郵便番号を縦書きで書く時の正解は?漢数字の使い方や封筒・はがきごとに例を紹介!
郵便番号を縦書きで書く時に、どうやって書いたらいいか迷いますよね?数字の縦書きに使う漢数字は、郵便番号独自の書き方があります。郵便番号を書く時の漢数字の使い方や、封筒やはがきなどにどうやって書いたらいいか紹介しています。ぜひ参考にしてくださいね。
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目次
【基本】縦書きの郵便番号の書き方
書き方①漢数字を使う
郵便番号を縦書きで書くときは、漢数字を使います。「一」「二」「三」「四」「五」「六」「七」「八「九」「十」が、漢数字です。「1」「2」「3」といった数字の書き方は、算用数字またはアラビア数字と言い、洋式つまり横書きで書く時に使う数字です。
0や10に使う漢数字のゼロは、「◯」または「零」になります。郵便番号では簡略化された漢数字を使うので、ゼロを使う場合は「◯」を使います。「零」も間違いではありませんが、郵便番号は分かりやすく書くものマナーなので、「零」は使わないようにしましょう。
日本語は、右から左に向けて縦書きで文章を書く文化です。英語などのほかの言語は、左から右に横書きで文章を書く文化です。そのため、郵便番号を縦書きで書く時は、住所の右の位置に縦書きで漢数字で書くのがマナーです。
書き方②使う数字は「0」から「9」まで
年賀状が宛先不明で返ってきたがソノ方からの賀状では住所間違ってはない。算用数字なら19-10。漢数字だと19→十九か一九。10→十か一〇。たまたま配達員の能力不足なのか?或いは縦書き漢数字が理解出来ない配達員が主流なのか?ならば算用数字にするべきか pic.twitter.com/vFelaoWpYG
— さよぶー (@sayosayobuuko) January 3, 2018
郵便番号の書き方では、「十」や「百」という漢数字は使いません。郵便番号は3桁+4桁の7桁で成り立っていますが、それぞれ「100番代の数字」と「1000番代の数字」ではなく、あくまで「3桁の数字」と「4桁の数字」の記号という認識だからです。
例えば、郵便番号の上3桁の数字が「102」の場合は、縦書きで「一◯二」となります。郵便番号では、「十二」や「一十二」とは書きません。しかし、住所の場合は「十二」や「一十二」という書き方でも間違いではありません。
郵便番号は、一文字一文字が「0」から「9」のどの数字かで区分けされています。住所の◯丁目◯番地のような数字を使う箇所は、マナーとして数字が分かればいいのでそこまで厳しい決まりがないからです。
書き方③記号の使い方
郵便番号を縦書きで書く場合、数字の頭に「〒」の記号を書きます。3桁と4桁の数字の間には、縦書きのハイフン「|」を書きます。
「〒」と「|」は、漢数字と合わせて中央揃えの位置で書くのがマナーです。記号は、どちらも省略することができます。7桁の数字が分かれば、配達先の振り分けはできるからです。
しかし、封筒やはがきに住所を書く時のマナーとして、「〒」や「|」の記号はあった方が見やすく丁寧です。縦書きで郵便番号を書く場合は、記号も含めて正確に書くと相手の印象も良くなります。
【封筒やはがき】郵便番号を縦書きに書く場合
例①封筒
封筒に縦書きに郵便番号を書く位置は、一番右になります。郵便番号を書くマナーは、大きめにはっきりと書くことです。郵便番号で都道府県や市区町村の区分けをするので、郵便番号がわかりにくいと相手に手紙が届かずに戻ってきてしまうこともあり得ます。
郵便番号を書いたら、その左側に郵便番号より1文字下げて住所を記入します。住所は、都道府県を書かなくても届きます。郵便番号が正しければ市区町村がなくても届きますが、市区町村からは書いた方がよいでしょう。名前は住所の右側に、郵便番号と住所よりも大きめの字で書きます。
差出人の住所と名前は、封筒の裏に記入します。記入する位置は、封筒裏の左下です。表と同じように、縦書きで郵便番号・住所・差出人の名前を記入します。
例②はがき
はがきに宛先を記入する場合は、封筒と同じく一番右に縦書きで郵便番号を書きます。住所・相手の名前を記入する位置も、封筒と同じです。
