地方公務員の年収はどれくらい?年齢・職種別や地方公務員になる方法も紹介!

地方公務員の平均年収はどれくらいでしょうか?今回は地方公務員の年収について詳しくご紹介します。年齢別、職種別にみる年収の違いや、地方公務員になる方法などもご紹介します。これから地方公務員を希望する方は、参考にしてください。

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地方公務員の年収|平均は?

地方公務員の平均年収は586万4349円

お金と人形

2017年に総務省が発表したデータによると、地方公務員全国1741市区町村の平均年収は、586万4349円という結果になりました。非常に高いことがうかがえます。

地方公務員の平均年収については、首都圏に近いほど年収が高く、過疎化の進んだ地方に近付くほど年収が低くなるという結果となっています。

その為一言に地方公務員と言っても、その地域によって格差があるでしょう。首都圏に近い市町村では、上場企業に並ぶほどの年収も得られます。

地方公務員の平均年収ランキング一位は神奈川県厚木市

貯金箱を持つ女性

地方公務員の市町村別にみる平均年収ランキングで、最も金額が高いのは神奈川県の厚木市です。神奈川県は東京に並ぶ大都市で、首都圏でも高い年収が得られます。

中でもトップになった厚木市の平均年収は、751万592円と非常に高い金額となっています。ランキング上位のほとんどが東京都で占められている中、厚木市の平均年収がトップとなっています。

なお、二位以降に東京都が続く中、七位にも神奈川県の逗子市がランクインしており、こちらの年収は728万円となっております。地方公務員の年収は、神奈川県と東京都が上位にランクインしています。

地方公務員の平均年収ランキング最下位は長野県下條村

悩む男性

地方公務員の市町村別にみる平均年収ランキングで、最も金額が低いのは長野県の下條村です。平均年収は386万6004円で、首都圏に比べるとかなり低くなっております。

同じ地方公務員でも過疎化の進んだ村になるほど年収は下がる傾向にあり、ランキングの最下位から二番目は東京都の青ヶ島村となっています。

続いて長野県の大桑村、沖縄県の多良間村がワーストランキングとなっています。人口の少ない村になるほど、地方公務員の平均年収も減る傾向になっています。

    地方公務員平均年収トップ7

  1. 1神奈川県厚木市
  2. 2東京都杉並区
  3. 3東京都三鷹市
  4. 4東京都日野市
  5. 5東京都目黒区
  6. 6東京都武蔵野市
  7. 7神奈川県逗子市

    地方公務員平均年収ワースト7

  1. 1長野県下條村
  2. 2東京都青ヶ島村
  3. 3長野県大桑村
  4. 4沖縄県多良間村
  5. 5大分県姫島村
  6. 6新潟県粟島浦村
  7. 7青森県大鰐町

地方公務員の年収|年齢別の違いは?

年齢別にみる地方公務員の平均年収【20代編】

会社員の男性

年齢別に地方公務員の平均年収を見ると、20代の場合は350万~470万という結果になりました。これは、同じ20代でも前半と後半で違いが出ます。

20代前半の平均年収は約350万、20代中半の平均年収は約410万、20代後半の平均年収は約470万という結果になりました。

更にこの中でボーナスの内数は、20代前半で87万、20代中半で97万、20代後半で100万ほどとなっております。地方公務員は、20代であっても比較的年収が高いことがわかります。

年齢別にみる地方公務員の平均年収【30代編】

手を取り合う人たち

年齢別にみる地方公務員の平均年収、30代は530万~600万ほどとなっております。こちらも30代で前半と後半に違いが出ています。

30代前半の平均年収は約530万、30代後半の平均年収は約600万という結果になりました。30代になると、平均で600万ほどの年収も期待できます。

そのうちボーナスは30代前半で120万、30代後半で140万となっております。30代後半となると、20代の平均年収より更に上がりますね。

年齢別にみる地方公務員の平均年収【40代以上編】

握手をする男性二人

40代の地方公務員平均年収は、670万~750万です。40代前半が約670万、40代中半が約720万、40代後半が約750万です。

続いて50代の地方公務員平均年収ですが、780万~800万となっています。50代前半が約780万、50代後半が約800万という結果でした。

地方公務員は定年退職を迎える60歳までに平均で800万を行くことが多く、安定した収入も望めます。1000万クラスは少ないですが、それでも高い水準と言えるでしょう。

地方公務員の年収|職種別の違いは?


