バルクの意味とは?バルク品/バルク包装/バルク転送/バルクアップ

バルク品という言葉を知っていますか?業種によっては包装と言われたり、金属の場合もあります。筋トレではバルクアップと呼ばれたりします。アパレルから金融まで幅広い業種で使われている用語です。業界によっては普段から使う言葉なので、知っておくと役に立つかもしれません。

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バルクとは?意味は?

バルクの意味とは①金属や包装などまとまった形・塊・容量などのこと

形・塊・容量

バルクの意味の1つ目は、金属や包装などまとまった形・塊・容量などのことです。バルクとは外来語でbulkと言います。もともとは船荷のことを指した北欧語が由来の言葉です。現代では、大量仕入れ用の製品やバラ荷のことをバルクと呼んでいます。また、粒上の物が集まって塊になったものをバルクと呼ぶことがあります。

バルクが指している物やコトはかなり広く、さまざまな業種で使われています。不動産、金融、IT、アパレル、化学や筋トレ、聖書の中にも出てくる言葉なのです。すべてを紹介するのは難しいですが、私たちの身近にある分野に絞って、バルクという言葉の使い方や意味をこれから解説していきます。

バルクの意味とは②安い価格で大量に売ること

安い価格で大量に売る

バルクの意味の2つ目は安い価格で大量に売ることです。私たち消費者が買うための製品がある一方、企業用が大量に仕入れる用の製品や部品もあります。一度に大量に仕入れることで安い価格で製品を取引できます。そのことから、安い価格で大量に売ることもバルクと言うのです。

バルクの対義語はリテール

リテール

バルクの対義語があり、リテールと言います。バルクの逆なので消費者用の製品と言うことになります。バルクは表に並ばない分、パッケージも簡易で質素ですが、リテールは店頭に並べて売るのでキレイにパッケージされています。つまり私たちが普段目にして買ったりしている製品がリテールで、リテール品とも言います。

リテールという言葉もバルクと同じように使われ方が広いです。反対語にあたるバルクが企業用なので、リテールは消費者や個人、一般顧客を指す意味で使われることがあります。例えを出すと、リテール証券という言葉があり、個人を相手にする証券会社という意味です。逆はホールセール証券で、機関専門の証券会社になります。

バルクを使った言葉5選!意味は?

バルクを使った言葉と意味①バルク包装

バルク包装

バルクを使った言葉と意味の1つ目はバルク包装です。バルク包装とは綺麗にパッケージングされる前の包装のことです。製品が工場などで作られて、一度簡易的に包装されます。綺麗にパッケージ化される前の製品の包装状態をバルク包装というのです。つまり、商品が綺麗に包装される前の簡易的な包装の状態のことです。

バルクを使った言葉と意味②バルクアップ


バルクアップ

バルクを使った言葉と意味の2つ目はバルクアップです。ずばり筋トレの用語です。筋トレで筋肉に負荷をかけ、筋肉量を増やすことをバルクアップと言います。筋トレのバルクとはそのまま筋肉のことを指していると思われます。バルクは塊、容量という意味があり、バルクのアップとは筋肉の質量を上げることと言えるでしょう。

なぜ筋トレでバルクアップをするのかというと、理由はいくつか考えられます。1つは単純に筋肉量を増やしてマッチョになりたいからというもの。2つ目はスポーツや運動をする上で、筋肉量を増やすことはいろんな面で効率的だから、というものです。筋肉量が上がると体の基礎能力が上がりますので健康的でもありますね。

バルクを使った言葉と意味③リーンバルクアップ

リーンバルクアップ

バルクを使った言葉と意味3つ目はリーンバルクアップです。バルクアップの手法の1つで、脂肪を増やさずにバキバキに筋肉質になる方法を指します。筋肉量を増やすために極限まで食事制限をしたり、高い筋肉負荷をかけます。引き締まった体のまま筋肉量を増やせるのがリーンバルクアップのメリットとされています。

バルクアップにはもう一つやり方があり、ダーティバルクアップと言います。リーンとは逆で、食事制限を特に設けず、ひたすら脂肪を増やしながら筋肉量を増やす方法です。メリットはリーンより筋肉量が増えやすいことです。しかし、ぜい肉が増えるので見た目の犠牲と、後からの減量が大変な方法と言えます。

