アイデンティティ(identity)の意味とは?使い方や例文も

アイデンティティ(identity)という言葉の意味が何かご存知ですか?今回はアイデンティティの使い方を、例文と共にご紹介します。アイデンティティが意味する帰属意識とはどんなものなのかなど、詳しい説明も合わせてご紹介します。

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アイデンティティ(identity)の意味とは?

アイデンティティ(identity)とは同一性という意味

本を持つ人たち

アイデンティティ(identity)という言葉をよく使いますよね。日本語で説明するのが難しい言葉ですが、簡単に言うと「同一性」という意味になります。

同一性とは「環境や時間などが変わっても変化せず同一であるもの」という意味です。例えば、花子さんという一人の女性がいるとします。この花子さんは生まれた時から年をとるまで、姿かたちは変化しても花子さんという人物である意識、存在は変わりませんよね。

このように、他の人物ではないその人物ただ一人を指す言葉が、アイデンティティという意味になります。また、アイデンティティはこれ以外にも少し違った使われ方があります。

アイデンティティ(identity)をわかりやすく言うと自分自身

鏡を見る女性

アイデンティティ(identity)は同一性という意味を持ちますが、更にわかりやすくすると「自分自身」という意味にもなります。例えば、この世界には沢山の人がいますよね。

しかし同じ人間というカテゴリーでも、一人一人に違う人格があり、意識があります。つまり、全ての人全員にアイデンティティ、つまり自分自身であるという意識があるのです。

アイデンティティは他の誰とも混ざらず、統一化されないその人個人が持つ特徴や個性、意識、存在などを指す言葉として使われます。

アイデンティティ(identity)は自分とは何かという意味でもある

黒い服の女性

アイデンティティ(identity)の使い方で最も一般的なのは、「自分とは何か」という意味での使用法です。自分とは何かわかっている状態が、アイデンティティが確立されている状態です。

「自分とは何か」と言ってもいざ質問されると難しいですよね。例に挙げると、「私は日本人です」、「私は大学生です」、「私は明るい性格です」などと断言できる場合は、全て「自分とは何か」が確立している状態になります。

つまり、自分自身が何者なのかはっきりと理解しており、それを説明できる状態であれば、アイデンティティが確立していると言っていいでしょう。

アイデンティティ(identity)には帰属意識という意味がある

沢山の人影

アイデンティティ(identity)には帰属意識という意味もあります。帰属意識とは、「自分が何らかの団体、カテゴリーなどに所属している状態」を指します。

例えば国籍で言えば「人類の中の日本人」というカテゴリーになりますし、その中で更に細かく分類すると「日本人の中の関西人」などのカテゴリーに所属します。

このように、「自分はこのようなカテゴリーに入っている」という意識も、アイデンティティの一種です。帰属意識を持つ為に、アイデンティティを確立させる人も多いでしょう。

アイデンティティの使い方や例文は?

アイデンティティの使い方例文①日本人であることが私のアイデンティティだ

笑顔の女性

アイデンティティの使い方例文、1つ目は「日本人であることが私のアイデンティティだ」です。地球には多くの人種がいますが、生まれてからずっと人種というのは変化しないですよね。

つまり、日本人に生まれたということは一生日本人であり続けるということになります。これは、「日本人というアイデンティティ」になります。

もちろんアメリカ人に生まれれば「アメリカ人であることがアイデンティティ」になります。時間や環境によって変化しないので、このような使い方ができるでしょう。

アイデンティティの使い方例文②いつも前向きなのが私のアイデンティティだ

笑顔の女性

アイデンティティの使い方例文、2つ目は「いつも前向きなのが私のアイデンティティだ」です。人間一人一人に、生まれた時から持っている性格というものがありますよね。

人によって社交的、内向的、穏やか、勝気など持って生まれた性格に差があるでしょう。このように、幼少期からずっと変わらない性格もアイデンティティと言えます。

時と場合によって感情は変化しますが、性格そのものが変わるわけではありません。アイデンティティという言葉を使う場合、状況で変化する感情ではなく性格に対して使う方が適切です。

アイデンティティの使い方例文③デザインを変えないのがアイデンティティだ

コスメ

アイデンティティの使い方例文、3つ目は「デザインを変えないのがアイデンティティだ」です。こちらは人物に対してではなく、企業理念や製品に対して使う場合です。


よく何年も姿かたちや性能、味などを変えずにロングセラーになっている商品がありますよね。時代や流行にとらわれず同一の状態で続いているものは、アイデンティティが確立された製品と言えます。

具体的には「100年前からデザインを変えないのがこの化粧品のアイデンティティだ」というように使います。アイデンティティは人物以外の説明にも使用できます。

アイデンティティの使い方例文④帰属意識の為にアイデンティティを確立する

紫髪の女性

アイデンティティの使い方例文、4つ目は「帰属意識の為にアイデンティティを確立する」です。改めて「あなたとは何か?」と聞かれて、パッと説明が思いつかない方もいるでしょう。

自分はどのようなカテゴリーに所属している人間なのか、これをはっきりさせるにはまず自分のアイデンティティを確立することが重要です。

例えば「草食系男子」や「お一人様」などの言葉でカテゴライズすると、そこに帰属している人のアイデンティティになりますよね。自分とは何かを確立する為に、アイデンティティが必要になります。

アイデンティティの類語は?

