簡易書留にかかる日数は?特徴や速達・日付指定を加えるなどの利用方法もご紹介!
簡易書留が発送からどのくらいの日数で相手に届くのか、知らないと不安になりますよね。この記事では、簡易書留の配達にかかる日数や特徴などをご紹介します。速達などの併用可能なオプションや、簡易書留の発送方法も紹介しますよ。しっかり読んで、不安を解消しましょう!
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目次
簡易書留とはどのようなサービスなの?
簡易書留|シンプルな送達記録と少額の補償を付与するオプション
簡易書留は、郵便物等にシンプルな送達記録と少額の補償を付与するオプションサービスです。書留には一般書留・現金書留・簡易書留の3種類があります。一般書留と現金書留は、郵便物の引受から宛先への到着までの過程を詳細に記録し、事故の際には差出時に申告した金額が全額補償されます。
一方、簡易書留は、郵便局での引受と配達する郵便局および宛先への到着のみを記録し、補償される金額にも上限があります。差出時に補償額を申告する必要はなく、他の2つに比べると安価で手続きも少しだけ簡易となり、追跡・補償の付いていない郵便物に簡単に追跡・補償を付与することができます。
- ・差出した郵便局
- ・差出した日時
- ・配達する郵便局
- ・配達する郵便局に郵便物が到着した日時
- ・宛先に郵便物が到着した日時
簡易書留で記録されるデータ
料金|320円
料金は320円です。別途、郵送料が必要となります。例えば、25g以内の定形郵便を簡易書留で発送する場合は、郵送料84円+簡易書留320円で、合計404円となります。料金の支払いは、窓口で現金払いするか郵便物に料金分の切手を貼付する方法で行います。
発送場所|郵便窓口・ゆうゆう窓口
郵便局の窓口もしくはゆうゆう窓口から発送する必要があります。投函やコンビニ発送はできません。料金分の切手を貼付した場合も、窓口で所定の手続きを行って受領証を受け取る必要があります。
窓口でしか発送できないとなると、郵便局などの営業時間が気になりますよね。郵便局やゆうゆう窓口の所在地と営業時間は、日本郵便の公式サイトで検索できます。また、こちらの記事でも詳しく紹介されていますので、是非、ご活用ください。
郵便局をさがす|日本郵便送れるモノ|郵便物・ゆうメール
郵便物およびゆうメールは、簡易書留で送れます。ゆうパックなどの荷物には簡易書留を利用できません。荷物扱いのサービスの中で簡易書留を付加できるのは、ゆうメールだけです。
送付するモノの例としては、業務書類や願書などの重要書類、通帳・印鑑・クレジットカードなど、確実に宛先に届けたいものが挙げられます。また、イベントチケットや為替・金券などのように内容物に金銭的価値がある場合、万が一の際の補償を受けられるように簡易書留の利用が推奨されます。
送れないモノ|現金・貴重品
現金や宝石は、簡易書留で送ることはできません。特に現金については、現金書留以外の方法での送付は違法となります。発覚すると警察に通報されますので、絶対に送らないでください。
貴金属・宝石については、一般書留にしなくてはならない種類が約款で定められています。具体的な種類は、公式サイトでご確認ください。ただ、こちらは簡易書留どころか普通郵便で送付しても罰則はありません。
貴重品リスト|日本郵便日数|簡易書留の配達には何日かかるの?
