薫陶(くんとう)の意味や類義語・対義語は?薫陶を受けるの使い方例文も

皆さんは薫陶(くんとう)という言葉を聞いたことがありますか。薫陶とは指導者の様子などから影響を受けることをいい、その受けた影響から精神的・道徳的に良い方向へ向かうことをさしている言葉です。そんな薫陶の意味や、使い方また類義語など詳しいことを紹介しているので、ぜひ読んでみてください。

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「薫陶」の意味や読み方とは?

薫陶の読み方は「くんとう」

薫陶の読み方

ビジネスシーンでもよく「上司の薫陶を受けた」などと使われている「薫陶」ですが、漢字を見ただけではどのように読めばいいのか迷います。そんな薫陶の読み方は「くんとう」と読めます。

薫陶(くんとう)の意味は「人格」に関係している!

自主的に学ぶ

「薫陶(くんとう)」とは、指導者の人格に影響を受けて、周囲の人が人格的に成長するという意味です。直接「こうしなさい」と指導者に指導されたり、伝えたりするものではありません。

受ける側の人間が、指導者の優れた人格の様子や徳の高さ、行動などを見て学ぶことで、周りの人が自然と成長していく様子を表す言葉です。そんな薫陶を受けるのは、生身の人間からだけではありません。本などからも人格を形成するような薫陶が受けられます。そんな本を読むときには正しい姿勢があります。

せっかく読書をしていても姿勢によって、集中力が途切れて困り場合があります。そんな読書の時の正しい姿勢などを、詳しく紹介している記事を下記に付属しておくので、ぜひ読んで正しい姿勢で読書をしてみてください。

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薫陶(くんとう)の語源は陶器からきている

陶芸をする女性

「薫陶(くんとう)」の語源は、器などを作る「陶芸の姿」からきています。まず「薫陶」の漢字1文字ずつ紹介すると、「薫」は香りなどを焚くことになります。そして「陶」は、陶器などのことを指す言葉です。そのため2つの漢字の意味を合わせると「香りを染みこませた土を練って陶器に形成する」ことを表しています。

じっくり土を練り陶器を形成していく陶芸と、指導者からの良い影響を受けることで人格が育っていく過程が似ているため、このことが薫陶の語源になっています。そんな薫陶の語源となった陶芸は、仕事ではなく趣味として楽しんでいる方が多いです。

また趣味を楽しみながら薫陶を受ける人もいます。そんな自身が好きな趣味を見つけるときにはどうしたらいいのでしょうか。好きな趣味の見つけ方などを紹介している関連記事を下記に付属しておくので、ぜひ呼んで自身の好きなことをみつけてみてください。

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「薫陶」の使い方例文5選


使い方は「自身が(影響)受ける」ときや「第3者に与える」とき!

笑顔の親子

薫陶という言葉は、相手に伝える場合にはどのように使えばいいのでしょうか。薫陶の意味でも紹介しまたしが、薫陶は指導する人から受ける影響のことをさします。この言葉が使える対象は、「自分のこと」か「第3者」になります。そのため自分が相手へ影響を与えていても、薫陶という言葉を使って表すことはできません。

そんな薫陶は「受ける」や「賜る」などの言葉を付けて言い表します。「受ける」を使うのは、身近な相手のことを言う場合に使いますが、「賜る」は相手に対して敬っている表現になるため、目上の人や大先輩などから教わったときに使う言い回しになります。下記では、紹介「薫陶」を使った例文を紹介します。

使い方例文①父からたくさんの薫陶を受ける

父親から学ぶ

使い方例文1つめは「父からたくさんの薫陶(くんとう)を受ける」になります。赤ちゃんが生まれて、初めて精神的にも憧れをもつのが「親」です。そのため子どもにとって、親が1番初めに薫陶を受ける人だと言えます。そんな両親の中でも、ヒーローのように見える父親から受ける薫陶はたくさんあります。

