宴会の中締めの挨拶例文5選|飲み会の締めの言葉や一本締めのやり方も
懇親会などの飲み会や宴会で、中締めの挨拶や一本締めの合図を任された時、どうしていいか迷うことが多いはずです。そこで今回は、宴会での中締め・締めの挨拶の具体的な例文を紹介します。一本締めをはじめとした「手締め」の違いも解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
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目次
宴会での中締めの意味や挨拶が必要な理由とは?
宴会での中締めの意味や挨拶の理由①乾杯後の歓談に区切りをつけるため
宴会での中締めの意味や挨拶が必要な理由1つ目は「乾杯後の歓談に区切りをつけるため」です。特に大人数の部署や会社単位など、大きな飲み会や宴会の席で多い理由です。
乾杯後、歓談の時間がある程度進み、全体の会の終了が近づいた合図という意味合いもあります。その際、一言挨拶を述べて一本締めなどの「手締め」を行います。
中締めの挨拶は、会の途中でもあるので手短に、それでいてしっかりしたものであるものにしましょう。5分以上長く挨拶するのは避けます。挨拶と手締めを行った後は、そのまま会場に残るパターンもあれば、会場を出るパターンもあります。そこは会社の通例や会場の予約時間などで調整しましょう。
宴会での中締めの意味や挨拶の理由②参加者に配慮するため
宴会での中締めの意味や挨拶が必要な理由2つ目は「参加者に配慮するため」です。前提として、懇親会など飲み会や宴会の会場には、消極的な理由で参加している人もいることを理解しましょう。
消極的な理由には、「キャンセル料が高いので参加するしかない」、「他の部署のメンバーが全員参加するので仕方がなく」といったものがあります。そんな理由で参加している参加者のために、中締めを行うことで帰るタイミングを作る必要があるのです。
なかば強制的に参加した飲み会に居続けると、参加者も主催者も気持ちよくありません。参加した人全員が気持ちよく会を終えるためにも、中締めをして帰るタイミングを作りましょう。
宴会での中締めの意味や挨拶の理由③司会者や幹事と時間を共有するため
宴会での中締めの意味や挨拶が必要な理由3つ目は「司会者や幹事と時間を共有するため」です。特に会が盛り上がっていると終了時間が過ぎてしまい、会場を提供している側にも迷惑がかかってしまうので、それを防ぐためでもあります。
会場を借りられる時間は、かなり厳密に決められていることが多いです。特に歓送迎会や忘年会、新年会など大規模や会が重なる時期は、会場を提供する飲食店側も時間に対してシビアになります。司会者や幹事はそのことを知っているので、時間を常に気にしながら会を進めています。
でも、通常の参加者は盛り上がると時間のことを忘れがちです。そこで中締めを設けると、司会者や幹事と設定された時間を確認・共有できるので、参加者も忘れかけた開催時間に意識を向けることができるのです。
中締めの挨拶をするタイミングは?
