破顔一笑の意味は?読み方・笑うの座右の銘やことわざや四字熟語も
「破顔一笑」、こちらの四字熟語を見て、どんな笑い方か分かりますか?微笑む、照れる、怒る、どんな表情なんでしょうね。読み方からして、難解です。破顔一笑の意味と、笑うに関する座右の銘やことわざなどを調べていきたいと思います。もちろん、四字熟語も外しませんよ。
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破顔一笑の読み方や意味・由来も
破顔一笑の読み方は「はがんいっしょう」
破顔一笑は、「破顔」の読み方が少し難しいかもしれませんね。こちらは、「はがん」と読みます。「一笑」は、そのまま「いっしょう」と読めば大丈夫ですね。「破顔」と「一笑」の、二つの言葉から成る四文字熟語ですが、良い意味なのか悪い意味なのか、気になる組み合わせです。
「破」という漢字には、「壊す・割る・裂く」などの意味も含まれています。「顔が破れる」「顔を破る」という表現には、不穏なものを感じてしまいます。しかし、「一笑」には「笑う」という漢字が組み込まれているため、笑みが浮かぶような何かがあるのかもしれません。
「はがんいっしょう」という読み方が分かっただけでは、意味は明確になりませんね。四文字熟語の意味については、次で詳しくみてみましょう。
破顔一笑の意味①顔をほころばせて笑うこと
破顔一笑の意味の1つ目は、顔をほころばせて笑うことです。では、「ほころばせる」とは、どのような様子のことでしょうか?謎が深まってしまいますね。
漢字では「綻ばせる」と書きますが、いとへんがついている漢字であるように、硬い縫い目がとけることを言います。転じて、嬉しい気持ちから、自然に口を開いて笑うという意味も持つのです。つまり、嬉しいことがあったときに、ほろりと溢れる笑いのことなんですね。
ポイントは、口を開けて笑うにしても、大声をあげるほどのものではないことです。また、口を開けずに、ただ微笑むだけの静かな笑い方も当てはまりません。大げさになりすぎず、それでいて、嬉しいという気持ちが伝わる笑い方です。
破顔一笑の意味②堅い表情を崩すこと
破顔一笑の意味の2つ目は、堅い表情を崩すことです。こちらは、「破顔」の方の意味合いが強いものですね。「破」で壊されるのは、堅い顔の表情だったわけです。顔そのものではなくて、安心しましたね。厳しい表情の人や、不機嫌になっている人が、笑顔に変わる様子を表します。
破顔一笑の意味③安堵の気持ちから微笑むこと
破顔一笑の意味の3つ目は、安堵の気持ちから微笑むことです。本来は、微笑む程度の笑いでは当てはまらないのですが、時間の流れとともに少し意味が変わったのだと考えられています。堅い表情を崩すという意味が、強調された可能性があります。
不安や緊張が解消されて、ほっと一息ついたときの微笑みという意味で使われることがあります。いずれの意味にしても、素敵な笑いになるのは間違いありませんね。
不安を解消するには、ときには休みをとって英気を養ったり、問題を解決するために頑張ったりしたいですよね。休みたくても理由が説明できないときは、こちらの記事を参考にしてみましょう。
破顔一笑の由来は二つの語にある
破顔一笑は、二つの語から成る四文字熟語ですね。「破顔」は、顔を和らげて笑うことや微笑むことを意味します。「一笑」は、にっこり笑うことです。似ている意味の言葉を組み合わせることで、「微笑み以上、大笑い以下」という様子を特定していますね。
ちなみに、「破顔」という言葉そのものは、7世紀ごろの中国の詩にも記されています。1000年以上も昔から存在していた表現だったんですね。書物などを通して、日本に入ったのだと考えられますね。いろいろな言葉の由来に興味を持った方は、こちらの記事もオススメです。由来を詳しく調べてみましょう。
破顔一笑の類語は
破顔一笑の類語①嬉しい気持ちを表す「満面の笑み」
類語の1つ目は、満面の笑みです。満面ということで、顔全体で笑いを表現していることが特徴の笑い方です。「満面」と「破顔」という、顔つながりの類語ですね。目元や口元だけで表現する小さな笑みではなく、大きな動きがあることが似ています。
