送辞の書き出しは?書き方の例文10選!感動する挨拶や答辞や時候も
在校生から卒業生に向けて送る最後のメッセージが「送辞」です。時候の挨拶を交えた素敵な送辞の書き出しの例文を紹介します。送辞の書き方をしっかりと把握し、卒業生を送り出す感動的な文章を作りましょう。送辞の書き出し方についても紹介します。
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送辞とは?
送辞とは|大学や高校などの卒業式で在校生が卒業生に贈る言葉
送辞とは、大学や高校などの卒業式で在校生が卒業生に贈る言葉のことです。卒業し、それぞれの進路に向かって進んでいく卒業生を祝い感謝を述べ、激励を伝えます。今まで卒業生たちが学校で経験した思い出を懐かしむことのできるような共感しやすい文を伝えることが大切です。
そして、残された自分たちからの最後のメッセージを伝えるのも送辞の役割です。卒業生を見習いこれからも励んでいくという宣言、そして卒業していくことへの寂しい気持ちも盛り込むといいですね。
送辞とは|送辞の答えとして答辞がある
送辞とは、答辞の前に述べるものです。送辞に対しての答えとして、卒業生からのメッセージである「答辞」があります。そのため、卒業生が読む「答辞」に繋げやすい文章にするのもポイントです。送辞を読まれてからの答辞は感動もひとしおです。卒業生・在校生・教職員や保護者の感動を誘う流れになっています。
送辞の書き出し方は?
送辞の書き出し方|学校ならではの時候の挨拶を取り入れる
送辞の書き出し方でまず意識したいのは、学校ならではの時候の挨拶を取り入れることです。季節を盛り込み景色を思い出させる時候の挨拶に、今まで卒業生が過ごしてきた校舎の景色を交えるようにしましょう。「校庭の桜も少しずつ膨らみ始めました。」など、学校で見つけた景色を織りこみましょう。
送辞の書き出し方|わかりやすい言葉選び
送辞の書き出し方で次に意識したいのが、わかりやすい言葉選びをすることです。社会に出て書くようになる時候の挨拶はかしこまっているものが多く、礼儀としては正しいですが「学生が読むもの」としては少し大人びています。在校生らしい言葉選びをするようにしましょう。
例えば「桃の香りが麗しく感じられる春暖の頃となりました」と言う時候の挨拶よりは「桜の香りが軽やかに流れ、暖かい春の日差しを感じる季節になりました」の方が情景を意識しやすく分かりやすいですよね。社会人になってから使う時候の挨拶を、送辞では少し工夫して書くように心がけてみましょう。
送辞の書き出しの例文10選
送辞の書き出しの例文と書き方①時候の挨拶を盛り込んだ書き出し
送辞の書き出しの例文と書き方1つ目は、時候の挨拶を盛り込んだ書き出しです。「校庭の草木が顔を出し、小鳥のさえずりもあちこちから聞こえるようになりました。校舎の窓から差し込む暖かい風を感じつつ、今日という日を迎えます。」という例文です。
通い慣れた校庭の様子を視覚だけでなく、聴覚・触覚に働きかけて表現します。昨日までの感じていた景色を思い起こすことのできる風情溢れる書き出しになっています。わかりやすく学生らしい時候の挨拶です。
送辞の書き出しの例文と書き方②比喩表現も取り入れた工夫溢れる書き出し
送辞の書き出しの例文と書き方2つ目は、比喩表現も取り入れた工夫溢れる書き出しです。「穏やかな日差しが差し込み、春の陽気を感じることができるようになりました。真っ白なカーテンが暖かくなびき、まるで私たちを見守ってくださっている先輩方のようです。」という例文です。
春風になびく教室のカーテンを、卒業していく先輩に見立てています。分かりやすい比喩表現を盛り込むことで、オリジナルな送辞の書き出しを作ることができます。外の天候に関係なく使うことのできる例文です。
送辞の書き出しの例文と書き方③小学校・中学校で使える書き出し
送辞の書き出しの例文と書き方3つ目は、小学校・中学校で使える書き出しです。「校舎の周りを桜が覆い、新たな旅立ちを祝福しています。小鳥のさえずりや顔を出した草木も、お祝いを伝えるかのごとく暖かく私たちを包んでいます。」という例文です。
桜に覆われた校舎や、顔を出した草木などの分かりやすい表現は小学生・中学生に特におすすめです。卒業生を送り出している柔らかな景色を言葉にしましょう。次に続ける言葉も書きやすいのが特徴です。
送辞の書き出しの例文と書き方④時候の挨拶を盛り込んだ書き出し
