なぞかけのコツ・作り方は?うまい謎掛けとは|かけまして・ときます
なぞかけとは日本で生まれた言葉遊びです。一見難しそうに見える謎掛けですがコツをや作り方を覚えてしまえば簡単に作れる物です。「AとかけましてBとときます」「その心は」がお決まり台詞のなぞかけのうまい例文についても見て行きますよ。
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なぞかけとは?
なぞかけとは言葉遊び
なぞかけとは簡単に説明すると言葉遊びの事を指します。日本で誕生した言葉遊びで、一説によると江戸時代にはすでに存在していたとされています。現代では寄席や落語の演目の一つとして親しまれています。
皆さんに馴染みがあるとすれば、「笑点」での謎掛けですよね。落語家さん達が見事ななぞかけを披露している場面を目にした事がある方も多いのではないでしょうか。また、芸人のねづっちさんがなぞかけを主にしたネタを披露することからなぞかけの認知度が広まったという点も大きいです。
なぞかけは、ダブルミーニングというものを利用した言葉遊びとされています。このダブルミーニングは普通のなぞなぞを単式なぞ、あるいは二段謎と呼び、なぞかけのことを複式なぞ、または三段謎と読んでいます。
謎掛けとは「AとかけましてBとときます」でお題を言う
謎掛けにはお決まりのセリフがあります。まず最初のお決まり台詞は「AとかけましてBとときます」という台詞です。このA・Bの部分には全く違う2つの言葉や単語が入ります。一見するとなんら関係のなさそうな言葉が入るのです。
まったく完成のなさそうな2種類の言葉がこの次の段階で実は関連性があったり、同音異義語であったりすることによって、ネタを見ている観客達に「なるほどな」と思わせるのが謎かけの醍醐味なのです。
よくテレビなどで謎掛けを行うと、観客の人達が「お~」と感嘆の声をもらしている場面を見かけませんか?これは乾季役の人達が落語家や漫才師の上手いなぞかけを聞いて「なるほどな」と感心しているからなのです。
謎掛けとは「その心は」で答えを言う
先ほど、なぞかけにはお決まりのセリフがあるとご紹介しました。「AとかけましてBとときます」というA・Bの部分に一見すると全く関係のないような言葉を入れるお決まりのセリフです。
そしてこのあと「その心は」というさらなるなぞかけのお決まり文句が入り、答えが回答されるのです。「AとかけましてBとときます」「その心は」というこの2種類のお決まり文句がないとみている人は一体なぞかけなのかなんなのこ分からなくなってしまいますよね。
なぞかけというのは日本の昔からある言葉遊びだとご紹介しました。以下の記事ではそんな日本語のかっこいいものや、珍しい単語だけでなく昔に使われていた言葉などもまとめてあります。以下の記事も参考にすると謎掛けがより上手にできるかもしれませんよ。
なぞかけの作り方は?
なぞかけの作り方①関連語を探す
なぞかけの作り方のコツ、まず最初にご紹介するのは関連語を探すという点です。なぞかけは頭脳が高かったり、頭が良い人しができないもののように思えますが実はそんなことはありません。普通の人でも簡単になぞかけを作る事が出来ます。
なぞかけの作り方のコツの第一段階として、ある言葉を決めたらその言葉の関連語を見つけるという作業が重要になってきます。私達に馴染みのある方法で関連語を探すならば「マジカルバナナ」がおすすめです。
「マジカルバナナ」は出された言葉に関連する言葉を出し、それをどんどんつないでいくという一種の言葉遊びなのですが、これをすることによって関連語はどんどん見つかるようになります。一人でもマジカルバナナはできますからチャレンジしてみましょう。
なぞかけの作り方②同音異義語を探す
なぞかけの作り方において重要なステップ、続いてご紹介するのは同音異義語を探すというポイントです。日本語には同音異義語というものが存在します。なぞかけを作る上では、この同音異義語がかなり重要となってきます。
例えば、「ほこり」という言葉ですがこれにはゴミを表す「ホコリ」という言葉と、人のプライドを表す「誇り」という2種類の同音異義語が存在します。このキーワードをもとになぞかけを作るようにするのです。
ただ落語家さんや芸人さんが素晴らしいのは、このなぞかけを一瞬で作りだすことができるという点です。それは長年蓄積された芸の賜物でもありますし、日頃から様々な言葉に着目しているからだと思われます。
なぞかけの作り方③2つの言葉を繋げる
なぞかけの作り方、最後にご紹介する段階は2つの言葉をつなげるというポイントです。同音異義語を探し出したらその2つに館rんさせられるようなお題を考えます。「なみ」という言葉の同音異義語から「並み」と「波」を探し出したとしましょう。
そうすると今度はこの「波」と「並み」を繋げ合わせなくてはなりません。つまりどちらにも意味が通じるようなお題を考えなければならないのです。例えば「牛丼とかけて海とときます」というお題です。そうすると「その心はどちらも(なみ)があります」という回答が作れるのです。
なぞかけとは、語彙力が重要になると先ほどご紹介しましたが、日本語には様々な言葉がありますよね。とくにことわざや四字熟語などは座右の銘にしている人が多いかと思います。以下の記事では座右の銘におすすめな言葉がたくさん紹介されていますから、なぞかけのヒントのためにも一度チェックしてみてくださいね。
上手いなぞかけの作るコツは?