中締めの挨拶のタイミング①飲み会の歓談が落ち着いた頃
中締めの挨拶をするタイミング1つ目は「飲み会の歓談が落ち着いた頃」です。中締めの挨拶をするタイミングについては地域によって様々ですが、この理由がもっとも多いと考えられます。
役職者の挨拶や乾杯が終わり、楽しい歓談も落ち着いてきた頃に中締めの挨拶を行うと、途中退席したい参加者もほどよい満足感を感じながら会を去ることができます。もちろん、会が盛り上がっていても中締めをすべき場合もありますが、大体は歓談が落ち着いた頃に中締めを行えば間違いはありません。
また、懇親会など宴会の中締めや締めの挨拶でよく使われる「宴もたけなわ」の意味や例文については、こちらの記事で詳しく紹介されています。ぜひご覧ください。
中締めの挨拶のタイミング②役職者が来たもしくは帰る頃
中締めの挨拶をするタイミング2つ目は「役職者が来た、もしくは帰る頃」です。この場合、その役職者と会が始まる前などで相談をしておく必要があります。
役職者が忙しく、その会には顔だけ出したいという場合、相談して、その役職者が来たタイミングで中締めを行う場合があります。逆に、役職者に急用ができて会を途中退席しなければならなくなった時も中締めを行い、会を一度締める必要があります。
いずれにしても、役職者の出入りのタイミングで中締めを行うことで会にもメリハリがつき、より充実した宴会にすることができます。
中締めの挨拶をやる人の為の例文5選
中締めの例文①飲み会や宴会での挨拶
ここからは、具体的なシーンごとに中締めの挨拶の例文を紹介します。1つ目は通常の「飲み会や宴会での挨拶」です。もっとも多いシーンなので、この例文を抑えておくと応用が利きます。例文は以下の通りです。
「宴もたけなわではございますが。ここで一度中締めとさせていただきます。中締めの音頭は、僭越(せんえつ)ながら私○○課の△△が務めさせていただきます。本日はお忙しい中にも関わらずお集まりいただき、誠にありがとうございました。これからも○○課一丸となって、仕事に取り組んでいきましょう。
では、皆様のご健康とご活躍を願い、一本締めをさせていただきます。それではお手を拝借。(一本締め)ありがとうございました。ここでお帰りになる方は、どうぞ気をつけてお帰りください。また、この後は二次会のご用意もございます。参加される方は、もうしばらくこの会場でのご歓談をお楽しみください」
中締めの例文②懇親会での挨拶
中締めの挨拶とする方のための例文2つ目は「懇親会での挨拶」です。懇親会は同じ組織や集団に属している人同士、または目的が同じ人同士が親睦を深める会です。そのため、通常の飲み会よりも人数が多くなる傾向があります。例文は以下の通りです。
「宴もたけなわではございますが、ここで一度、中締めとさせていただきます。私は○○課の△△と申します。ご指名がありましたので、僭越ながら一言挨拶をさせていただきます。本日はお忙しい中お集まりいただき、誠にありがとうございました。また、この会の準備に携わった幹事の皆様にも、感謝申し上げます。
今後も□□社一丸となって、新規契約数200を達成すべく努力していきましょう。それでは、お集まりの皆様のご健勝を祈念して一本締めで締めさせていただきます。声を掛けますので『よー、タタタン・タタタン・タタタン・タン』と手を叩いてください。では、よーっ。(一本締め)ありがとうございました」
中締めの例文③歓迎会での挨拶
中締めの挨拶とする方のための例文3つ目は「歓迎会での挨拶」です。4月や5月など、新入社員が各部署に配属された直後に行うことが多いのが歓迎会です。新入社員のお手本になるよう、しっかり中締めの挨拶を行いましょう。例文は以下の通りです。
「ご指名にあずかりました○○班の△△と申します。僭越ながら中締めの挨拶をさせていただきます。本日は○○班の歓迎会にお越しいただき、誠にありがとうございました。とても楽しい時間を過ごさせていただき、会を準備していただいた幹事の皆様にも感謝申し上げます。
それでは、本日お集まりいただいた皆様の益々のご活躍を祈念して、一本締めをさせていただきます。お手を拝借。(一本締め)ありがとうございました。この後は二次会を予定しております。お時間に余裕のある方、より親睦を深めたい方はぜひご参加ください」
中締めの例文④忘年会での挨拶
中締めの挨拶とする方のための例文4つ目は「忘年会での挨拶」です。忘年会は1年の締めくくりの会です。規模も、部署単位のこともあれば会社全体で行うこともあります。規模によって挨拶を工夫しましょう。例文は以下の通りです。
「皆様、宴もたけなわではございますが、ここで一度中締めをさせていただきます。今年もお疲れ様でした。年末年始はごゆっくり過ごしていただき、来年も一層、目標に向かって一致団結して取り組んでいきましょう。
それでは一本締めで締めさせていただきます。(一本締め)ありがとうございました。まだ飲み足りないという方は、この後二次会の席もご用意しておりますので、お時間のある方はぜひご参加ください」
中締めの例文⑤新年会での挨拶
中締めの挨拶とする方のための例文5つ目は「新年会での挨拶」です。新年会はその1年の始まりを飾る会になります。忘年会と同じく開催の規模は様々なので、場面に応じて挨拶を変化させましょう。例文は以下の通りです。
「皆様、宴もたけなわではございますが、ここで一度中締めをさせていただきます。私、○○課の△△と申します。本日はお忙しい中でご出席いただき、誠にありがとうございました。新しい1年が始まりましたが、昨年同様チームワークを大切にしつつ、本年もまたよろしくお願い致します。
それでは、我が社の今年益々の発展を願いまして、一本締めを行います。『タタタン・タタタン・タタタン・タン』でよろしくお願いします。では、お手を拝借。(一本締め)ありがとうございました。この後は二次会のご用意がありますので、ぜひご参加ください」
一本締め・三本締め・一丁締めの使い分け・やり方は?
