中学生の自由研究レポートの書き方例を分かりやすく紹介!まとめや動機はどう書く?
中学生の自由研究レポートに何を書いていいのか悩んでいませんか?レポートを書く際は、正しい構成や書き方のポイントを覚えておくと、まとめやすくなります。ここでは、夏休みなどの自由研究に使えるレポートの書き方をまとめました。参考にしてくださいね。
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目次
【全体の構成】中学生の自由研究レポートの書き方例とは?
①研究のテーマ
最初は研究のテーマから書きます。これは、レポートの表紙とタイトルになる部分なので、自分が何について研究したのかを書きましょう。例えば実験をした場合は、「〇〇の実験」というテーマでタイトルを書きます。
また、中学生の場合は表紙にタイトルと一緒に学年、組、氏名も書きます。この時一枚のレポート用紙にまとめる場合は用紙の上部、複数枚の冊子にする場合は、一ページ目に書きます。
②動機と目的
次の項目では、動機と目的を書きます。何故そのようなテーマに決めたのか、動機を書きましょう。具体的な例では「授業で学んだが更に気になる点があるので調べた」、「日常生活で疑問があったので調べた」などと動機を書きます。
目的については、調べた動機に対してどのような結果を求めるかを書きます。具体的に研究や実験をした結果、何についてを明らかにしたいかまとめましょう。
今回私は、夏休み中にゴミのポイ捨て問題について調べることにした。理由は、夏休みという外出の多い機会になると、街中に捨てられているゴミの量が増えると感じたからだ。
③研究の方法と内容
動機の次は、レポートのメインとなる研究の方法と内容を書きます。実験を例に挙げると、準備したもの(道具・資料など)、研究や実験の方法、実験結果をまとめます。
この項目では、実験や研究の成功、失敗に関わらず、正しい結果のみを書きましょう。感想を含んだまとめは次の項目になるので、ここでは結果のみをまとめます。
今回ゴミのポイ捨て問題を調べるにあたって、実際に街中で一定時間、どれほどのゴミが捨てられるのかを観察した。また、駅前エリアなど場所ごとに、どのようなゴミがどれだけ捨てられているかも調査した。
④感想とまとめ
最後の項目では、感想とまとめを書きます。研究や実験をしてどのような感想を抱いたのか、自分なりの考察や意見を書きましょう。この項目には、個人的な意見が感想に入っていても問題ありません。
最後に研究結果と感想をまとめ、何を得られたのか、次回の課題として何をやりたいのかを書きましょう。中学生のレポートでは、この流れが全体の構成となります。
今回の研究で、夏休み期間は一日当たりおよそ〇個のゴミが捨てられるという事がわかった。また、場所によって捨てられるゴミの種類に違いがあることも分かった。研究の結果を活かし、街中にゴミが捨てられないためにはどうすればいいかを考えていきたい。
動機|自由研究レポートの書き方例
①何故そのテーマにしたのかを書く
1つ目は何故そのテーマにしたのかを書くことです。自由研究のテーマを選んだら、必ず何故それをテーマに決めたのか動機を書きましょう。理由がなく調べるのではなく、自分なりの理由を書きます。
この時、難しい理由を書かなくても問題ありません。中学生らしい着眼点で、素直な理由を書きましょう。例えば「夏休みに蚊が多く出たので、蚊の発生する時期や温度との関係性を調べようと思った」などの動機でも大丈夫です。
②どのような結果を求めるのかを書く
2つ目はどのような結果を求めるのかを書くことです。動機と一緒に、そのテーマについて研究や実験をする目的も書きます。自分なりにどのような結果を求めるのかを書きましょう。
この時点ではまだ研究や実験前なので、正しい結果でなくても問題ありません。予想する結果と研究結果が外れた場合は、最後のまとめ部分でその結果についてを書きます。
③自分なりの疑問や気になることなどを書く
3つ目は自分なりの疑問や気になることなどを書くことです。自由研究は文字通り自由な研究なので、学校の授業でやったこと以外をテーマにしても問題ありません。
日常生活や身の回りにある物事に注目し、そこから生じた疑問点や気になることを動機にしても大丈夫です。できるだけ具体的に、何故そこを疑問に思ったのかを書きましょう。
まとめ・感想|自由研究レポートの書き方例
①研究前の予想と結果を照らし合わせて書く
1つ目は研究前の予想と結果を照らし合わせて書くことです。動機の項目で、「どのような結果を求めるのか」という考察を書いた場合は、実際の結果と自分の考察を照らし合わせてみましょう。
もし予想通りだった場合は、「予想通りこのような結果となった」と書き、違った場合は「予想ではこうだったが、結果は違った」という書き方で大丈夫です。考察と外れていても、結果が正しければ書き方として間違っていないので、予想との違いを書きましょう。
②結果とわかったことの区別を明確に書く
2つ目は結果とわかったことの区別を明確に書くことです。中学生の自由研究レポートをより見栄えのいい書き方にするには、結果とわかったことを別々にまとめることです。
例を挙げると、「対象物にヨウ素液をかけると色が変化した・しない」というのは結果になります。そして、「対象物の成分によって変化が変わる」というのは、わかったことになります。ここを分ける書き方にすると、レポートのまとめが見やすくなります。
③箇条書きや表グラフなどを使用する
3つ目は箇条書きや表グラフなどを使用することです。理科の実験などを行った際は、研究に必要な道具、結果のまとめなどの項目が多くなりますよね。理科の実験に必要な道具などは、箇条書きにするとスッキリして見やすくなります。
また、実験結果は文字だけで書くよりも、表やグラフなどを使ってまとめるのがおすすめです。AとBの比較なども、図を用いた方がより分かりやすいレポートになるので、できるだけ文字だけでまとめないよう注意しましょう。
④研究をして感じたことや次回への課題を書く
4つ目は研究をして感じたことや次回への課題を書くことです。まとめの部分では、自分なりの感想を書きます。この時、「面白かった」や「大変だった」という感想では、内容が薄くなってしまうので注意しましょう。
「研究をした結果このような事がわかったので、今後はこうしたい」という具体的な感想を書くと、充実したまとめになります。また、「次の研究ではこうしたい」という意欲を書くのもおすすめの書き方です。
自由研究レポートの注意点は?
