誠心誠意の意味とは?使い方や誠意をもって取り組むことを伝える例文も

誠心誠意という言葉は相手方に好印象を与える言葉です。ここでは「誠心誠意をもって」「誠心誠意の対応に努める」等基本の使い方や意味、そして例文を紹介していきます。誠心誠意という言葉相手方に熱意や誠意を伝えるのにふさわしい言葉だと言えますので、ここでその使い方をマスターしましょう。

※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。



誠心誠意の意味や語源とは?

誠心誠意の意味①ごまかしのない真剣を持ち続けるよう努めること

本と貯金箱

誠心誠意の意味の1つ目は、ごまかしのない真剣を持ち続けるよう努めることです。誠心誠意という言葉にはこちらの誠意と誠実さをしっかりと伝える目的を有している場合が少なくありません。そのため誠心誠意を使う際には、こちら側の真剣な気持ちを言葉だけでなく表情やニュアンスからも伝えていく必要があります。

誠心誠意という言葉から、相手方は嘘偽りのない真剣さを感じることができます。誠心誠意という言葉を使うことによって、自分の真剣さを相手方に強く印象付けることができるのです。相手方に真剣な気持ちや誠実さを伝えたい場合には積極的に使っていきたい表現になります。

誠心誠意の意味②真心をもって対応すること

眼鏡をかけた貯金箱と本

誠心誠意の意味の2つ目は、真心をもって対応することです。相手方に対して誠心誠意という言葉を使うと、その人が常に真心をもって人に接していることを印象付けることができます。特にビジネスにおいて、真心をもって対応する姿勢というのは高く評価されることになります。

誠心誠意とは嘘偽りない心を示す誠心と真心で対応する誠意の2語が語源

図書館の本棚

誠心誠意とは、嘘偽りない心を示す誠心と真心で対応する誠意の2語が語源です。誠心誠意は「誠心」という言葉と「誠意」という言葉を組み合わせて四字熟語とした言葉になります。「誠心」が嘘偽りない正直な心を表し、「誠意」が真心と熱意を持って接する意思を表す言葉になっています。

もちろん今では「誠心」や「誠意」という言葉それぞれで使われるよりも「誠心誠意」という四字熟語の形で使われるシーンが圧倒的に多くなっています。

誠心誠意の使い方と例文は?

誠心誠意の使い方と例文①誠心誠意努める


フロントでの笑顔

誠心誠意の使い方と例文の1つ目として「誠心誠意努める」という表現を紹介します。この表現は「昨日のミスは申し訳ありませんでした。今後は確認作業を誠心誠意努める所存でございます」といった使い方ができます。例文は謝罪に関する例文になっていますが「誠心誠意努める」という表現は熱意を示す際にも使えます。

また誠心誠意と一緒に使われる言葉には「より一層」という表現があり、下記の関連記事はそういった強調表現について詳しく紹介されているおすすめの記事になります。こういった記事を進んで読む習慣を付けると自然と表現力が向上していくことになりますので、こちらも時間がある時にチェックしてみましょう!

Small thumb shutterstock 1162856350
より一層の例文10選!努力・活躍などの使い方やなお一層などの類語も

より一層(いっそう)の使い方や類語はご存知ですか?この記事ではより一層の例文や類語のなお一層などについてお伝えしています。より一層と一緒に使える努力・ご活...

誠心誠意の使い方と例文②誠心誠意をもって対応する

2人の女性

誠心誠意の使い方と例文の2つ目として「誠心誠意をもって対応する」という表現を紹介します。例えば「このようなお仕事を任せていただけるのは光栄の極みでございます。今後いかなる場合においても誠心誠意をもって対応する所存でございます」という言い回しで使うことができます。対応は誠心誠意とよく一緒に使われます。

「誠心誠意をもって対応する」という言い回しは、様々なビジネスシーンにおいてよく使われるのですが、それを使いすぎてしまうと言葉が薄っぺらく感じてしまうこともありますので注意が必要です。ここで使えば相手方の信頼を得ることができると確信が持てるシーンに限定して使うようにしましょう。

