納入の意味とは?納品・納付との意味の違いや類語・英語表現の紹介も
「納入」とは何のことかご存知ですか?ビジネスでよく使われる言葉で、「納品 」や「 納付 」という「納入」に言葉も社会に出るといろいろなところで聞くと思います。ここでは、「納入」の意味や「搬入」などの類語や対義語、英語での表現についてご紹介していますので、興味のある方はぜひご覧ください。
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納入の意味とは?
「納入」の意味とは「納めること」
「納入」の意味とは、「物品や品物、金銭などを相手に納める(おさめる)」ことです。なので自分が「納入」の受け取り手の場合には「納入される」になります。例えば、「来月の当社の納入予定日は、ちょうど盆休みに当たっておりますので、納入日は前倒しにして納品した方がご都合が良いでしょうか」という使い方をします。
「納入」を使った言葉「納入額」
「納入」を含む言葉に「納入額」という言葉があります。意味は、「納める金銭の額のこと」です。例えば「両親は昨夜、次男が私立高校に通うことになった場合の、学費の納入額について、夜遅くまで話し合っていたようだ」という使い方をします。
「納入」を使った言葉「納入金」
「納入」を含む言葉に「納入金」があります。意味は、「納める金銭、あるいは納めるべき金銭のこと」です。例えば、「こちらが、今月の御社への納入金になりますので、ご確認の後領収書を頂けますか」という使い方をします。同じようにお金に関係する、税金に関する記事がありますので、合わせてご覧ください。
納入・納品・納付の違いは?
「納品(のうひん)」の意味とは「品物をおさめること」
「納品」の意味は、「物品や品物を納めること。または納めた品物のこと」「商品などの品物を、購入者に渡すこと」です。例えば「納品書」と言うものがあります。「納品書」はおさめた品物のリストのことで、品物を収める方の会社が受け取る相手に発行するものですが、「納品書」は金銭を納める場合には一切使いません。
「納付(のうふ)」の意味とは「公的機関に金品をおさめること」
「納付」の意味は「官公庁などの役所に、義務として金品を納めること」です。「納付」という言葉は、納める先が官公庁などの公的政府機関である場合にしか使いません。「税金を国に納付する」が例文です。国に納付する税金の計算の仕方に関する記事がありますので、合わせてご覧ください。
「納入」「納品」「納付」の違い
「納入」は金銭と品物の両方をおさめることに使いますし、おさめる相手を特定しません。「納品」は、品物や商品をおさめることですが、金銭をおさめる場合には使うことができません。一方、「納付」は、おさめる相手が国や都道府県などの公的機関の場合だけで、相手が大会社でも公的機関でないならば使うことはできません。
納入の類語は?
納入の類語①「予納(よのう)」とは「あらかじめ前もっておさめること」
「納入」の類語の1つ目は「予納(よのう)」です。「予納」の意味は、「あらかじめ前もって納めること」「指定されている期限よりも前に納めること」です。例えば、「ボーナスをもらったので、今月は住宅ローンを予納しておいた方が良い」という使い方をします。「予納」を使った言葉に「予納郵券」「予納金」があります。
納入の類語②「前納(ぜんのう)」とは「先に前もっておさめること」
「納入」の類語の2つ目は「前納(ぜんのう)」です。「前納」の意味は、「先に前もっておさめること」「期限よりも前におさめること」です。例えば、「車を買うならローンを組んでもいいが、中古車なので、念のために半額を前納しておいた」という使い方をします。
納入の類語③「全納(ぜんのう)」とは「すべておさめること」
「納入」の類語の3つ目は「全納(ぜんのう)」です。「全納」の意味は、「納めるべき物品や金銭を、すべて納めること」です。例えば、「大学の授業料は、1度に全納する必要はありません」という使い方をします。「納入」の関連記事の、クレジットカードの滞納に関する記事がありますので、合わせてご覧ください。
納入の類語④「分納(ぶんのう)」とは「分けておさめること」
「納入」の類語の4つ目は「分納(ぶんのう)」です。「分納」の意味は、「何度かに分けて納めること」「何回かに分割して納めること」です。例えば「国立大学の授業料は、年に2回分納するシステムになっている」どういう使い方をします。銀行振り込みに関する記事がありますので、合わせてご覧ください。
納入の類語⑤「入金」には意味が2つある
「納入」の類語の5つ目は「入金」です。「入金」には意味が2つあり、1つ目は「金銭を支払うこと」「お金を納めること」で、2つ目は「お金が入ること」「金銭を受け取ること」です。例えば「取り引き先に入金する」とも、「取り引き先から入金があった」とも使えるのです「入金」を使った言葉に「入金金額」があります。
納入の類語⑥「納金(のうきん)」とは「金銭をおさめること」
「納入」の類語の6つ目は「納金(のうきん)」です。「納金」の意味は、「金銭をおさめることや、おさめる金銭」のことです。例えば、「明日、経理課に売上金を納金する予定です」という使い方をします。お金に関する記事が他にもありますので、合わせてご覧ください。
納入の類語⑧「搬入(はんにゅう)」とは「大型の物品を運び入れること」
「納入」の類語の7つ目は「搬入(はんにゅう)」です。「搬入」の意味は、「物品を運び入れること」ですが、「搬入」という言葉を使う場合には、多くは工場などで使うような大型機材を運び入れる時に使います。例文は「工場で使う新型機材を搬入するためには、クレーンを使わなければいけないかもしれません」です。
納入の対義語は?
