知っておきたい椅子の数え方や単位を解説!種類別や国別の数え方もご紹介!
椅子にはさまざまな種類がありますが、数え方を知っていますか?この記事では、椅子の数え方や単位を解説しています。椅子の種類別ごとの数え方や、英語圏・韓国語圏・中国語圏での数え方についても知ることできますよ。椅子を数えたい時の参考になりますので、ぜひご覧ください。
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椅子の数え方の基本情報
①デザインや形状によって違う
椅子の数え方は、デザインや形状によって違います。ソファーや長椅子・パイプ椅子など、椅子の種類によって数える時の言い方が違うのです。椅子を数える時は、脚があるか・脚が無く床にぴったりとついているかなどをチェックしましょう。
②数える人の立場によって違う
椅子は、数える人の立場によって数え方が違います。椅子を販売する家具屋さんや卸業者と、椅子を購入して使う側とは数え方が違うのです。そのため、「このパイプ椅子も一脚ください」「かしこまりました。テーブル一点・パイプ椅子一点の合わせて2点でございますね」という会話は間違いではありません。
基本|椅子の数え方の単位
①脚がある椅子は「脚」
脚がある椅子は、「脚」という単位で数えます。椅子の脚の本数や長さを問わず、脚が見えている形状のものは「一脚・二脚」という風に数えてください。
②脚が無い椅子は「台」
脚が無い椅子は「台」という単位で数えます。「台」という単位は、固定されるものに対して使われることが多いです。脚が無い椅子は頻繁に動かすことを想定しておらず、大半は一度決めた場所に固定して置かれます。
③椅子の形状を問わず「個」
椅子の形状を問わず、「個」という単位で数えることができます。脚のあり無しや形状・デザインに関わらず、「個」で数えてOKです。そのため、椅子の数え方を迷った時は「一個・二個」という風に数えましょう。
お店など|椅子の数え方の単位
①椅子を場所として考える時は「席」
椅子のことを人が座る場所として考える時は、「席」という単位で数えます。椅子を「席」で数えるのは、教室や映画館・競技場・飛行機の機内などです。例えば、客席のことを「窓際のA席」や「指定席」、「1002席」などと言います。
「お客様、座席指定をされますか」「席についてください」という風に、椅子に対して「席」という言葉を用います。椅子のことを「席」で数える時は、「2席予約致しました」「まだ5席空いております」という伝え方をします。
②商品としての数え方は「本」や「点」
椅子を商品として認識する時は、「本」や「点」という単位で数えます。インテリアショップの店員や家具職人は、椅子のことを「一本・二本」「一点・二点」という数え方をするのです。
主に商談やお客様のお会計をする時に、「本」や「点」という単位を使います。また、長い椅子に関しては、商品という認識をしていない場合でも「本」という単位で数えることがあります。
椅子の種類別の数え方
①ソファーの場合
ソファーは、主に「脚」「台」という2つの数え方があります。「何人掛けなのか」と「脚の形状」によって、数え方が違うのです。「何人掛けなのか」にフォーカスした数え方だと、一人掛けソファーは「一脚・二脚」、2~3人掛けソファーは「一台・二台」と数えます。
「脚の形状」にフォーカスした数え方だと、脚が付いていないソファーは「一台・二台」、脚が付いているソファ―は「一脚・二脚」と数えます。ただし、ソファーに脚が付いていないように見えても、実際は小さな脚が付いているケースがあります。
そのため、ソファー全般に対して「一脚・二脚」という数え方をしてもOKです。また、ソファーはデザインや形状がさまざまで種類が豊富なので、数え方を迷ったら「一個・二個」という使い方をしましょう。
②長椅子の場合
長椅子は、「脚」「台」「本」という3つの数え方があります。多くの人が座れるように横に長く作られた椅子のことを、長椅子と言います。長椅子に脚があれば「一脚・二脚」と数えます。
長椅子に脚が無く床にぴったりと置かれているのであれば、「一台・二台」と数えてください。より横に長いタイプの長椅子は、「本」という単位で数えましょう。
③パイプ椅子の場合
パイプ椅子は、「脚」という数え方をします。パイプ椅子は主に、金属製のパイプやクッション材などから作られています。4本の脚で支えている基本的な椅子とは形状が違いますが、「一脚・二脚」と数えます。
パイプ椅子は他の椅子よりも比較的リーズナブルな上に折りたたむことができるので、学校や会社・地域行事などでよく使われます。「お客様に一脚用意してください」「二脚足りません」など、適切な数え方をしましょう。
④座椅子や座布団の場合
座椅子は、「台」という数え方をします。背もたれがあり、和室などで寛ぐ時に用います。脚が無く床に置くタイプの椅子なので「一台・二台」と数えます。座椅子に近い形状の座るものとして、座布団があります。座布団は通常「枚」や「個」で数えますが、特別な時は「客」という単位を使います。
