教師の平均年収はどれくらい?年代別や小中高の課程別に紹介!
気になる教師の平均年収を、公立私立の区分別や小学校・中学校・高校などの課程別に年代ごとにまとめてみました!年収を考えて将来の道を選ぶことはすごく大事ですよね!また転職を考えている方も必見です。それぞれの違いや、教師になる手順などをご紹介していきます!
※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。
目次
教師の年代別の平均年収は?
教師年代別の平均年収|20代:400万円
教師の年代別の平均年収は20代で約400万円となります。ただし教員免許を取得したばかりで大学を卒業してすぐに勤務した年の年収はこれほどもらえるわけではありません。また4年生大学と短期大学という通った大学の違いで初任給に少し差があります。
4年生大学を卒業して教師になった場合の月収は平均で約28万円と言われています。短期大学卒業して教師になった場合の月収は平均約24万円と言われています。
教師年代別の平均年収|30代:560万円
教師の年代別の平均年収は30代で約560万円となります。サラリーマンの平均年収を同じ年代で見てみると約403万円と言われています。仕事内容も多く精神的にも体力的にも疲れを感じることも多いでしょうが、その分同じ年代のサラリーマンと比べると教師の年収は高い設定になっています。
教師年代別の平均年収|40代:600万円
教師の年代別の平均年収は40代で約600万円となります。40代になると教師として勤続年数が20年という人もでてきます。仕事にもすっかり慣れ、生徒からの信頼も得ることができています。生徒の個性や良さを発揮できる場を与えてあげる余裕もあり、仕事の楽しさも分かる教師としてベテランと言えます。
教師年代別の平均年収|50代:700万円
教師の年代別の平均年収は50代で約700万円となります。教師としては大ベテランであり生徒指導だけではなく教師指導をする立場にもなります。一般教師でも平均年収は十分高くなりますが、教頭や校長になることでさらに年収はアップします。教頭や校長になると平均年収1000万円ほどになります。
教師の平均年収ですが小学校や中学校、高校と過程別で若干の違いがあるようです。下の記事で小学校教師の平均年収を年代別や私立公立別に分けて紹介しています。小学校教師になりたいとお考えの方は参考にしてみてください。
教師の課程別の平均年収は?
教師課程別の平均年収|小学校:530万円
教師課程別の平均年収で小学校教師の平均年収は530万円となります。小学校教師は教員免許があればなることができます。中学校や高校と違い担当したクラスでほとんどの教科を教えるため、科目の免許状は必要ありません。
ひとつのクラスで集中して教科指導できる点は指導のしやすさを感じます。その反対に苦手な科目も指導しなければならないので努力が必要でもあります。1年生から6年生のどの学年を担当するかによって指導の仕方が異なりますので、生徒の年齢に合わせた指導の仕方が必要となります。
教師課程別の平均年収|中学校:610万円
教師課程別の平均年収で、中学校教師の平均年収は610万円となります。年齢的に思春期を迎える生徒が多い中で生徒との向き合い方が一番難しいのが中学校教師です。勉強も一気に難しくなり理解している生徒とそうでない生徒との間に学力の差も出てきます。その中でどのような指導方法ができるのか腕の見せ所でもあります。
小学校教師と比べて平均年収が80万円も高くなります。授業時間が小学校と比べて長いという事や、部活動の指導をするといった点で年収に差が生まれます。
教師課程別の平均年収|高校:700万円
教師課程別の平均年収で、高校教師の平均年収は700万円となります。教師課程別の中で一番高い平均年収が高校教師になります。高校生になると半分大人の扱いができる生徒を相手に指導を行います。小学校教師や中学校教師とは違い生徒の自主性に任せる部分も出てきます。
生徒に手がかからない分、授業開始時間が早くなり授業終了時間が遅いという勤務時間の長さで平均年収は一番高くなります。また放課後に進路の相談や校内学習の指導などで残業が多い点も年収の高さにつながります。
高校教師と一言で言っても教師の年齢や性別、私立高校公立高校の違いで年収にはどのような差があるのでしょうか。下の記事で高校教師の平均年収を年代別、男女別、私立公立別で紹介しています。高校教師の年収をより詳しく知るための参考にしてみてください。
教師の区分別の平均年収は?