①失敗した場合は素直に書く
1つ目は失敗した場合は素直に書くことです。万が一実験が失敗したり、思うような研究結果が得られなかった場合は、素直に失敗した結果を書きましょう。中学生のレポートは結果がどうなっても、取り組む意欲と結果に対するまとめがポイントになります。
もし失敗した場合は「何故失敗したのか」という自分なりの考察や、次回成功させるためにどうすればいいか、改善点をまとめるのがおすすめです。失敗したからと言って適当にまとめず、反省点と次への課題をまとめましょう!
②テーマはキャッチーな書き方にする
2つ目はテーマはキャッチーな書き方にすることです。自由研究レポートのテーマは、表紙に書く大切な部分です。このテーマは、できるだけキャッチーな書き方にした方が読み手の興味を引くのでおすすめになります。
例えば「花の種類について」という書き方よりも、「何故違う?花びらの色と形状のについて」と書いた方が、よりキャッチーな印象になりますよね。同じ内容でもテーマの書き方によって印象が変わるので、読みたくなるようなテーマにしましょう。
③参考文献や引用元を書く
3つ目は参考文献や引用元を書くことです。社会などの自由研究を書くにあたって、自分で研究したもの以外に参考として調べたものもありますよね。そのような書籍、インターネットのサイトなどは、必ず参考元として載せておきます。
書籍の場合は著者、タイトル、発行年、出版社を、レポートの最後にまとめて書きます。WEBサイトの場合は、サイト名とURLを書いておくと、参考元までしっかりとまとめられたレポートになります。
なお、レポート内に引用を用いる場合は、正しい書き方で引用元を記載します。別の記事ではレポートに引用を用いる際の書き方例などを紹介しているので、こちらも書く時の参考にしてみてくださいね!
中学生の自由研究レポートにおすすめのテーマ3選
①理科
1つ目は理科です。学校の授業でも行う理科は、自由研究のテーマにぴったりのスタンダードな内容です。理科と言っても、そのジャンルは非常に広いので、得意分野や好きな分野を調べるのがおすすめです。
理科をテーマに選ぶ際に気を付けたいのが、実験に必要な道具などは個人で準備できるかどうかです。学校の理科室にあるような専門的な道具を使う場合は、夏休みの自由研究には不向きなので気を付けましょう。
②社会
2つ目は社会です。社会の自由研究は、歴史や地理などのジャンルから選べるので、より興味のある社会の分野について調べるのがおすすめです。また、現代社会として、社会問題についてまとめる方法もあります。
歴史をテーマにした場合は、できるだけ多くの参考文献、WEBサイトを調べる方法を取りましょう。その際、参考元の内容を丸写しにしないよう、自分なりの切り口を使ってまとめましょう。
なお、社会のレポートに関する書き方については、別の記事でも詳しく紹介しています。社会のテーマの決め方や例文などを知りたい方は、こちらも参考にしてくださいね。
③家庭科
3つ目は家庭科です。理科の実験や歴史などを調べるのが苦手な場合は、より身近な家庭科をテーマにするのもおすすめです。家庭科は身の回りにあるものをテーマにできるので、調べやすいテーマが見つかるジャンルです。
例えば「食品に含まれる添加物について」や「洋服ができるまで」といったものは、家庭科のテーマとしてレポートにまとめられます。主に衣食住をテーマにした自由研究をしたい場合は、家庭科を選んでみましょう。
自由研究のレポートに役立つ書き方を身に付けよう!
中学生の自由研究としてレポートを書く際は、基本的な構図と書き方のポイントを覚えておくと書きやすくなります。今回は中学生におすすめの書き方を紹介したので、夏休みなどに自由研究をする際は是非役立ててくださいね!
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