しばらくお待ちくださいの意味は?今しばらくの期間やビジネス敬語ではも
しばらくお待ちくださいという言葉はビジネスにおいてよく使われますが、言い換える敬語表現や「今しばらく」「もうしばらく」といった類語表現と比べてどのくらいの期間待つものなのかは正確に説明するのが難しいかもしれません。メール等での使い方も含めてしっかり相手を待たせる敬語表現について紹介していきます。
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目次
しばらくお待ちくださいの意味・敬語も
しばらくお待ちくださいの意味は一定期間待たせる依頼をすること
しばらくお待ちくださいの意味は、一定期間待たせる依頼をすることになります。本来であればお待たせせずに次の案内ができる状況が好ましいのですが、どうしてもそうはいかない状況もあるため、こういった言い回しがビジネスにおいてされる場合が少なくありません。一度は耳にしたことがある言い回しかと思われます。
しばらくお待ちくださいという表現に関しては、言い方によっては非常に親切にも聞こえますし、そっけなく相手方に伝えてしまうと事務的で冷たい印象になってしまいますので注意が必要です。しばらくおまちくださいという表現は、本来であれば良好なコミュニケーションを維持するために使う言い回しです。
しばらくお待ちくださいの敬語表現①お時間をいただきたく存じます
しばらくお待ちくださいの敬語表現の1つ目として「お時間をいただきたく存じます」が挙げられます。「しばらくお待ちください」という表現自体も敬語的な要素があるのですが「お時間をいただきたく存じます」という表現は、それよりもさらに敬語的な要素を強めた言い回しになっていますので使えるシーンが多くなります。
この表現に関しては会話の場合だと「お時間をいただいてもよろしいでしょうか?」という疑問形の柔らかい言い回しがベターですし、メール等で送る場合にはそのまま「お時間をいただきたく存じます」という言い回しを使うことになります。どちらにしても「しばらくお待ちください」よりも丁寧に聞こえる表現です。
しばらくお待ちくださいの敬語表現②お時間を頂戴できましたら幸いです
しばらくお待ちくださいの敬語表現の2つ目として「お時間を頂戴できましたら幸いです」が挙げられます。この言い回しは「お時間をいただきたく存じます」よりもさらに丁寧な言い回しになっています。丁重に対応したい場合には積極的に使いたい言い回しになります。
会話では「よろしければもう少々お時間を頂戴できますでしょうか?」というような言い回しになりますし、メールにおいては「お時間を頂戴できましたら幸いです」といった言い回しになります。非常に腰が低く丁寧な印象を与える言い回しですが、敬語表現は丁寧さがある程相手との距離を作る状況もあるので注意が必要です。
しばらくお待ちくださいの敬語表現③お待ちいただきたく存じます
しばらくお待ちくださいの敬語表現の3つ目として「お待ちいただきたく存じます」という表現が挙げられます。この表現については「待ってほしい」というニュアンスを丁寧な言葉でダイレクトに伝える表現になります。前後の言葉の組み合わせによっては丁寧かつ頼りになる印象を相手方に与えることができる表現です。
会話においては「もう少々お待ちいただいてもよろしいでしょうか?」といった言い回しになり、メールでは「恐れ入りますがお待ちいただけたらと存じます(幸いでございます)」といった言い回しになります。会話では疑問形、メールでは言い切りにすると印象が良くなりますので覚えておきましょう。
今しばらくお待ちくださいはどのくらいの期間なのか
今しばらくお待ちくださいは指定した期間の1.5~2倍の時間待たせる状況
今しばらくお待ちくださいは、指定した期間の1.5~2倍の時間待たせる状況になります。ただし、今しばらくお待ちくださいという表現を使う場合でも状況によって、この目安の時間よりも長くなったり短くなったりする場合があるので、どのくらい待たせるかはケースバイケースだと考えておいた方が良いでしょう。
今しばらくお待ちくださいという表現において押さえておくべきポイントは「少なくともしばらくお待ちください」という表現よりはお待たせする状況であることです。そのため、堂々と相手方に依頼をするような形ではなく、いましばらくお待ちくださいという表現よりも丁重さが必要になる言い回しとなります。
今しばらくお待ちいただく状況では、相手に対していかに誠実に対応するかがカギとなります。この言い回しを使うような場面では相手方が痺れを切らしているような状況も想定されるからです。相手方の心象をしっかりと推察しつつ、良好なコミュニケーションが取れるよう対応を心がけましょう。
もうしばらくお待ちくださいはもう少しだけ待たせる状況
もうしばらくお待ちくださいは、もう少しだけ待たせる状況です。もうしはらくお待ちくださいという表現を使う状況では、すでにある程度の期間お待ちいただいていて、それでもまたさらなる期間お待たせする状況になります。そのため、この場合においても対応には丁寧さと誠実さが求められる状況になります。
ただし今しばらくお待ちくださいが指す期間は相当長くなるのに対して、もうしばらくお待ちくださいの指す期間はここからの動き次第で縮めることができる可能性がありますので、表現に丁重さと誠実さを意識するとともに、お待たせする時間を短くする努力もあると、相手方にさらにこちら側の誠意が伝わることでしょう。
しばらくお待ちくださいは状況によりどのくらい待たせるか期間が変わる
しばらくお待ちくださいという言い回しは、状況によりどのくらい待たせるか期間が変わってきます。そのため、できる限りどのくらいお待たせするのかを具体的に案内すると、相手方も安心できることでしょう。また、単にお願いするだけでなく状況も併せて説明をすると安心感が増すのでその点は意識すると良いでしょう。