一本締めは「3・3・1」で手を叩く
一本締め、三本締め、一丁締めのことを、まとめて「手締め」といいます。先に挙げた3種類の他にも、地域独自の手締めがあります。ここでは代表的な手締めの使い分けや、具体的なやり方を紹介します。
まずは「一本締め」です。一本締めは一般的な飲み会や宴会で使われる手締めです。手拍子のリズムは「タタタン・タタタン・タタタン・タン」となり、最後に拍手をします。また、三本締めを略したものなので、素早く中締めや締めを行いたい際にも使用されます。
一本締めはその宴会が「問題無く丸く収まった」ということへの感謝も表しています。規模の小さい宴会や飲み会では、この一本締めを使うと会が丸く収まります。
三本締めは一本締めを3回繰り返す
次に「三本締め」です。手締めの中では三本締めが正式なものといわれています。そのため大きな宴会や懇親会、フォーマルな場面で使われることが多い手締めです。
三本締めは一本締めを3回繰り返すものです。また、その途中で掛け声を入れる必要もあります。つまり「『いよーっ』タタタン・タタタン・タタタン・タン『よっ』タタタン・タタタン・タタタン・タン『もう一丁』タタタン・タタタン・タタタン・タン」と手を打ち、最後に拍手をします。一本締めと上手く使い分けましょう。
一丁締めは1回だけ手を叩く
最後は「一丁締め」です。一丁締めは一本締めをさらに略したものになります。そのため身内だけの軽い宴会や飲み会、貸し切りでない会場など大声が出せないシーンに使用されます。
やり方は「いよーっ」という掛け声の後、一度だけ「タン」と手を叩くだけです。基本的に手を叩いた後は、拍手も「ありがとうございました」という挨拶も入りません。
また、一丁締めは「関東一本締め」とも呼ばれているため、通常の「一本締め」と「一丁締め」を間違えてしまうこともあります。行う際は、挨拶の中でリズムを確認しておくようにしましょう。
宴会の締めの言葉の例文5選
締めの言葉の例文①飲み会や宴会での挨拶
ここまでは中締めの例文や手締めの方法について紹介しました。ここからは、宴会自体を締める「締め」の言葉も紹介します。例文の1つ目は「飲み会や宴会での挨拶」です。会自体を完全に終わりにする挨拶なので、中締めの挨拶とは少し違ってきます。例文は以下の通りです。
「皆様、そろそろお時間が迫ってきましたので、ここでお開きとさせていただきます。この後、二次会のご用意もありますので、ぜひご参加ください。
それでは、皆様のご健康とご活躍を願いまして、一本締めで締めさせていただきます。それでは皆様、お手を拝借。(一本締め)ありがとうございました。それでは皆様、気をつけてお帰りください。また、二次会に参加される皆様は、私の所にお集まりください」
締めの言葉の例文②懇親会での挨拶
締めの言葉の例文2つ目は「懇親会での挨拶」です。懇親会を通して親睦が深まった参加者に、気持ちよく帰ってもらえるような挨拶を心掛けましょう。例文は以下の通りです。
「本日は懇親会にご参加いただき、誠にありがとうございました。幹事の皆様もお疲れ様でした。本日の会を通して、より参加者皆様の仲が深まり、大変嬉しく思います。
それでは我が社の更なる発展を祈念しまして、三本締めをさせていただきます。(三本締め)ありがとうございました。この後二次会にご参加される方は、会場出口のバスの所までお集まりください」