送辞の書き出しの例文と書き方4つ目は、時候の挨拶を盛り込んだ書き出しです。「あれほど厳しかった冬の寒さも、今では暖かな春の陽気に変わりました。教室に差し込む太陽の優しい光が、新しい季節の訪れを伝えてくれています。」という例文です。
教室という単語を盛り込むことで、今まで過ごしてきた校舎を懐かしむことのできる書き出しになっています。3月という時期にふさわしい書き出しです。
送辞の書き出しの例文と書き方⑤在校生らしい言葉を入れた書き出し
送辞の書き出しの例文と書き方5つ目は、在校生らしい言葉を入れた書き出しです。「通学路の雪解け水が太陽の日差しを反射しキラキラと輝いています。今日の良き日を、こんなにも暖かな思いで迎えることができることを嬉しく思います。」という例文です。
在校生の気持ちを「こんなにも暖かな思いで迎えることができる」という言葉で表現することで、卒業生を送り出す送辞の挨拶らしい書き出しになっています。在校生代表の言葉、ということをしっかり感じさせる書き出しです。
送辞の書き出しの例文と書き方⑥特に小学校で使える書き出し
送辞の書き出しの例文と書き方6つ目は、特に小学校で使える書き出しです。「学校の花壇で揺れる花たちが、春の訪れを告げることとなりました。卒業生の皆様、並びに保護者の方々、本日はご卒業おめでとうございます。」という例文です。
保護者も出席することがほとんどである小学校の卒業式にふさわしい書き出しです。また、学校の花壇というワードを盛り込むのもポイントです。実際に咲いている花の名前を加えると、よりオリジナリティのある書き出しになります。
送辞の書き出しの例文と書き方⑦桜の開花など関係なく使える書き出し
送辞の書き出しの例文と書き方7つ目は、桜の開花など関係なく使える書き出しです。「先日までの肌を刺すような空気が、いつの間にか柔らかく暖かい空気となりました。桜前線も北上し、私たちに春の訪れを告げています。」という例文です。
「桜前線も北上し」と書くことで、開花した地域・開花していない地域でも使いやすい書き出しになっています。特にまだまだ雪の残る地域であれば、これから訪れる桜の開花というイベントを感じさせる時候の挨拶になっています。
送辞の書き出しの例文と書き方⑧シンプルで使い勝手のいい書き出し
送辞の書き出しの例文と書き方8つ目は、シンプルで使い勝手のいい書き出しです。「登下校中に暖かい春の香りを感じられる3月、新たな思いで今日の日を迎えられていることと思います。この度はご卒業おめでとうございます。」という例文です。
学校に関連する「登下校中」というワードを盛り込み、どんな天気や気候でも関係なく使える学生らしい書き出しになっています。卒業を祝う一言を入れ、次の文章に繋げやすくなっています。
送辞の書き出しの例文と書き方⑨時候の挨拶を盛り込んだ季節感のある例文
送辞の書き出しの例文と書き方9つ目は、時候の挨拶を盛り込んだ季節感のある例文です。「校舎の雪も解け、向こうの山に残る雪がなんだか懐かしい景色のように感じます。冬が終わりを告げ、新しい春が顔を出し始めています。」という書き出しです。
高校・大学でも使いやすい書き出しになっています。雪解けと山頂に残る雪を表現し、新しい季節の訪れを感じることのできる文章です。
送辞の書き出しの例文と書き方⑩感動を誘う書き出し
送辞の書き出しの例文と書き方10個目は、感動を誘う書き出しです。「制服に反射する太陽の光が、冬から春へと変わりつつあります。先輩方と一緒にこの校舎で学びを深めていた日々が懐かしい思い出へと変化していきます。」という例文です。
今まで袖を通していた制服も、卒業すればもう着ることはなくなります。そんな思いまで感じさせる書き出しです。更に、在校生の寂しさや惜しむ気持ちを冒頭の書き出しに盛り込むことでより感動的な挨拶となっています。
素敵な送辞の書き出しで卒業生を送り出そう!
在校生代表として読むことになる「送辞」に対して、「うまく読めるだろうか?」と緊張している方も多いですよね。送辞は、卒業生に送る在校生からの最後のメッセージです。うまい文章を書こうとはせず、自分たちの思いを素直に伝えようとする気持ちが感動を呼ぶポイントです。
素敵な送辞の書き出しであれば、会場にいる人もグッと話に聞き入ってくれます。ぜひ紹介した送辞の書き出しを参考に、素敵な送辞を考えてみてくださいね。他にも参考になる記事を紹介します。
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