感慨深いの意味とは?感慨深く感じる・感慨深い気持ちの使い方例文6選
今回は、「感慨深い」の意味と、感慨深く感じる・感慨深い気持ちの使い方を例文を用いて説明していきます。さらに、間違えてしまいがちな「考え深い」との違いも併せて説明します。「感慨深い」という言葉を正しく理解した上で、使いこなせるようになりましょう!
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感慨深いの意味とは?
感慨深いの意味とは「深くしみじみと感じること」
感慨深いの意味とは「深くしみじみと感じること」です。心にジワーっと思いが広がって、深くしみじみしてしまうことや、その気持ちを指します。過去の経験などを思い出して、深くしみじみした気持ちになるような状態です。たとえば、卒業式で在学中の出来事を思い出して、深くしみじみと感じるような場合です。
「感慨深い」は、「感慨」と「深い」の二つの言葉で成り立っています。「深い」の意味はほとんどの人が知っていると思いますが、「感慨」は馴染みがない人もいるでしょう。ただ、「感慨」の意味があまりわからなくても、とりあえず”何か”が深いというのはわかると思います。
感慨の意味とは「しみじみした気持ちになること」
感慨深いの「感慨」の意味とは、「しみじみとした気持ちになること」です。物事で心が動いて、しみじみとした気持ちになることを指しています。感慨の類語には、「感動」や「感激」があります。どれも、何かによって心を動かされた様子や気持ちを表す言葉ですよね。
「感慨」は、感動や感激と意味は似ていますが、ニュアンスが違うところがあります。感慨は、様々なことに思いを馳せてしみじみとした気持ちになったときに使われます。感動や感激は、目の前の物事で心が動いたときに使われるのが一般的です。思い出や経験などに思い出して心が動いたときが「感慨」を使うタイミングです。
下の記事では、感慨と同じ「感」を使った言葉の一つである「感心」の意味について説明しています。意外と間違われやすい関心との違いなどについても説明していますので、こちらも併せて読んでみてください。もしかしたら、自分の間違いに気づけるかもしれませんよ。
「感慨深い」と「考え深い」の意味は異なる
「感慨深い」と「考え深い」は読み方も似ていて、意味も同じと思っている人もいますが、感慨深いと考え深いの意味は異なるので注意しましょう。「感慨深い」はしみじみと深く感じることを意味する言葉ですが、「考え深い」は字の通り”考えが深い”という意味の言葉です。つまりよく考えられているということを指します。
「感慨深い」は”かんがいぶかい”と読み、「考え深い」は”かんがえぶかい”と読みます。読み方も意味も異なる言葉なので、間違って使ってしまうと恥をかいてしまうでしょう。心が動いたときは「感慨深い」で、深く考えられているときは「考え深い」であることを頭に入れておきましょう。
感慨深いを考え深いと間違えてしまうように、知らないうちに間違っている言葉を使っていたり、正しいと思っていた言葉が実は間違っていたということもありますよね。ビジネスシーンでよく使われる言葉の一つで間違われやすい「表題」について、下の記事で説明していますので、こちらもぜひ読んでみてください。
感慨深いの使い方と例文3選
感慨深いの使い方と例文①息子のスーツ姿を見ると感慨深いものがある
感慨深いの使い方と例文1つ目は「息子のスーツ姿を見ると、感慨深いものがある」です。成人式や入社式などで息子のスーツ姿を見て、しみじみと深く感じるものがあるという意味の例文です。息子のスーツ姿を見たことで、小さかった頃の息子の姿を思い出し、成長や時の流れなどを深く感じてしみじみしている状態です。
このような「○○を見ると、感慨深いものがある」という使い方は、ビジネスシーンでも使うことができます。たとえば、商品の企画から携わり、スタッフたちと様々なことを乗り越えて商品化に成功したという状況で、店頭に並ぶその商品を見て感慨深くなるというような場合があります。
ビジネスシーンでは、プロジェクトが終了して成果が見られたときなどに「感慨深い」と使うタイミングがあります。同じプロジェクトに携わった人に「○○を見ると、感慨深いものがありますね」と感慨深い気持ちを共有することもできます。
感慨深いの使い方と例文②これまでを思い出して感慨深い気持ちになった
感慨深いの使い方と例文2つ目は「これまでを思い出して感慨深い気持ちになった」です。過去のツラかったことや、楽しかったことなど、良いことも悪いことも思い出して、深くしみじみとした気持ちになったというときに使える例文です。「感慨深い気持ち」は、深くしみじみとした気持ちを意味します。
