子供のIQの平均はどれくらい?求め方やIQが高い・低い子供の特徴も!
子供の平均IQとはどれくらいなのでしょうか?子供のIQの求め方や、IQの高い・低い子供の特徴など、子供のIQについて詳しく紹介しています。また、子供のIQを上げるためには、どんなことをすればいいのか、子供に接する時に大切な行動も併せてチェックしてみましょう。
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目次
IQとは?子供の平均数値も
IQ(知能指数)は知能の高低を数値で表したもの
IQとは、知能検査を用いて知能の高低を数値で表したものを言います。以前は生活年齢と精神年齢からIQ数値を求めていましたが、最近では一般的なIQと比べてどのくらいの差があるのかということから求める、偏差知能指数(DIQ)が主流となっており、IQとDIQを同じと考えている人も多いです。
しかし、IQが高いだけでは、その人本人の能力を正確には測れないという意見もあり、会社や企業では仕事へ臨む姿勢やコミュニケーション能力を測る指標(EQ)も重視されているんですね。
子供のIQの平均数値
IQ(知能指数)の平均数値は子供も大人も関係なく、100が平均数値だと言われています。ですので、100を基準に考え、数値が90~110であれば普通、数値が90以下であれば知能の発達が遅れている可能性があると考えられるでしょう。また、反対に110以上であれば、知能が発達していると考えられます。
しかし、いくら子供のIQ数値が分かったとしても、その結果に一喜一憂することはありません。特に小さいお子さんの場合、その時々のコンディションによって測定結果が変わることもありますし、お子さんが平均より高いIQ数値だったとしても、必ずしも幼児期や小学生から頭脳明晰であるとは限らないからです。
子供の成長は、環境や心の状況にも大きく左右されます。ですので、子供のIQ数値はあくまでも参考程度であると考えた方がいいでしょう。
子供のIQの求め方
子供のIQの求め方①田中ビネー知能検査を受ける
子供のIQの求め方1つ目は、田中ビネー知能検査を受けるということです。田中ビネー知能検査は、2歳から成人まで受けられる知能(IQ)検査で、知能指数(IQ)=精神年齢÷生活年齢×100という式から求めることができるんですね。
しかし、素人判断で求めることができないため、病院や専門機関へ行き、対面で60分から90分かけて行われるんですね。療育センターや総合病院で受けることができ、保険内診療となるため、費用も抑えられるでしょう。詳しいことや受け方が知りたいという方は、保健センターや児童相談所へ相談してみてください。
子供のIQの求め方②ウェクスラー式知能検査を受ける
子供のIQの求め方2つ目は、ウェクスラー式知能検査を受けるということです。ウェクスラー式知能検査は偏差知能指数(DIQ)を求める検査ですので、IQとは違いますが、最近ではDIQをIQと呼ぶことが一般的であり、現在の日本で最もポピュラーな知能検査ですね。子供が受けられる検査は2種類あります。
ウェクスラー式知能検査は、一般的なIQと比べて、どの程度差がでるのかという部分から数値を出すもので、こちらも病院などに行き、保険内で受けられますよ。
- ・WPPSI(ウィプシー)…2歳半~7歳
- ・WISC(ウィスク)…5歳~16歳
子供が受けられるウェクスラー式知能検査
子供のIQの求め方③性格や行動をチェック
子供のIQの求め方3つ目は、性格や行動をチェックするということです。こちらは正確な数値を出す方法ではありませんが、お子さんの様子を間近で見て、判断できる唯一の方法ですね。IQが平均的である場合、判断するのが難しいかもしれませんが、IQが低い場合、発達が遅れている可能性が考えられます。
そのとき、常に落ち着きがない、攻撃性がある、集団生活を送れないなど、性格や行動に特徴が現れるでしょう。反対にIQが高い時は、集中力が凄すぎる、同年代の子供とは違うなどの特徴が現れることがあります。
もちろん、これだけの要素でIQを判断できるわけではありませんが、いつもお子さんを見ている親御さんの気付きが、大切な判断要素の一つとなることは確かです。お子さんの性格や行動が気になる場合は、病院でなくても、子育て支援センターや児童相談所に相談してみるといいでしょう。
IQが平均より高い子供の特徴
IQが平均より高い子供の特徴①記憶力が良い
IQが平均より高い子供の特徴1つ目は、記憶力が良いということです。幼児の頃から図鑑の生き物をいくつも暗記したり、ミニカーの名前を全て言えたりなど、興味のあるものに対しては大人も驚くような記憶力を見せる子供もいるでしょう。
また、自分が経験した出来事を事細かに描写できたりなど、まるでビデオカメラのように映像として記憶して、ふとした瞬間にすぐに思い出せる子供もいます。
IQが平均より高い子供の特徴②本をたくさん読む
IQが平均より高い子供の特徴2つ目は、本をたくさん読むということです。IQが高い人や頭がいい人は、幼児期、小学生の頃から本をたくさん読んでいた傾向があるんですね。
また、元々IQがそこまで高くなかったとしても、本を読むことでIQが発達することもあります。中には、本をたくさん暗記したり、幼児の頃から文字を読めるようになる子供もいるでしょう。
IQが平均より高い子供の特徴③同じ世代の子供と遊ぶのが苦手
IQが平均より高い子供の特徴3つ目は、同じ世代の子供と遊ぶのが苦手ということです。なぜかというと、IQが高い子供は同学年や同じくらいの年齢の子供と考えていることが全く違うからなんですね。
同世代の子供とは興味を示す内容も違うため、友達の間の流行を白い目で見ていたり、くだらないと見下していることもあるでしょう。つまり、中身が成熟した大人のようなイメージです。そのため、周囲と会話が合わずに溶け込めなかったり、大人と話すことを好む子もいるでしょう。