また、「満面の笑み」、心から嬉しいときに浮かべる表情でもあります。自然に笑いが溢れるという点でも、意味が共通していますね。
破顔一笑の類語②表情が崩れる「頬がゆるむ」
類語の2つ目は、表情が崩れる「頬がゆるむ」です。にこにこしていたり、口元がゆるんんでいたりするときの表情を指します。堅い表情を崩すという意味を持つ、「破顔一笑」と、ニュアンスが似ていますね。頑固なおじいちゃんが、孫に会うときに浮かべていそうです。
破顔一笑の類語③照れる様子を表す「はにかむ」
類語の3つ目は、照れる様子を表す「はにかむ」です。曖昧な微笑みを浮かべて、恥ずかしそうにしている笑い方です。史上最年少優勝を果たして、ハニカミ王子というニックネームをつけられた、某プロゴルファーの照れる表情が有名ですね。
口元を開けて笑うのではなく、微笑むだけというのが、「安堵の気持ちから微笑む」という意味の「破顔一笑」と共通しています。照れる様子が含まれているのが、異なる点です。
破顔一笑の類語④堅さが消えた「顔がほころぶ」
類語の4つ目は、堅さが消えた表情の「顔がほころぶ」です。緊張したときの、堅い表情がゆるんで、笑顔になる様子を表しています。どちらかというと、「破顔」だけの意味に近いものですね。笑い方そのものよりも、堅さが消えたことの方に重点が置かれています。
破顔一笑の類語⑤にこやかな表情の「相好を崩す」
類語の5つ目は、にこやかな表情の「相好(そうごう)を崩す」です。「相好」は、人の顔かたちを意味する言葉です。また、仏さまの身体にそなわっている特徴のことも意味するので、なんとなく仏さまの微笑みを連想してしまいますね。優しげな笑い方になっているのは、間違いないでしょう。
破顔一笑の使い方・例も
使い方・例①嬉しくて抑えきれないときに使う
使い方・例の1つ目は、嬉しい気持ちが抑えきれないときに使うものです。仕事で成功したり、勝利をもぎ取ったりしたとき用いてみましょう。例えば、「強豪相手に勝利した瞬間、破顔一笑した」という使い方ができますね。
使い方・例②めったに笑わない人に使う
使い方・例の2つ目は、めったに笑わない人が、表情を崩したときに使うものです。厳しい上司や、真面目な同僚の意外な一面を見たときに使ってみましょう。例えば、「気難しい上司が、子猫を目にして破顔一笑したのには驚いた」という使い方が考えられます。
使い方・例③安堵して微笑むときに使う
使い方・例の3つ目は、安堵したときに使うものです。努力を続けていた人が、報われる瞬間などに用いてみるのも良いでしょう。例えば、「心配のあまりずっと表情が曇っていたが、合格の知らせを受けたとたん笑顔になった。まさに破顔一笑だ」という使い方ができます。
使い方・例④自分の座右の銘として使う
使い方・例の4つ目は、座右の銘として使うものです。座右の銘とは、つねに心に留めて、実行したり、自分を励ましたりするときに使う言葉です。例えば「私の座右の銘は、破顔一笑です。いつも良い笑顔でいられるよう心がけたいと思います」という使い方は、いかがでしょうか。
使い方・例⑤照れるけれどメッセージとして使う
使い方・例の5つ目は、照れるけれどメッセージとして使うものです。落ち込んでいたり、悩みを抱えていたりする相手に「元気を出して!」という意味で用いることもできます。例えば、「破顔一笑!あなたには私がいるよ!」と、一言添えて使ってみませんか。相手も照れるかもしれませんが、嬉しいはずですよ。
笑う意味を持つことわざや座右の銘や四字熟語12選
ことわざ・座右の銘・四字熟語①「笑う門には福来る」
笑う意味を持つことわざや座右の銘や四字熟語の1つ目は、「笑う門には福来る(わらうかどにはふくきたる)」です。いつも明るく、楽しい笑い声に満ちている家には、自然に幸せがやってくるという意味です。にこやかな毎日を心がけたくなることわざですね。
ことわざ・座右の銘・四字熟語②「泣いて暮らすも一生笑って暮らすも一生」
笑う意味を持つことわざや座右の銘や四字熟語の2つ目は、「泣いて暮らすも一生笑って暮らすも一生」です。悲しみにつつまれていても、楽しい毎日を送っていても、同じ人生には変わりありません。どうせ同じ人生なら、笑って過ごした方が良いという意味のことわざです。
ことわざ・座右の銘・四字熟語③「笑中に刀あり」