教師区分別の平均年収|公立校:650万円
教師区分別の平均年収は公立校ですと650万円となります。公立校は各市町村の教育委員会が中心となり教師の採用や教師の赴任先や転任先を決定します。給料も定められた決まりの中で決定していますので、長い間赴任していた学校から他の学校に転任したからと言って減ることは基本的にはありません。
ボーナスや残業代その他の手当てなどが細かく決められています。また休日や有休制度などがしっかりと確立されていますので、教師の中ではとても安定した収入を得られるのは公立校の教師でもあります。
教師区分別の平均年収|私立校:720万円
教師区分別の平均年収は私立校ですと720万円となります。公立校に比べると私立校の教師の平均年収は70万円も高くなっています。私立高はその学校ごとに定められた決まりで給料の支給ができます。同じ年齢で同じように教師1年目であったとしても、私立校の方が圧倒的に初任給が高いということもあります。
しかし、私立校と一概に言っても学校の規模や生徒の数、学校の認知度には大きな差があります。勤務する学校によっては公立校の平均年収よりも少ない学校があるのも事実です。また年収が良い分残業が多く休みが少ないということもあります。
教師になる方法は?
教師になる方法①教員免許を取得してからなる
教師になる方法1つ目は「教員免許を取得してからなる」ということです。教師になるためにまず一番初めにしなけらばならないことです。教員過程がある大学や短期大学などに進学すると教員免許を取得することができます。働きながら教員免許を取得したい人は、通信制の学校に通うという方法もあります。
教員免許には普通免許、臨時免許、特別免許という3種類の免許があります。基本的には普通免許を取得すれば問題ありません。中学校や高校の教師は一教科を担当して教科指導しますので、教員免許にプラスして自分が生徒に教えたい科目の免許状が必要になります。
教師になる方法②採用試験を受けてからなる
教師になる方法2つ目は「採用試験を受けてからなる」ということです。教員免許を取得しても、自分が働きたい区分の学校の採用試験を受けて採用されなければ学校教師として働くことができません。小学校、中学校、高校、私立、公立関係なく必ず採用試験はあります。
公立の小学校、中学校、高校で正規の教員として働きたい人は、各市町村の教育委員会が実施する採用試験に合格しなければなりません。正規採用はなかなか狭き門となっているのが現状です。
私立の小学校、中学校、高校で働きたい人は、各学校が実施する採用試験に申し込み合格する必要があります。公立は採用後に教育委員会が決定した学校に勤務することになりますが、私立は働きたいと思う学校を自分で選ぶことができます。
教師の仕事内容は?
