いぶし銀の使い方10選!意味や類語や英語・いぶし銀な人の特徴も
渋いとよく表現されるいぶし銀の具体的な意味や、正しい使い方をご存知ですか?この記事では、いぶし銀の意味をはじめ、類語や、英語での表現や、いぶし銀と呼ばれる人の特徴などを紹介していきます。是非いぶし銀の使い方をマスターして、生活に役立ててみてくださいね。
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目次
いぶし銀の意味や類語は?
いぶし銀の意味①華やかな見た目ではないけれど魅力的
いぶし銀の意味1つ目は、「華やかな見た目ではないけれど魅力的」です。いぶし銀には2つの意味があるのですが、一般的には上記の意味で使われることがほとんどです。
見た目に華やかさはないものの、魅力を持っている人に使われます。主に、表立って活躍している人に向けてではなく、野球でいえばバントや守備で努力している選手や、ベテランに使われます。
いぶし銀の意味②いぶしをかけた銀・艶のない灰色のこと
いぶし銀の意味2つ目は、「いぶしをかけた銀・艶のない灰色のこと」です。いぶし銀を辞書で見ると、上記の意味に加えて、「その色のこと」という意味があります。プラチナや金のように輝いているわけではありませんが、独特の渋みや趣深さがある色とされています。
いぶし銀の類語と意味①老練(ろうれん)
いぶし銀の類語1つ目は、老練(ろうれん)です。こちらのいぶし銀の類語には、「経験があり、慣れていること」という意味があります。漢字を見ただけで、なんとなく意味が伝わってきますよね。
いぶし銀の類語と意味②熟練(じゅくれん)
いぶし銀の類語と意味2つ目は、熟練(じゅくれん)です。こちらのいぶし銀の類語には、「慣れていて上手いこと」という意味があります。
こちらの言葉を手紙に書くのもいいですし、会話の中にさり気なく登場させるのも素敵ですね。覚えておけば役に立つこと間違いなしですよ。
その他のいぶし銀の類語
上記で紹介した「老練(ろうれん)」と「熟練(じゅくれん)」以外に、いぶし銀の類語がありますので、まとめてみました。類義語もいぶし銀とともに覚えておけば、言葉のバリエーションが広がりますね。
- ・円熟味がある・味わい深い…華やかさはないが魅力的
- ・いい味が出ている…人の特徴に対して使う
その他のいぶし銀の類語
いぶし銀が金ではない理由は?
いぶし銀が金ではない理由①金は錆びることなく変色しない
いぶし銀が金ではない理由1つ目は、「金は錆びることなく変色しない」です。銀も金と同様錆びることがないのですが、空気に含まれる硫黄と反応すると艶のない灰色になります。この灰色は、とても味わい深く、なんとも言えない渋さが魅力的で、決して金に出すことはできません。
いぶし銀が金ではない理由②金をいぶしても輝いたまま
いぶし銀が金ではない理由2つ目は、「金はいぶしても輝いたまま」だということです。先ほど、金も銀も錆びないけれど、銀は変色すると述べました。何もしなくても銀は、変色するのですが、さらに燻すことでより味わい深い銀へと変色します。
しかし、金をいぶしても変化することはありませんから、「いぶし金」というものは実在しないのです。このことから、いぶし金という言葉はなく、いぶし銀だけが存在するのです。
いぶし銀の使い方10選
いぶし銀の使い方①自然のものに使う場合
いぶし銀の使い方1つ目は、自然のものに使う場合です。「いぶし銀のように水面が光っている」という使い方です。いぶし銀は一般的に、様々な経験をした味わいがある人に使用されることが多いのですが、このように自然のものに使うこともあります。
水面の輝きは常に変化しており、同じ輝きは二度とありません。時間をかけて酸化することでできたいぶし銀の色合いは、簡単には出せないことから、水の輝きに例えることができます。
いぶし銀の使い方②身近な人に使う場合
いぶし銀の使い方2つ目は、身近な人に使う場合です。「うちの祖父は貫禄があっていぶし銀のような渋さがある」という使い方です。
このようにいぶし銀は、様々な経験をして、若い人が簡単に出すことができない味わい深さを出している年配の方に使うことが多いです。
いぶし銀の使い方③ベテラン俳優に使う場合
いぶし銀の使い方3つ目は、ベテラン俳優に使う場合です。「××という俳優は、あの映画でいぶし銀として活躍していた」という使い方です。
年配のベテラン俳優には、若手の俳優にはない味わい深さがありますよね。歳を重ねて様々な経験をしたからこそ表現できることがあるのでしょう。ベテラン俳優は、自然でありながら、人の心を動かすインパクトのある演技をすることができます。いぶし銀という言葉は、そんな経験値の高い俳優にぴったりな言葉なのです。
いぶし銀の使い方④野球選手に使う場合
いぶし銀の使い方4つ目は、野球選手に使う場合です。「××という選手は、ベテランらしく攻守ともに先を読むプレーで活躍したいぶし銀の選手である」という使い方です。
ベテランに使われることが多いいぶし銀ですが、特に野球選手によく使用されます。野球の中継や、野球に関する番組で使われているのを耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか?