締めの言葉の例文③歓迎会での挨拶
締めの言葉の例文3つ目は「歓迎会での挨拶」です。会の始めは緊張していた新入社員も、終わり頃にはいくらか気がほぐれているはずです。改めて仕事に取り組もうという決意も込めて会を締めましょう。例文は以下の通りです。
「それでは皆様、閉会の時間が迫りましたので、ここで締めの言葉を述べさせていただきます。本日はお忙しい中○○班の歓迎会にお越しいただき、誠にありがとうございました。皆様と楽しい時間が過ごせ、新入社員の皆様の緊張も幾分和らいだように感じます。
それでは、本日お集まりいただいた皆様の益々のご活躍を祈念して、一丁締めをさせていただきます。では、お手を拝借。(一丁締め)では、二次会に参加される方は、店の出入り口付近にお集まりください」
締めの言葉の例文④忘年会での挨拶
締めの言葉の例文4つ目は「忘年会での挨拶」です。その年の終わりの会ということで、忘年会自体がかなり盛り上がることが予想されます。ただ、会場の時間の都合もあるので、終了時間が迫ったらきっちり締めの挨拶をして会を終わらせましょう。例文は以下の通りです。
「皆様、終了の時間が迫りましたので、ここで締めの挨拶とさせていただきます。本日は、普段なかなか話すことができない課の皆様とも、楽しい時間を過ごすことができました。準備をしていただいた幹事の○○さん、本当にありがとうございました。
年末年始の休みで英気を養い、また来年も元気にお会いできることを楽しみにしています。では一丁締めで締めさせていただきます。(一丁締め)二次会に参加される方は外へ出た後、私の所にお集まりください」
締めの言葉の例文⑤新年会での挨拶
締めの言葉の例文5つ目は「新年会での挨拶」です。その年の始めの会ということで、気持ちも新たに参加している方が多いはずです。その方達の気持ちをさらに高めるように、しっかりと挨拶をして会を締めましょう。例文は以下の通りです。
「皆様、そろそろお時間が迫ってきましたので、ここで締めの挨拶をさせていただきます。本日は皆様と楽しく、有意義な時間を過ごすことができました。気持ちも新たに、今年も頑張ろうという決意に心が満ちております。誠にありがとうございました。
では、一本締めにて締めたいと思います。「タタタン・タタタン・タタタン・タン」のリズムでお願い致します。よーっ。(一本締め)ありがとうございました。この後、二次会に参加される方は、一旦私の所にお集まりください」
中締めと締めをしっかり行って参加者にいい思い出を残そう!
ここまで宴会の中締め・締めの挨拶例文や、一本締めをはじめとした手締めのやり方を紹介しました。もし、また中締めの挨拶や手締めの種類に迷った時は、この記事を見返して再度確認をしてみましょう。
懇親会などの飲み会や宴会は、最近は少なくなったとはいえ、一大イベントであることには変わりありません。そこで中締めや締めの挨拶を任された際は、しっかり行って会を丸く収めましょう。
終わりが良ければ参加者にもいい思い出として残り、仕事のモチベーションも上がります。たかが中締めの挨拶とは思わず、積極的に会に関わっていきましょう。
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