ブロッサム(blossom)の意味とは?フラワー/花/flower
チェリーブロッサムやフラワーブロッサムなど、良く聞くブロッサム(blossom)とはどんな意味の言葉でしょう?花に関する単語なのは分かっても、説明するのは難しいですよね。言葉の意味やフラワー(flower)やブルーム(bloom)との違いを説明しますので、今さら人には聞けない疑問を解消しましょう!
※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。
目次
ブロッサム(blossom)の意味とは?
ブロッサム(blossom)の意味①「花・開花・開花期・花が咲く」
英語の「blossom」には名詞と動詞の2通りの使い方があります。名詞のblossomには「花」「開花」「花時」「花盛り」などの意味があります。また動詞のblossomには「開花する」「花でいっぱいになる」という意味があり、名詞・動詞どちらも花が咲いている状態のことを表現する単語だと分かります。
- ・in full blossom :満開
- ・come into blossom :花が咲きだす
- ・blossom in autumn:秋咲きである
「花・開花・開花期・花が咲く」の意味のblossomの使い方
ブロッサム(blossom)の意味②「発展する・栄える」など
英語の「blossom」という言葉には、先程ご紹介した花が開花している様子を表す意味から派生したいくつかの別の意味もあります。例えば、「発展する」「栄える」「~を栄えさせる」など、工業や都市・人などが絶頂に向かって進んでいく様子を表す言葉として用いられることがあります。
また花が花時を迎えて美しく咲き誇っている様子から、「最盛期」や「青春」など華々しい時間を迎えた状況や、「魅力的になる」「美しい人」「(笑顔や涙が)花開くようにこぼれる」といった意味としても使われる単語です。花がパッと開く様子になぞらえて、「パラシュートが開く」という意味もあるんですよ!
- ・blossom as a satellite of~:~の衛星都市として発展する
- ・blossom of youth:青春(時代)
- ・blossom into a beautiful woman:美人になる
「発展する・栄える・魅力的になる、等」の意味のblossomの使い方
ブロッサムとフラワー(flower)の意味の違いとは?
フラワー・ブロッサムはどちらの意味も「花・開花・満開・花が咲く」
ブロッサムは「花」や「花が咲く」という意味だとご紹介しましたが、「花」と聞くと大半の方が最初に思い浮かべるのはフラワー(flower)という単語ではないでしょうか。ご存知の通り「flower」とは「花」「開花」「花が咲く」という意味の名詞&動詞ですが、二つの言葉には微妙なニュアンスの違いがあります。
blossomとflowerの違い①ブロッサムとは木に咲く花を表す言葉
blossomとflowerの大きな違いは実を付ける花かどうかという点です。ブロッサムもフラワーもどちらも「花」という単語ですが、ブロッサムは主にリンゴや梅(プラム)のような果樹に咲く「実のなる花」のことを指します。
また、実際には果実が実らない種類の木であっても、あじさいや金木犀のように一本の木に密集して小さな花をたくさん咲かせる種類であればblossomが用いられます。さらには、そういった一本の木を覆うように咲いたたくさんの小さな花々をまとめて一つの集合体として表現したい場合にもblossomを使用します。
blossomとflowerの違い②フラワーは広い意味で花を表す言葉
flowerは原則として、チューリップやヒマワリのように1本の茎の先端に花を咲かせるものや、パンジーのように土から直接生える草花を表現する際に用いられます。さらに木に咲く花であっても、薔薇や牡丹のように一つ一つの花に存在感があって一輪一輪を独立した花として認識できる場合にもflowerを使用します。
また、flowerという単語は花全般を総称して表す場合にも使われます。「フラワーショップ」「フラワーアレンジメント」「ドライフラワー」などは、特定の花を指すのではなく、あらゆる種類の花をまとめて表現しています。
- ・Which flower do you like?:どの花が好きですか?
- ・She likes white flowers.:彼女は白い花が好きだ
- ・There are a lot of flowers blooming in the garden.:庭にたくさんの花が咲いている
「flower」の使い方
このようにフラワーは広い意味で花のことを表現するため全ての花に使うことが出来る単語ですが、一方でブロッサムはその中の果樹(や果樹の花のように小さな細かな花を持つ木)という特定の花にしか使うことができません。ブロッサムの代わりにフラワーを使うことは出来ても、その逆は出来ない場合があるのです。
- ・○:apple blossom(リンゴの花)
- ・○:apple flowers(リンゴの花)
- ・○:rose flowers(薔薇の花)
- ・×:rose blossom(薔薇の花)
flowerとblossomの使い方の違いについて
ブロッサムとブルーム(bloom)の意味の違いとは?