IQが平均より高い子供の特徴④集中力がある
IQが平均より高い子供の特徴4つ目は、集中力があるということです。集中力は何も学習面だけで発揮されるとは限りません。自分が夢中になれることを見つけた時に、とてつもない集中力を発揮するんですね。
たとえば、ブロックを使って夢中で何かを作り上げたり、飽きずにずっと絵を描き続けていたりなど、寝食を忘れるくらい集中する子供もいます。また、話しかけても返事をしないなど、集中しすぎてしまうこともあるでしょう。
IQが平均より低い子供の特徴
IQが平均より低い子供の特徴①語彙力がない
IQが平均より低い子供の特徴1つ目は、語彙力がないということです。語彙力は、親をはじめとした大人との会話や本を読むことによって増えますし、語彙力がある子供はIQも高い傾向にあるんですね。反対に、会話が成り立たなかったり、話の組み立てがうまくできない場合は、IQが平均より低い可能性があるでしょう。
IQが平均より低い子供の特徴②太っている
IQが平均より低い子供の特徴2つ目は、太っているということです。フロリダ大学の研究では、幼児や小学生の頃から太っている子供は、IQが低い傾向があるという結果が出ており、IQと体型は密接に関係していると考えられているんですね。
肥満は自己管理ができない証です。大人になると、その差が顕著に表れますが、IQが高い人は計画性や向上心があり、しっかりと自己管理できるんですね。
反対に自己管理できない人は、自分に甘く、目標を達成する力が不足している、つまりIQが低いと考えられます。IQが高いほど、何かをやり遂げる力が強いと言われますから、太っている人はIQが低いというのも納得できますね。
IQが平均より低い子供の特徴③集中力がない
IQが平均より低い子供の特徴3つ目は、集中力がないということです。小学生ならば、宿題に集中することができない、または責任感がなく、やらなければいけないことをこなせない、という子供もいるでしょう。しかし、IQと学校の成績は必ずしも比例するものではありません。
たとえば、自分がやると言った習い事もすぐに飽きてしまう、買ったばかりのおもちゃにすら飽きてしまう、という時はIQと関係している可能性が高いです。自分の好きなものも続けられない、落ち着きがないという時は、IQが低い傾向にあると言えるでしょう。
IQが平均より低い子供の特徴④警戒心が強い
IQが平均より低い子供の特徴4つ目は、警戒心が強いということです。オクスフォード大学の研究では、警戒心が強い子供ほど、IQが低いという結果が出ています。IQが低い子供は人を信用せず、何事にも躊躇する傾向があるんですね。
反対にIQが高い子供は、何事にも興味を示し、自分や周りを信じ、挑戦することができます。挑戦して、経験することは、IQを高めていく上で、重要な意味を持つんですね。ですから、警戒心が強すぎてチャレンジする心を無くしている子供は、IQが低いと言えるでしょう。
子供の頃からIQを上げる方法
子供の頃からIQを上げる方法①たくさん経験させてあげる
子供の頃からIQを上げる方法1つ目は、たくさん経験させてあげるということです。子供のIQは3歳までに決まると言われており、幼児期の体験や刺激は、IQを発達させるためにとても重要な役割を担っているんですね。ですから、子供のIQを上げようと思ったら、子供に様々な経験をさせてあげることです。
幼児期や小学生の頃から習い事をさせたり、一緒に体験したりなど、小さな子供にとっては、それら全てがとても大きな影響になるでしょう。ただ、3歳を過ぎてしまったら何もしなくていいという訳ではなく、小学生でも、中学生でも、新しい経験というものは、いつの時代でも大切だということを理解しておきましょう。
子供の頃からIQを上げる方法②たくさん会話する
子供の頃からIQを上げる方法2つ目は、たくさん会話するということです。言葉の分からない幼児でも、言葉が発達してきた小学生でも、親との会話というものは、語彙力を増やすためにとても重要な役割を果たします。
幼児期から気をつけることとしては、子供の質問に対して真摯に答えてあげたり、子供に説明する時は、たくさんの言葉を使って教えてあげることです。物の色や形、役割など詳しく説明してあげることで、子供は興味を持ち、さらに語彙力を高めることができるでしょう。
子供の頃からIQを上げる方法③愛情を注ぐ
子供の頃からIQを上げる方法3つ目は、愛情を注ぐということです。子供は親に認められ、愛されることで、たくさんの事柄に興味を持ち、安心してチャレンジすることができるんですね。その結果として、子供のIQは高まります。愛情を注ぐということは、何も「愛してるよ」と言葉で伝えることだけではありません。
笑顔で会話を楽しんだり、たくさんスキンシップを取ることも、子供に愛情を伝える大切な手段です。反対に、愛情を与えられずに育った子供は、大人になって生きていくのに苦労したり、生きづらくなってしまうこともあるので、親の愛情は子供の将来にも大きな影響を与えるでしょう。
IQよりも大切子供自身と向き合う心が大事
子供には安定した仕事に就いてほしい、苦労してほしくない、その一心で「子供のIQを高めてあげたい」と思う親御さんも多いでしょう。実際に、幼児期や小学生からIQが高い子供は、知識が豊富だったり、人より優れた才能があるのも事実です。しかし、IQを高めることだけに固執して、子供の本質を見誤ってはいけません。
まずは子供としっかり向き合う、1人の人間として、良いところも悪いところも受け入れてあげましょう。そして、一緒に居られる時間を楽しむことを優先してください。一緒に体験し、会話し、疑問を解決していくことが、子供のIQを高める一番の近道になるでしょう。
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