小学校教師の平均年収はどれくらい?年代別・男女別や私立・公立別も紹介!

小学校教師の平均年収はいくらなのでしょうか?年代別、男女別、区分別などでそれぞれの平均年収をご紹介します。私立、公立での違いなど、小学校教師の平均年収を詳しくまとめました。将来学校の先生を目指している方は、是非参考にしてください。

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小学校教師の平均年収|年代別では?

【年代別】20代小学校教師の平均年収は298.4万円

黒板に立つ女性教師

20代小学校教師の平均年収は、298.4万円です。基本的に小学校教師の年収は、勤続年数によって増えるようになっています。

その為、20代でいきなり出世して沢山年収を稼げるという職種ではありません。20代小学校教師の平均年収は、298.4万円と300万に僅かに届かない数値です。

職種によっては20代でも一気に出世し、年収が大幅にアップするものもあります。しかし小学校教師の場合は年功序列になります。

【年代別】30代小学校教師の平均年収は403万円

本と貯金箱を持つ女性

30代小学校教師の平均年収は、403万円です。小学校教師全体の平均年収は約356.4万円、平均月収は29.4万円なので、30代になると平均よりも高めになります。

教師の給与は「級」と「号」というもので決められています。「級」とは職務に対する責任の重大さや、難易度で区分されるものです。

「号」とは職務経歴年数、習熟度などで変わるものです。そして「級」が変わらない状態では、毎年1万円ずつ給与が昇給していきます。

【年代別】40代小学校教師の平均年収は479万円

お札の束

40代小学校教師の平均年収は、479万円です。ちなみに40代の国家公務員の場合、平均年収は約692万円です。地方公務員の場合は約641万円です。

このように比べると、同じ40代でも小学校教師の年収の方が低いようですね。ただし、小学校教師は勤続年数が増えるほど給与も上がります。

その為、50代まで続けると更に平均年収がアップするということです。また、雇用形態でも差があり、正規雇用の場合は589万になります。

【年代別】50代小学校教師の平均年収は653万円

教室

50代小学校教師の平均年収は、653万円です。小学校教師の平均年収は年功序列の為、20代の平均年収に比べて二倍以上になるのがわかります。

更に正規雇用のみの場合は、50代の平均年収が770万円と非正規雇用も含めた年収よりかなり高いのがわかります。小学校教師は正規雇用か非正規雇用で大きく差が生まれます。


年代別に見る小学校教師の平均年収をご紹介しました。参考に公務員の平均年収を知りたい方は、別の記事でご紹介しているのでこちらもご確認ください。

年代別小学校教師の平均年収まとめ

20代 298.4万円
30代 403万円
40代 479万円
50代 653万円
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【解説】公務員の年収はどれくらい?年齢・職種別や公務員になる方法も紹介!

「公務員」と一言で言っても、仕事内容は多岐に渡ります。また、仕事によって年収も異なります。今回は、そんな公務員の職種別の平均年収や年齢ごとの年収の違いをご...

小学校教師の平均年収|区分別では?

【区分別】私立小学校教師の平均年収は公立と大きな違いがない

重なったコイン

小学校教師の平均年収を区分別で見た場合、実は大きく差はありません。何故なら「私立小学校教師の給料は公立学校の給料に準ずる」という決まりがあるからです。

その為、公立だから低い、私立だから高いという違いはありません。年収の違いを求める際に私立、公立を気にする方もいると思いますが、大きな差はないと覚えておきましょう。

ただし、これは一般的な私立と公立の違いです。場合によっては私立と公立で差が出る場合もあるので、次の項目で詳しくご紹介します。

【区分別】私立小学校教師は公立と違い技術や能力を評価する場合も

腕組をする女性

私立小学校と公立小学校では年収に差がありませんが、私立の場合具体的な技術や能力を求められる場合もあります。つまり、優秀な人材ほど給与も増えるということです。

基本的に小学校教師の場合給与は勤続年数で決まる為、能力によって差は生まれません。しかし、一部市立小学校では、能力重視のところもあります。

もし自分の能力に自信がある、または能力を伸ばしていきたいという気持ちがある方は、能力重視の私立を目指してみてもいいでしょう。

【区分別】私立小学校教師は公立と違い残業代や部活代が出る

野球

私立小学校と公立小学校における一番の違いは、残業代や部活代といった時間外手当があることです。公立の場合は、残業代などの手当てがありません。

しかし私立の場合は、地方公務員法などの法律に基づく定めがなく、残業をした場合は残業代を支払わなければいけないという義務があります。

また、休日に部活動の指導を行った際も、時間外手当ということで部活代が出ます。基本給に違いはありませんが、このような手当てが私立と公立の大きな違いとなります。


小学校教師の平均年収|役職別では?

【役職別】校長・教頭の平均年収

年配男性とお金

役職別に小学校教師の平均年収を見た場合、最も多いのが校長で平均年収は約752万円となっています。続いて多いのが、教頭の707万円です。

校長、教頭などは管理職に分類される為、小学校教師で年収をアップしたいなら、まず管理職になるのが一番の近道と言えるでしょう。

ただし管理職になるには教師としての経験実績はもちろん、論文審査の通過、教育委員会からの推薦状といった様々な条件が必要になります。

【役職別】教諭・助教諭などの平均年収

お金を持つ男性

小学校教師の助教諭は、平均年収が約496万円です。続いて教諭が、平均年収約539万円、そして総括教諭が、平均年収約683万円となっています。

これは、小学校教諭の平均年齢である43歳で考えた場合です。総括教諭とはいわゆる主任のことで、管理職に近い立場と言えるでしょう。

助教諭とは、教諭の職務を助ける学校職員を指しますが、近年はその数が減り、代わりに非正規雇用の特別非常勤講師が増えています。

役職別小学校教師の平均年収まとめ

校長 752万円
教頭 707万円
総括教諭 683万円
教諭 539万円
助教諭 496万円

小学校教師の平均年収|男女別では?

