「光陰矢の如し」の意味は?使い方は?例文14選!英語表現や類語も
「光陰矢の如し(こういんやのごとし)」ということわざは皆さんも聞いたことがあるのではないでしょうか。聞いたことのあることわざでも正しい意味を知らず誤った使い方をしている人もいます。今回は、光陰矢の如しの意味や例文を詳しくご紹介します。英語での言い方なども併せてご紹介するので是非覚えてみてください!
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「光陰矢の如し」の意味は?
光陰矢の如し(こういんやのごとし)の意味①月日が経つのが早いこと
「光陰矢の如し(こういんやのごとし)」の意味1つ目は、月日が過ぎるのが飛んでいく矢のように早いことの例えです。「光陰」とは歳月・年月のこと、「如し」はまるで○○のようだという意味があります。古くから使われていることわざで、日本の文献では鎌倉時代の書物に使われていることが確認されています。
気が付くと学生時代が終わっていたなど、生きていく中でふと時の流れの早さを実感するときがありますよね。こういったときに「あぁ、もう○年も過ぎたなんて光陰矢の如しだな」といったように表現します。車のスピードなど物の速さは使用できないので間違えないように注意しましょう。
光陰矢の如し(こういんやのごとし)の意味②過ぎた時間は戻ってこないこと
「光陰矢の如し(こういんやのごとし)」の意味2つ目は、矢のように過ぎ去った時間は戻ってこないので時間を大切に使いなさいという戒めです。矢は1度放つと戻ってこないものであり、飛んでいく矢のように時間が過ぎるのはあっという間で過ぎ去った時間は戻ってこないので大事にしなさいという教えなのです。
人生の中で、勉強や仕事などやるべきことを先延ばしにして大変な思いをしたことがありますよね。そういったついつい気が緩んでしまっているときに「光陰矢の如しだから、無駄な時間を過ごさず頑張ろう」と気合いを入れる意味も込めて表現します。
光陰矢の如しの類語とはどんな言葉があるのかを知ろう
光陰矢の如しには、いくつかの類語があります。光陰矢の如しは、中国の詩人である李益(りえき)の「游子吟(ゆうしぎん)」からきているという説があり、類語も同じように中国の詩からできたものが多くあります。どの言葉も月日が経つのが早いという表現になります。色んな表現があるので一覧を参考にしてみてください。
- ・光陰流水の如し(こういんりゅうすいのごとし)
- ・歳月人を待たず(さいげつひとをまたず)
- ・月日に関守なし(つきひにせきもりなし)
- ・歳月流るる如し(さいげつながるるごとし)
- ・一寸の光陰軽んずべからず(いっすんのこういんかろんずべからず)
光陰矢の如しの類語
ここに「後悔先に立たず」のことわざの意味や使い方を特集した関連記事があるので読んでみてください。「過ぎた時間は戻ってこない」という戒めの言葉を忘れてしまうと後悔してしまうこともあります。「後悔先に立たず」にならないよう、併せて知っておくと良いですね。
「光陰矢の如し」の使い方とは?
光陰矢の如しの使い方①1年単位での時の経過を表すとき
光陰矢の如しの使い方1つ目は、1年単位での時の経過を表すときの使い方です。光陰矢の如しを使って文章を作るときは、1年単位で時が経過するときにしましょう。1日や1週間、1ヶ月は矢を放つスピードのように速いという表現は似合いません。
このことわざは、1年や10年など本来なら長く感じる期間があっという間に過ぎてしまったと感じたときに使用します。仕事の処理が早いときなどに「あの人の仕事を処理する早さは光陰矢の如しだ」と表現してしまうこともありますが、物事の早さに対しては誤った使い方なので気を付けましょう。
光陰矢の如しの使い方②過ぎ去った日は戻ってこないと戒めるとき
光陰矢の如しの使い方2つ目は、過ぎ去ってしまった時間や月日は戻ってこないと戒めるときの使い方です。気が緩んでしまっている自分や相手に鼓舞するために用いる格言です。「あっという間に時間や月日は過ぎていき戻ってきません。なので、時間を大事に無駄にしないようにしなさい。」という教えを説いています。
ついつい気が緩んでしまい、やらなくてはいけないこともあるのに、だらだらしてしまうことはありますよね。こういったときに「光陰矢の如しだから、今から部屋を片付けよう」と気合いを入れるために使います。
「光陰矢の如し」の例文14選
光陰矢の如し例文①今日で入社して10年経ち光陰矢の如しのようだ
光陰矢の如し例文1つ目は、「今日で入社して10年経ち光陰矢の如しのようだ」です。10年という年月は言葉にするととても長い年月に感じますが、会社に勤め続けて10年というのはあっという間ですね。この例文では、入社してから時間があっという間に過ぎ去っていて、気が付けば10年経っていたという意味になります。
光陰矢の如し例文②光陰矢の如しと言うので精一杯頑張ろう
光陰矢の如し例文2つ目は、「光陰矢の如しと言うので精一杯頑張ろう」です。時間はどんどん進んでいき、過ぎていった時間は戻ってくることはありません。この例文では、あっという間に過ぎていく時間は戻ってこないから、やれることを一生懸命頑張ろうと言う意味になります。
光陰矢の如し例文③光陰矢の如しなので時間を無駄にしないように生きたい
