話を伺うの意味や使い方・例文7選!聞くの謙譲語・尊敬語や類語表現も
話を伺う…よく使う敬語表現ですよね。お聞きすると使う方もいるでしょうか。これらの表現を正しい使い方で使えていますか?この記事では聞くの謙譲語や尊敬語、類語表現について紹介しています。意味を理解し、正しく使うためにぜひ参考にしてみてくださいね。
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聞くの謙譲語・尊敬語は?
聞くの謙譲語は「話を伺う」「お聞きする」
聞くの謙譲語は「話を伺う」、「お聞きする」です。謙譲語は自分をへりくだり、目上の人をたてるときに使用する言葉です。単に聞きます、と言う丁寧語よりも相手への敬いの気持ちを表現することができますよね。特に「お〜する」という表現を付けお聞きするとすることですぐに使える謙譲表現です。
お聞きするなどの謙譲語というと少し難しいイメージになりますが、実は覚えてしまえば気軽に使えて相手への敬意を示すことができます。様々な意味がある言葉も実は謙譲語として使用されています。こちらの記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
聞くの尊敬語は「お聞きになる」「聞かれる」
聞くの尊敬語は「お聞きになる」、「聞かれる」です。尊敬語は目上の人をたてるときに使用する敬語表現です。尊敬語は相手の動作や物事を敬語表現にするときに使いますので、自分の動作などに使用してしまうと誤った使い方です。
このように謙譲語や尊敬語を使用するときには敬語の向かう先が重要です。敬語を使用する際には、常にこれを意識しながら話すようにしましょう。ちなみに、丁寧語は誰であろうと使用することができます。
尊敬語「お聞きになる」の例文
これらの尊敬語の例文としては「部長が取引先の方の話をお聞きになる」というように使います。さらに尊敬語表現の中でも、聞かれる、よりもお聞きになるという表現の方が敬意を示した表現であることを少し覚えておくと良いでしょう。
もしあなたが新社会人ならば、このように取引先からきた話を上司からきくことも多いでしょう。そのようなときには指示を仰ぐことが多くなります。ところでこの「指示を仰ぐ」、意味はしっかり説明できますか?もし説明できないなら、こちらの記事をぜひ参考にしてみてください。
話を伺うの意味とは?
謙譲語の意味をもつ敬語・話を伺うの意味①意見を聞く
話を伺うの1つ目の意味は「意見を聞く」という意味です。伺うとは聞くという意味の敬語ですので、このような意味になります。自分が考えた案や企画に対して上司や同僚から意見を聞きたいときに使用する意味です。
ただ「企画に対する意見をお聞かせください」よりも「私の企画について話を伺っても良いでしょうか」と言われたほうが頼まれたほうも嬉しい気持ちになりそうです。
この時には相手の都合も考えた上でお願いをすると良いでしょう。「お時間よろしいでしょうか」などとワンクッションおくことで相手の忙しさをみることもできますので、本題だけでなく前後のコミュニケーションにも心を配りましょう。
謙譲語の意味をもつ敬語・話を伺うの意味②尋ねる
話を伺うの2つ目の意味は「尋ねる」という意味です。尋ねるというのは言い換えると質問する、という意味ですね。業務の中で先方に問い合わせたいことがある時に使用できる話を伺うの意味です。
就職活動をしていると企業説明会に参加する機会も多くなります。その中で担当者に対し質問することもあるでしょう。質問したいことがあります、などと発言してしまうと間違っていないのに敬語が使えない人のイメージを持たれてしまうかもしれません。より丁寧な「お伺いしたいことがあります」としましょう。
謙譲語の意味をもつ敬語・話を伺うの意味③訪れる
話を伺うの3つ目の意味は「話を聞きに訪れる」という意味です。伺うには話を聞くという意味がありますが、その中には「訪れる」という意味を含む使い方もあります。訪問販売の方が「我が社の製品のご紹介に伺いました」と言っているイメージですね。