納入の対義語①「徴収(ちょうしゅう)」とは「お金を取り立てること」
「納入」の対義語の1つ目は「徴収(ちょうしゅう)」です。「徴収(ちょうしゅう)」の意味は、「 国または公的機関が国民から税・手数料・現品などを強制的に取り立てること」「お金を取り立てること」です。例えば、「税金の申告漏れがあったので、追徴金を徴収された」という使い方をします。
納入の対義語②「徴発(ちょうはつ)」とは「強制的に取り立てること」
「納入」の対義語の2つ目は「徴発(ちょうはつ)」です。「徴発」の意味は、「 人が所有する物品を強制的に取り立てること」「軍需物資などを国民から集めること」「人を強制的に集めること」です。例えば、「戦時には、国民は馬や食料などを徴発されることがよくある」という使い方をします。
納入の対義語③「徴集(ちょうしゅう)」とは「強制的に集めること」
「納入」の対義語の3つ目は「徴集(ちょうしゅう)」です。「徴集」の意味は、「金銭や物品を強制的に取り立てること」「人を強制的に呼び集めること」です。例えば、「現在でも兵役制度がある国では、ある一定の年齢になると、ほどんどの国ではおもに男性を兵士として徴集している」という使い方をします。
納入の英語は?
「納入」の英語①「delivery」
「納入」の英語表現の1つ目は「delivery」です。「delivery」の意味は「引き渡し」「(手紙・品物などの)配達」「(城などの)明け渡し」「出産」「分娩(ぶんべん)」「放出」「話し方」「投球(法)」です。例文は、「The delivery is late,(配達が遅れている)」です。
「納入」の英語②「payment」
「納入」の英語表現の2つ目は「payment」です。「納入」「支払い」「支払金額」「払い込み」「(…の)報酬」「支払高」など金銭にかかわる多岐にわたる意味があります。例文は、「We need your payment by the end of July.(7月下旬までにお支払いください)」です。
英語ではシンプル!日本語では細かい表現の違いがある「納入」とその類語
ビジネスレターでも、英語のビジネスレターはなかなかシンプルですが、日本語でのビジネスレターでは時候の挨拶などを入れたり、尊敬語や謙譲語を使い分けなければならないように、日本語で手紙文を書くことに慣れるには時間がかかり、そのぶんビジネスレターの受け取り手に大変敬意を払っている文章が出来上がります。
事務職に就いた社会人1年生にとっては、日本語でのビジネスレターや電話の受け方、かけ方は慣れるまでは結構骨を折るものです。「納入」という言葉にしても、英語で「納入」を意味する単語は大変少ないのに、日本語での「納入」の類語は多く、それも納入するのが物品か金銭か、納入先の違いで使う言葉が変わります。
こういったビジネスで使う言葉に関するウェブサイトを抑えておくことも大事ですが、先輩たちがかつて書いたビジネスレターを参考までに読んでみたり真似してみたりするのも、こういった細かい使い方のルールがある言葉に慣れる方法の1つです。また、できれば普段から読書して、文字慣れしておくといいでしょう。
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