「キャパシティ」の言葉の意味とは？日本語での使い方・仕事での使用例

キャパシティの英語の意味と使用例文は？

キャパシティの英語の意味とは①収容能力

キャパシティの英語の意味の1つ目は、「収容能力」です。キャパシティは英語で「capacity」と書きます。「収容」とは「何かをどこかに収めること」、「能力」とは「何かを成し遂げる力」という意味があります。この1つ目の意味は、人や物などが何らかのものをどれだけ収容する能力があるかを表します。

この意味で英語のcapacityが用いられる場合、例えばある特定の人の仕事の収容能力、あるいは催しが行われる場所のそれを表すために用いられることが多いでしょう。

キャパシティの英語の意味とは②才能

キャパシティの英語の意味の2つ目は、「才能」です。例えば、「彼は才能の豊かな人です。」などと言いたい場合、英語ではこの意味を採用してcapacityという言葉を使用します。ビジネスでは1つ目でご紹介した意味で使用される方が多いですが、この2つ目の英語での意味も補足情報として覚えておきましょう。

キャパシティの英語の使用例文①There's-not-a-lot-of

キャパシティの英語の使用例文の1つ目は、「There's not a lot of capacity in this laptop.」です。直訳するとこれは、「このパソコンには多くのキャパが残されている。」という意味になります。

英語capacityの意味の1つ目でお伝えした「収容能力」について言及した英語例文です。このように、パソコンや携帯など特定の機器のデータ収容能力について話す際に使用すると便利な言葉であるということが分かります。

キャパシティの英語の使用例文②She-has-a-great

キャパシティの英語の使用例文の2つ目は、「She has a great capacity for clerical business.」です。これは、「彼女は事務処理能力が非常に高い。」という意味の例文です。

この例文内のcapacityという言葉の意味は、2つ目の意味としてご紹介した「才能」という意味の方を採用しています。このように、英語でもまれではありますが、ある特定の人や物の才能について言及するためにこの言葉が使用されることがあります。

キャパシティの英語の使用例文③We-had-a-capacity-of

キャパシティの英語の使用例文の3つ目は、「We had a capacity of audience last night.」です。これは、「昨夜は満員だった。」という意味を表す例文です。この例文内のcapacityは1つ目の意味の「収容能力」という意味を表します。

この例文は、例えば「We had a full capacity of audience last night.」というように「お客さんがいっぱいだった」ということをより強調する文章に応用することもできます。自分が伝えたいニュアンスに合わせてアレンジしてみましょう。

キャパシティを仕事で使う際の日本語の意味は？

キャパシティを仕事で使う際の日本語の意味①収容可能な量

キャパシティを仕事で使う際の日本語の意味の1つ目は、「収容可能な量」です。これは、冒頭えお伝えした英語の「キャパシティ」という言葉の意味と同じものです。ちなみに、日本語でこのキャパシティという言葉が使用されるほとんどの場合、省略形の「キャパ」という言葉が使用されます。

まれに、これを省略せずに「キャパシティー」と省略せずに使用する場合もありますが、「キャパ」とした方の形が好んで使用されますので、「収容可能な量」というこの言葉の意味と共に言い方も覚えておきましょう。

キャパシティを仕事で使う際の日本語の意味②個人の持っている能力・魅力

キャパシティを仕事で使う際の日本語の意味の2つ目は、「個人の持っている能力・魅力」です。これも、冒頭の英語での意味の2つ目のものとほぼ同じ意味を表すことが分かります。例えば、「彼女はキャパが高い人間だ。」と表現すると「彼女は能力が高い人だ」という意味を表すことになります。

もちろん、「彼女は能力が高い人だ」と言っても間違いではないのですが、「キャパ」と言った方がどこか洗練された響きもありますし、何より言いやすく、堅苦しい響きもないのでビジネスではこちらの言い回しが好まれる傾向があります。

キャパシティを仕事で使う際の日本語での使用例は？

キャパシティを仕事で使う際の日本語での使用例①私にはこの案件を担当する

キャパシティを仕事で使う際の日本語での使用例の1つ目は、「私にはこの案件を担当するキャパがありません。」です。これは、簡単な日本語にすると「私にはこの案件を担当するような容量がありません。」という意味になります。

あなたにも、例えば大きなプロジェクトがいくつも重なって自分の容量をはるかに超えている！と焦ってしまったことが何度かありませんでしたか？この例文は、まさにその状況を描写するのにぴったりな例文と言えます。