これは営業マンであればすぐに使える使い方ではないでしょうか。いや、営業マンでなくても、社会人でなくてもすぐに使えます。訪れるという意味にプラスして「話を聞きに」訪れるという意味でも使用できますので、何か尋ねたいことや聞きたいことがある時にはぴったりな敬語表現なのです。
話を伺うの使い方・例文7選
話を伺うの使い方・例文①話を伺いたいと思います
話を伺うの例文の1つ目は「話を伺いたいと思います」という文です。何かについて興味関心がある時に、先にその道に通じている人に話を聞きたいという場面が出てくるでしょう。そんな場面で使うことのできる表現の例です。
ただし、その場合あなたは教えてもらうという立場なので、相手の都合を第一に考えて行動するように気をつけましょう。言葉だけでなく、姿勢でも敬意を示すようにします。
話を伺うの使い方・例文②話を伺わせていただきありがとうございます
話を伺うの例文の2つ目は「話を伺わせていただきありがとうございます」という文です。こちらがお願いして時間をとってもらい、お礼を伝える際に使える表現です。
「話を伺わせていただき」と感謝がどの部分に向かっているのかを明確にすることで敬意や感謝がストレートに伝わりますので、この一言が大切です。
話を伺うの使い方・例文③話を伺いとても勉強になりました
話を伺うの例文の3つ目は「話を伺いとても勉強になりました」という文です。何かを教授いただいたときに感謝を述べるのは当たり前のことですが、このような一言を添えるだけで印象が変わります。
この例文では「話を伺った結果、勉強になった」という結果や学びを伝えていますので、話をしたほうとしても嬉しい気持ちになりますよね。これに続けて、どのような部分が勉強になったのか話をするとさらに印象アップに繋がるでしょう。
話を伺うの使い方・例文④上席より伺っております
話を伺うの例文の4つ目は「上席より伺っております」という文です。上席というのは自分より立場が上の上司や役員などを指すときに使用します。山田さんに聞きました、よりも格段に丁寧さが増していますよね。
伺うには話を聞くという意味もありますが、この誰から聞いたかによって敬語を使い分ける必要があります。この場合目上の人から聞いたのですから、自分をへりくだって相手をたてる謙譲語である伺うを使用します。
話を伺うの使い方・例文⑤この件について伺ってもよろしいでしょうか
話を伺うの例文の5つ目は「この件について伺ってもよろしいでしょうか」という文です。いきなり、意見を求められたら誰でも驚いてしまいますよね。そんなときにこの言葉をワンクッション挟むだけで、スムーズに話を進められます。
この使い方と同じようにクッションに使用できるフレーズとして「お時間よろしいでしょうか」というフレーズがあります。このように言いたいことを伝えるだけでなく相手のことを考えるのもコミュニケーションの中で重要なことです。
話を伺うの使い方・例文⑥16時半に伺います
話を伺うの例文の6つ目は「16時半に伺います」という文です。伺うには訪問するという意味もあります。その意味を用いた例文です。
しかし、このように言われたときには電話で尋ねるのか、訪問してくるのか判断に困る場面も出てきそうですよね。ですので、このような表現を用いるときにはメールなどの文書ではなく電話で使用するようにしましょう。
話を伺うの使い方・例文⑦詳しいお話を伺いたく存じます
話を伺うの例文の7つ目は「詳しい話を伺いたく存じます」という文です。これは先方に熱意を示すのにも有効的に使用できそうなフレーズですよね。誰でも、自分の話したことや提案に対してこのように言われたら嬉しいものです。
このように伝えて、実際に時間をとってもらった際には、有意義な時間を過ごせるようにあらかじめ聞きたいポイントを絞っておくと良いでしょう。さらに、自分の考えも盛り込むとさらに印象はよくなるはずです。
話を伺うのよくあるNGな使い方は?
