笑止千万の意味や使い方とは？例文10選！類語や四字熟語/たまらない

笑止千万（しょうしせんばん）という四字熟語の意味を知っていますか？たまらないほどおかしいという意味で曖昧に使ってはいませんか？笑止千万の正しい使い方や意味、類語について詳しく紹介します。言葉はしっかりと意味を学んで正しく使うことが大切です。

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1 笑止千万の意味は？
2 笑止千万の使い方は？
3 笑止千万の使い方例文10選
4 笑止千万の類語は？
5 笑止千万の英語表現は？
6 笑止千万の意味を理解して四字熟語をマスターしよう！

笑止千万の意味は？

笑止千万の読み方は「しょうしせんばん」

笑止千万の読み方は「しょうしせんばん」と読みます。よく間違えられる読み方には「しょうしせんぱん」や「しょうしせんまん」があります。この言葉は人を子馬鹿にするような響きと意味を持っているため、良い意味で使われることはまずありません。日常生活やビジネスシーンでもあまり見かけることがない言葉と言えます。

「笑止」と「千万」のそれぞれの意味

笑止千万という四字熟語は「笑止」と「千万」というそれぞれの意味をもつ二字熟語を組み合わせて作られた言葉です。二字熟語を組み合わせて四字熟語とするときには「それぞれの二字熟語の意味をより強くする」という意味を込めて組み合わされます。笑止千万もそのように組み合わせられた言葉の1つです。

「笑止」には「おかしいこと・ばかばかしいこと」という意味があります。「千万」には「千と万を合わせたように極めて数が多い・物事の程度が大きすぎる」という意味があります。「千万」という二字熟語はそれだけで使われることはほとんどなく、他の言葉の下に添えて使います。添えた言葉の程度が高いことを表しています。

笑止千万の意味とは「ばかばかしくてたまらない・極めておかしい様子」

笑止千万の意味とは「ばかばかしくてたまらない・極めておかしい様子」です。字だけで見ると「笑うのが止まらない」というように、楽しいさまである感じがしますが、この言葉は楽しいさまを表しているのではありません。二字熟語の笑止の意味である「おかしいこと・ばかばかしいこと」という意味がより強まった言葉です。

おかしいこと・ばかばかしいことを表す「笑止」と、言葉の下に添えることでその言葉の程度が極めて高いことを表す「千万」によって作られたこの四字熟語は、決して良い意味で使われることはありません。人を子馬鹿にしたり、たまらなくおかしくて気の毒なさまを表している不愉快な印象を与える四字熟語です。

笑止千万の使い方は？

笑止千万の使い方①人を馬鹿にしているときに使う

笑止千万の使い方1つ目は「人を馬鹿にしているときに使う」です。相手のありえない行動や言葉を馬鹿にしたり、軽蔑したような言い方をするときに使われます。相手は本気で取り組んでいるにもかかわらず、どう考えてもおかしくてたまらないと感じたときに、使われます。とても不愉快な使い方で、良い意味ではありません。

どれだけばかばかしく見える行動でも、相手にとってはとても真剣なものなのかもしれません。自分から見える一面だけで、ばかばかしいと決めつけて人を馬鹿にしたように言う「笑止千万」には、誰もが悪い印象を持つことでしょう。言われた人を傷つけてしまう言葉でもあるので、使い方には気を付けたいですね。

笑止千万の使い方②考えや現象を否定するときに使う

笑止千万の使い方2つ目は「考えや現象を否定するときに使う」です。あまりにも妄言のような大きいことを言っている人や、現象に対して呆れる気持ちを込めて「笑止千万」を使う使い方です。「何をばかばかしいことを言っているのか・その考えに呆れてものも言えない」というような意味で使われます。

相手に対してとても否定的な言い方ですので、不愉快な気持ちや不快感を与えてしまうことでしょう。また、相手が実際に考えを行動に移したり、現象を再現・証明した時には、このような言い方をした人が「ばかばかしいと言っていたことが証明されている」と周囲から笑われて、印象もどんどんと悪いものになっていくでしょう。