バルクを使った言葉と意味④バルク品

バルク品

バルクを使った言葉と意味4つ目はバルク品です。簡易包装したコンピューター機器の部品や周辺機器などを指しています。バルク品と呼ぶコンピューター部品・周辺機器は、簡易包装された製品のことをいいます。企業がパーツや機器を大量に仕入れ、パソコンなど組み入れるための製品をバルク品と呼びます。

バルク品は、コンピューター機器を組み立てるために企業が大量に仕入れるものです。そして、私たちに提供する商品を作るわけですが、商売である以上は予想外に在庫が売れ残ることもあります。その場合は、バルク品である部品や機器も余ります。余ったバルク品は私たち消費者の市場に安い価格で出回ることがあります。

バルクを使った言葉と意味⑤バルク金属

バルク金属

バルクを使った言葉と意味5つ目はバルク金属です。意味は大きな金属の塊です。金属でできていて、大きな塊であれば、バルク金属と言います。ナノサイズの小さい粒が集まって金属になった場合もバルク金属と言います。特定の専門分野で使われる言葉ですので、私たちがバルク金属について話すことは滅多にないでしょう。

業界・分野別バルクの使い方と意味とは?【アパレル】

アパレルのバルクの意味と使い方①バルク(量産品)


バルク

アパレルのバルクの意味と使い方の1つ目はバルク取引です。アパレルで言われるバルクとは、量産品です。工場などで大量に作られた服は簡易包装・未包装で箱詰めされて流通し、お店で販売されます。アパレルメーカーのユニクロやギャップなどでたくさん販売されている既製服を想像すると分かりやすいのではないでしょうか。

また和服の布地で使う反物のこともバルクと呼びます。反物はメーター売りをすることが多く、包装状態もそこまでされず簡易なため、バルクと呼ばれるのではないでしょうか。

アパレルのバルクの意味と使い方②バルク生産

バルク生産

アパレルのバルクの意味と使い方2つ目はバルク生産です。バルク生産とは店頭に並べる前の段階の既製服を大量に生み出し作ることです。アパレルのバルクは量産品の服のことを指しているので、大量生産の服を工場などでまとまった状態で生み出すことをバルク生産と言います。

業界・分野別バルクの使い方と意味とは?【IT】

ITのバルクの意味と使い方①バルク転送

バルク転送

ITのバルクの意味と使い方の1つ目はバルク転送です。大量のデータの転送を複数のデジタル回線を使ってまとめて行う方法のことを指します。例えば二車線の道路のようなもので、一車線と比較して車がたくさん通行できることをイメージすると分かりやすいです。データの道路が複数あればそれだけ速く送受信できるのです。

バルク転送をより具体的に説明してみます。そもそもはISDNという電話回線を利用した転送法です。今は光というネット回線がありますが、昔は電話回線を使うのが主流でした。ISDNは1つの電話番号で2つ回線を持てるBチャネルがあり、Bチャネルの2回線を同時に使ってデータ転送を速くするのがバルク転送なのです。

今の時代では、ネットの利用でISDNを使うことは減り、ほとんどが光回線ですね。ISDNを使ったバルク転送も影が薄くなったとは思いますが、別のところで使われています。それがUSB間でのデータ転送です。スキャナーから取り込んだ大きいデータをほかの機器に転送するときなどで、バルク転送が使われています。

ITのバルクの意味と使い方②バルクロード

バルクロード

ITのバルクの意味と使い方2つ目はバルクロードです。何らかのデータをまとめてロードする、取得する、読みこむという意味です。何を読みこむかはそのシーンによって変わります。とにかくまとめて読みこむこと、という単純な処理について指し示した用語です。まとめてロードとも言えますが少しかっこ悪い気がしますね。

ITのバルクの意味と使い方③バルクインサート


バルクインサート

ITのバルクの意味と使い方3つ目はバルクインサートです。ITにはデータベースというシステムがあり、それに大量のデータを保存することを指しています。ようはすごく大きなタンスに物を入れることです。インサートの由来ですが、言語にinsert文というものがあり、データをタンスに入れる呪文のようなものです。

