香典返しのお礼状例文|テンプレートと手紙の言葉の書き方
香典返しのきちんとした書き方を知っていますか?香典返しのお礼状や挨拶は手紙やはがきで済ませる人が多いのです。だからこそ知っておきたい手紙や言葉の書き方を今回は紹介したいと思います。テンプレートや例文も載せていますので参考にしてみて下さい。
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香典返しのお礼状例文
香典返しのお礼状例文①メールの場合
香典返しのお礼状の例文1つめは「メールの場合」です。「(相手の名前)さま 先日は忙しい中葬儀に御参列いて頂きありがとうございました また ご丁重なるご厚志に感謝いたします 直接お礼を申し上げるべきところではありますが 取り急ぎメールお礼と御挨拶申し上げます」が基本的な例文の1つです。
香典返しをメールで行う場合、件名には「葬儀御参列のお礼」と葬儀に参加していただいたことのお礼と一目で分かるような件名をしましょう。本文では「(相手の名前)さま」から始まり、「葬儀に参列していただいたことのお礼」「葬儀が無事に済んだことの報告」「直接伺えないことの謝罪」と「結び」について述べましょう。
この方法は少数派なのですが、会社や友人など送る相手が多い人や香典時に住所が不明などの場合に使うのをおすすめします。まだまだ一般的には「はがき」や「手紙」が主流なのでとくに、年配の方に送る場合は相手を不快にさせてしまう場合もあるので気をつけましょう。
香典返しのお礼状例文②友人に送る場合
香典返しのお礼状例文2つ目は「友人に送る場合」です。「拝啓 先日は多忙の中葬儀に御参列していただきありがとうございました 生前親しくさせていただいた皆様にお見送りいただき 故人も喜んでいることと思います 供養のしるしに心ばかりの品をお届けいたしましたので受納ください」が基本的な例文の1つです。
香典返しのお礼状を友人に送る場合、葬儀当日は忙しくゆっくり故人の思い出話などすることができない場合が多いです。そのため、香典返しのお礼文に故人との思い出話やお礼状を送る相手との思い出話などにも触れて送るのもいいでしょう。特に親しい友人ならば共通の思い出話があるかもしれませんね。
香典返しのお礼状を友人に送る場合、他の人と同じ言葉の手紙を印刷してお礼の品を添えるのも1つの方法です。また、お礼状の内容に「葬儀が滞りなく行うことができたこと」「無事に終えることができたこと」「故人の戒名」など入れておくのも必要な内容ですので参考にしてみて下さい。
香典返しのお礼状例文③宗教に関係なく使える書き方
香典返しのお礼状例文3つ目は「宗教に関係なく使える書き方」です。「拝啓 先日は(族柄)(故人名)の葬儀に御参列いただきありがとうございました 生前から皆さまによくして頂き 親しい皆様に見送っていただき 故人も喜んでいることでしょう 心ばかりの品をお届けいたしましたので御受納ください」
香典返しの困ったパターンの1つに宗教の違いがあります。日本人の多くは仏教式で葬儀を行います。しかし、中にはキリスト式で葬儀を行う人もいるでしょう。そういったときの便利な香典返しのお礼状の例文です。ポイントは宗教のことに触れずに書くことです。例えば、戒名は仏教式のものなので触れないことがいいでしょう。
「葬儀参列のお礼」「生前の故人とのお付き合いのお礼」「お返しの品をお届けした報告」「結びの挨拶」の4つのことについて触れて書くといいでしょう。戒名や四十九日を終えた報告など宗教に関して触れることは書かなくていいでしょう。
香典返しの挨拶状の書き方例文は?
