「留意事項」の意味と例文をご紹介!「留意」と「注意」の違いについても解説!

「留意事項」という言葉の正しい意味や使い方を知っていますか?「注意」と似ている「留意」ですが、実は微妙に意味や使い方が異なるのです。留意事項の正しい意味や言い換え、例文をご紹介します。留意と注意の意味の違いも解説するので、ぜひ読んでみてくださいね。

「留意事項」の意味とは?

①心に留めておいて欲しいこと

パソコンを触りながら資料を確認する男性

「留意事項」を辞書で調べてみると、心に留めて気にしていて欲しい事柄と載っています。その事柄に集中して意識的に注意しておく必要はないけれど、心のどこかには常に気に掛けていて欲しいというニュアンスです。ビジネスの場や目上の人に対して、ルールや注意点を促す際に使われることの多い言葉になっています。

②気にしていて欲しいこと

カフェでパソコンに向かうスーツ姿の女性

「留意事項」は、長期に渡って気にしていて欲しい事柄を意味しています。ある一定の期間、常に心に留めて欲しいという事柄を表しているのです。気にしていて欲しいことを守れなかったからといって、危険が及ぶわけではありません。しかし、念のために気を付けていて欲しいというニュアンスになります。

③配慮して欲しいこと

資料を見ながら面談する上司と部下

留意事項とは、相手に配慮して欲しい事柄を意味します。その事柄だけを強く意識して欲しいわけではないけれど、心のどこかに留めておいて配慮して欲しいという場合に用いられるのです。やんわりとした注意喚起を促しますが、柔らかいニュアンスなので、目上の人に対して配慮をお願いしたいときにも使えます。

留意事項と注意事項の違いとは?

「留意事項」と混同されやすい「注意事項」という言葉ですが、意味に違いがあるのでしょうか。留意と注意は類語ですが、実は意味やニュアンスに差があります。留意事項と注意事項の意味やニュアンスの違いについて解説していくので、ぜひ参考にしてください。そして間違って使わないように気を付けましょう。

①留意事項の方が対象期間が短い

カレンダーと鉛筆

「留意」と「注意」という2つの言葉には、気を配らなくてはならない事象に対しての注目度や期間に違いがあるのです。「留意事項」は、ある程度の長期に渡って気に留めておいて欲しい事柄を表しています。例えば文書で留意事項を表示された場合には、さっと読んで心に留めておくことが必要です。

「注意事項」となると、気を付けていないと自身に危険が及ぶ可能性があるというほどの集中力を求められます。集中的な注意を求める分、長期ではなくある一定の短い期間を対象とする場合がほとんどです。文書で注意事項を提示された場合には、守らないと身に危険が降りかかる可能性があるのだと覚えておきましょう。

②留意事項の方が柔らかい印象

座って談笑する上司と部下

「注意事項」よりも「留意事項」の方が、相手に柔らかい印象を与えられます。注意事項という言葉は、相手に守ることを「命令する」ニュアンスを含んでいるからです。留意事項は、下から「お願いする」というイメージになります。特に敬語として使う場合には、「注意」よりも「留意」を用いた方が丁寧な印象になります。

ビジネスの場や目上の人に対して気に留めておいて欲しい事柄がある場合には、「注意」はなく「留意」を用いた方が失礼に当たりません。相手の命にかかわる事柄など、絶対に守ってもらわなくては困るという場合には、「注意事項」の方が注目してもらえます。それ以外の場合には、「留意事項」を使った方が良いといえます。

留意事項を言い換えるとしたら?