お客様をもてなす時に使うある程度の数が揃った座布団は、「五客・十客」と数えるのです。そして、積み重ねた座布団は「重ね」、座布団を重ねた山が二つある時は「ふた重ね」という数え方をします。座布団は、使うシーンや数により数え方が変わるのでよく覚えておきましょう。
法事などで使う機会が多いので、正しい単位を知っておくことが大切です。また、関西では地域により「畳(じょう)」と数えることもあります。以下の記事では、おすすめのゲーミング座椅子をご紹介しています。参考になりますので、ぜひご覧ください。
⑤折りたたみ椅子の場合
収納しやすい折りたたみ椅子は、「脚」という数え方をします。木材やプラスチックなどで作られており、軽くて持ち運びが便利なのが特徴です。運動会の応援や、アウトドアなどで使う人が多いのではないでしょうか。折りたたみ椅子には脚があるので、「一脚・二脚」と数えましょう。
⑥ベンチの場合
ベンチは、「脚」「台」「本」「基」という数え方をします。ベンチの形状だけでなく、固定の有無で数え方が違います。動かないように固定されているベンチは、「一基・二基」と数えましょう。細長く多くの人が座れるベンチは「本」で数えてください。脚があるベンチは「脚」、脚が無いベンチは「台」で数えます。
⑦キャビネットチェアの場合
キャビネットチェアは、「台」「脚」という数え方をします。箱型収納家具であるキャビネットに椅子の機能が付いたものを、キャビネットチェアと言います。脚が無いキャビネットチェアは「一台・二台」、脚があるものは「一脚・二脚」と数えましょう。
⑧マッサージチェアの場合
マッサージチェアは、「台」という数え方をします。家具でありながら家電でもあるので、「一台・二台」と数えましょう。ちなみに、美容室にある可動式の椅子も「台」を使って数えます。
⑨オフィスチェア
オフィスチェアは、「脚」という数え方をします。デスクワークがスムーズに行えるように、車輪が付いた椅子や脚が4本付いた椅子など、さまざまな形状のものがあります。車輪の有り無しに関わらず、脚が付いている椅子に関しては「一脚・二脚」と数えてください。
椅子の国別の数え方
①英語圏の国の場合
アメリカやイギリスなどの英語圏の国では、ひとつの物を表す「a」や複数形の「s」などを用いた数え方をします。1つの椅子のことを英語で、「a chair」もしくは「one chair」と言います。椅子が2つの場合は英語で「two chairs」と言い、具体的な数字を用いて語尾にSを付ける数え方をします。
椅子の数が2つ以上で複数の場合は、英語で「chairs」となります。英語圏では日本の椅子の数え方の概念と違うので、椅子の形状やデザインを問わず同じ数え方をします。なぜなら、英語には、不可算名詞と呼ばれる数えられない名詞があるからです。
英語圏の考え方では、椅子は家具の一つで数えられない不可算名詞という分類に属します。そのため、具体的に椅子を数えたい時は「one」「two」と数字を前に置いて数えるのです。
②韓国語圏の国の場合
韓国や北朝鮮などの韓国語圏の国では、椅子を「개(ゲ)」と数えます。「개(ゲ)」とは、韓国語で「個」という意味です。韓国語では、「固有数詞」という数字に「개(ケ)」を組み合わせ、個数を表します。
そのため、韓国語の椅子の数え方の概念は、日本とは異なります。つまり、韓国語の数え方を日本語で分かりやすく表すと「一つ個」のように言うのです。
韓国語で椅子を数える時は、1個だと「한개(ハンゲ)」、2個は「두개(トゥゲ)」、3個を「세개(セゲ)」と表します。ちなみに、韓国語では、1つ・2つ・3つのことを「하나(ハナ)」「둘(トゥル)」「셋(セトゥ)」と言います。
③中国語圏の国の場合
中国・シンガポール・台湾などの中国語圏の国では、椅子を数える時の語順が日本と同じです。「数量+量詞+名詞」で数え、椅子は「把(バ)」という単位になります。1脚の椅子のことを中国語では、「一把椅子(イーバイーヅゥ)」と言います。
握る部分がある物や柄がある物は、「把」という単位で数えられます。中国語の「把」という単位は、「~つ」や「~本」という意味としても使われるのです。そのため、椅子だけでなく包丁や傘を数える時も「把」という単位を使います。
椅子の数え方や単位を知って適切に数えよう
ソファーや長椅子・パイプ椅子など、椅子にはさまざまな種類があります。椅子の数え方や単位は、デザインや形状によって違います。ソファーのように床にぴったりと置くタイプは「台」、パイプ椅子や長椅子のように脚が付いているものは「脚」という単位で数えます。
しかし、同じ椅子に対しても、数える人の立場により言い方が変わるケースがあります。家具屋やインテリアショップでは、椅子のことを「点」や「本」という単位で数えます。
けれども、椅子を購入したり使用するお客様側は、「脚」や「台」という数え方をするのです。また、英語圏や韓国語圏などによりイスの数え方に対する概念が違います。椅子の数え方や単位を知って、シーンや立場に合わせて適切に数えましょう。
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