「精進する」の意味とは?ビジネスメールや履歴書など場面別の使い方も紹介!
ビジネスでよく使われる「精進する」は、どのような意味なのでしょうか。今回は、「精進する」の意味について紹介します。またビジネスメールや履歴書、年賀状での使い方、類語もお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。意味や使い方を正しく理解して、仕事に活かしましょう。
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目次
精進するの意味とは?
①一つの物事に集中して一生懸命に努力する
精進するには、「一つの物事に集中して一生懸命に努力する」という意味があります。今受け持っている仕事や課題に、精一杯努力して励むと伝える時に使う言葉です。わかりやすく言うと、精進するは、「集中して頑張ります」と相手に意思表示する言葉といえます。
そして精進するは、ただ頑張りますと伝えるよりも、ひたむきに打ち込む印象を与える言葉です。またビジネスにおいては、頑張りますや努力しますを使うとやや幼稚な印象を与えかねません。以上の点から、仕事で頑張りますと意気込みを伝えたい時には、「精進」を使った表現を用いると良いでしょう。
また精進は「邁進」と意味が似ていますが、二つには微妙な違いがあります。精進は一つの物事に集中してひたむきに努力するという意味です。一方邁進は「勇敢に突き進む」という意味になります。つまり精進は特定の物事に対しての努力を表している一方で、邁進は何事にも果敢に挑戦する行為を意味しています。
②心を無にして仏教の教えを身につける
精進するには、「心を無にして仏教の教えを身につける」という意味もあります。精進するは元々仏教で使われ、その教えに沿って生活する様を表してきました。その後、仏教の教えを体得するように物事に集中し努力する、という意味で使われるようになったのです。
③自らの行いを慎み身を清める
精進するは、「自らの行いを慎み身を清める」という意味も持っています。自分の言動を反省して慎み、美しい心身を目指すという意味です。つまり、高いレベルに向かって黙々と努力する様を表しています。
④動物性食品を断ち野菜を食べる
精進するには、「肉や魚、卵などの動物性食品を避け、野菜を食べる」という意味もあります。仏教では生き物を殺めるのを禁じているため、動物の肉や魚、鶏の卵などを食べてはいけないとされています。そのため、仏教を信じる者が食するのは野菜や豆、穀物で作られた食事となり、「精進料理」と呼ばれるようになりました。
【ビジネスメール】精進するの使い方
精進するは一つの物事に集中して頑張ることを伝える言葉ですが、具体的にどのように使えばいいのでしょうか。ここからは、ビジネスメールや履歴書、年賀状に分けて使い方を解説していきます。意味だけでなく使い方も習得して、日常生活に役立ててください。
①日々精進します
ビジネスメールでの使い方には、「日々精進します」があります。精進するの語尾を「します」にすると丁寧語になり、相手に丁寧に決意を伝える表現です。「発展」や「貢献」などと一緒に使い、自分が会社の役に立つように努力していきますという意思を伝えます。
これからも、弊社が発展するよう日々精進しますのでよろしくお願いいたします。
引用元: Smartlog
②精進していく所存です
ビジネスメールでの使い方には、「精進していく所存です」もあります。所存は、今後の行動予定を表す言葉です。つまり、これから努力していく予定ですと相手に使えます。
具体的には上司や目上の人に対するビジネスメールの文章で、精進するを「改善やご期待、貢献」などと一緒に使ってみてください。それらが叶うよう、これから努力していく予定ですという意思を表します。また、「よろしくお願いします」を文末に付けても良いでしょう。
③精進してまいります
「精進してまいります」も、ビジネスメールの文章でよく使われます。「まいる」は漢字にすると参るで、行くの謙譲語です。つまり、精進してまいりますはへりくだった言い方になり、目上の人や上司に対する文章中で使うのに適しています。また継続している努力を表しているため、より強い決意を相手に伝える言い方です。
ご期待に応えられるように、日々精進してまいります
引用元: Oggi.jp
④精進いたします
「精進いたします」も、ビジネスメールの文章で意気込みを伝える際に役立つ例文です。この言い方は「精進します」よりも丁寧な表現のため、目上の人や立場が上の相手に使いましょう。そして精進するは、仕事でミスをしたり相手に失礼なことをしてしまったりした際に、以下の例文のように使われます。
私のミスで大変ご迷惑をおかけしました。二度とこのようなミスが起きないよう、精進いたします。
引用元: Domani
⑤精進してまいりますので
「精進してまいりますので」を文頭に置き、「ご指導ご鞭撻」の文を続ける使い方もあります。頑張りますのでどうかご指導くださいと、上司や目上の人に伝える時の表現です。
「まいります」とすることでへりくだった表現になり、一心に頑張る決意を伝えられます。いろいろな言い方がありますが、以下に例文を載せたので参考にしてください。
これからも精進してまいりますので、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。
引用元: Precious.jp
【履歴書】精進するの使い方
①お役に立てるよう精進します
履歴書での使い方には、「お役に立てるよう精進します」という言い方があります。自分が採用されて働くようになったら、会社に貢献できるよう頑張りますと伝える表現です。
