「私事ですが」の使い方は?例文10選!結婚/都合/読み方/私事都合
「私事ですが」は、職場など公の場で個人的な話をする際に使用する言葉です。「私事都合のため」や「私事で恐縮ですが」は、結婚の報告や家族の介護や行事にために休暇を取りたいときなど、状況に合わせたの使い方や読み方をします。ぜひ参考にしていただいて、ビジネスシーンで上手に使いこなしていただければと思います。
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「私事ですが」の意味は?
「私事ですが」の読み方は「わたくしごとですが」と「しじですが」
「私事ですが」の読み方は、「わたくしごとですが」と「しじですが」の2通りとなります。職場などビジネスの場では、「しじですが」という読み方が正しいとされています。
しかし、「しじですが」という読み方をしてしまうと「支持」や「指示」などと混乱してしまう可能性があるため注意が必要です。そのため、あえて「わたくしごとですが」という読み方をすることがあります。
また、話の内容が自分だけでなく他人の私的な部分に及ぶことがある場合は「しじですが」を用い、自分だけのことについての内容となる場合「わたくしごとですが」という読み方がされることもあります。
「私事ですが」の意味:公的なことではなく自分に関する個人的なこと
「私事ですが」は、公的なことではなく自分に関する個人的なことをいいます。結婚など私生活に関することや子供の行事など個人に関することを、職場など公の場で話を切り出す前に使用する言葉で、「私事ですが」には「申し訳ありませんが、今から個人的な話をさせていただきます。」という意味が含まれているのです。
「私事ですが」の使い方は?
「私事ですが」の使い方①私的な理由で休暇を取る必要があるとき
「私事ですが」の使い方、1個目は「私的な理由で休暇を取る必要があるとき」です。子供の学校行事など個人的な理由があるときや寝坊して遅刻してしまうときや、風邪のように診察を受けるほどではないけど体が辛くて休みたいなど、職場に遅刻や休みの理由を告げたくないときに使用します。
「私事ですが」の使い方②職場を異動したり退職したりするとき
「私事ですが」の使い方2個目は「職場を異動したり退職したりするとき」です。職場を異動したり退職したりする際、上司や同僚、部下などに報告しないまま異動したり退職したりしてしまうと、迷惑をかけることになります。そのため、異動や退職の報告をして仕事の引き継ぎなどを行う必要があります。
「私事ですが」の使い方③結婚などの報告や謝罪・アドバイスをするとき
「私事ですが」の使い方3個目は「結婚などの報告や謝罪、アドバイスをするとき」です。結婚は私生活に関することですが、苗字が変わるなど様々な手続きが必要になります。また、結婚だけでなく出産など様々なシチュエーションで使用することになります。
また、個人的なことに相手を巻き込んでしまったり、海外勤務など経験があることに対してアドバイスを求められたときなどに使用することもあります。
「私事ですが』の例文10選
例文①私事で申し訳ありませんが、子供の授業参観のためお休みします
例文1個目は「私事で申し訳ありませんが、子供の授業参観のためお休みします」です。子供の行事など個人的な理由で、休暇の理由を職場など相手に伝えても問題ないときは、隠さずにキチンと伝える方が良いでしょう。
「私事で申し訳ありませんが、子供の授業参観のためお休みします。ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。」のように、最初に「私事で申し訳ありませんが」とすることで、申し訳ないという気持ちを丁寧に伝えることが出来ます。
職場に休暇の連絡をするときは「お休みします」と伝えますか。それとも「お休みさせていただきます」ですか。実は片方の伝え方は間違っているのです。正しい伝え方を知りたいという方は、こちらの記事「お休みさせていただきますは正しい?」をご覧になってください。間違いの理由なども知ることが出来ますよ。
例文②私事のため、午後から早退させていただきます
例文2個目は「私事のため、午後から早退させていただきます」です。これは、詳しい理由を伝えることなく休暇をとったり遅刻や早退したりするときに使用する方法です。休暇や遅刻、早退の理由を正直に説明すると自分にとって都合が悪いときは「私事のため」と伝えるようにします。
例文③私事都合で申し訳ありませんが、○月○日は欠席させていただきます
例文3個目は「私事都合で申し訳ありませんが、○月○日は欠席させていただきます」です。これは、個人的な理由のため○月○日は欠席したいと言うことを伝える内容となります。私事都合とすることで、欠席する理由について深く追求しないで欲しいという意味が込められています。
例文④私事都合のため、○月○日で退職いたします