小学校教師の平均年収は男女で違いがない

男女の人形とコイン

小学校教師の平均年収は、男女で違いがありません。性別によって年収に差がある職業も多い中、小学校教師は性別で決まることがありません。

つまり、男性も女性も平等に、同じ金額の年収と言うことです。性別に関係なく勤続年数のみで決まる為、男性だから多い、女性だから少ないということはありません。

性別によって違いがない為、どれだけの勤続年数が続くかがポイントになります。30代、40代と着実に仕事を続けることで、給与もアップします。

結婚や出産などで男女での違いが生まれる場合も


妊婦

先ほど説明した通り、小学校教師の年収に性別は関係ありません。ただし、あえて挙げるとすれば、女性の場合はどうしても結婚や出産による休職がネックになるでしょう。

年収そのものに違いはありませんが、当然妊娠や出産、子育てにより休職が必要になるのは、圧倒的に女性の方が多くなるでしょう。

プライベートな事情になりますが、産休が必要になるのは女性なので、そのような事情を含んだ場合のみ、年収にも差が生まれることになります。

養護教諭など男女で割合が変わることもある

怪我の手当て

小学校教師の仕事は性別による年収の違いがなく、また性別によって受かりやすい、受かりにくいなどの事情もありません。ただし、一部女性が多くなる場合もあります。

養護教諭、いわゆる保健室の先生は、ほとんどが女性です。2017年の調べによると、全国の学校に勤務する養護教諭4万人のうち、男性は僅か65人という結果になりました。

その為、同じように小学校に勤務する場合でも、養護教諭の場合は男女で差があると言えるでしょう。ただし男性が養護教諭になっても、年収は変わりません。

小学校の先生になる方法とは?

小学校の先生になる方法①教員免許を取得する

勉強する人

小学校の先生になる方法は、まず教員免許を取得することです。教員免許の取得には二つの方法があります。一つ目は大学で教職課程を履修する方法です。

二つ目は通信教育で教職課程を履修する方法です。教員免許は通信教育、つまり通信制の大学でも取得が可能です。事情があって大学に通えなくても、通信制で履修できます。

小学校の先生になるには、まず大学で履修し、教員免許を取ることを目標にしましょう。なお、教員免許に関する詳しい情報はこちらの記事でもご紹介しています。

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小学校の先生になる方法②採用試験を受ける

手を組んで座る女性

小学校の先生になるには、教員免許を取得した後に採用試験を受ける必要があります。先生になる為の採用試験は、私立、公立によって異なります。

公立学校の先生になりたい場合は、各都道府県で実施されている教員採用試験を受ける必要があります。私立学校の場合は、希望する学校法人の採用試験を受ける必要があります。

公立か私立かによって試験が異なる為、どちらを希望するかを考えてから決めましょう。以上の方法をクリアすれば、小学校の先生として働けます。

小学校教師の仕事の内容や特徴とは?

小学校教師の仕事の内容や特徴①子供と触れ合いながら仕事ができる

メガネの女の子

小学校教師の仕事の内容や特徴、1つ目は子供と触れ合いながら仕事ができることです。中学校、高校に比べ、小学校は生徒もまだ幼い子供です。

一年生から六年生までという長い年月を子供と共に過ごす為、子供の成長を見守りながら仕事ができるでしょう。また、子供ならではの発想や視点に刺激を受けることもあります。

その為、小学校の教師になるには子供と対等に考えられる柔軟性や、強い好奇心なども必要でしょう。常に子供の疑問に答えられる人が向いています。

小学校教師の仕事の内容や特徴②勉強以外にも様々なことを教える

本を読む子供

小学校教師の仕事の内容や特徴、2つ目は勉強以外にも様々なことを教えることです。教師と言えば勉強を教えると思いますが、それ以外にも様々な指導が必要になります。

友達と仲良く過ごし、物事の善し悪しを理解するよう道徳的な指導も必要になります。また、体育や運動会など、スポーツ面での指導も必要になります。

もちろんいじめ問題や不登校といった、シビアなトラブルに対応しなくてはいけません。その為、何事にも柔軟に、真面目に向き合える人材が必要となります。

小学校教師の仕事の内容や特徴③年齢や男女での差が生まれない

職場

小学校教師の仕事の内容や特徴、3つ目は年齢や男女での差が生まれないことです。教師の年収は年功序列ですが、だからと言って仕事内容に大きな差は生まれません。

ベテラン教師は楽な仕事をして、若手教師は面倒な仕事が任されるという差はなく、誰もが平等に同じ仕事をこなします。もちろん男女差もありません。

その為、年齢や性別による違いがない職場で働きたいなら、小学校教師を目指してみてもいいでしょう。平等な立場で同じ仕事に打ち込めます。

小学校教師の平均年収を知ろう!

小学校教師の平均年収をご紹介しました。最も大きく変わるのは年齢で、それ以外では区分、男女別とあまり差がないのが特徴です。子供たちと触れ合いながら指導する小学校教師に興味がある方は、是非参考にしてみてくださいね。


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