誠心誠意の使い方と例文③誠心誠意取り組む

受付での笑顔

誠心誠意の使い方と例文の3つ目として「誠心誠意取り組む」という表現を紹介します。例えば「この度はプロジェクトリーダーを仰せつかることとなりました。役職に恥じないよう誠心誠意取り組むつもりでおります」といった形で使うことができます。これからの意気込みを強く感じることのできる言い回しになります。

「誠心誠意取り組む」という言い回しは「誠心誠意をもって対応する」「誠心誠意に努める」といった表現と併せてよく使われる表現になります。こういったよく使われる表現は一つ一つが持つニュアンスが少しずつ違っていますので、状況に合わせて使い分けていく必要があります。多くの例文に触れるようにしましょう。

誠心誠意の使い方と例文④誠心誠意頑張ります


トレーニング中

誠心誠意の使い方と例文の4つ目として「誠心誠意頑張ります」という表現を紹介します。この表現は「いつもご利用いただきまして誠にありがとうございます。今後も誠心誠意頑張りますのでどうぞよろしくお願いいいたします」といった言い回しで使われます。カジュアルな表現ですが雰囲気のいい言い回しになっています。

「誠心誠意頑張ります」という表現は単独だと決してビジネスにふさわしい表現ではありません。何故なら雰囲気はいいものの、具体的に何をどうするのか中身がないからです。何をどう改善するのか、あるいは相手に具体的に何を提供するのかを示しながらこういった表現を使うよう心がければさらに心象が良くなるでしょう。

誠心誠意の使い方と例文⑤参りますやございますを使った言い回し

4人での握手

誠心誠意の使い方と例文の5つ目として、参りますやございますを使った言い回しを紹介します。例えば「今後は誠心誠意の対応に努めて参ります」「今後は誠心誠意の対応に努めて参る所存でございます」といった形で、フォーマルなシーンに合わせた非常に丁寧な言い回しが可能になります。

非常に堅い言い回しになりますが、そもそも誠心誠意という言葉が使われるシチュエーションではフォーマルな色が濃いシーンが多いため、ここで紹介したような言い回しは使える場面が多いことでしょう。特にビジネスメールでは会話よりも丁寧さが求められるので、このような表現を積極的に使うと良いでしょう。

誠心誠意を使う時の注意点は?

誠心誠意を使う時の注意点①共通認識には極力過去形を使わないようにする

ミーティングの風景

誠心誠意を使う時の注意点の1つ目として、共通認識には極力過去形を使わないようにすることが挙げられます。例えば「私は先の件の対応につきまして誠心誠意取り組みました」といった言い回しをすると、その対応に対しての所感が分かれた時に、相手方から不信感を買う材料になってしまうためです。

そのため既成事実に関して誠心誠意を使うのは避けた方が無難です。先の言い回しであれば「先の件の対応につきまして完了まで対応いたしました。誠心誠意対応したつもりではございますが何かございましたらお気軽にお申し付けください」と控え目に伝えた方が相手方の印象は良くなります。過去の事象への断言は控えましょう。

誠心誠意を使う時の注意点②知らない相手には過去形でも使える


資料の確認中

誠心誠意を使う時の注意点の2つ目として、知らない相手には過去形でも使えることが挙げられます。既成事実に対して誠心誠意という表現を使うのは控えた方がいいという話をしましたが、その既成事実に対して誰一人知らない状態において使うことは可能です。全員が既成事実を知っているような状況とは逆の認識になります。

例えば「今まで接客対応につきましてはお客様一人一人に合わせて誠心誠意の対応を心がけて参りました。実際に感謝状をいただいたことも少なくありません」といった形で使うと、その人の誠実な人となりが垣間見える表現になることでしょう。自画自賛になってしまうのかいい形でのアピールになるのかは状況次第になります。

