シンパシーの意味とは?使い方や類語・英語・エンパシーとの違いも

シンパシーを感じるの「シンパシー」とはどういった意味を持つ言葉なのでしょうか。この記事では、シンパシーという言葉について、その使い方や類語・英語・エンパシーとの違いなどをまとめます。同情なのか共感なのか、シンパシーにはどんな意味があるのかこれを見れば一目瞭然です。

※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。



シンパシーの意味とは?

シンパシーの意味は「同感・共感・共鳴・同情」すること

伝わる

シンパシーの意味は「同感・共感・共鳴」することです。また、同情や思いやり、気の毒に思う感情のことでもあります。シンパシーには相手を哀れに思うというニュアンスが強く含まれていますが、同感・共感した上でのことなので、「相手を思いやって放たれる言葉」であると理解しておきましょう。

シンパシーの語源はギリシャ語の「sympathy」

伝わる

シンパシーの語源はギリシャ語の「sympathy」です。もともと「syn(一緒に)」と「pathos(苦痛)」という単語があって、それら二つが組み合わさってできた言葉だとされています。今では英語でも使われている「sympathy」ですが、もともとはギリシャ語だったのです。

以下に関連記事として、シニカルとアイロニカルの意味についてまとめられたものがあります。語源や類語、対義語についての紹介もされているので、ぜひ目を通してみてください。シンパシーと同じようなカタカナ語について正しく知っておくことで、あなたの使える言葉の幅も広がっていくことでしょう。

Small thumb shutterstock 307094111
シニカル・アイロニカルの意味とは?2つの語源や類語・対義語も

シニカル・アイロニカルの意味とは何でしょうか?意味は両方とも「皮肉な」です。一見似ている二つの言葉ですが、違いはあるのでしょうか?それぞれの語源や類語、対...

シンパシーの使い方は?

シンパシーの使い方①相手の状況が良くない時に使う

伝わる

シンパシーの使い方一つ目は、相手の状況が良くない時に使うということです。シンパシーとは、基本的に相手の状況が芳しくない時に使う言葉です。相手が幸せで満たされている状況や、何の不安も迷いもないような状態では、シンパシーよりもエンパシーを使う方が良いでしょう。シンパシーはポジティブな場面に合いません。

シンパシーとは、相手が悩みを抱えていたり精神状態が悪い時、相手の気持ちや心情を察して「哀れみ同情をする」時に使う言葉です。ただそこには、基本的に相手のことを思いやっている気持ちがあることを忘れないようにしましょう。


シンパシーの使い方②政治的な考えを支持する時に使う

伝わる

シンパシーの使い方二つ目は、政治的な考えを支持する時に使う方法です。「演説」や「講演」など政治的な考え方を主張する場面で、それを支持する時に使うのに適しているのがシンパシーという言葉です。シンパシーには「同意」や「納得」、「賛成」に「理解」というようなニュアンスが含まれていることからです。

相手の考えが自分にも通ずるものがあると感じた時にシンパシーを使うと、正しい使い方となるでしょう。政治的な考えを支持する場面というのはそう多くないかもしれませんが、シンパシーを使うのに適している状況として覚えておいてください。

以下に関連記事として、フォローアップの日本語の意味についてまとめられているものがあります。ビジネスシーンにおいてフォローアップとはどのようにして使えば良いのか、これを読めば一目瞭然です。シンパシーという言葉同様、カタカナ語であるフォローアップについて知ることで、言葉への理解を深めておきましょう。

Small thumb shutterstock 1190852866
フォローアップの日本語の意味とは?ビジネスシーンでの使い方5選!

フォローアップ研修という言葉を耳にしたことはあっても、ちゃんとした使い方を知らない人も多いのでは?フォローアップの日本語での意味や英語の言い方、ビジネスで...