使い方例文②上司からの賜った薫陶が仕事に役立っています

上司から指導を受ける男性

使い方の例文2つめは、「上司から賜った薫陶(くんとう)が、仕事の役に立っています」になります。先ほどの身近な親とは違い、社会にでてこれから先を生きるための「仕事」を教えてくれる上司からは学ぶことが多いです。そのため尊敬できる上司から薫陶を賜れたら、仕事も人生も大きな成果を得ることができます。

そんな学ぶべき所が多い上司ですが、その上司にビジネスメールを送る機会があります。そんな上司などに送るビジネスメールは、どんな風に書いたら良いのでしょうか。ビジネスメールの書き出しや、お礼の例文などビジネスメールに関連している記事を下記に、付属しておくのでビジネスメールを送るときの参考にしてください。

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使い方例文③先生から薫陶を受けたおかげで大きく成長することができました

学ぶ姿勢

使い方の例文3つめは「先生から薫陶を受けたおかげで、大きく成長することができました」になります。親の次に薫陶を受ける機会が多いのが「先生」になります。同じ「先生」であっても、教師の場合もありますし、習い事などの先生の場合もあります。特に習い事の先生の場合には、人生の指標になりやすいとも言えます。

使い方例文④彼女の生き方は多くの方に薫陶を与えました


堂々とした女性

使い方の例文4つめは、「彼女の生き方は多くの方に薫陶(くんとう)を与えました。」になります。人が薫陶を受けるのは、直接合わないといけないわけではありません。最近では、本やネットなどでも、たくさんの情報を得ることができます、そのため、世界中の人格者の薫陶を受けることができます。

また最近では、社会進出している女性が多く、その女性の生き方を見習って同じようにかっこよく生きていきたとおもうことで、その理想の女性から多くの薫陶を受ける人は多いです。

使い方例文⑤師匠の薫陶を受けた弟子は世界中にいる

たくさんの弟子

使い方の例文5つめは、「師匠の薫陶(くんとう)を受けた弟子は世界中にいる。」になります。弟子入りする弟子は、自身が師匠の行動や思想を好んで教示を願うため、その品位や人格面などを受け継ぎやすくなります。そのため素晴らしい師匠に出会えた弟子は、世界中で活躍することも夢ではありません。

「薫陶」の類義語・例文5選

類義語には教育関連を意味する言葉が多い!

教育関連

類義語とは、文脈においてお互いに言い換えることが可能で、その文脈に関して同意である2つの単語のことになります。薫陶の類義語は、薫陶が人格面や道徳の教育を表すため、その類義語も「教育・しつけ・教養・感化」などの教育関連の言葉が多いのが特徴です。下記では、そんな薫陶の類義語を使った例文を紹介します。

そんな教育の中で、最近の若者は「ゆとり世代」と呼ばれています。このゆとり世代とはどんな世代なのでしょうか。ゆとり世代の定義や、仕事・恋愛の特徴やゆとり世代との付き合い方を詳しく紹介しています。ぜひ呼んでゆとり世代との付き合いの参考することをおすすめします。

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類義語①「教養」を使った例文

教養があるブタ

類義語を使った例文1つめは「教養」を使った例文になります。教養とは、学問や知識などによって養われる「心の豊かさ(品位)」のことで、また学問などで得た創造的活力や理解力のことになります。

またこの教養には人格などの教育も含まれているため、薫陶の意味の中でも重要な部分になります。そんな教養を使った例文は、「彼は、教養の豊かな人だ」などになります。


類義語②「感化」を使った例文

自然な女性

類義語の例文2つめは、「感化」を使った例文になります。この感化とは「考えなどの思想を、教育するのではなく、ごく自然に共感させて道徳的・倫理的に影響を与えてよい結果をうむ」ことをさしています。そんな感化を使った例文は、「彼の考えに感化されることで、人に優しくなれた」などのように使うことができます。