ビジネスシーンにおいては、プロジェクトが成功したときなどに使うことができます。様々な苦労の末の成功であれば、深くしみじみとした気持ちになりますよね。そういったときに「感慨深い気持ち」を用いることができます。プロジェクトの成功を祝うときの挨拶などで使ってみると良いでしょう。
感慨深いの使い方と例文③長年の夢が叶い感慨深く思っております
感慨深いの使い方と例文3つ目は「長年の夢が叶い、感慨深く思っております」です。長年の夢が叶って、深くしみじみとした気持ちであるという意味の例文です。感慨深いは「感慨深く」と活用形にすることができるので、「感慨深く思っております」「感慨深く思っています」と使うことができます。
「長年の夢が叶い」のように、感慨深く思った理由が時間の経過が長いと、心が深く動いたことをより強く印象付けることができます。「入社したときからの目標が叶い」など、自分の状況に合った期間の長さを「感慨深く思っております」の前に付けると良いでしょう。
下の記事では、社会人と新入社員の抱負の書き方の例文を紹介しています。ビジネスシーンでは使う言葉以外にも、思いがけない壁にぶつかってしまうことがあります。抱負と目標の違いなども説明していますので、ぜひ抱負を聞かれる前にチェックしてみてください。
英語の感慨深いの使い方と例文3選
英語の感慨深いの使い方と例文①deeplymoved
続いては英語の感慨深いの使い方と例文です。1つ目は「deeply moved」です。deeply movedは「感慨深い」という意味の英語です。moveは動くという意味なので、深く心が動いたということを表しています。
I am deeply moved(私は感慨深く思っています)や、I was deeply moved(私は深く感動しました)と使います。プロジェクトの成功で感慨深いを英語で表現するには、I am deeply moved by the success of the project.が良いでしょう。
deeplyを付けることで、心が深く動いたことを強調することができますが、movingだけでも心が動いたことを表現することもできます。
英語の感慨深いの使い方と例文②deepemotion
英語の感慨深いの使い方と例文2つ目は「deep emotion」です。deepは「深い」を意味し、「emotion」は感情を意味しているので、deep emotionで「感慨深い」と表すことができます。
My dream has come true and deep emotionで、夢が叶って感慨深いという意味になります。When he saw the video,he felt deep emotion(彼はそのビデオを見て、感慨深い気持ちになった)のようにも使うことができます。
ビジネスシーンで使う機会が多い敬語は、英語表現を覚えておくとためになりますよね。下の記事では、ビジネスシーンで頻繁に使われる「今後ともよろしくお願いします」の敬語や英語を紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
英語の感慨深いの使い方と例文③feeldeeply
英語の感慨深いの使い方と例文3つ目は「feel deeply」です。feel deeplyはしみじみと深く感じ入るという意味の英語です。感慨深いという意味で使うことができます。feelは「感じる」という意味で、「deeply」は「深く」という意味の英語です。
I feel deeply,looking at my son's growth.(息子の成長を見て、深く感じ入っている)という使い方です。feelの形を過去形にすれば、「深く感じ入った」と表現することができます。
たとえばビジネスシーンでは、When I saw the finished product,I felt deeply(完成した商品を見て、しみじみと深く感じ入った)というように使うことができます。
「感慨深い」を正しく使おう
「感慨深い」は、ただ感動したというだけではなく、深く心に感じ入ったということを意味する言葉です。そのため、状況的に使うとおかしい場面も存在します。過去の経験や出来事を思い出してしみじみした気持ちになるようなときだけに絞って、正しく使いましょう!感慨深い気持ちが、相手により深く伝わるはずです。
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