キャパシティを仕事で使う際の日本語での使用例②この会場のキャパは大体

キャパシティを仕事で使う際の日本語での使用例の2つ目は、「この会場のキャパは大体300人くらいです。」です。これは、言い換えると「この会場の収容可能人数はおよそ300人くらいです」となります。当例文のように、「収容可能人数」と言うより、「キャパ」と言う方がすっきりした表現になることが分かります。

この例文は、例えば上司や先輩から数日後に控えた定例会の会場について聞かれた際などに活用できます。相手に簡潔で分かりやすく伝えることができるよう、使用する言葉にも注意して報告するようにしましょう。

キャパシティを仕事で使う際の日本語での使用例③パソコンのキャパが少ない

キャパシティを仕事で使う際の日本語での使用例の3つ目は、「パソコンのキャパが少ないので仕事が全くはかどらない。」です。これは、「パソコンの収容可能な量が少ないので仕事が上手くいかない」という意味になります。

このように、会場などの収容人数だけでなく、パソコンなど周辺機器のデータの量について話したい際にもキャパという言葉を使用することが可能です。この「パソコンのキャパが」という言葉は職場でも耳にすることが多そうです。

キャパシティを仕事で使う際の日本語での使用例④仕事のキャパを広げられる

キャパシティを仕事で使う際の日本語での使用例の4つ目は、「仕事のキャパを広げられるようなポジションに就きたい。」です。これは、「仕事ができる量を広げられるような職位に就きたい」という意味になります。自分のキャリアの目標について話す際に活用できる例文です。

仕事というものは、基本的に常に自分の能力や処理可能な量や自分の能力、才能を高めていくことが求められます。立派な社会人として、年次を追うごとに仕事のキャパを広げられるように常に意識していきたいものですね。自分の中の達成感も養えて社会にも貢献できるので良い循環を生めます。

キャパシティを仕事で使う際の日本語での使用例⑤キャパがいっぱいいっぱい

キャパシティを仕事で使う際の日本語での使用例の5つ目は、「キャパがいっぱいいっぱいでかなり焦っています。」です。これは、「自分の請け負える量がいっぱいになってしまい、非常に焦っています」という意味です。あなたも仕事で一度はこの状態になったことがあるのではないでしょうか？

もちろん、仕事では常に自分のキャパを広げることを目標にすることは重要ですが、色んな仕事を抱えすぎて潰れてしまうのは本末転倒です。仕事を請け負う量も自分と相談しながらマネージメントできると良いでしょう。

キャパシティがついている他の言葉と意味は？

キャパシティがついている他の言葉と意味・使い方①キャパオーバー

キャパシティがついている他の言葉と意味・使い方の1つ目は、「キャパオーバー」です。これは、「収容可能な量を超えてしまった状態」を表す言葉です。具体的な例文を挙げると、「昨日はキャパオーバーしてしまったので早めに帰宅することにした。」などの形で使用できます。

この「キャパオーバー」という言葉は、キャパシティという言葉がつく言葉として一番使用頻度が高い言葉であると言えます。ぜひこの機会に意味と使い方をしっかり覚えて活用してみてください。

キャパシティがついている他の言葉と意味・使い方②キャパ越え

キャパシティがついている他の言葉と意味・使い方の2つ目は、「キャパ越え」です。これは、1つ目の例の「キャパオーバー」の「オーバー」の部分を「越え」という言葉に置き換えたもので、意味は同義となります。

具体的な例文を挙げると、例えば「彼女はこのままではキャパ越えしてしまうと判断したので、次の仕事を後輩に振り分けた。」などの使い方で使用することができます。

「キャパシティ」という言葉を正しく使ってビジネスにも活用していこう！

当記事では、「キャパシティ」という言葉の英語・日本語でのそれぞれの意味と具体的な使い方などについて例文も交えながら詳しくお伝えしてきました。それぞれの意味をじっくり見ていくと、この言葉がビジネスの世界でも頻繁に使用されるものだということが分かりました。

特に新卒の会社員の方や社会に出て間もない方にとっては忙しい中で業務の傍ら色んな用語を覚えることは困難だと思います。しかし、当記事内容でも見てきた通り、スピード感を持って仕事をするという点においては「キャパ」のような言葉をしっかり覚えて活用できることは有効です。ぜひ積極的に活用してみてください。

下記関連記事内では、「キャッチアップ」という日本語での言葉の意味について分かりやすくまとめています。この言葉の類語やビジネス用語としての使い方についても解説がありますので、興味のある方はこちらの内容もぜひチェックしてみてください。新たなビジネス用語を学べる良い機会になると思います。

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