業界・分野別バルクの使い方と意味とは?【金融・不動産】

金融・不動産のバルクの意味と使い方①バルクセール

バルクセール

金融・不動産のバルクの意味と使い方1つ目はバルクセールです。金融機関や不動産が保有する資産や債権をまとめて第三者に売り渡すことを指した用語です。大切な資産や債権を他人に売るわけなので、基本的にバルクセールされる対象は不良債権になります。つまり、価値のない資産や債権をまとめて安売りすることを指します。

バルクセールとは不良債権をまとめて大安売りすることですが、価値のないものがなぜ売れるのでしょうか。そもそも不良債権とは、借りたお金を色を付けて返済できなくなった権利証のことです。その不良債権を買い取る企業があり、返済能力のない企業や不動産を再生し利益を得ています。だからバルクセールが行われるのです。

また、不良債権は損金として処理できない場合もあり、節税の関係上、都合が悪いものです。ですが、バルクセールでは紙切れに近い債権や資産を現金に変えることができ、金融機関や不動産を持つ人にとってはかかせない仕組みといえます。近年では金融系ドラマ「ハゲタカ」でも出てきた言葉として知られています。

金融・不動産のバルクの意味と使い方②バルク売り物件

バルク売り物件

金融・不動産のバルクの意味と使い方2つ目はバルク売り物件です。不動産で使われる用語で、意味はマンション、集合住宅の部屋をまとめ売りすることです。物件をバルク売りする理由は様々ですが、売り手側の思惑としては、マンションを一棟買いした投資家が一区画を売ってお金に変えたりなどのケースがあります。

業界・分野別バルクの使い方と意味とは?【食品】

食品のバルクの意味と使い方①バルクワイン

バルクワイン

食品のバルクの意味と使い方1つ目はバルクワインです。ワインが150L以上の大きさのタンクにまとめて入ったものを指します。一般的なワインのイメージは、ビン詰めでコルクの栓がされた状態ですね。バルクワインがタンク詰めの理由ですが、輸入するとき、ビンより管理しやすくコストが安いからという事情があります。

バルクワインはタンクに入った状態で国内に入ってきますが、もちろんそのまま売るわけではありません。国内で瓶詰めを行います。国産のワインと混ぜることが多いです。バルクワインで輸入するもう1つの理由としては関税が安くなるという事情もあります。また、主な輸入先はアメリカ、チリ、アルゼンチンが多いです。

食品のバルクの意味と使い方②バルククーラ

バルククーラ

食品のバルクの意味と使い方2つ目はバルククーラです。乳牛から取れたしぼりたての牛乳を冷やす機械のことを指します。しぼりたての牛乳は牛の体温と同じぐらい温かいので、そのままだと雑菌が増えて傷みます。そこで急速に牛乳を冷凍するバルククーラーが酪農家にとってかかせないものとなっています。

業界・分野別バルクの使い方と意味とは?【化学・物理】

化学・物理のバルクの意味と使い方①バルク(界面化学)

バルク(界面化学)

化学・物理のバルクの意味と使い方1つ目はバルク(界面化学)です。液体、固体がほかの面と触れ合っていない部分を指します。これだけではさっぱりです。コップに入った水で説明します。水の上部は空気に、側面や下部はコップと接しています。でも水の中心部分はどことも接していません。その状態と部分がバルクなのです。

化学・物理のバルクの意味と使い方②バルク水

バルク水

化学・物理のバルクの意味と使い方2つ目はバルク水です。ようするにただの水なのですが、吸着していないという性質があります。例えば、水の十分入った桶の中にスポンジを入れたとします。一部の水はスポンジに吸われますが、ほかの水はそのままです。このスポンジに吸着した水以外、桶にある方の水をバルク水と言います。

バルクはさまざまな業種で使われている用語

以上がバルクの意味でした。アパレルから金融までさまざまな分野で広く使われている用語だということがお分かりいただけたと思います。バルクは1つの塊、まとまりという意味があるので、何かまとまったものを言い表したいときにバルクという言葉を使っても良いかもしれません。

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