教師の仕事内容①教科指導
教師の仕事内容1つ目は「教科指導」です。教師として一番主な仕事がこの教科指導です。私立公立の学校、小学校、中学校、高校と全ての教師が共通してする仕事です。
小学校は一人の先生がほとんどの教科指導をしますが、中学校や高校では教科によって教師が変わります。自分が取得した教科の免許状によって担当する教科が決まります。中には複数の教科の免許状を持っている先生が臨時的に複数の教科を受け持つこともあります。
教師の仕事内容②生徒指導
教師の仕事内容2つ目は「生徒指導」です。勉強を教えるだけではなく学校での生活態度や服装、持ち物などを通して生徒の指導をすることです。服装や髪型に決まりがある学校では、校則をきちんと守っているか定期的に服装や頭髪検査をすることもあります。
教師の仕事内容③進路指導
教師の仕事内容3つ目は「進路指導」です。中学校や高校の教師は卒業後の進路をどうするのか、より良い方向に進むにはどうすれば良いのかを生徒本人や保護者へ指導する仕事があります。特に3年生の担任にとっては重要な仕事です。
公立の小学校はそのまま居住地区の公立中学校に進学することが多いですが、私立の進学校は中学校受験することもあります。小学校の教師も場合によっては進路指導をしなければならないこともあります。
教師の仕事内容④クラス経営
教師の仕事内容4つ目は「クラス経営」です。クラス経営とは担当するクラスがある担任の仕事のことです。小学校は朝から下校するまでほとんどの時間を担当クラスの生徒と過ごします。
中学校や高校は担任をしているクラスの生徒に全ての教科を教えることはありません。しかし毎日のホームルームや文化祭や体育祭などの主な行事はクラス単位で行います。生徒と教師の信頼関係を育むための責任ある重要な仕事がクラス経営です。
学校では各クラスでクラス全体の目標を掲げることがあります。目標やスローガンを決めることでクラスに一体感が生まれます。下の記事で学級目標の例を紹介しています。かっこいいスローガンを決めるための参考にしてください。
教師の仕事内容⑤部活指導
教師の仕事内容5つ目は「部活指導」です。主に中学校と高校の教師がする可能性がある仕事です。実際に自分が今までに経験したスポーツや文化系の部活の顧問になる人もいれば、全く未経験の部活の顧問になることもあります。
教科指導や生徒指導という基本的な仕事の合間にする仕事でもあり、教師にとって負担が重い仕事とも言えます。最近は教師の負担を軽減するために、外部の人に顧問をお願いする学校も増えているようです。
教師の雇用形態区分は?
教師の雇用形態区分①専任教諭
教師の雇用形態区分1つ目は「専任教諭」という雇用形態があります。専任教諭は正規採用の事です。採用の期限が無期限で定年まで学校に勤めることが基本の雇用形態です。わかりやすく言うと正社員ということになります。
専任教諭として採用されると毎年確実に昇級があり、よっぽどのことがない限り途中で解雇ということもないので、長く勤務すればするほど高い収入が見込めます。定年までしっかりと務めると退職金は平均2000万円もあります。
教師の雇用形態区分②常勤講師
教師の雇用形態区分2つ目は「常勤講師」という雇用形態があります。常勤講師とは仕事内容も勤務時間も専任教諭と同じですが、採用の期限が無期限ではなく期限が定められています。わかりやすく言うと契約社員ということになります。
例えば産休や育休などで休みを取る専任教諭が休んでいる間に代わりに働く人のことを指します。公立の常勤講師として働く場合、採用期限が終わると次の勤務先を紹介してくれることもあります。
教師の雇用形態区分③非常勤講師
教師の雇用形態区分3つ目は「非常勤講師」という雇用形態があります。非常勤講師とは採用された学校に毎日勤務することはなく、自分の担当する授業がある日や時間だけ勤務する雇用形態です。
わかりやすく言うとパートやアルバイトということになります。そのため給料も月収ではなく時間給であることが多いです。学校が長期休暇の場合は無給となりますので安定した収入は望めません。その代わりに非常勤講師は専任教師や常勤講師とは違い副業をすることが認められています。
教師の年収は区分別課程別であることを知りましょう
教師の平均年収を年齢別や小学校、中学校、高校という課程別、公立校や私立校の区分別で紹介しました。参考になりましたでしょうか。教師と言っても勤務する学校課程の違いや区分別によって月収や年収に差があるようです。しかし一般的なサラリーマンよりも大きな収入が望める職種である事には間違いありません。
自分がなりたい職業に就けるのならばお金は二の次という考え方もあります。けれども実際に自分が希望した職に就いてみると思っていた以上に大変な職業だったということがあります。教師という職業はその中のひとつではないでしょうか。
今の時代は、特に教師は精神的にも大変な職業だと感じます。それでもやりがいのある仕事であることには変わりはありません。頑張った分収入につながると思うと頑張る気持ちも起こるものです。教師の年収は区分別課程別で差があることを知り教師を目指してください。
商品やサービスを紹介する記事の内容は、必ずしもそれらの効能・効果を保証するものではございません。
商品やサービスのご購入・ご利用に関して、当メディア運営者は一切の責任を負いません。