いぶし銀の使い方⑤動物に使う場合
いぶし銀の使い方5つ目は、動物に使う場合です。「いぶし銀の風格を持った老犬が前方から堂々と歩いてきた」という使い方です。このように、いぶし銀は人間だけではなく、貫禄のある動物にも使うことができます。
いぶし銀の使い方⑥舞台俳優の演技に使う場合
いぶし銀の使い方6つ目は、舞台俳優の演技に使う場合です。「舞台俳優の彼は、いまだ主役を張ったことはないが、脇役としていぶし銀の演技で沢山の舞台ファンに愛されています。」といった使い方なのですが、このように俳優の存在だけではなく、ベテランの演技に対して使うこともできます。
いぶし銀の使い方⑦人の雰囲気に対して使う場合
いぶし銀の使い方7つ目は、人の雰囲気に対して使う場合です。「いぶし銀の雰囲気を持っている××氏が会場に登場した瞬間、辺りが水を打ったように静寂に包まれた」という使い方です。
味わい深いとか経験が豊富などの言葉を使わなくても、××氏が経験値の高いベテランであることが伝わってきますね。周囲にいる派手さはないものの実力がある人を表現する時は、いぶし銀という言葉を取り入れてみてくださいね。
いぶし銀の使い方⑧白髪に対して使う場合
いぶし銀の使い方8つ目は、白髪に対して使う場合です。「祖父の白髪がいぶし銀のようにすがすがしく光っている」という使い方です。
いぶし銀という言葉は人に使われることが多いのですが、このように、身体の一部に使うこともできます。いぶし銀を使うことで、歳を重ねて自然に色が変わった白髪から、豊富な経験や祖父の貫禄を感じとることができますね。
いぶし銀の使い方⑨声に対して使う場合
いぶし銀の使い方9つ目は、声に対して使う場合です。「××氏の声はとても上品で、いぶし銀のような渋さがあった」という使い方なのですが、白髪と同じく身体の一部の魅力を表現する時にも用いられることがあります。
いぶし銀の使い方⑩将棋で使う場合
いぶし銀の使い方10個目は、「将棋で使う場合」です。将棋で使う場合は、2パターンあります。1つは、横と真後ろ以外にひとますだけ動ける駒である銀将を上手に操る人のことを、いぶし銀と呼びます。
もう1つは、将棋における様々な技で相手を翻弄する人のことを、いぶし銀と表現することもあります。将棋の対戦の番組で度々使われるため、耳にしたことがある方もいるのではないでしょうか?
いぶし銀の英語・中国語は?
いぶし銀の英語は「oxidized・silver」
いぶし銀を英語にすると、「oxidized silver」となります。しかしこの英語は、燻した銀を直訳したものになります。oxidized silverをそのまま使うとなると、いぶし銀の味わい深いさや渋さを表現するのは難しいです。
英語なら「quiet」や「restrained」がおすすめ
いぶし銀を正確に表現するためには、「渋い」や「巧みな」などの意味を持つ英語を使う必要があります。中でも、静かという意味を持つ「quiet」や、落ち着いたという意味を持つ「restrained」などの英語を取り入れるといいでしょう。
英語で演技を表現するならmasterfully・controlled
英語でいぶし銀を表現する時は、先ほど述べたようにoxidized silverだと直訳なので、細かいニュアンスが伝わりません。いぶし銀の演技を英語で褒める場合は、masterfully controlledとするのもおすすめですよ。日本語にすると、「いぶし銀のような演技」となります。
いぶし銀の中国語は「熏成黑灰的银子」
いぶし銀の中国語は「熏成黑灰色的银子」となります。漢字を見るだけで、灰色がかった渋い色を想像できる気がしますね。ちなみに、目立たないけれど実力がある人という文を中国語にすると、不招眼但有实力的人となります。このように、いぶし銀といぶし銀のような人は、似ていても文にすると異なります。
いぶし銀な人の特徴は?