ブルーム(bloom)の意味も「花・開花・満開・花が咲く」
flowerやblossomの他にもう一つ、bloomという単語があるのはご存知でしょうか?ブランド名や店舗名にも多く使われるbloomという言葉もまた「花」「開花」「花が咲く」などの意味を持つ名詞&動詞です。日本語にするとまたしても同じ意味ですが、こちらも同じく細かなニュアンスの違いがあります。
blossomとbloomの違い:ブルームとは観賞用植物の花を表す言葉
bloomは主に観賞用に適した美しい花が咲いている様子を表現するのに使われる言葉です。薔薇やチューリップなど庭園を美しく彩る様な花々が美しく咲き誇っているようなイメージを思い浮かべた場合に使用するのが適しています。お花屋さんの名前にブルームが良く使われているのもこういった理由からなんですね。
bloomは花という意味の名詞で用いることは少なく、「in full bloom」「after bloom」のように慣用句的に使用するか、動詞として用いることがほとんどです。ちなみにbloomとblossomは使用する対象の花は異なりますが花がほころび始めた状況を表現するという点では似ていますね!
- ・in full bloom:満開で
- ・after bloom:花後
- ・out of bloom:花が散って、盛りを過ぎて
「bloom」の使い方
【番外編】オレンジブロッサムとは?
オレンジブロッサムとは①アロマでも人気のオレンジの花が原料のハーブ
オレンジブロッサムとはそのまま訳してオレンジの花のことを表す際に使用しますが、ビターオレンジの花から作られたハーブをこのように呼ぶことがあります。オレンジブロッサムはハーブティーや香水、スキンケアなど様々な用途で人気のハーブで、心と体に作用して緊張や不安を和らげる効果が期待出来ます。
また、西洋では古くからオレンジブロッサムは愛情や魅力を高めると信じられていて、結婚式で花嫁の髪飾りに用いられたり、結婚を引き寄せたい女性はオレンジブロッサムで作ったサシェを作ると良いと言われています。ビターオレンジで作ったネロリと呼ばれるアロマならより気軽にオレンジブロッサムの香りを楽しめますよ!
オレンジブロッサムとは②ジンベースのオレンジジュースのようなカクテル
オレンジブロッサムはカクテルの名称の1つでもあります。ドライジンをオレンジジュースで割った甘く爽やかなカクテルはまるでジュースのようなフルーティーさが魅力で、アルコール度数もさほど高くないので女性やお酒があまり強くない人でも飲みやすく人気です。
また先程もお伝えした通り、オレンジブロッサムが愛情や結婚のシンボル的な存在であることから、カクテルのオレンジブロッサムも結婚式の食前酒として親しまれています。レシピもとても簡単なので、ご家庭でも簡単に楽しむことができますよ。
【番外編】その他の良く聞くブロッサムが付く言葉
その他の良く聞くブロッサムが付く言葉:チェリーブロッサム
オレンジブロッサムと並んで良く耳にするのが、チェリーブロッサムという言葉です。チェリーブロッサムは日本人なら好きな方も多い桜のことです。食用のサクランボが実るのは桜の品種の中でも一部の物だけですが、ソメイヨシノなどの品種でも花後にサクランボに良く似た小さな実が生ります。
季節限定の香りとしてハンドクリームやシャンプーなどのヘア&ボディケア用品にチェリーブロッサムが登場すると、春の訪れを感じますね。また、オレンジブロッサム同様、カクテルでもチェリーブロッサムという名前のものがあるんですよ。
その他の良く聞くブロッサムが付く言葉:ブレイブブロッサムズ
ブレイブブロッサムズという言葉をご存知の方は、かなりのスポーツ好きかもしれません。ブレイブブロッサムズとは、ラグビーの日本代表チームの愛称です。ラグビーでは胸元のエンブレムにちなんでチームのニックネームが付けられますが、日本代表のユニフォームには桜の花が三輪描かれています。
強豪国に比べて体格的には恵まれていない日本人選手ですが、それでも粘り強く戦う姿に勇敢(=ブレイブ)という形容詞が付き「勇敢な桜戦士」と称えられたのが始まりだと言われています。
ラグビーに限らず、体育会系男子はこのような魅力的な一面がたくさんありますよね。下記の記事では、体育会系男子の特徴や性格・恋愛傾向などをご紹介しています。身近な体育会系男子に当てはめて読んでみると面白いかもしれませんよ。
ブロッサムの正しい意味を理解して単語を使おう!
ブロッサムという単語の持つ意味や、似たような意味を持つフラワー・ブルームとの違い、またそれぞれの言葉の使い方をご紹介しましたがいかがでしたでしょうか?良く耳にする単語でも意外と正確な言葉の意味を知らないことが多いものです。細かなニュアンスの違いや意味を知って、正しく単語を使いたいものですね!
下記の記事では同じく良く耳にする「シック」という単語についてご紹介しています。「シャビーシック」や「フレンチシック」など、ファッションやインテリアでも用いられることの多いシックという単語ですが、言葉は知っていても日本語で説明するのは難しいですね!詳しい意味を知りたい方は是非こちらの記事もご覧下さい!
商品やサービスを紹介する記事の内容は、必ずしもそれらの効能・効果を保証するものではございません。
商品やサービスのご購入・ご利用に関して、当メディア運営者は一切の責任を負いません。