採用証明書の書き方・記入例とは?再就職の手続き/失業中の保険
再就職の手続きの1つとして、採用証明書という書類をハローワークに提出する必要がある場合があります。今回は退職後に失業保険手当を受給している人が行う必要がある、再就職の手続きのやり方や採用証明書の書き方・記入例について紹介します。
※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。
採用証明書とは?
採用証明書とは再就職した時にハローワークへ提出する書類
採用証明書とは勤めていた職場を退職した後、他の企業へ再就職が決まった際にハローワークに提出する書類の1つです。この書類は再就職する人全員を対象として必要な書類ではなく、退職後すぐに再就職した場合には、特に提出する必要がない書類です。
採用証明書の提出が必要な場合としては、もとの職場で加入していた雇用保険によって失業手当を受給している場合にハローワークに提出が必要となります。また採用証明書の提出によって再就職手当がもらえる場合があるため、再就職が決まった場合にはなるべく早く提出するようにしましょう。
採用証明書は失業保険の停止手続きに必要
採用証明書が必要になる場面としては、失業保険給付金の停止手続きに必要な書類の1つで他にも失業したことを証明する書類として、雇用保険受給資格者証と失業認定申告書の2つの書類の提出が必要となります。
この採用証明書とは再就職先の企業や事務所において採用されたということを証明する書類となるため、失業保険受給者ではなく採用してくれた事業者に記入してもらう必要があるので注意が必要です。
採用証明書の提出で再就職手当が支給される場合がある
採用証明書などの書類を提出することで失業保険の給付金の支給は停止となりますが、失業者の迅速な再就職を促すことを目的とした「就職促進給付」と呼ばれる手当を支給しています。この再就職手当は失業保険の給付期間が3分の1以上残っていることが条件となりますが、手当額が高くなるといったメリットがあります。
また採用証明書は失業保険給付金の代わりとして、再就職手当ての支給申請をする場合に必要な書類となるため再就職が決まった場合であっても再就職手当ての支給対象外の場合には採用証明書は不要となります。
失業中の方は様々な手続きを自分自身でしないといけないため、なにをどのようにしたらいいか混乱してしまいがちです。下の記事では失業中の方などの無職の人が行う確定申告について紹介しています。必要な書類や書き方はもちろん、提出しない場合にどうなるかについてまとめているので、ぜひ参考してみてください。
採用証明書の手続きの仕方や書き方・記入例は?
採用証明書の手続きの仕方
採用証明書の手続きの仕方の流れについて紹介します。まず再就職が決まったらハローワークへ採用の報告をなるべく早めにするようにしましょう。早めに報告することによってこの後の手続きが迅速にスムーズに行うことができます。
また採用報告を出勤日よりかなり前に行った場合でもその日に失業保険給付金が停止されることはないため、安心して確実に手続きを進めていきましょう。ハローワークへの報告からの流れは以下の通りです。
- 1ハローワークに再就職決定の報告
- 2再就職先に採用証明書を記入してもらう
- 3就職する日の前日にハローワークへ行き失業認定をもらう
- 4就職
採用証明書の手続きの流れ
採用証明書の手続きでの書き方・記入例
採用証明書の書き方・記入例について紹介します。採用証明書の記入は再就職先の事業主に記入してもらう必要がありますが、「支給番号」の欄に関しては失業保険受給者本人のみが知っている番号となるため自分で記入するようにしましょう。
「支給番号」とは失業保険受給した際に発行された雇用保険受給資格者証に記載があるため、そちらの支給番号蘭を確認して記入するようにしましょう。参考に東京ハローワークの採用証明書を貼っているので、記入例として参考にしてみてください。
東京ハローワーク採用証明書採用証明書の記載項目
採用証明書は失業保険受給時に受け取った「受給者のしおり」に同封されているので、そちらを再就職先に提出し記入をお願いしてもらうのが一般的です。しかしながら、事業主が採用証明書を製作したものを発行するのも可能となっています。
採用証明書を製作する書き方として注意したいのは、決められている必要記載項目にもれがないようにし、A4サイズの紙1枚にまとめるという点です。下記に採用証明書の記載項目をまとめましたので参考にしてみてください。
- ・支給番号
- ・受給者氏名
- ・受給者生年月日
- ・受給者住所