差出人を記入する位置は、はがきの表面の左下に右から郵便番号・住所・氏名の順番で記入します。はがきの裏面に記入する場合は、裏面の左下に記入します。
差出人を書く面は、マナーとして表裏の決まりはありません。例えば、裏が写真などでスペースがなければ表に書きます。裏に挨拶や案内などの文章があり、不自然にスペースが空くようなら裏面に書きます。
【封筒やはがき以外】郵便番号を縦書きに書く場合
祝儀・香典袋での書き方
祝儀袋や香典袋は、お金を入れる中袋に縦書きで郵便番号・住所・氏名・金額を記入します。お金が入った袋に差出人が書いていないと、後から誰からどれだけもらったかわからなくなる可能性があるからです。
祝儀袋や香典袋の表は、縦書きでお祝いやお悔やみの言葉・水引・差出人の氏名となります。そのため、内袋に書く郵便番号以下も、表書きにならって縦書きで記入します。
祝儀やお悔やみでお金をもらった時は、後から内祝いや香典返しという形でお返しの品を送ります。祝儀や香典を受け取った人がお返しの時に困らないように、郵便番号・住所・氏名を省略せずに記入します。
芳名帳での書き方
お通夜やお葬式の受付で記入する芳名帳も、郵便番号・住所・氏名を縦書きで記入します。芳名帳は、誰が参列したかの記録になります。また、後からお礼状を送る時に使うリストにもなるので、郵便番号から記入したほうが親切です。
【番外編】郵便番号が縦書きではなくても良い場合
封筒・はがきでの書き方
横書きに郵便番号を記入する枠がある封筒やはがきの場合は、郵便番号は横書きで記入します。宛先の郵便番号を記入する位置は、住所・氏名を書く位置の上になります。
封筒やはがきに差出人の郵便番号を記入する欄があれば、そこに記入します。差出人の郵便番号を書く欄は、封筒の場合は封筒裏面の左下になります。はがきの場合は、はがきの表面の左下になります。
例えば、差出人の郵便番号を書く欄がない場合、宛先の郵便番号に倣って横書きなら横書きで記入します。この場合の郵便番号を記入する位置は、差出人の住所・氏名の上でも下でもどちらでも大丈夫です。絵葉書やポストカードの宛先の書き方は、こちらも参考になります。
結婚式のゲストブックでの書き方
結婚式の芳名帳(ゲストブック)は、郵便番号・住所・氏名を横書きで記入するタイプがほとんどです。結婚式を洋式で行うことが多いからです。例えば教会式でウエディングドレスといったスタイルの結婚式は、ゲストブックもデザイン性のある横書きのものがほとんどです。
ゲストブックは、ここで紹介しているようなゲストが上から順に記入していくタイプと、一枚のカードにひとりずつ書いていくタイプがあります。
神前式で白無垢などの和式の結婚式の場合は、ゲストブックも縦書きが用意されていることもあります。郵便番号が横書きか縦書きかは、そのゲストブックのタイプに合わせて記入しましょう。
郵便番号の枠を付けることもできる
郵便番号を縦書きか横書きかで迷った場合、例えばここで紹介している郵便番号枠のスタンプで横書きの枠を作ることもできます。無印の封筒やはがきを使う場合に、利用するとよいでしょう。
ただ、どれにでもスタンプを押して横書きにすれば良いわけではありません。こういったスタンプは、祝儀や香典などマナーに関わるものに使うには相応しくありません。また、縦書きの指定がある封筒・はがきも、指定通り縦書きで記入するのがマナーです。
マナーを理解して縦書きの郵便番号を書きましょう
仕事で使うビジネス文書やレターなどは、ほとんどが横書きです。数字も普段は1,2,3といったアラビア数字を使うことがほとんどなので、漢数字は書き慣れていないかもしれません。
しかし、日本の伝統や習慣に沿ったマナーとして、縦書きで郵便番号を漢数字で書くこともあります。郵便番号は、配達がスムーズになるように決められた地域ごとの数字です。間違えて書くと、郵便が届かずに戻ってくることもあり得ます。
郵便番号を縦書きで書く上で大切なことは、数字を間違えないことと、丁寧にわかりやすく書くことです。実際に書く時に慌てないよう、縦書きの郵便番号の書き方をここでしっかり覚えておきましょう。
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