△記号の意味は?▲との違いや会計や経理での三角の使い方も

色々な場面で目にする△記号の意味についてご存じでしょうか。今回は△記号のマイナスやプラスなどの意味についてや、▲との違いや経理や会計などの場面で使用する三角の使い方について紹介します。また英語での△がどのようなことを表しているのかや、その使い方についても紹介します。

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△記号の意味は?▲との違いも

△記号の三角から連想するプラスという意味

上昇

△記号の三角形としての意味としては、上部分が頂点とする正三角形を表している記号という形そのものの意味であり、上向き三角と呼ばれることもあります。また△は上向き三角と呼ばれることからも分かるように、「上昇」「プラス」と表現する際にも使用されることもあり私たちの日常にも色々な場面で使用されています。

例えばエレベーターの上り下りボタンには△と▽があり、それぞれ上と下を表現しています。またテレビやエアコンのリモコンにも音量、温度などの調節するためのボタンにこの△という記号が使用されています。このように△記号の形から連想された「上昇」「プラス」という意味が、最も身近な意味としてあげられます。

△記号にはマイナスという意味もある

電卓

△記号の上向き三角の形から上昇やプラスを意味しているとお伝えしましたが、その意味とは反対ともいえる「マイナス」という意味もあわせもっています。主に数字が並ぶような書類などでこの△記号をマイナスという意味として使用しています。

同じようにマイナスという意味をもつ「-」記号ですが、書類を複数印刷する際には△記号が使用される会社が多いです。これは-記号は書き間違えや印刷時の汚れと判断される場合があり、ぱっと見て印刷ミスか記号が判断されやすく、かつ書きやすい形であるという点から△記号が使われていると考えられています。

日本では○△×で評価を表す

テストのイメージ

△記号は○と×の記号と共に使用することで、物事に対しての評価を表現する記号として用いられる場合もあります。○は正解や良いという意味、×は不正解や悪い、△は一部正解、普通といった使い分けをして色々な場面で活用されています。

身近な使用例を紹介すると学校のテストの採点をする際で、答えの回答に合わせて○△×を使用し採点をしています。しかしながらなじみのある記号での評価する表現方法ですが、これは日本独自の表現方法であるため海外ではこういった考えがないため理解されないので注意しましょう。

△記号と▲記号の違い

グラフ

三角記号には実は「△」と「▲」の2つがありますが、この2つの違いには注意が必要です。どちらも書類上で単独で使用する場合には先述したとおりマイナスという意味として使われることが多いです。そのため▲のみが書かれた書類、もしくは△のみがかかれた書類であればどちらもマイナスの表現として使用されます。

ただし、この△と▲記号が1つの書類に記載されている場合には2つの記号の意味が異なり、△はプラス、▲はマイナスの意味を表しています。この2つの三角記号が使われる代表的なものとして、株価欄では2つの三角記号はそれぞれ反対の意味を表しているため間違えないよう気をつけましょう。

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△を使うときのポイント

△を使うときのポイント①意味を指定する場合には注意事項を書く

メモ

△を使用するときのポイントとして1つ目に紹介するのは、使用する場面によって△記号の意味が変わるという点です。先ほど先述したとおり△にはマイナスや上昇、プラスなどの意味があり、△と共に使用されている記号や数字などの組み合わせによって全く反対の意味を表現している場合があります。

基本は△と数字の組み合わせであればマイナスとして判断される場合が多いため、もし他の意味として△を使用する場合には注意事項として△の意味を付け加えておくようにしましょう。

△を使うときのポイント②エクセルで△を使用する場合

パソコン操作中

△を使用するときのポイントとして2つ目に紹介するのは、会社でも使用されていることの多い表計算ソフトであるエクセルで三角記号を使用する場合についてです。表計算ソフトで計算した際の結果がマイナス数字の場合には「-数字」として表示されます。

しかしながら書式設定で負の数の表示形式がいくつか選べるようになっており、-以外に△、▲、赤字などが選択できるため好みに合わせてエクセルでマイナスの表示形式を設定しておきましょう。そのまま△と入力してもマイナスと判断されず計算ができなくなるため、必ず書式設定から表示変更するようにしましょう。

△を使うときのポイント③まったく違う意味で使用される△に注意


注意をイメージ

△を使用するときのポイントとして3つ目に紹介するのは、特定のシーンでの△はプラスやマイナスといった意味以外で使用されている場合があるという点です。例えば、初等教育での算数はそのまま図形としての三角形を指し「△abc」という風にしようされますが、数学では対称差を表す記号となり使い方も異なります。