留意事項を他の言葉で言い換えるなら、どんな言葉が適切なのでしょうか。留意事項の言い換えに使える類語を、3つ厳選してご紹介します。ぜひ参考にして、そのときの状況に合わせて上手に使い分けてみてくださいね。

①ご留意ください

セミナー中の講師と生徒

留意事項を文章や会話の中でお願いする場合に使える、敬語の表現です。「ご留意ください」と伝えると、丁寧なニュアンスを保ちながら、気に留めておくよう相手にお願いできます。読み方は「ごりゅういください」です。気に留めておいて欲しいことをまず伝え、最後に「以上の点にご留意ください」などと使うと良いですよ。

「ご留意ください」は、相手の体調を気遣う場合にも使える敬語の表現です。目上の人に対して手紙の最後に「お体にもご留意ください」と付け加えると、気遣いが感じられて好印象になりますよ。

②諸注意

文字の細かい本と眼鏡

留意事項を言い換える表現としては、「諸注意」も使うことができます。辞書に類語として「諸注意」が載っていることもよくありますね。読み方は「しょちゅうい」です。ただし「注意」という言葉は「留意」よりも強い印象を相手に与えるので、頭に「諸」を付けることでニュアンスを柔らかくしましょう。

ただし類語とはいえ、「諸」を付けても「留意事項」と比べてどうしても少し強めのニュアンスを含んでしまいます。明らかに目上の人や失敗の許されないビジネスの場においては、他の言い換え表現を用いた方が無難ですよ。

③確認事項

用紙にサインをするスーツ姿の男性

留意事項の類語としてよく使われる「確認事項」の読み方は、「かくにんじこう」です。「確認」とは、あやふやにせずはっきりさせることや、その動作を意味します。「しっかりと認める」という意味を載せている辞書もありますよ。そのため確認事項とは、はっきりと確かめて認めるべき事柄を意味します。

留意事項と同じように、確認をお願いするというニュアンスが含まれるので、上から命令するような威圧感を含みません。気に留めておいて欲しい事柄のチェックをお願いする場合には、「留意事項」と同じように「確認事項」も使うことができますよ。

「留意事項」を使った例文

「留意事項」は、どのような場面で使われるのでしょうか。留意事項という言葉を使った例文をご紹介します。ビジネスの場や目上の人に対してよく利用するので、正しく使えるようにぜひ参考にしてくださいね。

①口頭で留意事項を伝える場合

講義中の大学の風景

「以上が留意事項となりますので、覚えておいてください」という文例です。集まった人々に対して、事前に確認しておいて欲しい事柄を確認するときによく用いられます。参加者に対して文書で事前に伝える場合にも、結びに使うと念を押すことが可能です。

「留意」という柔らかいニュアンスの言葉に加え、「覚えておいてください」という丁寧語が使われているので、相手に良い印象を与えます。便利な文例なので、ぜひ覚えておきましょう。

②文書で留意事項を伝える場合

ノートに書かれたチェックリスト

「留意事項をよくお読みになり、ご参加ください」という例文です。文書で留意事項を事前に知らせる場合に、頻繁に使われます。留意事項を羅列し、最後に付け加えるのがよくある使い方です。会話ではなく文書で留意事項を伝えることで、相手の頭にもポイントが印象付きやすくなりますよ。

この文例を使うと、参加者は留意事項を確認しているという前提で物事を進めることが可能です。物事がスムーズに進むので、ぜひこの文例を使って事前文書を作成してみましょう。

留意事項は注意事項と上手に使い分けよう

留意事項という言い方は注意事項と混同されがちですが、もっと丁寧で柔らかいニュアンスを含んだ言葉です。命令的な注意点ではなく、気に留めておいて欲しいというお願いを伝える場合に用います。

ビジネスではもちろん、目上の人に対して使っても失礼に当たりません。相手に嫌な印象を与えることのない、便利な言い方です。確認をお願いしておきたい事柄がある場合には、ぜひ「留意事項」を使ってみてくださいね。

ビジネス上で書く文書というのは、相手に失礼があってはいけません。丁寧な言葉で相手に失礼なく書けるように、ぜひ以下の記事でビジネス文書の結びについて学んでみましょう。手紙やメールで使える、そのときの状況に応じたビジネス文書の締めの言葉がたくさん紹介されているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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