ご理解のほどの使い方|ご理解の程よろしくお願いいたしますの英語も
ご理解のほどよろしくお願いいたしますという表現は社会人として必ず一度は目にする表現かと思います。ご理解の程の部分をご了承の程に挿し替えたり、ご迷惑をおかけいたしますがと断りを入れたりと使い方は多岐にわたります。ここではそんなご理解のほどを使った表現を紹介します。
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目次
「ご理解のほど(ご理解の程)」の意味は?
「ご理解のほど(ご理解の程)」の意味①物事の道理を悟ること
「ご理解のほど(ご理解の程)」の意味の1つ目は、物事の道理を悟ることです。「ご理解のほど(ご理解の程)」という表現においては基本的に相手に「何かをわかってほしい」という気持ちを伝える表現になっています。そのため、ここでは道理を悟ってほしいという願望が込められている表現になっています。
「ご理解のほど(ご理解の程)」の意味②人の気持ちや状況を飲み込むこと
「ご理解のほど(ご理解の程)」の意味の2つ目は、人の気持ちや状況を飲み込むことです。「状況を飲み込んで欲しい」という願望を相手に伝えたい時には「ご理解のほど(ご理解の程)」という表現を使うことになります。こういった状況で「ご理解のほど(ご理解の程)」を使う時には下からお願いをすることが多くなります。
「ご理解のほど(ご理解の程)」の意味③目上の人への理解を求めること
「ご理解のほど(ご理解の程)」の意味の3つ目は、目上の人への理解を求めることです。相手に対して理解を求めることを表現したい場合には「ご理解のほど(ご理解の程)」という表現を使うことになります。文字通りの意味合いになりますが「ご理解のほど(ご理解の程)」という言い回しはこういう使い方が多い表現です。
「ご理解のほどよろしくお願いいたします」という構文で使うのが基本
「ご理解のほど(ご理解の程)」という表現は、「ご理解のほどよろしくお願いいたします」という構文で使うのが基本です。「ご理解のほど(ご理解の程)」という表現はどういう形であれ、相手に対しての理解を求めたいシチュエーションで使われる言い回しになります。
そのため、「ご理解のほどよろしくお願いいたします」という言い回しで使われるのが基本になります。他の言い回しになると「ご理解いただけたら幸いです」といった言い回しになりますが、意味合いは同じになります。「ご理解のほど(ご理解の程)は「ご理解のほどよろしくお願いいたします」の構文で使うのが基本です。
「ご理解のほど(ご理解の程)」の例文5選!目上の人に使う敬語の例文は?
「ご理解のほど(ご理解の程)」の使い方例文①周知における例文
「ご理解のほど(ご理解の程)」の使い方例文の1つ目は、周知における例文です。何かを周知する場合に「ご理解のほど(ご理解の程)」という表現はよく使われます。下記の例文では「ご理解ご協力のほどよろしくお願いいたします」という表現が使われています。「ご協力」という言葉が「ご理解」の後ろに足されています。
「ご理解ご協力のほどよろしくお願いいたします」という表現には、理解だけではなく具体的な協力もして欲しいという願望が込められています。下記の例文では「規則を理解してください。それを守るように協力してください」という意味合いが込められたメッセージになっています。
利用者が増えたため書籍貸し出しコーナーの規則を作成いたしましたので周知いたします。ご理解ご協力のほどよろしくお願いいたします。
「ご理解のほど(ご理解の程)」の使い方例文②謝罪における例文
「ご理解のほど(ご理解の程)」の使い方例文の2つ目は、謝罪における例文です。謝罪をする場合においてフォーマルなシーンでは「ご理解のほど(ご理解の程)」という表現が往々にして使われます。下記の例文では生徒が迷惑をかけた学校側の対応の場面が紹介されています。
下記の例文では「生徒を自宅謹慎にするという重い処分を与えている。さらに家庭訪問をはじめ指導にあたっている。生徒が迷惑をかけたことは申し訳ないがこのような対策をしているので理解してほしい」という意味合いを表しています。「ご理解のほど(ご理解の程)」が締めの文章になっています。
この度は当校の生徒がご迷惑をおかけすることとなり誠に申し訳ございません。自宅謹慎とし、担任が家庭訪問をし指導に当たっております。ご理解のほどよろしくお願いいたします。
「ご理解のほど(ご理解の程)」の使い方例文③予定の変更における例文
「ご理解のほど(ご理解の程)」の使い方例文の3つ目は、予定の変更における例文です。何か予定を変更する場合には、多くの人に対してその予定の変更をお願いすることになります。そのようなシーンでは変更の理由や背景を相手方に理解してもらう必要があります。
例文ではクルーズ時間の変更について周知とお願いをするメッセージとなっています。このように予定を変更するような状況では例文のように「ご理解のほどよろしくお願いいたします」と付け足すことで、相手に対する理解を促すメッセージになります。
本日は時化の影響で予定していたクルーズを2時間遅れとさせていただきます。ご理解のほどよろしくお願いいたします。
「ご理解のほど(ご理解の程)」の使い方例文④内容の変更における例文
「ご理解のほど(ご理解の程)」の使い方例文の4つ目は、内容の変更における例文です。「ご理解のほど(ご理解の程)」という言葉は予定だけではなく内容の変更についても使われる表現になります。例文では報道ニュースのアナウンサーのメッセージが紹介されています。
例文では内容の変更については致し方ないため、その点に理解して欲しい旨を表しています。このように「ご理解のほどよろしくお願いいたします」を付け足すことで、このアナウンスが勝手に変更しているというニュアンスを弱める効果を発揮しているのです。
本日は北海道地震に内容を変更してお送りいたします。ご理解のほどよろしくお願いいたします。
「ご理解のほど(ご理解の程)」の使い方例文⑤ご迷惑をおかけいたしますが
「ご理解のほど(ご理解の程)」の使い方例文の5つ目は「ご迷惑をおかけいたしますが」を使った例文です。例文では「ご迷惑をおかけしますがご理解のほどよろしくお願いいたします」と伝えています。「ご迷惑をおかけいたしますが」を付け足すことで、相手方に対する謝意を表す表現になります。
何も断りがない状況で作業を始めると多くの人からクレームを受ける状況にもなりかねないので「ご迷惑をおかけいたしますがご理解のほどよろしくお願いいたします」と丁寧に伝えることでその状況を回避しようとする意図があります。「ご迷惑をおかけいたしますが」を活用することで防げるクレームもあるのです。
下記の関連記事は「ご迷惑をおかけいたしますが」という表現をビジネスメールで使う際の注意点についてまとめられていますので併せて確認してみてください。
本日は配管工事のため一部時間帯において音や振動が発生するものと思われます。ご迷惑をおかけしますがご理解のほどよろしくお願いいたします。
「ご理解のほど(ご理解の程)」に似た言葉の意味や使い方例文は?