笑止千万の使い方③とても気の毒だというときに使う

笑止千万の使い方3つ目は「とても気の毒だというときに使う」です。この場合の気の毒は、相手を思いやる・心配した気持ちの「気の毒」ではありません。相手をおかしい人・変わった人と考え、その相手の状態や行動を上から目線で子馬鹿にしたような侮辱的な意味を込めた「気の毒」です。

笑止千万という言葉自体が、あまり良い意味ではないため相手に直接「笑止千万」と伝えてしまうと、馬鹿にされたような気持ちを与えてしまうことでしょう。そういった言葉を使っていると、周囲の人達から嫌な奴だと思われます。同じ四字熟語を使うなら良い意味の言葉を使いましょう。下記の記事で詳しく紹介しています。

笑止千万の使い方例文10選

笑止千万の使い方の例文│人を馬鹿にしている・呆れるときに使う場合5選

笑止千万の使い方の例文「人を馬鹿にしている・呆れるときに使う場合」を紹介します。あまりにもあり得ないことを声を大にして言っている人や、行動にさえ移さずにただただ目標だけを叫んでいる相手に対して、馬鹿にしたような呆れるような言い方をするときの「笑止千万」の使い方です。

笑止千万の使い方「人を馬鹿にしている・呆れるときに使う場合5選」

1泳げもしないのに海峡横断とは笑止千万だね。
2そんなにたくさん食べておいてダイエット中なんて笑止千万。
3新入社員の君がいきなり昇進を希望とは笑止千万ですね。
4音楽が苦手なあなたが歌手になりたいとは笑止千万だよ。
5出来ないことばかりを言うなんてまさに笑止千万。

笑止千万の使い方の例文│考えや現象を否定するときに使う場合3選

笑止千万の使い方の例文「考えや現象を否定するときに使う場合」を紹介します。人は、自分とあまりにも異なる考えに対して、中々受け入れることができずに、馬鹿してしまったり、否定的になってしまうことがあります。そういった場合に使われる「笑止千万」の使い方です。

笑止千万の使い方の例文「考えや現象を否定するときに使う場合3選」

1こんな方法で利益が増えるだなんて笑止千万！ありえない！
2動物の言葉が分かる？笑止千万だ。ばかばかしい。
3そんな食材を加えるなんてありえない。笑止千万だ！

笑止千万の使い方の例文│とても気の毒だというときに使う場合2選

笑止千万の使い方の例文「とても気の毒だというときに使う場合」を紹介します。なにか大きいことを言いすぎて、呆れる場合やたまらないくらいおかしいことを言っている相手を子馬鹿にしたような意味としての「笑止千万」の使い方です。

笑止千万の使い方の例文「とても気の毒だというときに使う場合2選」

1いつもいつも同じことで喧嘩とは笑止千万だね。
2呆れるよ、まだそんなことを言っているなんて笑止千万。おかしすぎるよ。

笑止千万の類語は？

笑止千万の類語①四字熟語「失笑噴飯（しっしょうふんぱん）」

笑止千万の類語1つ目は「失笑噴飯（しっしょうふんぱん）」です。思わず笑ってしまう「失笑」と食べかけのご飯を吹き出す様子「噴飯」から成り立つ四字熟語です。この場合の「思わず笑ってしまう」という状態は、楽しくて思わず笑ってしまうのではありません。何を言っているのか呆れる・おかしいという笑いです。

笑止千万の類語②無謀な人を馬鹿にした「片腹痛い（かたはらいたい）」

笑止千万の類語2つ目は「片腹痛い（かたはらいたい）」です。ありえない目標を立てた人や、それに向かってあまりにも無謀な行動に出ている人に対して使われる言葉です。こちらの言葉も良い意味ではなく、相手を馬鹿にしたような意味が込められています。不愉快な気持ちや悪い印象を与えてしまうので気を付けましょう。

笑止千万の類語③我慢できないおかしさ「噴飯物（ふんぱんもの）」

笑止千万の類語3つ目は「噴飯物（ふんぱんもの）」です。あまりにもくだらないことやありえないことを言う相手が、我慢できないくらいおかしいときに使われる言葉です。食べかけのご飯を吹き出してしまうほどおかしくてたまらないという状態を表しています。こちらも良い意味ではないので、あまり使われていない言葉です。