山に出かける」などです。どの例文も、楽しむことや見ることを目的に外出することを表しています。

物見遊山の使い方の例文③物見遊山の旅

物見遊山の旅

物見遊山の使い方の例文3つ目は、物見遊山の旅です。景色を見る・旅行先の街を散歩する、の意味を持ちます。使い方は、旅先で色んなものを見ること、楽しむことを表したいときに使えるでしょう。

「物見遊山の旅」の例文を挙げてみましょう。例えば「夫と物見遊山の旅を満喫した」「物見遊山の旅をするべく、計画を立てた」「物見遊山の旅はいい思い出となった」などです。

物見遊山の使い方の例文④物見遊山的

物見遊山的

物見遊山の使い方の例文4つ目は「物見遊山的」です。遊び気分な~・旅行気分な~という意味です。使い方は、楽しそう・遊び感覚なことを伝えたいときに使えるでしょう。

「物見遊山的」の例文を挙げてみましょう。例えば「部下が物見遊山的な発想で、出張の計画をつくり提出してきた」「仕事で来てるはずが物見遊山的な行動となった」などです。どの例文でも、遊び感覚・楽しい気分であることを表しています。

物見遊山の使い方の例文⑤物見遊山に行く

物見遊山に行く

物見遊山の使い方の例文5つ目は「物見遊山に行く」です。遊びに行く・旅行に行く・散歩でぶらつく、と似た意味合いを持ちます。使い方は、どこか目的地があって遊びや散歩がてらに行くときなどに使えるでしょう。

「物見遊山に行く」の例文を挙げてみましょう。例えば「早朝の魚市場へ物見遊山に行く」「日課の散歩コースで歩きながら物見遊山に行く」「駅は物見遊山に行く人でごった返していた」などです。どこかぶらつく、景色を見る・遊びに行くことを表した言葉です。

物見遊山の使い方の例文⑥物見遊山の人々

物見遊山の人々

物見遊山の使い方の例文6つ目は「物見遊山の人々」です。遊びや観光に来ている複数・たくさんの人のことを表しています。使い方は、レジャー目的で来ている観光客を別の表現で表したいときなどに使えるでしょう。

「物見遊山の人々」の例文を挙げてみましょう。例えば「ゴールデンウィークの駅は物見遊山の人々がたくさんいた」「連休の終わりかけになると物見遊山の人々の帰宅ラッシュが始まる」などです。多くの観光客やレジャー客を表す言葉ですね。

物見遊山の使い方の例文⑦物見遊山で来たわけでは~

真剣さを訴えたい

物見遊山の使い方の例文7つ目は「物見遊山で来たわけでは~」です。遊び気分・旅行気分ではないことを伝えられます。使い方は、相手に遊びではないという真剣さを訴えたい場合に使えるでしょう。

「物見遊山できたわけでは~」の例文を挙げてみましょう。例えば「観光地にやってきたのは物見遊山できたわけではないからだ」「あくまで仕事の取材であって、食べ歩きの物見遊山で来たわけではない」などです。遊びではなく仕事であることを訴えた表現といえるでしょう。

物見遊山の使い方の例文⑧物見遊山に来る

物見遊山に来る

物見遊山の使い方の例文8つ目は「物見遊山に来る」です。遊びがてら見物する・人がやってくるという意味合いを示した言葉です。使い方は、遊びに人が来ていたり、自分が行くときに使えます。例文を挙げると「シーズンになると物見遊山に観光客が来る」などです。

物見遊山の使い方の例文⑨物見遊山がてら

物見遊山がてら

物見遊山の使い方の例文9つ目は「物見遊山がてら」です。メインではないものの遊び・旅行のついでにという意味です。使い方は、何かのついでに遊びや旅行も満喫しようという感じで使えます。例えば「物見遊山がてら、有名な観光地と旅館の温泉を楽しんだ」などです。

物見遊山の使い方の例文⑩物見遊山ではない

物見遊山ではない

物見遊山の使い方の例文10個目は「物見遊山ではない」です。遊びの気持ちの否定を表します。使い方は、遊び・旅行の気持ちであることを否定したいとき、誤解して欲しくないときに使えます。例えば「これは物見遊山ではない、仕事の話だ」などです。

物見遊山の類語は?

物見遊山の類語①旅行

旅行

物見遊山の類語1つ目は旅行です。遊びで見物しながら散歩するという意味では、旅行が物見遊山の類語となります。旅行でやることなすこと全て当てはまると言ってもいいでしょう。意味的には旅行気分と通じるものがあります。例文を挙げてみると「旅行の準備をする」「旅行の計画を立てる」などです。

物見遊山の類語②お出かけ

お出かけ

物見遊山の類語2つ目はお出かけです。遊びに出かけるという意味で「お出かけ」も物見遊山の類語となります。例えば、見物して楽しむ点では、買い物のウィンドウショッピングや単に近場をぶらつく場合なども当てはまるでしょう。例文を挙げてみると「休日にお出かけする」「お出かけで疲れる」などです。

物見遊山は遊び歩いたり見物すること

以上が物見遊山の意味や由緒、使い方などについてでした。遊びや旅行で景色や名物を見物することを指した言葉です。難しい言葉なので、あまり使われることがないですが、機会があれば使ってはいかがでしょうか。

ちなみに、英語ではgo on a jaunt、pleasure tripと言うそうです。直訳すると前者は小旅行へ行く、後者は嬉しい旅行という意味です。聞きなじみのあるtour(ツアー)やtourist(ツーリスト)は若干意味が違うため表現上、適切とは言えないようです。

言葉の意味の記事のほか、人間心理・お金に関すること、お役立ち知識など多数まとめております。どれも読みごたえがありますので、ぜひご覧ください。

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