例文4個目は「私事都合のため、○月○日で退職いたします」です。退職理由が自分の都合の場合このような言い方をします。また、退職日が決まるとこれまでお世話になった方達へ感謝の気持ちを伝えたり、これまで行ってきた業務の引き継ぎをしたりする必要があります。
その際「私事都合のため、○月○日で退職いたします。これまで大変お世話になりありがとうございました。○○については○○さんに引き継いでありますので、よろしくお願いいたします。」のように報告すると良いでしょう。
例文⑤私事ですが、○月に異動することになりました
例文5個目は「私事ですが、○月に異動することになりました」です。異動する際は、例文④と同じように異動する日や業務の引き継ぎ、これまでお世話になった人や部署にお礼を伝えておくことが大切です。
「私事ですが、○月に○○へ異動することとなりました。これまで大変お世話になりました。私が行ってきた○○につきましては、○○さんにお願いしてあります。」のように伝えると良いでしょう。
例文⑥私事に○○さんまで巻き込んでしまい申し訳ありません
例文6個目は「私事に○○さんまで巻き込んでしまい申し訳ありません」です。これは、個人的なことに他の人を巻き込んでしまったり迷惑をかけてしまったりした際に、謝罪の気持ちを丁寧に伝える方法です。
「私事に○○さんまで巻き込んでしまい申し訳ありません」は、起こってしまった出来事に対して謝罪の気持ちを伝える言葉になります。また、これから自分が相手の方に迷惑をかける可能性がある場合に前もって申し訳ないという気持ちを伝える言葉もあります。それが「ご迷惑おかけします」です。
こちらの記事では、「ご迷惑おかけします」について紹介されています。「ご迷惑おかけします」の使い方や類語など詳しく説明されていますので、ぜひ参考になさってください。
例文⑦私事で恐縮ですが、家族の介護があるため遠慮させていただきます
例文7個目は「私事で恐縮ですが、家族の介護があるため遠慮させていただきます」です。こちらは職場のコンペや飲み会などの行事を断わるときの伝え方です。
家事都合とした方が良いのではないかという方もいらっしゃるかもしれませんが、家事都合も私事都合もほぼ同じような意味合いで使用されます。そのため、私事で恐縮ですがとしても間違いではありません。
例文⑧私事にわたり恐縮ですが、経験上○○された方がよろしいかと存じます
例文8個目は「私事にわたり恐縮ですが、経験上○○された方がよろしいかと存じます」です。例えば、自分には海外勤務の経験があり、会話の相手が初めて海外勤務することになった際にアドバイスを求められているような状況になったとします。そのようなとき、自分の経験を基に様々な事を伝えるようになるはずです。
その際「自分のことを話すのは恐れ多いことですが、経験上○○しておいた方が後々上手くいくはずです」というような話し方ををすると上から目線になりにくく、相手の方にも不快な思いをさせずにアドバイスすることが出来るでしょう。
例文⑨私事で大変恐縮ですが、○月○日に結婚いたしました
例文9つ目は「私事で大変恐縮ですが、○月○日に結婚いたしました」です。結婚すると、職場では様々な手続きが必要になります。そのため結婚したことを職場に報告する必要があります。同様に子供が生まれた時なども報告が必要になります。
この様に個人的な報告をする際「自分のことで申し訳ありませんが」という意味で「私事で大変恐縮ですが」と話の本題に入る前に伝えます。そうすることで「今から自分のプライベートな件について話をします。よろしいでしょうか。」という断りを入れることが出来るのです。
例文⑩私事で恐縮ですが○の葬儀におきましてはお心遣い感謝いたします
例文10個目は「私事で恐縮ですが○の葬儀におきましてはお心遣い感謝いたします」です。身内で不幸があると、急遽お休みをとることになり社員の方に迷惑をかけることになります。また、職場から香典やお悔やみの言葉などをいただくなど、様々な面で心遣いをしてもらうことになります。
個人的なことで、職場の方に迷惑をかけてしまったり、心遣いをいただいたりしたことに関して感謝や謝罪の気持ちを伝えるときなどにこのような伝え方をします。
状況に合わせて「私事ですが」を上手に使いこなそう
「私事ですが」について紹介してきました。個人的な話をする前に「私事ですが」と付けることで話の内容を丁寧に伝えることが出来ます。また「私事」の後ろに「申し訳ありませんが」や「恐縮ですが」を付けることでプライべートなことも伝えやすくなります。
休暇などを取る理由をオブラートに包むために「私事のため」「私事都合のため」を使用することもあり、様々な使い方が出来るということが分かりました。ビジネスシーンにおいて「私事ですが」は、個人的なことを伝える際に役立つ言葉です。ぜひ上手に使い分けてください。
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