モデム・ルーターの交換時期は?寿命が来た時の症状やレンタルの交換法も
モデムの寿命や交換時期って意外と判らないですよね。レンタル品のモデムやルーターが故障したら交換したいですが、具体的にどんな症状が出るでしょうか。故障時の電源ランプの状態や、ルーター、モデムの寿命をADSLや光回線など種類ごとに紹介します。
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目次
モデム・ルーターとは?
モデムとは通信の送受信の装置

モデムとは、通信データを送受信する装置を指して言い、一般的にはインターネット通信の送受信のための装置を指して言います。箱型の機械で、家の外から来ている光回線やADSL回線をPCやルーターに接続するための中継機器とも言えます。
基本的にはプロバイダあるいは回線業者からレンタルされていることが多く、インターネットを契約していても、解約後に返却が必要になります。
ルーターとはPCのネットワークを中継する装置

ルーターとは、モデムとPCやスマホ、タブレットとの間のネットワークを中継する機器を指して言います。基本的には一台しかネットワークに接続できないのがモデムですが、複数台のPCやスマホなどのネットワーク機器を接続するために使われるのがルーターです。
ルーターはWiFiなどの無線ルーターと、LANケーブルで直接つなぐ有線ルーター、そして無線と有線両方使えるルーターがあります。プロバイダからレンタルされているモデムの中にはルーターの機能も兼ね備えたタイプのモデムもあります。
有線ルーターとよく似た見た目のHUBとの違いは、ルーターにはネットワークに接続するためのIPアドレスを割り振る機能がついていることです。HUBには接続数は増やせてもIPアドレスを割り振る機能はないため、ルーター機能のないモデムにHUBを接続しても、ネットワークに接続できるのは1台のみです。
モデムの交換時期は?
ADSLモデムの寿命・交換時期は7~10年が目安

ADSLモデムの寿命は7~10年が目安で、交換時期も大体同じくらいの時期です。モデムは一般的にレンタル品なので、新品でない場合、前の使用期間によっては手元に来てからの寿命は前後しますが、大体7~10年だと覚えておきましょう。
ADSLモデムは常時電源を入れて使う事を前提に設計されているので熱には強いのですが、室温が異常に高かったり、湿度が高すぎる環境、あるいは熱がこもりやすい遮蔽された場所での使用はADSLモデムの寿命を縮めますので、ご注意ください。
光モデムの寿命・交換時期は7~10年が目安

光モデム、ONUの寿命の目安はADSLモデムと同じく7~10年程度です。このため、適正な交換時期も7~10年となります。ただし光モデムは基本的にレンタル品のため、交換時期に入ってもモデムが故障していなければ、通常は交換を実施しないのが一般的です。
ルーターの交換時期は?
ルーターの寿命は4~5年が目安

ルーターの寿命は、一般的に4~5年が目安で、大体そのくらいの年数で故障したと報告している人が多いです。家電の耐用年数は基本的に10年を目安に設計されているものが多く、ルーターもどんなに長くても10年が限度です。
ただし、メーカーによっては、耐用年数は4年と公表してはっきりと寿命を設定しているところもあるので、ルーターの寿命については、購入したルーターのメーカーサイトで確認すると良いでしょう。
ルーターの交換時期は2~6年が目安

ルーターの交換時期は、2~6年程度が目安です。寿命が4~5年なのに対して、交換目安が2~6年なのは、通信規格は大体2年ごとに新しいものが出て、ルーターも新しい規格に沿った最新のものが発売されるからです。通信速度を快適にしたいのであれば、2年程度での交換が望ましいでしょう。
また、基本的にルーターの耐用年数は10年ほどではありますが、平均して4~5年で壊れることが多いため、5年以上使っていると故障とまではいかないものの、少しずつ通信速度が遅くなったり、接続しづらくなるなどの不具合が出てくるため、5年を超えた6年あたりを交換時期に設定しておいた方が無難なのです。
モデムの寿命が来た時の症状は?
モデムの寿命が来た時の症状①通信速度が遅くなる

