よく聞く2020年問題とは一体何なのか?IT/不動産/医療/教育

2020年問題という言葉を耳にしたことある人も多いのではないでしょうか。今回は2020年問題とは何なのかについてや、予測されている問題やリスクをIT業界・住宅建築やマンションなどの不動産、教育、医療、バス釣りなど色々な観点から紹介します。

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2020年問題とは?

2020年問題とは不動産・建築や教育、医療・バス釣りなどの改革

ビルと人

2020年問題とは、2020年に開催予定である東京オリンピックの開催を境に住宅やマンションなどの不動産の価値や、仕事のやり方の改変、教育改革によって発生する可能性があるリスクや問題などのことを指しています。また2020年以降には人気の趣味の1つであるバス釣りが出来なくなるといわれています。

問題として挙げられている具体例としては、東京五輪に向けて活発になっているマンションや住宅の建築によって不動産価値が暴落する可能性や、バブル期に入社した団塊ジュニアと呼ばれる世代が4分の1を締めることによる雇用問題や、教育改革による転換期となることが予測されています。

2020年問題ではIT技術者の不足の可能性がある

パソコン操作

2020年問題では教育や仕事、不動産などの問題以外にも、IT業界での人材が不足する問題が挙げられています。IT業界は日々発展しており、私たちの生活をより便利なスタイルへと進化させてくれていますがその反面として、どんどん高度なIT技術が求められるようになっています。

高度な技術や専門の知識、スキルが必要となりトラブル発生時には深夜での作業が必要にこともあるIT技術者は、若い世代の希望者が少なくなっている傾向にあります。そういった背景によってIT技術者の人材不足も深刻な問題として考えられます。

下の記事では2020年問題でも取り上げられることのある、省エネ住宅の基準や補助金などのメリットなどについて紹介しています。ぜひこちらもチェックしてみてください。

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省エネ住宅ってなに?基準についてや補助金、メリットなど解説

2020年問題で予想されることは?

2020年問題予想①マンション・住宅などの不動産の空き家増加

建物で悩む女性

2020年問題で予想されることとして1つ目に紹介するのは、不動産の空き家が増加するということです。東京五輪の開催したことによって、建築やインフラ整備のため大量の資金が使用され不動産価値の上昇が予測されています。そのためマンションを投資目的として購入する人が増加傾向にあります。

2020年の東京オリンピックと消費税増税に伴い、不動産価値がピークとなる2020年に投資目的のマンション売却が行われ居住が目的でないマンションの空き家が増加することが予想されます。そのためバブル崩壊時のような大幅な不動産価値の下落が考えられます。


オリンピック開催によって建築やインフラが整ってきているため、東京の人口は緩やかに増加していますが2020年を境に東京から流出することが予測されています。また日本の少子化問題が拍車をかけ、東京の住宅の空き家が一気に増加することが予測されます。

2020年問題予想②グローバル化による雇用改革問題

ビジネスマン

2020年問題で予想されることとして2つ目に紹介するのは、グローバル化に対応する働き方改革による雇用問題についてです。AI技術やIT技術の発展によって、事業者は仕事の取り組み方や働き方の認識を新たにしていく必要があります。

また景気が上昇傾向であった日本では東京オリンピックを境にバブル崩壊状態になると予測されており、多くの企業が大きなダメージを受ける可能性があります。2020年問題で挙げられる雇用問題は深刻な内容も多く、私たちの生活にも大きく関わってくると予測されます。

2020年問題予想③仕事がなくなる

スマホで簡潔する図

2020年問題で予想されることとして3つ目に紹介するのは、AIの発展によって懸念されている仕事がなくなるという問題についてです。AIなどの人工知能は私たちの生活を豊かで便利にしてくれており、今まで人間が行っていた仕事をAIやロボットがすることによって効率もアップするようになりました。

その反面、東京オリンピックで必須と考えられていた翻訳の仕事もAIに代替する可能性もあります。また電子マネーとAIを連動することで無人レジとなったり、自動運転によってドライバーの仕事も不要になる可能性が大いに予測されます。

2020年問題予想④英語教育の改革

授業中

2020年問題で予想されることとして4つ目に紹介するのは、学校で学ぶ英語教育がよりスピーキングとヒアリングを重視したものへ変更する計画が練られています。従来の日本の英語教育では読み書きがベースとなっており、学校卒業時でも会話はできないという方も多くいました。

今後の英語教育では小学校3年生から外国語活動を実施し、小学校5年生から教科英語が導入される予定となっており、より英語が身近なものへとなっていくことが予測されます。また英語の授業を英語で行ったりと、小学校だけでなく高校・大学の英語もより高度な内容になっていくことが計画されています。

2020年問題予想⑤大学入試も制度変更になる

勉強中

2020年問題で予想されることとして5つ目に紹介するのは、教育改革に伴い大学入試の制度も変わっていくという点です。2020年にセンター試験がなくなり、新たに仮称ではありますが、高等学校基礎学力テストと大学入学希望者学力評価テストに変更になります。

計画段階でありますが、高等学校基礎学力テストでは高校2、3年生を対象として年に数回任意で受けることができ、大学入学希望者学力評価テストでは従来の各教科のテストにプラスして、教科の区別のない総合的なテストが行われる予定となっています。

2020年問題予想⑥プログラミングが必修科目になる

プログラミング

2020年問題で予想されることとして6つ目に紹介するのは、英語とともに教育内容が大きく変わるものとしてあげられるプログラミングが必修科目になるという点です。グローバル化に対応できるようにしたいという目的だけでなく、人材不足であるIT技術者の育成としても目的として考えられています。