職種別にみる地方公務員の平均年収【700万円台】

警察

職種別にみる地方公務員の平均年収で700万円台の年収なのは、警察、高校教員などです。警察の場合、年齢は38歳前後でおよそ708万となります。

また、高校教員の場合45歳前後で718万と、こちらも高い水準です。同じ教員であっても、小・中学校よりも高校の方が高い年収になります。

地方公務員で700万円台の高い平均年収を狙いたい場合は、警察や高校教員を目指してみるのがいいでしょう。市町村によって差は出ますが、高い水準が期待できます。

職種別にみる地方公務員の平均年収【600万円台】

女性教師

職種別にみる地方公務員の平均年収で600万円台の年収なのは、小・中学校の教員、消防職などです。同じ教員でも、小・中学校の場合は600万台が平均です。

小・中学校の教員の場合、年齢が43歳前後で平均年収は675万となっております。高校教員の平均年収に比べると、若干下がります。

そして消防職の場合、年齢が38歳前後で、平均年収は626万となっております。こちらも市町村別に若干の違いは出ますが、大体600万台の平均年収と言えます。

職種別にみる地方公務員の平均年収【500万円台】

怪我の手入れ

職種別にみる地方公務員の平均年収で500万円台の年収なのは、看護職、保健職、保育士などの福祉職です。これらの年収は、大体500万円台の後半となります。

看護職、保健職の場合、年齢が40歳前後で年収は約580万円です。福祉職の場合、年齢が40歳前後で年収は約560万円です。

同じ地方公務員であっても、職種によって平均年収に差が出るのがわかります。年収や職種によって、どこを目指すべきか参考にしてくださいね。

地方公務員の年収|地域や市町村ごとの収入の違いは?

地域や市町村ごとにみる地方公務員の平均年収【都道府県】


会社員の男性二人

地域や市町村ごとにみる地方公務員の収入で、都道府県は43歳前後の年齢で663万となります。地方公務員の平均年収は586万4349円なので、それよりも高いですね。

もちろん年齢や職種によっても差はありますが、都道府県の場合はこれくらいの収入が平均です。43歳前後の場合の平均なので、年齢が上がれば更に金額も上がると言えるでしょう。

ただし、都道府県別に見た場合は首都圏かどうかでも大きな違いがあります。首都圏に近いほど収入が多く、遠いほど収入は低くなる傾向があります。

地域や市町村ごとにみる地方公務員の平均年収【指定都市|特別区】

考える女性

地域や市町村ごとにみる地方公務員の収入で、指定都市は698万円が平均年収となります。指定都市とは、政令で指定する人口50万以上の市のことです。

北海道の札幌市や神奈川県の横浜市、愛知県の名古屋市などが、指定都市に挙げられます。そして特別区の収入は、693万が平均です。

特別区とは特別地方公共団体の一種で、いわゆる東京都の23区を指します。これらの平均年収は都道府県で見るよりも高い収入となっています。

地域や市町村ごとにみる地方公務員の平均年収【市町村】

狭い部屋にいる男性

地域や市町村ごとにみる地方公務員の収入で、市町村は632万~567万と、かなり差が出ています。市の平均年収は42歳前後の年齢で約632万円です。

そして町村の場合、42歳前後の年齢で約567万円です。同じ年齢であっても、市と町村で収入の金額に差が出ているのがわかりますね。

全国の都道府県別に見た地方公務員の平均年収ランキングでも、下位には村が集中しています。過疎化の進んだ村と都市では、収入に差があると覚えておきましょう。

地方公務員になる方法とは?

地方公務員になるには試験を受ける必要がある

手を組んで座る女性

安定した年収の地方公務員になるには、試験を受ける必要があります。地方公務員になる為の試験は、都道府県や市町村別に管轄があります。

その為、地方公務員になる為の試験は、受ける場所によって内容や合格基準に大きな違いがあるのも特徴です。まずは、自分が希望とする地方公務員の管轄を調べてみましょう。

なお、こちらの記事では公務員試験の科目一覧についてご紹介しています。これから試験を受けたい方は、是非参考にしてくださいね。

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地方公務員になる為の試験の流れ

握手をする男性

地方公務員になる為の試験は、まず一次試験を受ける為の出願をすることから始めます。出願可能な時期もそれぞれの都道府県、市町村によって異なります。

時期を間違えないよう、しっかりとチェックしてくださいね。出願が済んだら、一次試験である筆記試験を行います。こちらに合格したら、二次試験の面接に移ります。

面接が合格したら、見事採用となります。特に筆記試験では教養、専門、教養記述という内容の試験が行われるので、念入りに勉強をしておきましょう。

地方公務員になる為のコツは自治体や地域に対する理解があること

円陣を組む老人

地方公務員になる為のコツは一概に言えませんが、その地域の自治体に対する理解と貢献したい気持ちが重要になります。地方公務員はその地域に根付いた仕事を行います。

その為、なぜ自分は地方公務員になりたいのか、地方公務員になってどのような仕事をしたいのか、アピールするのが重要です。また、豊かなアイディアや柔軟性も求められます。

こちらの記事では公務員になる為の自己PRを書くポイントもご紹介しています。履歴書の書き方や面接時のアピールなどを行う際には、参考にしてみてくださいね。

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地方公務員の年収について知ろう

地方公務員の年収についてご紹介しました。その地域に根付いた仕事を行い地域貢献ができる地方公務員は、年齢を問わず人気の職種です。安定した年収と地域に根付いた仕事を行いたい方は、是非地方公務員を目指しましょう!

今回は地方公務員の平均年収を、年齢別、職種別、市町村別などにそれぞれまとめてみました。今後地方公務員を目指す方は、こちらの情報を参考にしてくださいね。


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