誠心誠意を使う時の注意点③謝罪と熱意を伝える場合をメインに使う

パソコンでの作業中

誠心誠意を使う時の注意点の3つ目として、謝罪と熱意を伝える場合をメインに使うことが挙げられます。ここまで既成事実に対して誠心誠意を使う場合の注意点を紹介してきましたが、基本的に誠心誠意という表現は相手方への謝罪の気持ちや、何かこれから向き合うアクションに対しての熱意を伝えることに使いましょう。

誠心誠意の使い方には様々なパターンがありますが、誠心誠意の対応に努める旨や、今後誠心誠意をもって物事に向き合っていく意気込みを伝える使い方が、相手方から信頼を得るためには最も効果的ですし、相手方から不信を買う確率も低くなることでしょう。謝罪と熱意を伝える場合の使い方に重点を置くことを認識しましょう。

誠心誠意の類語は?

誠心誠意の類語①一意専心

笑顔の会社員

誠心誠意の類語の1つ目は「一意専心」です。「一意専心」とは、何か一つの物事に集中して心がまったく動じない様を表現する四字熟語です。誠心誠意には、何かに対して全力で取り組むようなニュアンスを示す場合があり、そのような場合の類語表現がこの「一意専心」になります。決意を表す際にも使われる表現です。

ただし「一意専心」という言葉に関しては必ずしも相手方に対して全力で取り組むといったニュアンスが含まれるとは限りません。自分のために集中して努力をする際にも「一意専心」は使われます。「誠心誠意」という言葉は相手のために尽くすニュアンスが強いため、この点は2つの表現において大きく違う点になります。

誠心誠意の類語②熱心

腕を組むビジネスマン

誠心誠意の類語の2つ目は「熱心」です。「熱心」という言葉はその物事に対して時間と熱意を持って接している様を表す言葉です。「一意専心」と同様に、相手のためだけではなく自分のためにその物事に熱心になっている場合にも使われる表現になります。誠心誠意よりも使われる場面は多いかもしれません。

「熱心」という言葉はどちらかというと自分の行動に対して使うよりも他人を評価する際に使われる表現になります。また、「誠心誠意」と比べるとビジネスで使われる場面は少ない表現になります。ただし類語としては非常によく使われますので、使い分けはきちんとできるようにしておきましょう。

誠心誠意の類語③懸命

立ち尽くす会社員

誠心誠意の類語の3つ目は「懸命」です。「懸命」は物事に集中して打ち込む様を表す言い回しになります。「熱心」と同じように第三者の行動を評価する場合に使われることが多い言葉ですが「一生懸命」「一所懸命」という言い回しで使われると、自分自身の意気込みを表す際にも使われる言葉になります。

「懸命の作業」「懸命の処置」といった形で使われますが、「一生懸命やりますのでどうぞよろしくお願いします」といった形でも使われます。日常生活においてよく目にする表現ですが、ビジネスで使われることも少なくない表現ですので、その使い方はしっかり押さえておくようにしましょう。

誠心誠意の類語④一心不乱

朝日を見る3人

誠心誠意の類語の4つ目は「一心不乱」です。「一心不乱」は何か一つの物事に深く集中していて、心が乱れない様を表す言葉になります。「一意専心」と同じような形で使われることが多い類語表現になります。目標の達成に対して一心に努力を続ける場合等には、積極的に使っていきたい言い回しになります。

誠心誠意の使い方をマスターして相手に熱意や誠意をしっかり伝えよう!

誠心誠意という言葉は、相手方に熱意を伝える際にも謝罪する際にも、自分自身の気持ちを乗せて相手方とコミュニケーションをとるのに適した表現です。この表現をマスターすることで、相手方との距離を縮めることができます。まずはここで紹介した誠心誠意の使い方をしっかり押さえましょう。

相手との距離を縮めていく上で、誠心誠意のような気持ちを乗せた表現を使ったコミュニケーションを図ることは非常に大切なことです。誠心誠意という言葉を、そんな良好なコミュニケーションをとるための材料にしてもらえたらうれしいです!


商品やサービスを紹介する記事の内容は、必ずしもそれらの効能・効果を保証するものではございません。
商品やサービスのご購入・ご利用に関して、当メディア運営者は一切の責任を負いません。