シンパシーの使い方③英語圏では「お悔やみ」の際に使う

悔やむ

シンパシーの使い方三つ目は、英語圏では「お悔やみ」の際に使うということです。「お悔やみ」だけではなく、辛く悲しい出来事があったような時、英語圏ではシンパシーという言葉を使います。例えば、思わぬ事故やアクシデントで怪我を負ったような時にも、「シンパシー」を使うことがあります。

この時、英語圏では相手を気の毒に思うような感情を込めて「シンパシー」を使います。一方日本では、お悔やみなどの場面においてシンパシーを感じることはほとんどありません。使ってしまうとその場にそぐわないように思われてしまう可能性があるので、注意しましょう。あくまでも英語圏の話として覚えておいてください。

シンパシーの使い方④「彼にはシンパシーを感じる」

伝わる

シンパシーの使い方四つ目は、「彼にはシンパシーを感じる」です。誰かと共感をしたり、考えに感化されたり、また同じような境遇にある相手に対して何かを感じた時に使うことのできる表現です。自ら「シンパシーを感じる」ということを伝えることで、相手と仲間意識を持ち、コミュニケーションのきっかけにもなります。


「シンパシーを感じる」ことを伝えない限り、相手と自分が同じような境遇にあったり考えに共感していることは伝わりません。よくない状況にある相手を見て、「自分も同じ経験がある」と言いたいときや、悲観的な感情に対して共感を表すことで、相手との距離を縮めましょう。

シンパシーの使い方⑤「不意にシンパシーを感じた」

伝わる

シンパシーの使い方五つ目は、「不意にシンパシーを感じた」です。思ってもみなかったような場面で共感や同情が湧いたとき、このような表現をすることでその気持ちを伝えることができます。自分でもまさか共感するとは思わなかったような場面において共感してしまった際、こう表現すると良いでしょう。

それが認めたくない事実だったとしても、シンパシーを感じたということで改めて自分を振り返ることができます。まさか同情や共感をするとは思わなかった相手の気持ちが理解できてしまった場面では、このような表現をすることでシンパシーを感じたと伝えるようにしましょう。

シンパシーの使い方⑥「彼女とは共通項が多くシンパシーを覚える」

伝わる

シンパシーの使い方六つ目は、「彼女とは共通項が多くシンパシーを覚える」です。あまり仲が良いとは言えない相手でも、共通する項目が多いことがわかれば、不思議とシンパシーを感じるものです。それがネガティブなものでもポジティブなものでも、どちらでも通ずるものがあれば「シンパシー」を覚えることでしょう。

例えば、二人の趣味が合うというだけでも、「シンパシーを覚える」ということは可能です。シンパシーとは、あまりよくない場面で使われることが多い「同情」を含む言葉ですが、ただ同じような趣味を見つけたというだけでも、「シンパシー」という言葉を使って状況を説明することは可能です。

シンパシーの使い方⑦「素晴らしい意見にシンパシーを感じる」

話

シンパシーの使い方七つ目は、「素晴らしい意見にシンパシーを感じる」です。例えばだれかの演説などを聞くことでシンパシーを覚えたような場合、このような表現をすることができます。共感できるポイントが少しでもあったなら、「意見にシンパシーを感じる」とすることができるのです。

手放しで賛成するわけにはいかない場面でも、共感できる場面があったなら、「シンパシーを感じる」としてもなんら問題はないでしょう。意見があるならその後に追加で言えば良いのです。誰か他人にシンパシーを感じるとき、そこに明確な定義はありません。少しでも賛同できるなら使うことができる言葉なのです。


シンパシーの使い方⑧「批判されているようだがどこかシンパシーを感じる」

話

シンパシーの使い方八つ目は、「批判されているようだがどこかシンパシーを感じる」です。世間から非難の目を浴びているような相手の意見でも、自分にとっては共感できるものであるという場合に使うことのできる表現です。ただ「意見に共感している」というと、自分も周りから何か言われてしまうかもしれません。

しかし、シンパシーを感じるとすることで、批判されていることは承知の上で自分個人としては共感できる部分があると伝えることができるのです。これなら、周りからそう反感を買うこともないでしょう。周りの大多数から批判されているようなものを擁護するときにも使えるのが、「シンパシー」という言葉なのです。

シンパシーの使い方⑨「あなたとはシンパシーを感じます」

話

シンパシーの使い方九つ目は、「あなたとはシンパシーを感じます」です。誰か他人とシンパシーを感じたり同じであるという部分に気がついたときは、このような方法で相手にその旨を伝えるようにしましょう。「シンパシーを感じる」と言われて嫌な気持ちがする人はいないはずです。仲良くなりたいというサインにもなります。

シンパシーを感じたら、そこから二人の仲が急速に発展することもあるでしょう。シンパシーを感じるときは、どんどん相手にその気持ちを伝えることで、コミュニケーションの導入剤となります。話すのが苦手な人ほど使うべき言葉であると言えるでしょう。

シンパシーとエンパシーの違いは?