はがきでの香典返しの挨拶状の書き方例文①「頭語」と「葬儀参列のお礼」
はがきでの香典返しの挨拶状の書き方例文1つ目は「頭語」と「葬儀参列のお礼」です。はじめに、「頭語」では「謹啓」もしくは「拝啓」をつかいましょう。また、この頭語は必ずしも必要な物ではないので頭語と結語を両方とも入れるもしくは、両方とも入れないに統一をしましょう。
よく、手紙のはじめの挨拶では「季節の挨拶」が入りますが香典返しのお礼状にには、この「季節の挨拶」を必要としません。もし、葬儀参列のお礼から入りたくなければ「御尊家御一同様にはご清祥のこととお喜び申しあげます」と一文を入れてからお礼の言葉を入れるのをおすすめします。
「葬儀参列のお礼」として「先般 亡(族柄)(族名)の葬儀に際しましては御多忙にも関わらず御会葬に賜わりお厚くお礼申しあげます」と参列頂いたことに対してのお礼を述べましょう。また、香典を頂いた場合は「ご丁重なるご厚志を賜り」と言葉を加えておくといいでしょう。
はがきでの典返しの書き方例文②「四十九日を終えた報告」「品物届の報告」
はがきでの香典返しの挨拶状の書き方例文2つ目は「四十九日を終えた報告」「品物届の報告」です。まず、「四十九日を終えた報告」では「おかげをもちまして (戒名)は無事に四十九日の法要を営むことができましたことを御報告いたします」が基本的な書き方の例文です。四十九日の日付を入れてもいいでしょう。
「品物届の報告」では「つきましては供養のしるしとして品物をお届けいたしましたので御受納くださいますようお願い申し上げます」というのが基本的な書き方です。もっと丁寧に書くとするならば「つきましては追善の微意を表し」と言葉を添えるといいでしょう。また、「御受納」の前に「何卒」と加えるのもいいでしょう。
また、四十九日を終えたことの報告後に生前にお世話になったことのお礼を述べてもいいでしょう。その場合は「生前賜りましたご厚誼に対し改めてお礼申し上げます」と言葉を添えるといいでしょう。
はがきで香典返しの挨拶状の例文③「伺えないことのお詫び」「結びの言葉」
香典返しの挨拶状の書き方例文3つ目は「伺えないことのお詫び」「結びの言葉」です。「伺えないことのお詫び」では、「書面をもちましてのご挨拶を申し上げます」が基本的な例文です。他にも「略儀でございますが」や「本来ならば直接お礼申し上げるべきなのですが」という言葉を添えるとより相手に対して丁寧になります。
「結びの言葉」では、「頭語」の例文で紹介したように「頭語」と「結語」はセットになっています。そのため必ず両方入れるか、両方入れなしかどちらかにしなければなりません。また、頭語で「拝啓」を使った場合「敬具」を使い、「謹啓」の場合は「敬白」を使いますので覚えておきましょう。
香典返しのお礼状や挨拶状のテンプレートや書き方のマナーと注意点は?
香典返しのお礼状や挨拶状の手紙テンプレート
香典返しのお礼状や挨拶状の手紙のテンプレートはネット検索「香典返し、テンプレート」と検索するとたくさん出てきますので参考にしてみて下さい。また、最近ではお礼の品と一緒に香典返しのお礼状や挨拶状を送るのが一般的になっています。その際に、お礼の品を購入したお店で挨拶状のテンプレートを用意してくれます。
香典返しのお礼状や挨拶状の書き方のマナー①繰り返しの言葉を使わない
香典返しのお礼状や挨拶状の書き方のマナー1つ目は「繰り返しの言葉を使わない」です。「悲しいこと」、「よくないことが続かない」という意味を込めて、「ますます」や「たびたび」などの繰り返す言葉は使いません。
香典返しのお礼状や挨拶状の書き方のマナー②相手に不快感を与えない
香典返しのお礼状や挨拶状の書き方のマナー2つ目は「相手に不快感を与えない」です。本来であれば、直接各家庭に訪問をしてお礼を言うのが香典返しのマナーですが、書面で済ませるので「直接伺えないことのお詫び」はしっかり述べましょう。
また、「お礼の品を届けることについて」は「つまらないものですがお礼の品を受け取ってください」という表現は避けましょう。「お礼の品」なので「どうぞ受け取ってください」という表現にしましょう。
香典返しのお礼状や挨拶状の注意点「句読点を使わない」
香典返しのお礼状や挨拶状の注意点は「句読点を使わない」です。「句読点を使わない」理由の一つに「不幸を断ち切る」という意味があります。句読点を使ってしまうと1つ1つの文章が長くなってしまうので「不幸なこと」「悲しいこと」が長く続いてしまうということが連想されてしまうためだと考えられています。
そのため、香典返しの挨拶やお礼状には句読点を使ってはいけません。お礼状や挨拶の文章を作成するのに句読点を使う時は「区切りたいところの文と文の間に1マス空けてから始める」ようにしましょう。そうすると文面もきれいに仕上がり、とても見やすくなります。
例文を活用して香典返しのお礼状書いてみよう
いかがでしたか?今回は「香典返しの挨拶、お礼状」について紹介しました。最近では、直接会挨拶お礼や四十九日の法要を終えたことの報告をせずにお礼の手紙で済ませることが増えています。そのため書き方のマナーはしっかり身につけておきましょう。
今回紹介した例文やテンプレートを活用してぜひ香典返しのお礼状や挨拶を書いてみて下さい。また、今回紹介した記事と関連した内容の記事がありましたのでこちらも一緒にご覧ください。
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