類義語③「指導」を使った例文

仕事場での指導

類義語の例文3つめは、「指導」を使った例文になります。この指導とは、「目的やその方向に向かって、相手を教え導いていく」ことになります。そんな指導を使った例文は、「中学生のときに生活指導を受けて自立した生活を送れるようになった」などの使い方になります。

類義語④「啓発」を使った例文

健康の啓発

類義語の例文4つめは「啓発」を使った文になります。この啓発とは、「自身が気付いていない知識を、他人から教えてもらうことで、さらに深く理解し自身の知識を向上させる」ことを意味しています。そんな「啓発」を使った例文は、「生活習慣病などの病気の啓発活動をおこなう」などになります。

類語⑤「尊敬」を使った例文

結婚は尊敬が大切

類語の例文5つめは「尊敬」を使った文になります。この尊敬とは「相手の人格を認めることで、相手の人格を敬うこと」をさしています。そんな尊敬を使った例文は、「夫婦は互いを尊敬することで、夫婦としての生活が送れる」などの使い方をすることができます。

「薫陶」の対義語・例文5選

対義語には大きく分けると2種類ある!

教える女性と習う男児

対義語とは、「男女」などの、言葉の意味が正反対になる言葉のことになります。紹介している「薫陶」の意味が「自然に影響されること」なため、一般的には対義語だと認識されているわけではありませんが、薫陶には2種類の対義語があります。1つめは「故意に自分自身から学んだり、学ぶ姿勢だったり」を表す言葉です。

次に対義語2つめは、薫陶の意味である「感化・影響されること」に対して、反対に「無関心・熱がない」ことを表現する言葉になり、この2種類の言葉が薫陶の対義語になります。

対義語①「習得」を使った例文

対義語1

対義語の例文1つめは、「習得」を使った文になります。この「習得」の意味は、学問・技術などを習うことで、その学や技術を身につけたり覚えたりすることになります。そのため、自然に身に着ける意味がある薫陶の対義語になります。習得の例文は「私は、韓国語を習得しました」などになります。

対義語②「修学」を使った例文

対義語2

対義語を使った例文3つめは「修学」を使った文です。修学とは、「自身(故意)に学ぶことで、欲しい知識を得る」ことになります。そんな修学を使った例文としては、「フランスでフランス料理の技術を修学した」などになります。また「就学」との違いは、学校に入学して学ぶかどうかの違いになります。

対義語③「無感動」を使った例文

対義語3

対義語を使った例文3つめは「無感動」を使った分です。この無感動の意味は、「心が動かされないこと」や「感動しないこと」となります。そのため、影響を与えるという意味がある薫陶とは対義する言葉になります。そんな無感動を使った例文は、「彼は、この映画を見ても無感動なようだ。」のような使い方ができます。

対義語④「冷淡」を使った例文

対義語4

対義語を使った例文4つめは、「冷淡」を使った文です。この冷淡の意味は、「物事に熱心」ではないことや、「関心・興味」がない様子を表します。そのため、影響を与える薫陶とは、真逆の状況をさしています。そんな冷淡を使った例文は「彼は、喜劇を見て冷淡に笑った」など同じ笑う行動でも感心がない場合に使えます。

対義語⑤「会得(えとく)」を使った例文

対義語5

対義語を使った例文5つめは、会得(えとく)を使った文になります。会得の意味は、「物事の意味を十分に深く理解して、自身のものにする」ことをさしています。そんな会得を使った例文は、「私は、この芸の奥義を会得した」などになります。

薫陶は人生を豊にするためにも必要な体験!

薫陶とは、教えてもらうのではなく、自身から学んで得るものです。また薫陶を得ることで、人格・道徳的によい方向に向かうことができます。そんな薫陶は、陶芸で器などを作る過程と人格形成とを同じように考えことから語源になっています。そんな薫陶を得ると、人格的に大きく成長できるためぜひ晴らしい薫陶を得ましょう。


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