よくあるNGな使い方①お伺いいたします
話を伺うの敬語でよくあるNGな使い方の1つ目は「お伺いいたします」という表現です。なんとなく意味は通じそうですが、これは二重敬語ですので、正しい敬語ではありません。「(自分が)伺う」という謙譲語に加え「お〜する」という謙譲語が組み合わせることで二重敬語となっています。
丁寧に尊敬の気持ちを伝えたいと思ったときに、敬語を使い慣れていないとこのような二重敬語を使用してしまうことがあり、これは「慇懃無礼(いんぎんぶれい)」といって逆に失礼な敬語表現です。この場合は「伺います」というシンプルな敬語が正しい敬語といえます。
よくあるNGな使い方②お伺いさせていただきます
話を伺うの敬語でよくあるNGな使い方の2つ目は「お伺いさせていただきます」という表現です。この表現では「伺う」という敬語表現のほか、「お〜する」や「いただく」という謙譲語も一生に使われています。
NGな使い方の1つ目でも紹介しましたが、こちらは二重敬語よりもさらに上の三重敬語の状態になっています。ですので、このように敬語が重なってしまっている表現は避けるべきであることから、この表現はNGということになります。
話を伺うの類語の例文6選
話を伺うの類語の例文①その件について話をお聞きする
話を伺うの類語の例文の1つ目は、「その件について話をお聞きする」という例文です。話を伺うとはもともと話を聞くの敬語表現ですから、「お聞きする」と言い換えることができます。「お〜する」という謙譲表現を使用して相手を立てています。
「お聞きいたします」とすると二重敬語になるので注意が必要です。また、相手に意思を伝える場合はお聞きするの後に思いますをつけ「お聞きしたく思います」とすると、そのまま使用するよりも丁寧で敬意を示しているという印象を相手に与えることができます。
話を伺うの類語の例文②先日の講演を拝聴しました
話を伺うの類語の例文の2つ目は、「先日の講演を拝聴しました」という例文です。こちらも「話を聞く」という意味の類語ですが、どちらかというと口語よりも文章の中で使用されることの多い言い換え表現です。「お聞きする」よりもさらに丁寧な敬語表現です。
拝聴するという敬語表現は、講演やプレゼンなどのビジネスシーンはもちろん、ラジオや音楽をきくという意味でも使用することができる使い勝手の良い敬語です。「拝」という字には謹んでありがたく頂戴する、という意味が含まれていますので、ぜひそのように心の中でも思いながら使用しましょう。
話を伺うの類語の例文③では1点、質問させていただきます
話を伺うの類語の例文の3つ目は、「では1点、質問させていただきます」という例文です。話を伺うという言葉には質問をするという意味も含まれています。この意味で言い換えた類語が質問させていただきますです。
この場合「させていただく」が謙譲語となっていますので、「ご質問」というようにしてはいけません。こうすることで二重敬語となってしまうため、使用する際には気をつけましょう。また、この例のように質問がいくつあるかあらかじめ伝えることでコミュニケーションがスムーズになりますので参考にしてみてください。
話を伺うの類語の例文④少々お尋ねします
話を伺うの類語の例文の4つ目は、「少々お尋ねします」という例文です。これは道を聞きたい時やお店などでも使用する場面が多いような言い換えの表現ですね。意味としては「伺いたいことがあります」となります。
道を尋ねるときなど、いきなり人に話しかけるのには勇気がいることもありますよね。そのようなときにいきなり質問から始めるよりも、このようなフレーズでワンクッション置くことで違和感なく質問することがあります。もし相手に時間がなければその時点で相手も断りやすいので、両者にとって良い方法でしょう。
話を伺うの類語の例文⑤企画について意見を聞かせてください
話を伺うの類語の例文の5つ目は、「企画について意見を聞かせてください」という例文です。これは意見や要望など、相手の考えを聞きたいときに使用できる例文です。
話を伺うには意見や要望をきく、相手の言い分を聞くといった意味もありました。そのようなときに「意見はありますか?」、「感想をください」と伝えるよりもこのような丁寧な言葉でお願いされたほうが気持ちよくアドバイスをできそうですよね。
話を伺うの類語の例文⑥意見をお尋ねします
話を伺うの類語の例文の6つ目は、「意見をお尋ねします」という例文です。こちらも意見や要望を聞く際に使用します。特にスーパーマーケットなどの店頭に置いてお客様の意見をきくようなサービスで見かけますよね。
そうはいっても、自分の考えていることや自分自身のことについてしっかり伝えられない人もいるかもしれません。そのような方には以下の記事がおすすめします。自己開示の方法や好意を伝える方法が紹介されていますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
話を伺うの敬語を正しく使おう
敬語をしっかり使えることは社会人だけでなく学生も身につけておきたい力の一つです。特に話を伺うという敬語は使用する場面も多く、間違ったまま覚えているとずっと間違え続けてなんども使うことになってしまいます。今回は謙譲語について解説しましたが、ぜひ尊敬語についても正しく使ってみてくださいね。
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