簡易書留|1~2日
到着までの日数は、1~2日です。何日かかるかは、オプションなしで発送した場合と同じ日数となります。何日かかるかの目安は、日本郵便の公式サイトで調べられます。発送時に窓口で「何日くらいで着きますか?」と尋ねることもできます。
条件によっては翌々日の到着となりますが、同一市内や県内、県外であっても近隣ならば大抵は翌日に配達されます。但し、小笠原諸島などのような特殊な地域は、この限りではありません。
簡易書留の到着までの目安(東京から発送した場合)
宛先 | 発送時間帯 | 到着予定日 |
東京 | 午前 | 翌日 |
東京 | 午後 | 翌日 |
愛知 | 午前 | 翌日 |
愛知 | 午後 | 翌日 |
大阪 | 午前 | 翌日 |
大阪 | 午後 | 翌々日 |
広島 | 午前 | 翌日 |
広島 | 午後 | 翌々日 |
福岡 | 午前 | 翌日 |
福岡 | 午後 | 翌々日 |
沖縄 | 午前 | 翌日 |
沖縄 | 午後 | 翌々日 |
北海道 | 午前 | 翌日 |
北海道 | 午後 | 翌々日 |
速達簡易書留|基本的には1日
速達簡易書留は、かなりの遠隔地や特殊な地域を除き、基本的に1日で届きます。速達簡易書留は、簡易書留に速達オプションを加えた方法です。速達を付加すると、通常よりも早く配達されるようになります。
東京から沖縄に速達で送ると、午後の発送であっても翌日到着予定となっています。ただ、速達は必ず翌日に届くことが保証されるものではありません。何日で届くかは、道路事情や地域情勢によっても変化します。
速達簡易書留の到着までの目安(東京から発送した場合)
宛先 | 発送時間帯 | 到着予定 |
東京 | 午前 | 翌日午前 |
東京 | 午後 | 翌日午前 |
愛知 | 午前 | 翌日午前 |
愛知 | 午後 | 翌日午後 |
大阪 | 午前 | 翌日午前 |
大阪 | 午後 | 翌日午後 |
広島 | 午前 | 翌日午前 |
広島 | 午後 | 翌日午後 |
福岡 | 午前 | 翌日午前 |
福岡 | 午後 | 翌日午後 |
沖縄 | 午前 | 翌日午前 |
沖縄 | 午後 | 翌日午後 |
北海道 | 午前 | 翌日午前 |
北海道 | 午後 | 翌々日午前 |
併用可能なオプション・配達にかかる日数・加算される料金は?
①速達|日数:基本的には1日
速達を付加すると、前述のとおり、基本的に発送から1日で配達されます。簡易書留+速達は、少しでも早く届けたい重要書類や、締め切りの迫った願書などを送付するのに適した方法です。
ただ、早く届けたいと思って速達を付加しても、相手が不在続きだと受け取ってもらえるまでに何日もかかる場合があります。個人宛の場合は、相手の同意があるか動向が把握できている時だけの利用とした方が良いでしょう。
加算される料金は、発送物の種類や重さによって異なります。ゆうメールは一律330円ですが、郵便物は重さによって3段階の料金設定となっています。尚、簡易書留が付加できるサービスは全て、速達を付加できます。
郵便物に加算される速達の料金
重さ | 料金 |
250g以内 | 290円 |
1㎏以内 | 390円 |
4㎏以内 | 660円 |
②配達日指定|日数:2~11日
配達日指定は、到着までに2~10日かかります。これは、日付指定できる範囲を示しており、指定した配達日までの日数を意味します。簡易書留+配達日指定は、誕生日・クリスマスなど特定の日のプレゼントや、受付開始日に願書を配達してもらうのに適した方法です。
加算される料金は、ゆうメールの場合は一律52円ですが、郵便物は指定した配達日が平日か休日かで大きく異なります。平日の場合は32円、休日の場合は210円です。尚、簡易書留が付加できるサービスの中には、配達日指定が付加できないものもあります。
- ・第三種郵便
- ・第四種郵便(通信教育)
- ・第四種郵便(植物種子等)
- ・第四種郵便(学術刊行物等)
配達日指定が付加できないサービス
③代金引換|日数:1~2日
代金引換は、到着までに1~2日かかります。加算される料金は265円で、主な併用方法は商品の送付です。尚、代金引換は引換金額200万円まで利用できますが、簡易書留との併用では引換金額は30万円以下に限定されます。また、簡易書留が付加できるサービスの中には、代金引換が付加できないものもあります。
- ・郵便書簡
- ・第二種郵便
代金引換が付加できないサービス
簡易書留の特徴は?