小学校3年生よりプログラミング的思考を育成することを目標とした、プログラミング科目が2020年より実施されるようになります。これにより小学校の人気の習い事の中に、プログラミング教室などが加わることも考えられます。

2020年問題予想⑦バス釣りができなくなる

河辺

2020年問題で予想されることとして7つ目に紹介するのは、環境省が計画している外来種被害防止計画により2020年以降バス釣りができなくなるという問題です。この計画内容としては、バス釣りで人気のブラックバスなどの侵略している外来種とその定着している経路を特定し、優先度の高い種を根絶するというものです。

バス釣りを禁止するためでなく、この計画は在来種を守るために外来種の侵略を抑制することが目的とされていますが、釣り業界では大きな問題として挙げられています。バス釣りを趣味としている人も多く、この計画によってバス釣りが出来なくなることへの反発の意見も多くあがっています。

2020年問題予想⑧2025年には医療の問題も予測される

医者セット

2020年問題で予想されることとして8つ目に紹介するのは、番外編として2025年問題として考えられている医療に関する問題についてです。IT業界と同様に医療業界においても、病院や医師不足が問題として挙げられています。それにより医師の1人当たりの負担が増え過酷労働も、深刻な問題になると予測されます。

また少子高齢化により医療保障の金額も増加していく状況にあり、国の財政状況は圧迫されていくことが考えられるため、国民への増税などの負担が増える可能性も考えられます。

下の記事では投資信託で失敗しないための対策についてまとめています。2020年問題として挙げられるマンション投資とあわせて見直してみてはいかがでしょうか。ぜひこちらとあわせて参考にしてみてください。


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投資信託で失敗しないためにはどうするべき?よくある失敗例を紹介

2020年問題への対策は?

2020年問題への対策①住宅・マンションなどの不動産投資を再チェック

家の価値のイメージ

2020年問題の対策として1つ目に紹介するのは、不動産価値の下落を見越して所有している住宅やマンションなどの土地価格や、周辺の建築状況などを見直していくということです。投資を目的としている人は2020年問題で大損する前にしっかりと再チェックを行いましょう。

特に東京オリンピック開催予定の地である、都心周辺の土地やマンションなどの住宅は2020年にピークを迎え一気に売却が増加し不動産価値も下落することが予測されています。バランスが大きく崩れそうなものは早めに手放しておくのも、1つの対策として視野に入れましょう。

2020年問題への対策②積極的に知識を学ぶ

たくさんの本

2020年問題の対策として2つ目に紹介するのは、新しく教育科目として追加されるプログラミングやより高度になる英語教育に対応するために積極的に知識を身につける努力をすることです。これから大人になって国を支えていく子どもたちは、学校教育の中で新しい知識をどんどん身につけていきます。

一方で学校教育を終えた大人はそのまま何もしなければ、どんどん発達していく技術や知識においていかれてしまいます。そのため子どもとともにこれからの時代を生きるためにも、早めにプログラミングや英語などの知識を身につける努力をすることが大切です。

2020年問題への対策③ITと共に働く良さを考える

ビジネスマン

2020年問題の対策として3つ目に紹介するのは、AIやロボットの発達による雇用問題に対してしっかりと働き方を考えていくということです。AIの発達によって人材が不要になる可能性がありますが、感情のある人間だからこそできる仕事も多くあります。

2020年以降は働き方や仕事のあり方をしっかりと見つめなおし、人間とAIが上手く分業できるような仕組みを構築していくことが大切になっていきます。

下の記事では社会人の勉強方法やおすすめの資格についてまとめています。しっかりとスケジュール管理をして無理のないようにスキルアップを目指しましょう。

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2020年問題に関するおすすめの本は?

2020年問題に関するおすすめの本①2020年日本の大問題

一人っ子のイメージ

2020年問題に関するおすすめの本1つ目に紹介するのは、「2020年日本の大問題」という本です。こちらの本では今回紹介した不動産の価値下落や学校などの改革などを、2020年問題としてあげられる8つの問題を少子高齢化社会の日本のリスクや問題と関連して紹介しています。

2020年問題に関するおすすめの本②日本3.0~2020年の人生戦略

ステップアップ

2020年問題に関するおすすめの本2つ目に紹介するのは、「日本3.0~2020年の人生戦略」という本です。こちらの本では2020年以降から大きく変化する日本に立ち向かうために、どのようなことに挑戦していくべきなのかや、人生を生き抜く方法を人生戦略として紹介してくれています。

2020年問題に関するおすすめの本③未来の年表

進んでいく人々

2020年問題に関するおすすめの本3つ目に紹介するのは、「未来の年表~人口減少日本でこれから起きること」という本です。こちらは2020年問題を初めとした、これから私達が歩む未来で起きることを年表形式で紹介しています。これ一冊でこれからの未来を知り対策していくことができるのが魅力の本です。

下の記事では、楽天銀行の住宅ローンの金利や特徴などについて紹介しています。大きな買い物である住宅だからこそ、金利や特徴をしっかりと知って賢く資産を残しましょう。

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楽天銀行住宅ローンの金利は?特徴や審査などポイントを徹底解説!

2020年問題で何が予測されるか知り対策しよう!

考える

2020年問題で予測される住宅、マンションなどの不動産や、教育・ITの発達やバス釣りの抑制など様々な面から紹介しましたがいかがでしょうか。問題やリスクを恐れず、しっかりと前もって対策を立て準備をしていくことがなによりも大切なことといえます。

下の記事では投資初心者の方におすすめな、投資信託の買い方について紹介しています。消費税増税や少子化にともない、少しでも多くの資産を残すために投資信託を検討している方もいるのではないでしょうか。ぜひこちらとあわせて参考にしてみてください。

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投資信託の初心者のおすすめの買い方とは?少額から始めよう


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