しばらくお待ちくださいの使い方・例文も
しばらくお待ちくださいの使い方・例文①ビジネスにおける来客の場合
しばらくお待ちくださいの使い方・例文の1つ目として、ビジネスにおける来客の場合を紹介します。ビジネスにおける来客の場合には、疑問形を使って丁重に接することを一番に心がけると良いでしょう。
お待たせする状況やどのくらい待たせるのか目安の時間を説明しつつ、状況によってはただ相手を1人で待たせておくのではなく、同じ空間で一緒に待つことで連帯感が生まれ、より良いコミュニケーションが実現することでしょう。
〇〇は只今参りますのでもう少々お待ちくださいませ。車で近くまでは来ているようなのですが、渋滞しているようでしてもう10分もあれば到着するものと思われます。お忙しい中お待たせして申し訳ありません。
しばらくお待ちくださいの使い方・例文②提出物に関するメールの場合
しばらくお待ちくださいの使い方・例文の2つ目として、提出物に関するメールの場合を紹介します。提出物に関しては基本的にお待たせしないのがマナーですが、それでももうしばらくお待たせするような状況というのは往々にしてビジネスでは出てくるものです。そういった時にどう対応するかで状況が大きく変わります。
メールでは、会話の場合以上に丁重さを意識する必要があります。何故ならメールの方がそっけなく感じやすくなっているからです。そのため状況の説明と謝罪をいれつつも「もうしばらくお待ちいただけましたら幸いでございます」と低姿勢でお願いをすると、状況が良い方向に進む可能性が高くなることでしょう。
本日期限の資料ですが、明日朝まで提出の方をお待ちいただけましたら幸いでございます。一通り完成してはいるのですが本日見直しを行ったところ、一部データに間違いがあることを発見したためです。大変申し訳ございませんが、クオリティの高い資料をお届けしたく、明日までお待ちいただけましたらありがたく存じます。大変恐縮ではございますが、よろしくお願いいたします。
しばらくお待ちくださいの使い方・例文③どのくらいの期間待たせるか不明
しばらくお待ちくださいの使い方・例文の3つ目として、どのくらいの期間待たせるか不明な場合を紹介します。このパターンは相手方に伝える際に一番気を使うパターンになります。丁重な対応を心がけるようにしましょう。
恐れ入りますがもうしばらくお待ちいただけたらと存じます。来週の月曜日には間に合わせたいと考えておりますが、部品が到着次第のご対応となりますので、お約束できかねる状況でございます。ご迷惑をおかけし大変申し訳ございませんが、部品が届き次第迅速にご対応をさせていただきますので、何卒よろしくお願いいたします。
しばらくお待ちくださいの英語は
しばらくお待ちくださいの英語は定例文を中心に覚えていこう
しばらくお待ちくださいの英語は定例文を中心に覚えていきましょう。通常、こういったビジネスにおける言い回しについてはその状況に合わせて英訳をするのがベターなのですが「しばらくお待ちください」という表現に関しては、英語での言い回しのパターンはある程度決められていますので、パターンに沿って使いましょう。
もちろん「しばらくお待ちください」を、その都度英訳することもできるのですが、この表現に関してはあらかじめ決められた表現を使った方がスムーズに伝わる場合が多くなっていますので、特段英訳が必要な場合を除き、パターンを覚えておいてそれを使うようにしていきましょう。
しばらくお待ちくださいの定例パターン3選
しばらくお待ちくださいの定例パターンを3選で紹介していきたいと思います。例文に関しては大きく分けると命令形と疑問形に分類されます。日本語での直訳をする場合にはもちろん命令形になるのですが、疑問形を使っても「お待ちください」といった命令形のニュアンスを出すことができます。
ちなみに命令形の場合よりも疑問形のパターンの方が相手に対して柔らかくお願いをしているニュアンスが出るのでおすすめです。しかしながら日本人は常に丁寧になり過ぎる傾向にあるので、通常は命令形を使っても相手は高圧的と受け取らないことがほとんどです。日本語と異なる部分になりますので認識しておきましょう。
- ・Just a minute,please.(少々お待ちくださいませ)
- ・Could you wait a minute,please?(少しだけお待ちいただいてもよろしいでしょうか?)
- ・Please wait a moment.(しばらくお待ちください)
しばらくお待ちくださいの定例パターン
ちなみに英訳のポイントは日本語の言い回しによって大きく変わってきます。下記の関連記事では「申し訳ありません」という言い回しについての例文や英訳について紹介されていますが、申し訳ありませんも比較的英語での定例パターンが確定している言い回しになります。比較してみると分かりやすいかと思います。
しばらくお待ちくださいとその類語をビジネスの場で使いこなそう!
「しばらくお待ちください」という表現をはじめとして、派生表現の「今しばらくお待ちください」「もうしばらくお待ちください」についてどのくらいの期間待たせるものなのかを認識しつつ使いこなせると、ビジネスにおいては非常に有効な武器となることでしょう。再度ここで紹介したことを確認していきましょう。
ビジネスにおいてもちろんお待たせしないのが一番ではあるのですが、どうしてもお待たせすることは避けられません。しかしながらそんな状況にあっても、そのシチュエーションに対して適切な言い回しで心を込めて対応をすれば、むしろ印象値は上がることでしょう。誠心誠意のビジネスを心がけたいものですね!
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