「ご理解のほど(ご理解の程)」に似た言葉の例文①ご理解賜りますよう
「ご理解のほど(ご理解の程)」に似た言葉の例文の1つ目は「ご理解賜りますよう」です。「ご理解賜りますよう」という表現については例文のように、接客のシーンにおいて丁寧に伝えたい時に使う表現になります。特に文章で表現をする場合に使いたい表現です。会話だと丁寧過ぎて相手を恐縮させる可能性があります。
数に限りがございますのでお一人様3箱までとさせていただきます。何卒ご理解賜りますようご協力をお願い申し上げます。
「ご理解のほど(ご理解の程)」に似た言葉の例文②何卒ご了承の程
「ご理解のほど(ご理解の程)」に似た言葉の例文の2つ目は「何卒ご了承の程」です。「何卒ご了承の程」という表現は「ご理解の程」よりも強く相手に理解を求める表現になります。何故なら「ご了承の程」は相手に「ご了承」を求めており、これは「了承してください」と暗に相手に伝えている表現になります。
「ご理解の程」が示す「ご理解」よりも「ご了承の程」が示す「ご了承」の方が、相手にその物事を受け入れて欲しいというニュアンスは強くなるのです。
この度は悪天候のため運動会は来週に延期となりました。何卒ご了承の程お願いいたします。
「ご理解のほど(ご理解の程)」に似た言葉の例文③幸いです
「ご理解のほど(ご理解の程)」に似た言葉の例文の3つ目は、「ご理解いただけましたら幸いです」という表現です。この表現は「ご理解のほどよろしくお願いいたします」よりも柔らかい表現であり、相手方にとって印象良く伝わる表現になります。ただしお願いする意図は弱いので強くお願いする場合は他の表現を選択します。
社員旅行の内容変更につきましてご理解いただけましたら幸いです。直前の周知となりましたことに深くお詫び申し上げます。
「ご理解のほど(ご理解の程)」を使ったフレーズの英語の使い方例文は?
「ご理解のほど(ご理解の程)」の英語翻訳例文①understand
「ご理解のほど(ご理解の程)」の英語翻訳例文の1つ目は「understand」を使った表現です。「understand」は「理解する」を意味する英単語であるため「ご理解のほど(ご理解の程)」を英文翻訳する際にはなくてはならない言葉です。
例文のような形で「understanding」と変形すると、名詞を表す表現になります。そのため、動詞形で使う場合には「understand」で名詞形で翻訳したい場合には「understanding」を使うようにしましょう。
- ・Hoping your understanding.(ご理解の程お願いいたします)
- ・We ask for your understanding.(ご理解の程お願いいたします)
understandを使った例文
「ご理解のほど(ご理解の程)」の英語翻訳例文②gladを使う表現
「ご理解のほど(ご理解の程)」の英語翻訳例文の2つ目は「glad」を使う表現です。「ご理解のほど(ご理解の程)」を翻訳する場合、基本的に命令形は使いません。「お願いします」を翻訳するために「please」を使うと、日本語の直訳にはなりますが日本語で伝えようとしているニュアンスが伝わらなくなります。
「glad」は「うれしい」という単語になります。そのため例文のように使うと、相手方に「ご理解いただきたい」というニュアンスが非常に丁寧に伝わります。
- ・We are glad if you understand.(ご理解賜りましたら幸いです)
- ・I am glad if you say OK.(ご了承いただけましたら幸いです)
gladの例文
「ご理解のほど(ご理解の程)」の英語翻訳例文③感謝を示す表現
「ご理解のほど(ご理解の程)」の英語翻訳例文の3つ目は、感謝を示す表現です。「glad」を使って丁寧なニュアンスを表現する方法以外にも、下記例文のように感謝を表す構文によって、丁寧なニュアンスを伝えることができますので参考にしてください。
- ・Thank you for your kind understanding.(ご理解いただきありがとうございます)
- ・I appreciate your kind understanding.(ご理解いただきありがとうございます)
感謝を示す表現の例文
「ご理解のほど(ご理解の程)」を使いこなせるようになろう!
「ご理解のほど(ご理解の程)」という表現について、その使い方や「ご迷惑をおかけいたしますが」や「よろしくお願いいたします」という組み合わせて使う言い回しについても幅広く紹介してきました。ここで紹介したことがいち早くビジネスのシーンで役に立つことがあればうれしいです!
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