光陰矢の如し例文3つ目は、「光陰矢の如しなので時間を無駄にしないように生きたい」です。あっという間に過ぎ去った時間を後悔しないように使いなさいという教えを使った例文です。この例文では、過ぎ去る時間は矢のようにあっという間なので、時間を無駄にしないように生きていきたいという意味になります。
光陰矢の如し例文④還暦を迎え光陰矢の如しの言葉を実感する
光陰矢の如し例文4つ目は、「還暦を迎え光陰矢の如しの言葉を実感する」です。還暦とは60歳になったときに長寿を祝う行事です。この例文は、還暦でお祝いをしたときに、これまでの人生を振り返ると60年はあっという間に過ぎていて、光陰矢の如しという言葉の意味を体感したという意味になります。
光陰矢の如し例文⑤高校卒業間近になり光陰矢の如く高校生活が終わる
光陰矢の如し例文5つ目は、「高校卒業間近になり光陰矢の如く高校生活が終わる」です。友人に囲まれた学生生活とは毎日楽しく、気付いたら終わりを迎えてしまうと感じますよね。この例文は、高校卒業を控え、矢のような速さで既に高校生活がおわってしまうという意味になります。
光陰矢の如し例文⑥子供の成人式に向かう姿を見てまさに光陰矢のごとしだ
光陰矢の如し例文6つ目は、「子供の成人式に向かう姿を見てまさに光陰矢のごとしだ」です。親にとって子供の成長はとても早く感じます。成人式は1人の大人として認められる日で、子育ての区切りですね。この例文は、子供の成人式の姿を見てもうそんなに年月が経ったんだという意味になります。
光陰矢の如し例文⑦人生は光陰矢の如しと言うので毎日を大事にしよう
光陰矢の如し例文7つ目は、「人生は光陰矢の如しと言うので毎日を大事にしよう」です。当たり前に過ぎていく毎日ですが、今日と全て同じことが起こる日は2度とありません。この例文は、人生と言うものはあっという間に過ぎていくものなので1日1日を大事にしていこうという意味があります。
光陰矢の如し例文⑧光陰矢のごとしなので学生のうちに勉強しなさい
光陰矢の如し例文8つ目は、「光陰矢のごとしなので学生のうちに勉強しなさい」です。学生の間は勉強する時間をしっかり取ることができますが、社会人になってからはなかなか思うように時間が作れません。この例文は、学生でいられる時間はすぐに終わってしまうので、学生のうちに勉強しなさいという意味になります。
光陰矢の如し例文⑨光陰矢の如しで今のうちに大掃除をしないと後悔する
光陰矢の如し例文9つ目は、「光陰矢の如しで今のうちに大掃除をしないと後悔する」です。休日はついゆっくりしてしまいますが、年末の大掃除などは早くから始めないと年末に終わらないなんてアクシデントもありますよね。この例文は、すぐに年末がきてしまうので、早くから大掃除しないと後悔するという意味になります。
光陰矢の如し例文⑩娘の花嫁姿を見ていたらまさに光陰矢の如しと感じた
光陰矢の如し例文10つ目は、「娘の花嫁姿を見ていたらまさに光陰矢の如しと感じた」です。娘の花嫁姿を見ると、親の気持ちとしては嬉しい反面、親元からあっという間に巣立ってしまったと寂しい気持ちになりますね。この例文は、娘の花嫁姿をみていたら、一緒に過ごした時期はあっという間だったという意味になります。
光陰矢の如し例文⑪つい先日生まれた子供が中学生とはまさに光陰矢の如しだ
光陰矢の如し例文11つ目は、「つい先日生まれた子供が中学生とはまさに光陰矢の如しだ」です。子供の成長は本当にあっという間で、いつの間にか制服を着るような年齢になりますね。この例文は、生まれたばかりだと思っていた子供があっという間に中学生になっていたという意味になります。
光陰矢の如し例文⑫あっという間に1年が過ぎ光陰矢の如しの日々だった
光陰矢の如し例文12つ目は、「あっという間に1年が過ぎ光陰矢の如しの日々だった」です。1年というのは気が付くと終わってしまっているぐらい早く過ぎ去るものですよね。この例文は、気が付いたときには1年経っていて、過ぎていった日々はあっという間だったという意味になります。
光陰矢の如し例文⑬英語:Timeflieslikeanarrow
光陰矢の如し例文13つ目は、「Time flies like anarrow(光陰矢のごとし)」です。英語で表現する代表的な文章です。また、日常会話の中で時間が過ぎるのが早いと英語表現するときは「How time flies!(時間はなんて早く過ぎるんだろう!)」と表現することが多いそうです。
光陰矢の如し例文⑭英語:Timeandtidewaitfornoman
光陰矢の如し例文14つ目は、「Time and tide wait for no man(歳月人を待たず)」です。光陰矢の如しと類義語とされることわざの英語の文章です。これは同じ英語文で別の訳し方があり、「好機を逃した」と表現することもできます。同じ英語文でも様々な訳し方があるので覚えてみましょう!
光陰矢の如しのことわざの意味を知って正しい表現をしましょう!
光陰矢の如しの意味や使い方、例文などご紹介しましたが、いかがでしたか?日常の会話ではあまりことわざを使うことはありませんが、小説などの本を読むときもこういった表現を理解しておくと、読み進めるのも楽になりますね。ことわざの正しい意味や使い方を知って、様々な文章を作ってみましょう!
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