最終更新日: 2019/06/21 14:45 外付けHDDの簡易NAS化|無線LANルーターに接続する方法は?
外付けHDDをNAS化する方法について知っているでしょうか。ハードディスクをNAS化すると、パソコンやスマホでファイルを共有したい場合に便利です。また、導入もそれほど難しくありません。ルーターに接続するだけです。この記事では、USB・有線・無線LANでNASを使う方法などをまとめています。
※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。
目次
NASとは?NAS化のメリットは?
NASとはルーターなどのLAN機器に接続した外付けHDDのこと
NASとはルーターなどのLAN機器に接続した外付けHDDのことです。NASは正式名称で「Network Attached Storage」といいます。ルーターなどのLAN機器に取り付けたストレージという感じの意味です。ストレージはデータを保存する機器のことで、ハードディスクなどが該当します。
ルーターなどのLAN機器にハードディスクを接続することをNAS化といいます。NAS化すると、そのLANに接続している、すべてのデジタル機器からNAS化した外付けハードディスクにアクセスすることができます。例えば、パソコン、Wi-Fiで接続したスマホなどが該当します。
NAS化のメリット①複数の機器でデータを簡単に共有できること
NAS化のメリット1つ目は、複数の機器でデータを簡単に共有できることです。通常、パソコンのデータをスマホに移すには、USB接続してデータの移行操作をする必要があります。しかし、NAS化した外付けHDDにデータを保存すれば、わざわざUSBを使って操作する必要もありません。
なぜかというと、NAS化した外付けHDDにアクセスすれば、データをダウンロードできるからです。例えば、パソコンからNAS化外付けHDDにデータAを保存したとします。スマホからもNAS化ハードディスクにアクセスできるので、見に行けばデータAをダウンロードできます。
つまり、NAS化外付けHDDは共同の倉庫だということです。データを保管する同じハードディスク(倉庫)を共有しているため、わざわざパソコンとスマホをUSBで接続しなくても、データを各自で取得できるのです。しかし、NAS化外付けHDD(倉庫)がある同じネットワーク(敷地)でなければアクセスはできません。
NAS化のメリット②データのバックアップ・保管場所に最適
NAS化のメリット2つ目は、データのバックアップ・保管場所に最適なことです。NASは保存できる容量が基本的に大きいため、大事なデータのバックアップを取ったり、スマホなどのデータを保管する場所として最適です。特にスマホはデータがすぐに満杯になるため、保管先として使い勝手がいいでしょう。
外付けHDDの簡易NAS化に必要な物は?
外付けHDDの簡易NAS化に必要な物①NAS用または外付けHDD
外付けHDDの簡易NAS化に必要な物1つ目は、NAS用または外付けHDDです。NASを目的としたHDDか、USB接続で利用する外付けHDDを用意する必要があります。NAS用外付けHDDのデータ容量はTBが基本です。TBはGBより上位の単位で、超大容量のハードディスクとなります。
価格はHDDの容量に比例して上がります。機種にもよりますが容量は最低1TB~8TBなど幅があり、6TBで概ね5万前後の価格になります。しかし、一般的なUSB接続で使う外付けHDDの場合は、価格が下がり、同じ6TBでも2万前後、高くても3万ほどで手に入ります。
外付けHDDの簡易NAS化に必要な物②USBコードまたはLANケーブル
外付けHDDの簡易NAS化に必要な物2つ目は、USBコードまたはLANケーブルです。NAS用の外付けHDDを使う場合は、LANケーブルが必要になります。LANケーブルは、ルーターなどのネットワーク機器を接続する際に使うケーブルと同じものです。
USBコードは、一般的な外付けハードディスクを利用する場合になります。また、接続先のルーターがUSB端子に対応している必要があります。ルーターの背面を見て、USBの差し込み口がなければ、外付けハードディスクでNAS化はできないということになります。
外付けHDDの簡易NAS化に必要な物③無線LANでの利用は変換器がいる
外付けHDDの簡易NAS化に必要な物3つ目は、無線LANでの利用は変換器がいることです。イーサネットコンバーターという変換器が必要になります。有線LANの機器を無線対応させる中継器となります。もしHDDとルーターの間を無線で通信させたいなら必要になります。
イーサネットコンバーターの価格はピンキリですが、概ね3000円前後で購入できます。モノによっては通信速度や機器のサイズなどが違いますので、よく吟味して選びましょう。
外付けHDDをNAS化する方法の手順やポイント
外付けHDDのNAS化手順・ポイント①外付けHDDをルーターに接続
外付けHDDのNAS化手順・ポイント1つ目は、外付けHDDをルーターに接続することです。NAS用のHDDとルーターをLANケーブルで接続します。差込口はルーター背面にあるLANポートです。USB接続する場合はUSBポートに差し込みます。