- ・受給者電話番号
- ・(採用先)雇い入れ予定の年月日
- ・従業員数
- ・業種
- ・雇い入れ月日前の貴社における就労の有無(就労歴がある場合はその期間)
- ・採用経路(ハローワークの紹介など)
- ・雇用形態(常用、臨時、パートなど)
- ・雇用期間の定めの有無
- ・就職先の会社名・所在地・代表者名・印鑑
【採用証明書】記載項目
採用証明書の手続き期限
採用証明書をハローワークに提出するにあたって注意しておきたいのが、提出期限についてです。採用証明書の提出期限は就職した日から1ヶ月以内となっています。新しい環境で慣れるまで余裕がないかもしれませんが、期限を過ぎてしまうと再就職手当ての資格がなくなってしまうのでなるべく早めに提出しましょう。
採用証明書は直接管轄のハローワークへ行って提出するか、郵送での提出も可能です。平日ハローワークへ行く時間がない人は、提出期限内に忘れずに提出するようにしましょう。
採用証明書の提出期限が過ぎた場合
採用証明書の提出期限は1ヶ月と紹介しましたが、以前まではこの提出期限を1日でも過ぎてしまった場合再就職手当ての支給はできませんでしたが2年の時効が設けられています。そのため提出期限が過ぎてしまった場合であっても2年間の時効までに申請を行うことで、再就職手当ての支給ができるようになりました。
しかしながら提出期間を過ぎた場合、通常よりも支給されるまでの期間が遅れる場合があるため基本的には1ヶ月の提出期限を守るようにしましょう。
下の記事では採用証明書を提出するハローワークについて紹介しています。初めてハローワークを利用する際に必要な持ち物についてや、登録する際の申請の仕方や流れについてまとめています。また失業保険の給付金受給中に定期的に行く、認定日に必要な持ち物についても紹介しているので、参考にしてみてください。
【番外編】失業中の人におすすめの書籍は?
失業中の人におすすめの書籍①失業生活バイブル
失業中の人におすすめの書籍として1つ目に紹介するのは、「退職してトクする失業生活バイブル」という本です。こちらは失業生活を快適に送るための情報がたくさんつまっています。退職後に行わないといけない手続きをはじめとした、採用証明書などの手続き方法や書き方についても詳細に説明しています。
また再就職する上での注意点や、独立や企業手順などについても漫画を交えながら解説してくれています。失業中の人にもちろんですが、退職を考えている人や人生のステップアップを考えている人に元気をもらえる書籍です。
失業中の人におすすめの書籍②「10年後」成功している男失業している男
失業中の人におすすめの書籍として2つ目に紹介するのは、里中李生の「10年後」成功している男、失業している男という書籍です。こちらは働いている人が抱える心配事や再就職や転職などの悩みについて回答形式で答えてくれています。
失業中の人から働いている人まであらゆる人にとって参考になる書籍で、10年後の自分がどうなりたいのかを考えさせられる一冊です。新しい就職先を決める上でも未来の自分をイメージすることは大切となるので、ぜひ就職活動にも役立ててみてください。
下の記事では、お金について勉強の仕方について紹介しています。お金について学ぶことは日々の生活に役立つだけでなく、ビジネスにおいても活用できるためおすすめです。お金の勉強をするにあたってのおすすめな書籍や資格についても紹介しているので、ぜひこちらとあわせて参考にしてみてください。
採用証明書の手続きを事前に確認して計画的にハローワークに提出しよう!
ハローワークに提出が必要となる場合がある採用証明書の手続き方法についてや、その書き方や提出期限などについて紹介しましたがいかがでしたでしょうか。採用証明書を提出することで、再就職手当てが支給されるため、損をしないよう提出期限までに申請を行いましょう。
また万が一採用証明書の提出を忘れてしまっていても、時効期限内であれば手続きが可能なので1度ハローワークへ相談してみてはいかがでしょうか。なにかと不安な新しい職場での環境なので、しっかりと手続き方法を事前におさえておくことが大切です。
下の記事では社会人の勉強方法について紹介しています。失業中のスキルアップを目指した勉強するうえでも役立つ情報がたくさんつまっています。また社会人におすすめの資格についても紹介しているので、ぜひこちらとあわせて参考にしてみてください。
商品やサービスを紹介する記事の内容は、必ずしもそれらの効能・効果を保証するものではございません。
商品やサービスのご購入・ご利用に関して、当メディア運営者は一切の責任を負いません。