「お慶び申し上げます」の意味と使い方|類語と英語やお喜びとの違いも

毎年、必ずと言って年賀状で目にする「お慶び申し上げます」の文字に謎を感じたことがありませんか?読み方は「お喜び」と同じ読み方なのですが、意味が少し変わります。「心より」をつけた使用例や、公文書での使用例、類語なども合わせてご紹介いたします。

※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。



「お慶び申し上げます」の意味は?お慶びの読み方とお喜びとの違いは?

「お慶び申し上げます」の意味①読み方は「およろこび」

四転ぶ

「お慶び申し上げます」の意味1つ目は、読み方は「およろこびもうしあげます」と読みます。年賀状や、出産祝いなどによく使用している文章ですが、「お喜び」とはまた違った使用例で使用します。読み方で迷ってしまった時は、是非この記事を参考にしてみてください。

「お慶び申し上げます」の意味②主に手紙などで使用される

手紙

「お慶び申し上げます」の意味2つ目は、主に手紙や公文書などで使用される事が多い文言です。日本には「慶事」というお祝い事があります。「慶事」の漢字にも使用されていますが、「慶」という漢字には、めでたいことを祝うという意味があります。

相手に対して、直接言葉にしても、漢字自体は分かりません。もし、「お慶び申し上げます」を使用するのであれば、文章で使用しましょう。スピーチや、お祝い事を直接本人に伝える場合は、また違った言葉の使用例がありますので、下記の類語を参考にしてみましょう。

「お慶び申し上げます」の意味③「お喜び」は「喜び祝う事」

祝う

「お慶び申し上げます」の意味3つ目は、「お喜び」は「喜び祝う事」という意味があります。読み方としては同じ読み方なのですが、少し違ったニュアンスになります。「お喜び」の類語として、「相手を喜ばせる事」という言葉があります。

「お慶び申し上げます」は、お祝い事に対して祝うという事です。しかし、「お喜び」は、主な意味が「喜ぶ事」となります。なんとなく、似てはいるのですが、ニュアンスも違えば、使用するシーンも違ってきます。「お慶び」の場合は慶事の際に、「お喜び」の場合はその他のお祝い事にと、それぞれ区別をつけましょう。

「お慶び申し上げます」の意味④公文書では使用されない

新聞

「お慶び申し上げます」の意味4つ目は、公文書では使用されないことがあります。新聞や雑誌での公文書では、「お喜び」という言葉を使用します。理由としては、公文書の「常用漢字表」に載っていないからだそうです。常用漢字表と言う物は、それだけ大事な表だと言えるのです。

もしも、「常用漢字表」に載っていない漢字や文字を公文書で使用してしまうと、一部で常識がないと思われてしまいます。それだけ、表立って出ている物に関しては、「常用漢字表」に載っている物ではないといけないということなのでしょう。

「お慶び申し上げます」の使い方例文5選!

「お慶び申し上げます」の使い方例文①ご清祥の段との使い方

仕事

    「お喜び申し上げます」の使い方例文

  • 皆様にはご清祥の段、お慶び申し上げます。

「お慶び申し上げます」の使い方例文1つ目は、ご清祥の段との使い方です。まず、ご清祥とは、「相手が幸せで暮らしていることを喜ぶ」という意味があり、「段」には「こと」や「次第」という意味があります。組み合わせる事で、「皆さんが幸せで暮らしている事を、とても喜んでいます」という意味となります。

こちらの文章の例文としては、挨拶や何かお祝い事の招待の際に使用する文章です。例えば、結婚式の招待状などで使用されています。「段」という言葉の意味を理解できないという方も多くいらっしゃいますが、「こと」や「次第」という意味ですので、しっかりご清祥の段の意味も覚えておきましょう。

「お慶び申し上げます」の使い方例文②新年の挨拶

挨拶

    「お慶び申し上げます」の使い方例文

  • 謹んで新年のお慶び申し上げます。

「お慶び申し上げます」の使い方例文2つ目は、新年の挨拶の場合の使い方です。年賀状の季節になると、「お慶び申し上げます」の文字を見る事が多くなります。こちらの文章の意味は、「新年が明けた事をお祝い申し上げます」という意味があります。

新年の挨拶の際に、必ずと言って使用される「謹んで」という言葉ですが、この言葉は「恐縮して」などというへりくだった意味があります。祝辞などでも、多く使用されている言葉ですので、是非覚えておいて損はないでしょう。


「お慶び申し上げます」の使い方例文③添え状に使用する使い方

プレゼント

「お慶び申し上げます」の使い方例文3つ目は、ビジネスシーンで使用する場合は添え状に使用します。例えば何かお祝い事が相手方にあったとします。そういった時に、社会の常識として、贈り物を相手にしますよね。そんな時の添え状に、「お慶び申し上げます」と使用する場合が多いのです。

漢字等、記載に間違いがないか、しっかりと確認をしてから添え状を添えましょう。他にも、ビジネスシーンでは、様々な言葉を使います。特に、ビジネスメールは書くのが難しく、悩んでしまう場合も多いですよね。そんな時は、是非下記の記事をご覧ください。

Small thumb shutterstock 416926126
ビジネスメールの件名のマナー|題名の書き方と社外宛てタイトルも

ビジネスメールを送るときの、件名のマナーをご存知ですか?タイトルや題名の書き方を知らないと、社外の方や初めてメールをする人にマナー知らずと思われてしまうか...