履歴書で精進しますを使う時の注意点として、自信満々な表現にならないよう気を付けてください。自分の良さを分かってもらいたいために自信満々にアピールし過ぎると、相手に悪い印象を与えかねません。例えば、「私の力によって会社が発展するよう精進いたします」のような表現は控えましょう。
未経験の分野ではありますが、一日も早く仕事を覚えてお役に立てるよう精進します。
引用元: マイナビウーマン
②全力で精進しますので
「全力で精進しますので」と文頭に置いて、会社にやる気をアピールする使い方もあります。会社のお役に立てるように頑張りますので、どうか採用してくださいとお願いする表現です。会社のために力の限り頑張ります、という強い気持ちを伝えたい時に役立つでしょう。
御社のために全力で精進しますのでよろしくお願い申し上げます。
引用元: Smartlog
③お役に立てるよう精進してまいります
「お役に立てるよう精進してまいります」という言い方も、履歴書のアピール欄で使えます。精進してまいりますはへりくだった表現である上に、長く努力していくと伝える言葉です。
そのため、相手に謙虚さや頑張り続ける決意を伝えやすいでしょう。精進するは、ひたむきに頑張る気持ちを伝えられる素敵な言葉なので、自分をアピールできる履歴書ではぜひ積極的に使ってみてください。
御社のお役に立てるよう日々精進してまいります。
引用元: Precious.jp
④貢献できるよう精進してまいります
履歴書での使い方としては、「貢献できるよう精進してまいります」もおすすめです。自分が入社して働くことによって会社に貢献できるよう頑張りますと、やる気をアピールできるでしょう。「できるだけ早く御社に貢献できるよう精進してまいります」のように使います。
【年賀状】精進するの使い方
①本年も精進いたしますので
年賀状では、「本年も精進いたしますので」を使った例文がおすすめです。去年も精進しましたが、今年も一心に努力していきますという決意を伝えます。文頭で昨年お世話になったことの感謝を述べてから、精進いたしますのでと続ける使い方をしてみましょう。
昨年は大変お世話になりました。大変感謝しております。本年も精進いたしますのでよろしくお願いいたします。
引用元: Domani
②ご期待に応えられるよう精進いたしますので
「ご期待に応えられるよう精進いたしますので」という表現も、年賀状での新年の挨拶に使えます。あなたの期待や要望が満たされるように仕事を頑張りますと、相手を意識した言い方です。「本年もご期待に応えられるよう精進いたしますので、ご指導ご鞭撻賜りますようよろしくお願い申し上げます。」のように使いましょう。
③飛躍の年となるよう精進します
「飛躍の年となるよう精進します」も、めでたい年賀状での挨拶として挙げらます。「精進する」はひたむきに頑張る気持ちを伝えられるので、相手に良い印象を与えやすい言葉です。また飛躍という言葉は希望を感じさせる言葉なので、この表現は仕事相手に送る年賀状の挨拶としてふさわしいといえます。
今年はさらに飛躍の年となるよう精進しますのでよろしくお願い申し上げます。
引用元: Smartlog
④より一層精進してまいります
年賀状での使い方には、「より一層精進してまいります」という言い方もあります。去年も精進したつもりですが、今年はさらに頑張っていきますと伝える例文です。「本年もより一層精進してまいります。今後とも変わらぬご指導ご鞭撻を賜りますようよろしくお願い申し上げます。」のように使います。
精進するの類語は?
①尽力する
精進するの類語には、尽くすことを意味する「尽力する」があります。尽力するは、「物事に対して持っている力を注ぎ込む」という意味です。精進も物事に集中して取り組む様子を表しているため、似ている言葉の類語に当たります。どちらも、物事に対して精一杯頑張る様子を表しているといえるでしょう。
②励む
精進すると似ている言葉の類語としては、「励む」も当てはまります。励むは、「やる気を出して物事に取り組む」「気持ちを集中して頑張る」という意味です。つまり精進すると励むのどちらも、物事に対して一生懸命努力するという意味となり、似ている言葉といえます。
③注力する
精進すると似ている意味の類語には、物事に力を入れることを意味する「注力する」もあります。注力するをもう少し詳しく解説すると、「様々な物事の中から選んで特定の対象に力を入れる様子」を表しています。精進するも注力するも、一つの物事に集中して取り組む様子を表していると考えましょう。
④鋭意努力する
精進すると似ている意味を持つ類語には、「鋭意努力」もあります。鋭意努力は、「気持ちを集中させて努力する」という意味で、精進と似ているといえるでしょう。
この表現は会話の中ではあまり使われず、書面で用いられます。「その件につきましては、解決に向けて鋭意努力してまいります」のように使いましょう。
⑤研鑽する
精進すると似た意味の類語としては、「研鑽」も挙げられます。研鑽は、「学問を深めたり技術を磨いたりする」という意味です。物事に集中して頑張るという点で、精進と研鑽は同じような意味を持つ言葉といえるでしょう。「能力向上のため、研鑽を積んでまいります」のように使います。
精進するの意味を知って正しく使いこなそう!
仕事において頑張りますという気持ちを伝える時、「精進する」は、誠心誠意努力する決意を示せる便利な言葉です。そして精進するは、頑張りますや努力しますよりも社会人らしい言葉といえるでしょう。今回解説した精進するの意味と使い方を参考にして、ぜひ仕事に役立ててみてください。
頑張る気持ちを伝える言葉には、他にも「努めてまいります」があります。努めてまいりますの意味や使い方も知って、仕事に活かしましょう。以下に努めてまいりますの意味や使い方について解説した記事を載せましたので、この機会にぜひ目を通してみてください。
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