笑う意味を持つことわざや座右の銘や四字熟語の3つ目は、「笑中に刀あり」です。表面上は、優しそうに笑っていても、心の中では、人を傷つけたり陥れたりしようとしている人のことを言います。なるべく、お近づきになりたくないタイプの人ですね。
ことわざ・座右の銘・四字熟語④「へそで茶を沸かす」
笑う意味を持つことわざや座右の銘や四字熟語の4つ目は、「へそで茶を沸かす」です。へそでお茶を沸かしてしまうほど、おかしくたまらないことや、ばかばかしくてしょうがないことを意味することわざです。相手をあざけるときに用いることもあるので注意しましょう。
ことわざ・座右の銘・四字熟語⑤「怒れる拳笑顔に当たらず」
笑う意味を持つことわざや座右の銘や四字熟語の5つ目は、「怒れる拳笑顔に当たらず」です。怒って拳で殴ろうとしても、笑顔の相手には難しいことを意味します。怒っている相手には、笑顔で優しく対応した方がまるく収まりやすいということですね。人生の良い座右の銘となりそうです。
ことわざ・座右の銘・四字熟語⑥「一銭を笑う者は一銭に泣く」
笑う意味を持つことわざや座右の銘や四字熟語の6つ目は、「一銭を笑う者は一銭に泣く」です。一銭は、昔のお金で価値が低いものです。僅かなお金でも笑って粗末にしていると、いつか僅かなお金で泣くことになると、注意を促すための言葉です。お金の大切さを知っている人のための座右の銘にいかがでしょうか。
ことわざ・座右の銘・四字熟語⑦「笑って損した者なし」
笑う意味を持つことわざや座右の銘や四字熟語の7つ目は、「笑って損したものなし」です。いつも笑顔を絶やさない人は、他人に好かれやすく、幸せを招きやすいという意味になります。常に笑顔でいるのは、簡単そうで難しいですが、座右の銘にして頑張っていきたいですね。
ことわざ・座右の銘・四字熟語⑧「来年のことを言えば鬼が笑う」
笑う意味を持つことわざや座右の銘や四字熟語の8つ目は、「来年のことを言えば鬼が笑う」です。来年のことを、あれこれ言って心配しても、実際にはどうなるか分かりません。将来のことは予測できないことを例えていうものです。未来のことより現在のことを見据えたい人に、座右の銘としてオススメです。
ことわざ・座右の銘・四字熟語⑨照れるときも「呵呵大笑」
笑う意味を持つことわざや座右の銘や四字熟語の9つ目は、照れるときも使える「呵呵大笑(かかたいしょう)」です。「呵呵」とは、からからと大声で笑う様子を表します。「大笑」も同じような意味ですね。失敗したり、照れるようなことがあっても、大きく笑って吹き飛ばしてみましょう。
ことわざ・座右の銘・四字熟語⑩笑うのをやめる「笑止千万」
笑う意味を持つことわざや座右の銘や四字熟語の10つ目は、「笑止千万」です。「笑止」とは、くだらないことや、気の毒なことを意味します。「千万」は、これ以上にないことを意味する言葉です。つまり、この上なくくだらなかったり、気の毒だったりすることを表します。笑うのをやめてしまうほどなんですね。
ことわざ・座右の銘・四字熟語⑪なかなか笑わない「笑比河清」
笑う意味を持つことわざや座右の銘や四字熟語の11つ目は、「笑比河清(しょうひかせい)」です。中国に黄河という川がありますが、黄土が混ざっているため、水が透き通ることはありません。黄河が透き通ることないほど、笑顔を見せることがないという意味です。
ことわざ・座右の銘・四字熟語⑫やわらかく微笑む「破顔微笑」
笑う意味を持つことわざや座右の銘や四字熟語の12つ目は、やわらかく微笑む「破顔微笑(はがんみしょう)」です。仏教の用語で、お釈迦さまが説法をした際に花をひねるだけで何かを伝えようとし、弟子は微笑みだけで理解したと応じました。このときの様子から、「何かを悟ってやわらかく微笑む」ことを意味します。
破顔一笑ですてきな笑顔を
破顔一笑は、嬉しいときに溢れる自然な笑いのことだったんですね。優しげな微笑みや、大きな声で笑うこともすてきですが、嬉しさが伝わる笑顔は何よりもすてきです。笑顔を見た人が、思わずドキッとしてしまうような、とびきりの破顔一笑を心がけてみましょう。
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