①追跡サービスが利用できる
特徴の1つめは、追跡サービスを利用して配達状況を確認できることです。「郵便追跡サービス」の入力欄に受領票に記載された「お問い合わせ番号」を入力し、「追跡スタート」ボタンを押せば、配達状況が確認できます。発送時の情報と、配達担当の郵便局および宛先への到着を確認できるのが、簡易書留の特徴の一つです。
郵便追跡サービス|日本郵便②配達方法は対面による手渡し方式
特徴の2つめは、配達が対面での手渡しによって行われることです。受取人が不在だった場合には、不在票が投函されます。直接渡して受取のサインもしくは押印をもらうので、ポストから抜き取られる心配がないのが、簡易書留の特徴の一つです。
ただ、相手が不在続きだと、受け取ってもらえるまでに何日もかかることがあります。最初の不在票が投函されてから7日以内に受け取ってもらえなかった場合は、差出人に返送されて来てしまいます。何日もの間、追跡サービスで「ご不在のため持ち戻り」となっている場合は、早急に相手へと連絡を取ってみてください。
③補償がある|上限5万円
特徴の3つめは、最高5万円までの損害補償があることです。郵便物の破損や紛失が生じた際には、損害が5万円未満の場合は実損額を、5万円以上の場合は一律5万円を補償されます。ただ、補償額は物品としての価値を元に算定されます。無事に届かなかったことによって生じた損失は、補償額に含まれません。
例えば、簡易書留で発送した確定申告書類一式が事故に遭った場合、補償されるのはインク・紙代だけです。郵便料金や得られるはずだった還付金は、補償の対象外となります。
④土日・祝日にも配達される
特徴の4つめは、土日・祝日にも配達可能であることです。通常の郵便物は元日以外の休日・祝日には配達されませんが、簡易書留は土日・祝日も配達が行われます。ゴールデンウィークのように祝日が続いても、平日と同様に配達されるという特徴があります。
⑤局留め・私書箱も利用可能
特徴の5つめは、局留め・私書箱も利用可能であることです。宛先が局留めの場合、受取人は元から必要な本人確認に加えて、受取のサインもしくは押印を求められます。不在票がないことを除いては、再配達の受取場所を郵便局にした場合と同じ方法です。
宛先が私書箱の場合、郵便物ではなく簡易書留が届いていることを知らせる札が私書箱に入れられます。私書箱利用者は窓口に申し出て、私書箱開設時に登録した印鑑を用いて郵便物を受け取ります。
簡易書留の利用方法は?
①封筒に宛先と発送元を明記する
まずは封筒に宛先と発送元を明記します。発送元の住所・氏名は、宛先に届けられなかった時の返送先であり、簡易書留の依頼人として受領証に記載される大切な情報です。省略せずに、必ず書いてください。
②宛名の左下に赤で「簡易書留」と記入する
次に、宛名の左下に赤で「簡易書留」と記入します。手書きでもスタンプでも構いませんし、宛先を印刷する際にまとめて印字するという方法もあります。尚、記入しなかった場合には、発送時に局員がスタンプを押してくれます。
③差出票に必要事項を記入する
窓口横や記入台にある「書留・特定記録郵便物等差出票」に必要事項を記入します。太枠で囲まれた記入欄内に、差出人の住所と氏名・宛名・内容物の摘要(書類、金券など)を記入します。
差出票は2枚綴りの複写式で、2枚目が受領証となっています。記入内容がしっかりと複写されるように、差出票は高めの筆圧で記入しましょう。
ただ最近は、発送物だけを窓口に出して、局員が差出票・受領証を作成する方式のところが多くなっています。また、予め「Webゆうパックプリント」で作成しておくという方法もあります。
Webゆうパックプリント|日本郵便④窓口で郵便物と差出票を渡す
窓口で発送物を渡します。渡しながら、「簡易書留でお願いします」と言いましょう。差出票を作成済みの場合は、発送物と一緒に渡します。速達など、他のオプションについても余さず伝えましょう。
到着までに何日かかるのかは、この時点で尋ねてみることをおすすめします。答えの通りに確実に届くとは限りませんが、速達にするかどうかの判断材料にはなるでしょう。
⑤料金を支払う
必要な手続きが済んだら、料金を支払います。料金は、送料+オプションの合計金額です。予め料金分の切手を貼付してあった場合は、支払いの必要はありません。
⑥受領証を受け取る
受領証を受け取ったら、発送完了です。受領証には「お問い合わせ番号」が記載されています。この番号を使って、配達状況の追跡ができます。受領証は忘れずに受け取り、大切に保管しておいてください。受領証を失くしてしまうと、追跡できなくなるだけではなく、郵便事故が起きても補償が受けられなくなってしまいます。
配達日数と特徴を把握して簡易書留を上手に使おう
簡易書留および他のオプションとの併用による特徴や配達日数について、ご理解いただけたでしょうか。到着目安が解っていれば、いつ届くのかとの不安も和らぎ、気持ちにも余裕が持てますね。それぞれの特徴を把握し、日数と心に余裕を持って上手に簡易書留を使いましょう。
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