シンパシーとエンパシーの違い①相手の状況

話

シンパシーとエンパシーの違い一つ目は、相手の状況です。エンパシーにもシンパシーと同じように「共鳴」「共感」「人の気持ちを理解する」という意味がありますが、唯一違うのが「同情」というニュアンスについてです。シンパシーには「同情」の感情が含まれていますが、エンパシーには含まれていません。

以下に関連記事として、感心するの意味と類語についてまとめられたものがあります。関心との違いや目上の人への使い方・例文も紹介されているので、シンパシーとエンパシーとおなじく、似たような響くを持つこの二つの言葉について、この記事を読むことで、二つの違いをはっきりとさせておきましょう。

Small thumb shutterstock 529624288
感心するの意味・類語は?関心との違いや目上の人への使い方・例文も

あなたは、感心するという言葉を使うことがありますか?この記事では、「感心するの意味や関心との違い」とともに、感心の使い方・例文や敬語として目上の人にも使え...

シンパシーとエンパシーの違い②ポジティブかネガティブか

話

シンパシーとエンパシーの違い二つ目は、ポジティブかネガティブかです。エンパシーは、自己の感情を表現するのに用いられる言葉です。「感情移入」という意味も持ちます。「同情する」などではなく、「共感が芽生える」などといったポジティブな場面では、シンパシーよりエンパシーを使うようにしましょう。

シンパシーの類語は?

シンパシーの類語①同調

話

シンパシーの類語一つ目は、同調です。同調の意味は、「他のあるものに調子をあわせること。他と同じ意見・態度になること。」です。「私は彼の提案に同調した」「同調圧力を感じて賛成意見を言わざるを得なかった」などというような使い方をします。

以下に関連記事として、ノウハウの意味や類語表現についてまとめられたものがあります。ノウハウの使い方例文や日本語での言い換えについても紹介されているので、ぜひ参考にしてみてください。シンパシーと同じカタカナ語であるノウハウですが、その正しい意味を知っておくことで役立つ場面は十分にあるでしょう。

Small thumb shutterstock 787771516
ノウハウの意味・類語とは?使い方例文5選&日本語の言い換えも

「ノウハウ」の意味・類語とはどのようなものなのでしょうか。この記事では、ノウハウという言葉について、その使い方や例文を5選にしてご紹介します。知識などノウ...

シンパシーの類語②意気投合

話

シンパシーの類語二つ目は、意気投合です。意気投合には「互いの気持ちや考えなどが、ぴったりと一致すること、気があうこと」という意味があります。「あの二人はすっかり意気投合したようだ」などといったような使い方をします。気持ちが通じ合うという点では似たような意味を持つ言葉であるとわかるでしょう。

シンパシーの意味を正しく理解しておこう

よく耳にするシンパシーという言葉ですが、その意味を正しく理解しておくことで、自信を持って日常会話の中に取り入れることができるでしょう。また、それに伴い別のカタカナ語についても学んでおけば、一度にたくさんの言葉を知識として仕入れることができます。関連記事も参考にしながら学んでみてください。

また、シンパシーはもともとギリシャ語であったことなどを正しく理解できていたという人は少ないのではないでしょうか。こうした一つ一つの言葉に関する豆知識のような背景も知識としてもっておくことで、今後にいかせることはまず間違い無いでしょう。シンパシーの意味を正しく理解して、ぜひ活用してくださいね。


商品やサービスを紹介する記事の内容は、必ずしもそれらの効能・効果を保証するものではございません。
商品やサービスのご購入・ご利用に関して、当メディア運営者は一切の責任を負いません。