また他にも音楽コードでも△記号を使用する場合があり、その場合の△記号の意味は三角やマイナスといった読み方ではなくメジャーと呼びます。ジャズなどで多く使用されるテンションコードを表現するための記号ではありますが、音楽ジャンルによってはこのコード事態を知らないという方も多くいます。

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△の使い方・例も

△の使い方①経理の会計決済での使い方

お金の計算

△の使い方として1つ目に紹介するのは、経理が行う会計決済時の使い方についてです。会計ではお金の収支を記録したものを指し、会社の収支に限らず各家庭の収支を記録する家計簿も会計です。会計決済では年度内の経営成績や財務状況を明確するために行うもので、この決済時に作成する書類の中で△記号が使用されます。

△の使い方は非常にシンプルで、数字の頭に△記号をつけて使用します。例えば「△10000」と書かれている場合には、マイナス10000という意味を表し、「-10000」と同様の意味として使用されます。そのため会計決済においては、△はマイナスの意味として使用していると認識して問題ありません。

ただし会社や経理担当者によっては△をつけている数字はプラスの意味、▲をつけている数字はマイナスの意味として表現している場合もあるためしっかりと欄外などで注意書きがしてないか確認しておくことが大切です。

△の使い方②営業利益での使い方

利益計算

△の使い方として2つ目に紹介するのは、営業利益率においての△の使い方についてです。会社において会計決済で利益を明確にするだけではく前年度の利益と比較してどのくらい変動があったのかをデータにおこし、今後の経営にいかしています。その際に出しているデータの1つに営業利益というものがあります。


この営業利益に対しても△の記号が使用されていることがあり、「△5.8%」といった使い方をします。この場合も経理が行う会計と同じでマイナスを表しておりこの場合は、前年度に比べて利益が5.8%減少したということを示しています。

△の使い方③税金の還付

書類

△の使い方として3つ目に紹介するのは、税金が還付される場合に還付金額に対して△記号がついている場合についてです。条件に該当する人が確定申告を行うことで、支払った税金が戻ってきます。この条件は様々ありますが一例としては住宅ローン控除や最近注目を集めているふるさと納税などの寄付金控除があげられます。

還付される税金に「△10000」というような記載があった場合には、10000円の税金が返ってくるという意味を指しています。これは受け取る側にとってはプラス金額ですが、税務署にとっては返金するためマイナスとなるためこのような△記号で還付金を表示されています。

△の使い方④キャッシュフロー

お金

△の使い方として4つ目に紹介するのは、会社が取引を行う上でのお金の動きを表したものです。企業が商品を購入し商品代としてお金を支払います。また仕入れた商品を販売することでお金をもらいます。他にも光熱費や人件費などの現金の動きを表したものがキャッシュフローとされています。

キャッシュフローにも△がマイナスの意味として使われており、マイナスの場合には会社が損をしていることを表しています。決済時の経営利益がプラスであってもキャッシュフローがマイナスの場合には、経営状態が不健全などの場合があり、本当の経営状況を把握することができます。

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△の英語での使い方は

英語での△にはマイナスの意味はない

お金

△の英語での使い方は日本のような意味を持って使用することはありません。そのため書類に△記号が書かれていてもマイナスやプラスといった意味を表すものではなく、あくまでも三角形が書かれているという認識しかありません。そのため「△1000」と書かれていてもマイナス1000とは判断されません。

そのため経理や会計などでマイナスということを表現したい場合には△は使用せずに、「-1000」というように「-」記号で表現するようにしましょう。△で書いてしまうと反対のプラスの意味としてとられてしまい、大きなトラブルになりかねないため注意が必要です。

英語で△の代わりとなる表現方法

たくさんの記号

先述したとおり英語圏では△は記号としての意味しか持たずマイナスを表す場面では使用されませんが、○△×といった記号での評価の考えもありません。英語では○は「チェックマーク(緑)」、×は「X(エックス)」で表現しますが、日本での△に該当する記号はありません。

そのため日本での△を表現したい場合には英語で表す必要があり、使用したいニュアンスによって「Okay(はい)」「Average(平均)」「Limited(限られた)」などを使用することで表すことができます。

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プラスやマイナスと変化する△記号の使い方をマスターしよう!

数字と電卓

色々な場面で目にすることのある△記号ですが、使う場面や使い方によってはマイナスやプラスなどと全く反対の意味を表現する場合があります。また△と▲の違いや使う場所によって変化する意味をすることで、間違った認識をしなくてすむためトラブルの予防にもつながります。

また英語では△記号はあくまでも三角形という形を表しているだけにすぎないため、日本以外の取引先へのプレゼンや書類を作成する場合には△を使用しないように注意しましょう。この記事が少しでも参考になれば幸いです。

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