「お慶び申し上げます」の使い方例文④出産祝いの際の使い方

出産

    「お慶び申し上げます」の使い方例文

  • この度は誠にめでたく、心よりお慶び申し上げます。

「お慶び申し上げます」の使い方例文4つ目は、出産祝いの際の使い方です。出産祝いやその他のお祝い事でもそうですが、「心より」という言葉を使用することで、とても喜んでいるという表現が出来ます。「心より」がつくのとつかないのとでは、受け取る側の気持ちも違うでしょう。

「お慶び申し上げます」の使い方例文⑤心よりと心からは少し違う

ノート

    「お慶び申し上げます」の使い方例文

  • この度は、誠におめでとうございます。心よりお慶び申し上げます。

「お慶び申し上げます」の使い方例文5つ目は、最初につく「心より」と「心から」は少しニュアンスが違うという事を覚えておきましょう。意味は同じですが、「心より」の方が、文語的なのです。「から」という言葉は口語的で、何かを伝える時に用いられることが多いです。


ですが、特に特別な事がない限りは、どちらを使っても構いません。文章にするのであれば、「心より」の方がしっくりくることが多いでしょう。今回は、「心より」という言葉を取り上げましたが、「より」や「から」を別の文章で使用する際は、誤解を招く場合もあるので気を付けましょう。

「お慶び申し上げます」の類語と使い方例文は?

「お慶び申し上げます」の類語と使い方例文①お喜び申し上げます

お祝い

「お喜び申し上げます」の類語と使い方例文1つ目は、お喜び申し上げますです。上記でもご紹介させていただきましたが、「お喜び」もまた、「お慶び」の類語です。ビジネスシーンで使用する際は、どちらを使用すれば良いか迷ってしまう時がありますよね。

もしも、迷うのであれば「お喜び」を使用するのが良いでしょう。基本的に、「慶事」に使用する「お慶び申し上げます」ですが、「お喜び」でも構わないのです。相手にいかに気持ちを伝えるかが重要ですし、そういったお祝いの文章を送らない事自体がマナー違反ともなりますので、送るという選択肢をすることが重要です。

「お慶び申し上げます」の類語と使い方例文②お祝い申し上げます

お祝い

「お慶び申し上げます」の類語と使い方例文2つ目は、お祝い申し上げますです。こちらも、良く使用される文章です。「お慶び申し上げます」は、自分の喜びを相手に伝える気持ちを意味していますが、「お祝い申し上げます」は、喜ぶと同時に祝っているという意味にもなります。

例えば、「この度は、ご結婚されたとのこと、心よりお祝い申し上げます」という使い方の例文があります。身近な人に対する使用例としては良いのですが、上司や、自分よりも上の立場の人に使用するのは避けましょう。もし、目上の人に送るのであれば「お慶び申し上げます」をおすすめいたします。

「お慶び申し上げます」の英語の使い方例文は?

「お慶び申し上げます」の英語の使い方例文①挨拶分での使用

挨拶

    「お慶び申し上げます」の英語の使い方例文

  • I am happy to hear that you are well and prosperous.

「お慶び申し上げます」の英語の使い方例文1つ目は、挨拶文である「ますますご清栄の段、お慶び申し上げます」という役の英語の文章の使い方です。日本語であれ、英語であれ、相手に対して喜びを伝える事は大切な事です。意味としては、日本語と変わりませんので、ビジネスシーンで使用してみましょう。

「お慶び申し上げます」の英語の使い方例文②「ご健勝」の際の英文

英語

    「お慶び申し上げます」の英語の使い方例文

  • I hope this email find all of you well.

「お慶び申し上げます」の英語の使い方例文2つ目は、「皆様には、ますますご健勝のこととお慶び申し上げます」という意味がある英文です。「ご健勝」とは、健康で元気な事を示します。この文章には、「ますます健康で元気な事をお慶びもうしあげます」という意味になるのです。

「お慶び申し上げます」の英語の使い方例文③英文にも「心より」がある

英語

    「お慶び申し上げます」の英語の使い方例文

  • I am glad to hear that you are going to get married. Congratulations!

「お慶び申し上げます」の英語の使い方例文3つ目は、「めでたくご結婚されるとのこと、心よりお慶び申し上げます」という意味の英文です。海外の知人や、相手の会社の方が結婚するという時に使用すると良いでしょう。また、英文でも「心より」という言葉があるのです。

「心より」という言葉をつけることで、より相手に気持ちが伝わる文章となります。「貴方の幸せを心より喜んでいます」という気持ちは、しっかりと文章でも伝える事が出来るのです。相手にいかに自分の心を伝えるかによって、相手の気持ちも変わってくるでしょう。

「お慶び申し上げます」の正しい使い方を学ぼう!

お祝い

「お慶び申し上げます」の意味や、読み方を知らずに使用していた方も多いのではないでしょうか。よく目にする文章ではありますが、しっかりと理解をした上で使用したほうが良いと言えます。ビジネスシーンだけではなく、近所のお付き合いの際も使用できるので、覚えておきましょう。


商品やサービスを紹介する記事の内容は、必ずしもそれらの効能・効果を保証するものではございません。
商品やサービスのご購入・ご利用に関して、当メディア運営者は一切の責任を負いません。