渋いと言われるいぶし銀な人の特徴①基本的に目立たない
渋いと言われるいぶし銀な人の特徴1つ目は、「基本的に目立たない」です。いぶし銀と呼ばれる人の多くは、確かな実力があるにもかかわらず、目立つことはありません。誰もが知っている存在というよりも、知る人ぞ知るベテランといった人に多く見られます。
渋いと言われるいぶし銀な人の特徴②実力を自慢しない
渋いと言われるいぶし銀な人の特徴2つ目は、「実力を自慢しない」です。いぶし銀と呼ばれる人は、自分に実力があることを自覚していても、それを自慢することはありません。
渋いとよく表現されるいぶし銀の人は、本物の実力があるので、自らひけらかさなくても、わかる人にはわかるのです。このことから、実力がないのに自分を大きくアピールする人を苦手に思う方が多いようです。
渋いと言われるいぶし銀な人の特徴③自己プロデュースとは何かを考えない
渋いと言われるいぶし銀な人の特徴3つ目は、「自己プロデュースとは何かを考えない」です。自己プロデュースが得意な人は、自己プロデュースする方法を考えて、どんどん自分をアピールしていきます。しかし、いぶし銀と言われる人は、自己プロデュースとは何かを考えることがありません。
自己プロデュースとは何なのかをもっと考えて実践すれば、さらに世間から高い評価を受けているだろう人が多く存在します。いぶし銀の人は、基本的に控え目で目立つことを嫌うので、もしテレビ番組から取材の話がきても断るケースが多いようです。
もっと積極的に実力をアピールすれば、人気や顧客を増やすことができるのに、あえてそれをしない謙虚な部分が、いぶし銀と呼ばれる人の魅力なのかもしれませんね。
渋いと言われるいぶし銀な人の特徴④誇り高い
渋いと言われるいぶし銀な人の特徴4つ目は、「誇り高い」です。いぶし銀と呼ばれる人は、自分が携わっている仕事に誇りを持っています。たとえ周囲が素晴らしいと評価しても、自分が納得できなければ表に出さないという特徴があります。
自分の信念を曲げずに、こだわりの品を作り続ける根気強さと誇り高さが、ツウな人に評価される理由の1つと言えるでしょう。このことから、いぶし銀と言われる人が作る物は、数が限定される貴重なものが多いのです。
渋いと言われるいぶし銀な人の特徴⑤負けず嫌いなところがある
いぶし銀な人の特徴5つ目は、「負けず嫌いなところがある」です。いぶし銀と呼ばれる人は、口に出すことはなくても、自分の実力に自信があります。そのため、同じ業界にライバルが現れると闘志を燃やします。
といっても、表立ってライバル発言して世間を賑わせることはなく、陰で努力をします。そんな負けず嫌いで努力家なところも、いぶし銀な人が支持される理由の1つなのでしょう。
渋いと言われるいぶし銀な人の特徴⑥能力が人一倍優れている
いぶし銀な人の特徴6つ目は、「能力が人一倍優れている」です。いぶし銀な人は、人よりスキルや能力が高いです。努力をして築き上げた場合と、生まれ持った実力に分かれます。いずれにしても、自ら能力をアピールすることはなく、静かで落ち着いています。
いぶし銀の使い方をマスターしてみよう!
いぶし銀の使い方や、いぶし銀な人の特徴などを紹介してまいりました。これまで、いぶし銀という言葉を耳にしたことはあっても、日常の会話で使った経験のない方がほとんどではないでしょうか?
いぶし銀の意味を正しく理解して、さらっと使うことができれば素敵ですよね。いぶし銀をマスターして、かっこいい大人を目指してくださいね。
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