モデムの寿命が来た時の症状の1つ目は、通信速度が遅くなることです。これはモデムの調子が悪くなり瞬間的に通信の切断が繰り返されることや、モデムの接触不良で起こる現象です。
例えば100Mbpsの速度を契約していても、PCの環境や使用するルーター、宅内の環境によって100Mbpsが必ず出る訳ではありませんが、普段使っている速度よりも明らかに遅い時には、モデムの不調も考えられます。
- ・PC、スマホに負荷がかかりすぎて速度が遅くなっている。
- ・中継しているルーターが不調で速度が遅くなっている。
- ・無線LANの場合、自宅以外のアクセスポイントに接続してしまっている。
- ・自宅でWiFiを使うスマホの場合、WiFiがオフになって4Gあるいは3G回線に接続してしまっている。
インターネットが遅い時にモデム以外で考えられる原因
モデムの寿命が来た時の症状②接続ができなくなる

モデムの寿命が来た時の症状の2つ目は、インターネットに接続できなくなることです。速度が遅くなるのではなく、全くインターネットにつながらず、ネットサーフィンや通信を使ったゲームへの接続などができなくなります。
これはモデム自体の通信機能が壊れてしまったことによる故障で、モデムを再起動すれば改善することもありますが、何度再起動しても治らない場合はモデムの寿命が尽きたと判断しましょう。
- ・プロバイダ、回線側で通信障害が起きている。
- ・ルーターが壊れている。
- ・PCが壊れている。
- ・セキュリティソフトがインターネットの接続を妨害している。
- ・有線接続ならLANケーブルのゆるみ、断線、抜けかかっているなど。
- ・モデムとルーター間、ルーターとPC間など、配線がどこか抜けている。
モデムの故障以外でインターネットが繋がらない時に考えられる原因
モデムの寿命が来た時の症状③モデムのランプの光り方がおかしくなる

モデムの寿命が来た時の症状3つ目は、モデムのランプの光方がおかしくなることです。通常なら常に点灯しているランプが点滅していたり、黄緑色で点灯するのが正常な所を、オレンジ色で点灯しているなどが挙げられます。
また、全く電源が入らず、ランプが一切つかない場合もあります。いずれの場合も、通常のモデムランプと光り方が異なるため、モデムが故障して寿命がきていると判断できます。
- ・電源ケーブルが抜けている。
- ・電源取得元のOAタップなどが故障している。
- ・プロバイダ側で通信障害が起きている。
- ・接続しているルーターあるいはPCが壊れている。
- ・モデムからLANケーブルが抜けている。
モデムランプがおかしいときに寿命、故障以外で考えられること
ルーターの寿命が来た時の症状は?
ルーターの寿命が来た時の症状①通信が遅い・途切れがちになる

ルーターの寿命が来た時の症状の1つ目は、通信が遅かったり途切れがちになることです。有線ルーター、無線ルーターに限らずこの症状は現れます。有線ルーターの場合、LANケーブルの差込口の一つだけが故障していることもあるので、その場合は差込口を替えることで一時的に現象が解決することもあります。
ルーターの寿命が来た時の症状②電源が入らず故障している

ルーターの寿命が来た時の症状2つ目は、ルーターに電源が入らず故障している状態です。電源ケーブルを指し直したりしても改善できない場合、寿命がきてルーターが故障したと判断できます。
【フレッツ光】レンタルしているモデム・ルーターの交換方法・手続きは?
レンタルモデム・ルーターの交換手続きはフレッツ光の窓口へ連絡を

フレッツ光でモデム・ルーターをレンタルしている場合の交換手続きは、NTTのフレッツ光の窓口へ連絡しましょう。プロバイダがNTTのフレッツ光でない場合も、レンタル品のモデムの故障についてはフレッツ光への連絡で大丈夫です。
ただし、ルーターのレンタルがフレッツ光ではなく、プロバイダからの場合、ルーターについての交換手続きはプロバイダへの連絡となります。インターネットが繋がらず、どこからレンタルしているか不明な場合は、プロバイダに連絡した方が二度手間にならないでしょう。
- ・NTT西日本…0120-248995(午前9時~午後5時)
- ・NTT東日本…0120-000113(午前9時~午後5時)
フレッツ光の問い合わせ先
モデム・ルーターの交換方法は郵送と業者派遣の2通り