アイデンティティの類語①独自性

青髪の女性

アイデンティティ(identity)の類語、1つ目は「独自性」です。独自性とは、他にはないオリジナリティあふれる存在感があるものを指します。

他にはないその人、またはその物独自にしかない圧倒的なオリジナリティを、独自性と言います。例文は「この作家の絵は常に独自性にあふれている」です。

例えば周囲に流されない考え方や、自分ならではの特徴などは独自性と考えていいでしょう。アイデンティティと似たような意味で使えます。

アイデンティティの類語②個性

紫髪の女性

アイデンティティ(identity)の類語、2つ目は「個性」です。日常でもよく使われる個性という言葉ですが、意味合いはアイデンティティに似たものになります。

個性と言っても、外見的なものや内面的なものなどの種類がありますよね。両方ともアイデンティティに似た意味合いで使用できるでしょう。


「常に金髪に染めているのが私らしい個性」、「流行を気にせず自分らしく生きるのが私の個性」など、自分らしさを表現する際に使えます。

アイデンティティの類語③人格

腕組する男性

アイデンティティ(identity)の類語、3つ目は「人格」です。人格とはその人が持って生まれた性格も指しますが、更に知能や人間性も加えて見た概念という意味を持ちます。

英語ではパーソナリティーとも言いますね。使い方の例文は「あの人の人格は素晴らしく尊敬できるものだ」など、性格だけでなく人間性も含めて使われます。

なお、こちらの記事では人格者の特徴と共に人格者という言葉の意味もご紹介しています。こちらも合わせて調べてみてくださいね。

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アイデンティティを確立と拡散とは?

アイデンティティの確立とは自分自身をはっきりさせること

サングラスの女性

アイデンティティの確立とは、自分自身の存在をはっきりさせることです。より具体的に言うと、自分は他の人とは違いたった一人の存在である、と断言できることをアイデンティティの確立と言います。

例えば自分が将来やりたいこと、またはこの先ずっと自分の意志で続けたいことがはっきりしているのも、アイデンティティの確立です。

また、自分自身でイメージしている自分の姿と第三者が見た姿にブレがなく一致している状態も、アイデンティティの確立になります。

アイデンティティの拡散とは自分らしさを持たない人物のこと

落ち込む女性

アイデンティティの確立と反対語になるのが、アイデンティティの拡散です。アイデンティティの拡散とは、自分自身がはっきりしていないことです。

例えば普段本当の自分をさらけ出さず、人前でキャラを演じている状態はアイデンティティの拡散になります。また、将来や未来がはっきりと見つからない状態も同様です。

この他にも自分の過去を忘れたいと思っていたり、自分には個性も存在価値もなくありふれた存在だと思っているのも、アイデンティティの拡散になります。

アイデンティティを確立するには?

アイデンティティを簡単に確立するには自分とは何かをよく知ること

金髪の女性

アイデンティティを確立するには、まず自分自身をよく知ることが大切です。この時重要なのが、欠点や嫌いな部分も含め、受け入れることです。

例えば「内向的」、「ネガティブ」といった部分があるとします。これを受け入れず、直すべき欠点だと思うのはアイデンティティの確立になりません。

「内向的でネガティブだけどこれが私らしい個性!」と受け入れるのが、アイデンティティを確立させる為の一歩です。まずは自分を受け入れてくださいね。

アイデンティティを確立するには帰属意識が必要

鏡を見る女性

アイデンティティの確立には、自分自身を知りかつ帰属意識を持つことです。先ほど個性によるカテゴリーに所属することが、帰属意識だと説明しました。

例えば「私はいつも一人ぼっちで友達がいない」と言うのは帰属意識ではありません。しかし「私は一人でも生きていけるお一人様」と言えば、これは帰属意識になります。

自分が持っている個性や独自性は、長所や短所に関係なくどういったカテゴリーに入るのかはっきりさせることで、帰属意識に繋がります。

アイデンティティを確立するには多様性を理解し認める

沢山の人

アイデンティティの確立には、多様性に対する理解も必要になります。つまり、みんな違ってみんないいという意識を持つことです。

例えあなたの個性が他の人と違っても、他の人に合わせる必要はありません。周りと違う自分だけの個性や特徴が、アイデンティティになります。

もちろん他人があなたと違っても、それを認める必要があります。一人一人それぞれに違う個性があると認めることで、多様性に対する認識が深まるでしょう。

アイデンティティの意味を覚えよう

アイデンティティという言葉の意味はわかりましたか?自分らしさを認め、自分らしく生きるというのが、アイデンティティを確立させるコツです。

他人に流されず、持って生まれた個性を否定しないことで、自分らしさを受け入れられるでしょう。あなたにしかないアイデンティティを確立させてくださいね!


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