うまい謎掛けを作るコツ①想像力を養う
それではうまい謎掛けをつくりには一体どうすればいいのでしょうか。せっかく謎掛けを作ってみても、聞いている人が「う~ん」と唸ってしまうような下手ななぞかけでは意味がありません。うまい謎掛けを作るにはそのためのコツがあるのです。
まずは想像力を養う事が重要です。なぞかけをするうえで重要となるポイントの一つに2つの同音異義語を組み合わせるという作業があります。これには想像力が必要不可欠です。先ほどご紹介した「なみ」でも同じ事です。
「波」にはどのような特徴があるのか、「並み」にはどんな物があるのかなど、導き出された言葉の特徴をどんどん掘り下げていく必要があるのです。そのためには想像力を広げて言葉に対して強い執着心を持たねばなりません。
うまい謎掛けを作るコツ②語彙力を増やす
うまい謎掛けを作るコツ、続いてご紹介するのは語彙力を増やすというポイントです。なぞかけには語彙力が必要となります。語彙力とは言葉のボキャブラリーのことを指します。先ほどなぞかけをするには同音異義語を見つける工程が最も重要だとご紹介しましたよね。
しかしその同音異義語ですが、語彙力がないとどんなに努力しても見つけることはできません。では一体語彙力はどのようにして増やすべきなのでしょうか。まず、日頃から言葉に対して敏感になる必要があります。
普段の生活の中で様々な言葉を見つけ出し、分からない言葉があれば辞書を引いて調べてみましょう。そうすることで語彙力は自然と深まってきます。また、本を読むようにすることでも語彙力は養われていきいますよ。
うまい謎掛けを作るコツ③結論を先に考える
うまい謎掛けを作る作り方のコツ、最後にご紹介するのは結論を先に考えると言うポイントです。例えば「AとかけましてBとときます」というのがお題です。「その心はCです」というのが結論となります。
うまい謎掛けを作るためには、この結論を先に考える必要があります。例えば導き出された異口同音からどのような共通点を見つけ出すのかを先に考えてしまうのです。そうすることでお題もおのずと自然に導き出されていくはずです。
うまい!謎かけ例の一覧は?
なぞかけの例①スパイとかけまして漫画家とときます
それでは思わず聞いている人が「おお~」と感嘆の声をあげてしまうような、うまいなぞかけをご紹介していきます。まず最初のお題は「スパイとかけまして漫画家とときます」というお題です。スパイと漫画家だなんて月とすっぽんほど違う職種ですよね。
「その心はどちらも【かくしごと】です」これはスパイの「隠し事」が多い特徴と、漫画家の「書く仕事」という仕事の特徴をつなぎ合わせたなぞかけになっています。同音異義語でも単語ではないので非常に高度ななぞかけというイメージですよね。
なぞかけの例②空手とかけまして介護のプロとときます
続いてご紹介するうまいなぞかけの例は「空手とかけまして介護のプロとときます」というお題です。空手とは武道の一つであり、オリンピックでも種目の一つになるほど世界的なスポーツですよね。
一方で介護とは身の周りのことをするのに人助けが必要な人へのケアの事をさします。一見すると全く関係がない2種類の言葉ですが「その心はどちらも【いたわり】が必要です」となります。
これは、空手に必要な「板割り」という固い板を拳や足など自分の身体一つで割ってしまう競技と、介護精神になくてはならない「労わり」の2つをかけている見事ななぞかけです。「いたわり」という言葉から連想していく必要があるんですね。
なぞかけの例③ビールとかけまして恋人とときます
うまいなぞかけの例、3つ目にご紹介するのは「ビールとかけまして恋人とときます」というお題です。ビールはアルコール飲料の代表格でもある飲み物です。恋人は、彼氏や彼女など恋愛の対象となる相手の事を刺す言葉dえすよね。どちらも耳にする機会は多いですが関連性がなかなか導き出せません。
そんなこのなぞかけの「その心はどちらも【あわないと】辛い」になります。ビールは飲料の上で出来る「泡」が美味しさの秘訣です。時間が経ってしまって泡がないビールはなかなか美味しいビールとはいえませんよね。
一方で、恋人は毎日でも逢いたくなってしまう存在ですよね。何カ月も恋人に会えない状況が続くのは男性でも女性でも苦しく寂しいですよね。つまり「逢わないと辛い」わけです。一見するとなん関連性のない言葉でもなぞかけによって関連性が見えてきます。
なぞかけの例④カエルとかけてお城とときます
うまい謎掛けの例、続いてご紹介するお題は「カエルとかけましてお城とときます」というお題です。カエルは沼や田んぼなどで見かける動物のことです。一方、城には日本でも世界でも種類が様々にありますが王国などを象徴する建物のことです。
カエルとお城、いったいどのような関連性が導き出されるのでしょうか。「その心はどちらも【とのさま】のがいます」となります。トノサマガエルというカエルの種類と、殿様をかけています。今までは同音異義語でしたが今回はちょっと趣向の違ったなぞかけの回答ですよね。
なぞかけの例⑤総理大臣とかけまして有名人とときます
なぞかけのうまい例、最後にご紹介するのは「総理大臣とかけまして有名人とときます」というお題です。なんの関連性も無い言葉ですが「その心はどちらも【にんき】があるです」となります。総理大臣の任期と有名人の人気者をかけています。こちらも聞いたら溜息が洩れてしまうようななぞかけですよね。
なぞかけを楽しもう!
いかがでしたか?謎掛けは難しそうに見えますが作り方のコツを覚えてしまえば簡単にできる言葉遊びです。余興ネタなどにもなりますし、日本語に対する意識や理解も深まりますから若い人から御年輩の方まで幅広い方々におすすめできる言葉遊びですよ。あなたも是非チャレンジしてみてはいかがでしょうか?
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