レンタルしているモデム・ルーターの交換方法は、契約によって異なり、郵送交換か業者派遣の2通りに分けられます。どちらになるかは、電話で問い合わせしたときにオペレーターから教えてもらえます。
- 1フレッツ光に電話をして故障状況を伝える。
- 2モデムが郵送で送られてくるので、モデムの配線を新しいものに付け替える。
- 3古いモデムを郵送で返却する。
郵送での交換手順
- 1フレッツ光に電話をして故障状況を伝える。
- 2訪問日時を電話で調整する。
- 3業者がモデムを交換する。
業者派遣での交換手順
【NTT】レンタルしているモデム・ルーターの交換方法・手続きは?
NTT回線のADSLのレンタルモデム・ルーター交換は電話連絡をする

NTT回線のADSLのレンタルモデムの交換手続きは、NTTへの電話連絡を行います。NTT西日本と東日本で、問い合わせ窓口の電話番号が異なるので注意が必要です。
- ・NTT西日本…0800-2002116(午前9時~午後5時)
- ・NTT東日本…0120-000113(午前9時~午後5時)
NTTのADSLの交換問い合わせ窓口
NTTのADSLは西日本、東日本共に2023年1月31日でサービス提供の終了が予定されており、2016年時点で新規加入についても申し込みが終了しています。モデム交換対応については公表されていませんが、フレッツ光への乗り換えを勧められる可能性があります。
NTT回線のADSLモデム・ルーターの交換は郵送と業者派遣の2通り

NTT回線のADSLのレンタルモデム・ルーターの交換は、フレッツ光と同様に、郵送あるいは業者派遣にて交換されます。基本的にフレッツ光と交換手順は同じで、電話にて故障状況を伝えたのち、郵送でモデムが送られてきて自分で接続しなおしてモデムを返却するか、業者が派遣されてモデムを交換するという流れです。
故障や寿命を期にADSLから光回線に乗り換えたいと思っていても何を選んでいいか悩んでいる方は、こちらの記事が参考になりますよ。
【J:COM】レンタルしているモデム・ルーターの交換方法・手続きは?
J:COMは地域によって問い合わせ窓口が異なる

J:COMは地域ごとにプロバイダが異なるため、レンタルモデム・レンタルルーターが故障した場合の問い合わせ窓口は、地域によって異なります。まずJ:COMのホームページにアクセスして、問い合わせ窓口の連絡先を調べましょう。
- ・電話番号
- ・名前(契約者名と問い合わせた人両方が必要な場合も)
- ・連絡用アカウントのメールアドレス(契約者名と電話番号が一致すれば不要な場合も)
電話連絡の際に必要になる情報
電話後作業員がレンタルモデム・ルーターを交換しに来る

J:COMでは電話連絡を行い、レンタルモデムの交換が決定すると、訪問の日程調整を電話にて行い、作業員が自宅に訪問してモデムの交換をします。寿命を迎えた古いモデムに関しては、そのまま作業員が回収していきます。
基本的にレンタルモデムの交換は無償ですが、これはモデムの自然故障が原因の場合のみに限られます。モデムを落として破損した、水をかけてしまったなどの利用者の不注意による外的要因で故障した場合には、有料交換になる場合もあるので、ご注意ください。
モデムの寿命と故障症状を知って快適なネットライフを!
モデムやルーターは機械なので、自然に壊れてしまうことがよくあります。寿命と故障したときの症状を知っていれば、インターネットが繋がらない時にも冷静に対応できますね。モデムやルーターの交換が必要な時には、プロバイダーに連絡して、スムーズにモデム交換を行い、快適なネットライフを送りましょう!
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